JF1GNYの部屋
文字入れ加工 2007.02.05作成
概 要

 自作の機械のパネルには、スイッチやボリュームの働きや何が表示されるのか、を示す文字を入れたほうが後々使い易い。
 そこで、文字をパネルに入れるには、どのような方法があるのだろうか。

1.カスタムメイド 2.刻印 3.シルクスクリーン印刷 4.デカール方式 5.プリントゴッコ
6.活版インク転写 7.印刷シール方式 8.インスタントレタリング 9.テプラ方式
1.カスタムメイド
説 明 パネルのデザインをするソフトで作成した図面でパネルそのものをカスタム・メイドしてもらうことができる。
関連するリンク Schaeffer Front Panel Express
長 所 見た目がよく、長持ちする。.
欠 点 多分、高価、頼んだことがないので分からないが、人にもよるが、少なくとも手軽というわけではないようだ。
自作の機会によくあることだが、途中で改変がきかない。
工作の仕方をよく考えないと、合わなくて、本体とパネルがちゃんと合わないと今夜も眠れない。
2.刻 印
説 明 刻印機やレーザ刻印機を使って、パネルに文字のへこみを作って、そこにインクを流し込む。
刻印に替わるものとして、エッチングという方法がある。
エッチングには、化学的エッチングとサンドブラストによる物理的エッチングがある。

要は、エッチングされる箇所以外を隠すエッチングマスク作って、文字の箇所を食刻するのである。
パネルがアルミニウムなら、エッチング液は銅箔のエッチング液が使えるはずである。
関連するリンク サンドブラスト
長 所 仕上がりのきれいさは、他のどの方法に比べても一番ではないかと思う。
また、刻印してあるので、機械の寿命と同じだけちゃんと読める。
欠 点 サンドブラストは、装置がでかい。
家の中が工場みたくなる。
それでも、板金加工の装置と込みなら、いっそのこと、工場を作った方がいいかもしれない。
今のところ、装置が高価なので、業者に作成を依頼するしかない。
3.シルクスクリーン印刷
説 明 シルクスクリーンは、(文字通り絹の布を四角い枠にぴんと張ったもの)に感光性の樹脂を薄く塗り、
必要な形状のところだけ樹脂が抜けるように加工したもの。
その版をパネルに位置あわせして重ね、スキージという道具でインクを掻きながら、版の上にインクを押し付ける。
関連するリンク
長 所 仕上がりは、刻印に続いてきれいで、寿命もインクの寿命だけある。
また、版が保存してあれば、再生が可能である。
欠 点 シルクスクリ−ンは、自分で作成することは困難。
印刷費用はそんなにかからないが、版が高価(場合によっては数十万円)。
多色刷りになると色の数だけ版が必要になる。またもや家が工場になりそうである。
4.デカール方式
説 明 プラモデルによく使われる手法で、水に漬けて、剥離紙から文字をはがし、パネルに貼り付け、乾燥する。
プリンターで出力したものをデカールに仕立てるフィルムが出ているようだ。

台紙に文字を印刷したら、フィルムを貼ります。
水につけて台紙をぬらすと印刷面とフィルムを残して台紙がはがれます。
必要ならば、クリアラッカーなどを吹きつけ、固定します。
関連するリンク タトゥーシール タトゥーシール うつし絵シール
長 所 安価で、簡単、プリンターがあればできる。
欠 点 フィルムの裏に印刷した絵が張り付くので、左右反転(鏡面反転)してしまいます。
文字を作ったら、編集ソフトで左右反転させないといけません。

筆者は、不器用なので、貼り付けがうまくいくか自信がありません。
5.プリントゴッコ
プリントゴッコは、きれいな印刷はできるようですが、大きさがはがき大までです。
そこで、リソグラフならどうだと思い、プリンタ、リソグラフで検索すると、プリンターになったとたんに、紙にしか印刷できなくなりました。
6.活版インク転写
ゴム版を使った活版インク転写は、印刷そのものがあまりきれいではないようです。
スタンプのようなもので、ゴムの凸部の角に力が集中してしまい白抜きの文字になることもあります。
7.印刷シール方式
説 明 これが、今主に使っている方法です。
透明の粘着剤付きフィルムに文字を印刷し、パネルに貼り付けます。
パネルとの合わせ方は、「CADの使い方」のページに詳しく説明しています。
シールに使うフィルムは、インクジェットインクジェットプリンタが使えて、裏に糊のついたしっかりしたものです。
(ちなみに、私が使っているのは、サンワサプライの「インクジェット用透明フィルムラベル」というものです。

他にもクイックアートの「文具用フィルムシート」というものもあります。
関連するリンク CADの使い方  インクジェット用透明フィルムラベル 文具用フィルムシート
長 所 仕上がりは、とてもきれいですが、印刷のインク落ち易いです。
でも、まあ、自分で使う機械だからと思って我慢しています。
気になる方は、透明ラベルを上から貼るとよいかもしれません。
欠 点 高価(「インクジェット用透明フィルムラベル」は、5枚で1050円、「文具用フィルムシート」は1260円もします。)です。
広い面積のシールを作ると、貼ったときに、どうしてもエアが残り、蚯蚓腫れのようになります。
鋭いナイフでフィルムに孔をあけ、エアを追い出しても蚯蚓腫れが消えません。
これは、貼るときに布でこすりながらエアを追い出すしかありません。
最近では、透明でなく、白地のフィルムを使って、エアが目立たないようにしています。
8.インスタントレタリング
説 明 アマチュアがよく使うもので、フィルムに印刷された裏文字を、パネルに擦り付けて転写します。
関連するリンク クロマテック
長 所 文字は、きれいです。
欠 点 いくつもの文字を並べると、それぞれの傾きが違い、まるで、わざとそうしたみたいにきれいにならびません。
また、ひとつの文字を擦っていると、先に擦って転写した文字がフィルムに戻ってきたり、
あれっと思って、すぐに剥がすと、今擦っていた文字が半分しか転写できてなくて、
同じ文字を一回で使い切ったりして、もう散々でした。

そこで、パネルのデザインをそのままインスタントレタリングにできる「クロマテック」というものを見つけました。
うたい文句は、シルクスクリーンなみの仕上がりであるが、高価らしい。
今度見積もりだけでもしてみようかなと思っています。
使い方は、インスタントレタリングとまったく同じで、パネルに位置あわせして載せ、ゴシゴシ擦って転写する。
9.テプラ方式
テプラ方式は、テープをパネルに貼るということに抵抗感が、(貧乏なくせに見えばっかり)あります。
先にインスタントレタリングを使っていたんで、とってつけような表示が苦手です。
10.その他
最後に思いついたのは、プロッターを使った直接印刷法です。
これは、ちょっと実験してみる価値はありそうだと思っています。

オークションで安いプロッターを見つけて・・・・・
更新記録
2007.09.17 デザイン変更
2008.10.08 印刷シール代替品追加
2009.04.02 デザイン変更