私が町を歩いていて困ることは「ワンツー」をする場所が意外と無いことです。特に繁華街や大きなビルの中などでは大変苦労します。ですから、長時間の外出では予めこの場所を検討しておくようにしているのですが、「大きなビルなどにこんなスペース(2m四方程度で水の出る所)を設置していただけたら大変助かるなあ」と思っています。
それから、私の悩みは、道端に落ちているごみです。歩行中に紙屑や食べ物のかすなどを拾ってママによく叱られてしまうのです。私の目の高さで見ると道端や乗り物の中には本当にいろいろなものが落ちていて、私を誘惑します。皆さん、ごみはごみ箱に捨て、町をもっと綺麗にしましょう。
そして私が最も困っていることは、まだまだ多くの飲食店やホテル・旅館などで、盲導犬を受け入れてくれないということです。時々、仲間から飲食店や商店で入り口に繋がれて待たされることがあると聞きますが、私達はママから離れると心配でかえって精神的に不安定になってしまいます。それに何より、盲導犬はペットではなく目の不自由な人の「目」なのだ、ということをわかっていただきたいのです。
最後に私から皆さんに大切なお願いをして終りにしたいと思います。 次の事はどうかご遠慮ください。
ママと歩いていると、よく「こっち こっち」とハーネスを引っ張り誘導しようとする人がいますが、ハーネスは盲導犬と使用者とを繋ぐ大切なものです。それを他の人に引っ張られたりすると私達盲導犬も使用者も混乱してしまうのです。誘導してくださる時は、私達の後ろから「右」 「左」と方向を使用者に教えてくださるか、使用者の右側に立ちその右手を貴方の左腕にかけさせて一緒に歩いていただきたいのです。
歩行中に気が散ると安全な誘導に支障を来たしますし、「待っている」ことも私達盲導犬の大事な仕事なのです。
長いおしゃべりを最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。
では、私とママの歩みを、皆さん、見守ていてくださいね。
アイメイト セレス