碓氷峠のめがね橋(2008.7.27)
横川駅にある「碓氷峠鉄道文化むら」の横から碓氷峠のめがね橋まで「アプトの道遊歩道」(4.8km)がある。
母がショートステイに入っているこの日に突如歩いてみる事になった。
旧信越本線とアプト式旧線の上をしばらく歩く。ここは日陰がなく、こんな暑い日に歩くのは少し酷だった。
途中、上信越自動車道の真下を歩く。
普段はこの上を走って軽井沢やヴィラデストに行くのだなー。それにしても高い!
高速道路の日陰にほっとしたりして・・
いいかげん歩くのがいやになっていた頃、レンガ造りの立派な建物が現れた。
旧丸山変電所だ。
日本初の本線変電所だそうだ。
このアプト旧線はトンネルが多く、蒸気機関車の運転だったが、機関士も乗客も煙でトンネルから出た時には顔が真っ黒。(私も経験あります)
そこで、早いうちに電化されたようだ。
まがね橋まではまだまだです。単調な道を歩くのは飽きてしまいます。と、急に目の前に建物が見えてきました。「峠の湯」という温泉施設です。広い駐車場があります。(なんだ、ここまで車でこられるんだ! 知らなかった)
ここでトイレに寄り、ハンカチを冷たい水で濡らし、それを頭からかぶって、またひたすらめがね橋まで歩く。

最初のトンネルが見えてきた。
トンネルの中は涼しい。しかし、ずいぶん狭い感じがする。ここを列車が通ったのかー。

そして、またトンネルです。めがね橋まで5つあるとか。まだまだ・・・

このトンネルを出ると、左側に湖が見えてきた。碓氷峠を車で走ると左側に見える湖だ。車だと峠道の入り口からすぐのように感じるが、歩くとかなりの距離に感じる。

なんだ、ここに車を置いて、ここからもめがね橋まで歩けるのだ!(しらなかった!)

5つ目のトンネルを抜けると高い橋に出た。あ、ここがあのめがね橋〜?
下を覗くと車が数台止まって、何人かの人が見上げている。
そうだ!、碓氷峠を走った時に止まって見上げた事がある。
この橋のさらに北側にも高い橋がある、あれは、新幹線が走る前まで通っていた上信越線だ。今はもう使われていない。

橋の脇に階段がある。そこを下りるとめがね橋の下に出られる。碓氷峠を走るといつも下から見上げるめがね橋・・、一度、上に上がってみたかった。上に行くには横川駅から歩くしかないのかな、と思っていたら、なんだ! 碓氷峠の車道からは見えないけれど、めがね橋の裏から階段で上に上がれるのだ! (しらなかったー!)
めがね橋の上にはボランティアの方が歴史等を説明してくれる。
この橋をわたると更にトンネルがある。6番目のトンネルだ。軽井沢方面から吹いてくる風が自然のクーラー。とても涼しい。現在の遊歩道はここまでだが、3年後にはここから熊の平まで遊歩道が整備されるようだ。また、行かなくっちゃ!

トンネルやめがね橋の表側(人がよく見る場所)は裏側の作りとずいぶん違って、装飾がされている。軽井沢まで20ものトンネルがある。いくつかの建設業者が入り、それぞれこだわったトンネル造りをしたいたようだ。
昔の人のこだわりの物造りですね。
ただ、人の目につくところだけというのが可笑しいですね。

蒸気機関車時代はトンネル内が煤煙と熱で乗務員が失神することがしばしばあったとか。それにお客さんもこんなに辛い思いをするなら歩いた方がいいと機関車には乗らなかった人も数多くいたとか。
そこで、トンネル内に煙が逆流しないように機関車がトンネル内に入るとトンネルの入り口に幕を引く「隧道番」という人が家族でトンネルの脇に住み込みで住んでいたようだ。危険な仕事で、何人かは機関車に轢かれたとか。

さて、帰りも同じ道を通って横川駅まで戻ります。
途中、行きにトイレを借りた「峠の湯」でお昼を食べ、空はときどき「ゴロゴロ」と雷さんが・・。
急いであの長い線路道を歩いていたら、横川方面からトロッコ列車が向かってきました。隣の線路なので大丈夫。鉄道文化むらから丸山変電所まで走っている。

ほどなく、横川駅へ戻ってきた。
(しらない)とは得することもある。
たくさん歩けたって事はよい事だもの♪

雷は高速に乗ったとたんに大雨となった。
フロントの前はワイパーをフル回転しても見えないくらい。
稲光も雷も大暴れ。しばらくSAで休んだ後、家に向かって走っていたら虹の橋ができていた。後ろは見事な夕焼けでした。