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就農準備をしよう!U
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ある日の出来事
昨年のある日、私の友人は新規就農ガイダンスへ参加しました。 
ほんのちょっとした好奇心で出かけた先で、彼はある発見をしました。
ここは、人生相談までするのか! それに、何でそんな事まで答えな
きゃならないんだ。 別に僕は融資を受けに来たわけじゃないんだ。
それに就農への心構えや、農業をやる決心なんて今ここで説明しな
きゃいけないんですか?
彼は就農への調査と相談(ガイダンスとはそう言うものでしょう?)に
来たつもりだったのですが、すっかり面食らってしまいました。
彼の面接官(相談員?)は、彼の年恰好を見て取ると、どう贔屓目に
見ても、就農を勧めるというより説教口調で彼に語り掛けたのです。
「農業は甘くないよ。 田舎暮らしの不便さは、都会の人に耐えられる
ようなもんじゃないし、収入も無いと思わなきゃいけないよ。」
彼は50歳を前にして、就農すると言う一大決心をしたつもりでいたの
ですが、そんな気持ちは木っ端微塵に砕かれてしまいました。
そんなに難しいの? そんなに僕は甘かったの? 中年の就農って歓迎されないの?
そんな、彼の隣では、30歳前に見える就農希望者に、3人の相談員が熱心に就農を勧めていました。
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リンク集で公的機関の就農支援サイトをご覧になった方は、お気付きの事と思いますが、就農する際に
は年齢が大きな要素になっています。 就農支援金や土地家屋の賃貸や売買なども、ある一定の年齢が
条件になっている事が殆どです。 本格的に農業をやるにはそれなりの若さが必要なのは判るのですが、
今の農業を支えているのは殆どが50歳前後から上の世代です。 なのに、新規就農をするには50歳は
老人なのでしょうか? 都市からの就農希望者の多くが中高年に属する人々です。 就農を希望する動機
や背景は様々ですが、就農の機会を真摯に求めている事は間違いありません。 一方で、農業振興策や
過疎対策それに地域振興の面等から都市住民の田舎暮らしを奨励する動きもあります。
田園生活を求める人がいて、それらの人々を必要とする場所があるのに、何故都市からの就農希望は
簡単には叶えられないのでしょう? その原因を理解する事が、都市からの就農希望を達成する最初の
関門になるのかもしれません。
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就農準備 ステップ1
| 就農地を探そう | 1 先ず、自分がどんな農業をやりたいのかよく考えて、それに適した就農候補地 を決めます。 2 その地域の地方公共団体や、JAが出している就農情報から、就農地の情報 を集めます。 3 実際にそこへ出かけ、自分の目で状況確認をしてください。 (出来れば季節毎に何度も出かけて、じっくり見極める必要があります。) 4 現地でサポートしてくれる人、又は機関を探して協力を依頼します。 (無くてもいいのですが、現地情報に詳しい人に助力を仰いだ方が安心です。) 5 協力者の仲介で、就農用物件を絞り込みます。 (単独では、決めない方が良いでしょう。 地域に溶け込んでいくには、その 地域の協力者の存在が将来きっと必要になってきますから。) 6 土地の契約を行いましょう・・・農地の売買はこの段階では不可能です!! (口約束での賃貸契約も多いのですが、後々のトラブルの元にもなりますので、 出来るだけ契約書を作成しておくようにしておきましょう。 実際には作成が 困難なことも多いのですが…) 7 農民になるために必要な事をマスターしていきましょう。 (農業学校や、市民講座などでも農業を学ぶ事は出来ますが、現地における 農業はやはり現地で学ばなければならない事を理解しておいてください。) |
| 住居を確保しよう | これが中々難しい事なんですよ。 よく、田舎暮らし紹介の書籍等に多くの物件情報が出ていますが、農業をやる為に 必要な条件を満たした物件は中々見当たりません。 特に、自分の就農希望地に 都合よく住居を確保するのは至難の技と言ってよいでしょう。 むしろ、住居を見つ けてから農地を確保する方が現実的かもしれません。 住居の確保には売買と賃貸がありますが、田園生活においては、一部の地方公 共団体等が主催している賃貸物件を除いて、借家は薦められません。 と言うのは、 そもそもまともな借家がありません。 廃屋を借りて自分で修繕や改良を加えて住ん でおられる方も中には居られますが、かなり難しい事だと思います。 更に、賃貸契 約をしっかりと結んでいなければとんでもない事にもなりかねません。 田舎で公事 立て等、以ての外の事ですから。 家を買うにしても、注意が必要です。 売買の対象になっている物件の殆どが中古 物件で、水回りや電気、ガス、通信などのライフラインに修理の必要なものが多いの です。 実際に見てから決めるのは当然ですが、出来れば専門的な知識のある方に 同伴してもらって修繕費がどの位掛かるのかを見積もってもらった方が良いかもしれ ません。 古屋を購入した後で、それをつぶして新築の家を建てざるを得なくなった人 も珍しくありません。 えらく高くついた買い物になったようです。 ともあれ、就農者用の住居を確保するのは容易な事ではないようです。 更に、都 会からの就農者を戸惑わせているものに、契約に関する認識の違いなどがあり就農 後にトラブルの原因になる事もあるようです。 契約には事の他慎重になっていただ きたいものです。 |
| とにかく、農業を 始めよう |
理屈は後です。 自分が決めた就農地に住居を確保したのですから、さぁ!とっとと 農業を始めようではありませんか。 先ず、習うより慣れろです。 頭でっかちな就農者はあまり歓迎されない様です。 分からない事があれば、どんどん尋ねていけばよいのです。 貴方の隣人である農 家の方々は、きっと丁寧に教えてくれるはずです。 そして教わった事を着実にこな せるようになったら、貴方の考えていた農業をいよいよ始めましょう。 新しい何かを 始める事が、その地域の活性化や、貴方自身の活性化に繋がるはずです。 それに 貴方には都市生活で培ったキャリアや人脈等、地域生活には不足していた物がある はずです。 それを地域の為に生かす事が出来れば、貴方はその地域でなくてはな らない人物と言う事になります。 就農は大成功と言う事になりますね!! あ、そうだ肝心な事を一つ忘れていました。 農業地域には、その地域独特の決り 事が幾つかあります。 必ずやらなければならない事と、決してしてはならない事の 二つです。 この決り事は都市からの就農者には少々窮屈に感じるかもしれません が、農業を営んでいく上必要な事であり守っていかなければならないルールとして 確定しているものです。 必ず守るように!! |
| エンジョイしよう | どんな事でも、貪欲に楽しむ癖をつけましょう。 農業は厳しい労働である反面、生き物を育て、生き物と共に生きていく仕事です。 楽しもうとしなければつらい事ばかりになってしまいます。 照りつける太陽だって、 降りしきる雨だって、みんなで生き物を育ててるんだと思えば何の事もありません。 そうすれば、秋の収穫を祝い家畜の誕生に喜び、花が咲き風が香る季節に今そ こにいる自分が本当に幸せなんだと納得できる事でしょう。 |
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| 都市からの就農希望者にとって、田園生活(このサイトではRural Lifeと呼んでいます)は 夢であり、憧れであり、希望でもあります。 しかしながら、実際に豊かなRural Lifeを送るに は多くの関門が待ち構えていようです。 「さぁ!田園へ帰ろう」では、都市からの就農希望 者の視点から就農へのハードルについて考えてみたいと思っています。 都市からの就農 者を求める地域があって、就農を希望する人がいるのに何故うまくマッチングしないのか? これが今現在、私が抱えている大きな疑問点です。 なんでも結構です、お気づきになられ た事やご意見等、私宛のメールかトップページのご意見交換所まで、宜しくお願い致します。 |
| 就農を成功させた方、あるいはうまく行かなかった方、これから就農しようと計画している 方々の為に何か一言御座いましたら、記事募集のコーナーへ投稿よろしくお願い致します。 8/2 '00 |