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農家の収入
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平均収入

・主業農家(平均年収 817万円)
農業所得が50%以上で、65才未満で農業従事日数60日以上の者がいる農家
・準主業農家(平均年収 937万円)
農外所得が50%以上で、65歳未満で農業従事日数60日以上の者がいる農家
・副業的農家(平均年収 856万円)
65歳未満で農業従事日数60日以上の者がいない農家
勤労者世帯実収入全国平均
707万円(平成10年度))

農家の所得は一世帯当りの総収入では、勤労者の所得水準を上回っていますが、一人当りの所得比較では、大きく下回っているだけでなく、ここ数年は低位安定の状態です。
これは勤労者の就業者平均数が一世帯当り1.66人なのに対して、農家では平均2.42人の就業者となっている為だと思われます。
昭和35年 平均所得/1日
農業所得 539円 雇用者所得 847円
平成10年 平均所得/1日
農業所得 6189円 雇用者所得 18641円
農家の収入について調べてみると不思議な事に気がつきます。 一つは、全体収入で見ると思ったほど総収入は低くは無い事、もう一つは純粋な農業収入がここ2〜30年間増えていない事です。 販売農家の平均収入で見ると60%は農外収入であり、25%が年金などの収入、残り15%が農業所得となっています。 さらに、主業農家でも収入の30数%は農外収入となっております。 つまり、農家の収入の増減を左右しているのは農外収入である事になりませんか?
平成10年度の販売農家一戸当りの農業粗利益は約370万円で、農業経営費は約250万円となっております。 と言う事は、農業所得は120万円しかなかったということです。 主業農家の農業所得はその約2倍ですから、年間240万円にしかならないと言う事になります。 これでは、いかにコストの掛からないRural
Lifeでも生活は楽ではないと思われます。
しかし、私が調査に伺った地域でお話を伺った農家の方の殆どが主業農家の方で、しかも収入はかなりの金額になっておられました。 正直に言って少々驚いたのですが、静岡のある地域で農業法人を営んでおられる方の年収は1億を超えているとの事でした。(正確に言うと、”超えていた”、現在は雇用労賃の負担増と、作物単価の下落でかなり厳しいとの事でした) 一方、副業的農家の方の話を伺うと、農業について肯定的な話はあまり聞けませんでした。 収入の大半を農外収入で得ている為、農地を守っていく苦労話が殆どで農業の経済性の低さを嘆く事しきりと言った状況でした。
農業は土地を利用してそのリターンを受け取る仕事です。 であるならば、農地が毎年減少していく事と、農業収入が上昇しない事の間に明確な因果関係がありそうです。 さらに、後継者難が表している事は農業が産業としての魅力を失いつつある事を意味しているのでしょう。 このままで本当にいいのかなぁといつも私が感じる事です。
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都市への人の流出が続き、過疎化する地域が増えつづけています。 様々な原因があると思うのですが、一つは間違いなく経済的な理由です。 高額な収入を得ている農家の方もいらっしゃるのですが、それらの方は立地的にも気候的にも恵まれたごく一部の地域に住む方々です。 無論、不利な地域でも努力を重ねて高収入の農業を営まれている方はいらっしゃいます。 しかしながら、一般的には低収入に悩んでいるのが現状の様です。
国では農業の振興策と過疎化対策などから、魅力的な農業の発展に力を入れているようです。 ”道の駅”と言うのを目にした事はありませんか? ここでは、地域の農産物を販売したり、文化的な要素を取り入れる等して農業地域の発展に貢献しています。 又、様々な援助金が農業には認められています。(経営者ではない我身から見ると、少々多すぎるのではないのかと思うほどです) 農業には、産業としての価値だけではない
somithing としての側面があるからなのです。その
something が何で、それを今の農業とどう両立させていくか、その結果農業がどう変化していくべきなのか、それらがこれからの農業の方向性を決めていくのではないでしょうか? そして、どうすればそのトレンドの中で農業を営んで行けるのかを見つけ出せれば、それこそ”魅力的なRural Life”をすごす事が出来るのではないでしょうか。
具体的な、収入アップの為の取り組みや、その他の農業地域の事業については次回に紹介します。
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