−日記帳(N0.429)2003年 1月21日− −日記帳(N0.430)2003年 1月22日−
貴乃花引退を惜しむ 琵琶湖のバス釣りリース禁止

自宅の近くのお寺で毎年、名古屋場所が開かれる季節に貴乃花の朝稽古風景がみられるのが楽しみで、この地方の夏の風物詩になっておりましたが、それも今回の貴乃花引退で見られなくなったのは残念です。私の住んでいるこの街には何故か二所一門の合宿所が多く、二所ノ関部屋もやはり二子山部屋の近くで合宿しており、私の行きつけのスナックで好きなカラオケを歌う金剛親方の姿をよく見かけました。

初場所9日目の20日の朝、北の湖・日本相撲協会理事長に二子山親方から、貴乃花(30)が「体力の限界」を理由に現役を引退する旨の連絡があり、49場所守った横綱の座を去ることが決定しました。 引退後はこの日、協会から贈られた一代年寄「貴乃花」となり、後進の指導に当たることになります。

思えば、貴乃花は01年夏場所14日目の武双山戦で、右ひざの半月板を痛めながらも翌千秋楽に強行出場し、本割で武蔵丸に敗れたものの、優勝決定戦では見事に武蔵丸を上手投げに破り、歴代4位の22度目の優勝を飾りました。しかしこの時、痛みをこらえて無理して闘ったのが響いて、痛めた半月板の傷が悪化し、続く名古屋場所から02年の名古屋場所まで7場所連続して休場、復帰した昨年秋場所は12勝したものの翌九州場所は古傷が悪化して全休し、2場所ぶり出場の今場所に再起をかけておりました。

初日の若の里には辛うじて勝ったものの、二日目の雅山戦で二丁投げを食らって土俵に落ち、左肩鎖じん帯を痛め全治1週間の診断書を提出しましたが、実は3か月相当の重傷だったといわれております。横綱では49年ぶりとなる異例の再出場に踏み切り、決死の土俵を展開し、綱取り大関・朝青龍との千秋楽まで取って審判を待つつもりでしたが、闘牙 、土佐海に連勝した後、出島、安美錦の平幕になすすべもなく惨敗して引退を決意したと言われます。

貴乃花は幕内優勝22度(歴代4位)。通算成績は794勝(歴代9位)261敗(9日目の不戦敗を含む)201休。幕内成績は701勝(歴代4位タイ)216敗201休でした。 貴乃花の「生涯賃金」は約7億円と言われておりますが、ヤンキースに入団した松井選手などは3年契約で数十億円とも言われているのに較べると少くないように思います。 しかも1年中プレーしていることも考え合わせると尚のことです。



(上の画像は「鮒寿司大学環境学部」のHPから引用させて頂きました)


何時でしたか忘れましたが、好物の琵琶湖産ののモロコの佃煮を琵琶湖湖畔の土産物屋さんで買い求めた時、昔に較べてかなり高くなっているような気がしましたので店員さんに聞いたところ、モロコが激減しているためとのことでした。そこで、改めてモロコの漁獲量の推移を調べたところ、上のグラフのように2001人のモロコの漁獲量(黄色のグラフ)は1980年度の1/8と激減していることが判りました。

琵琶湖は日本のルアーによるブラックバス釣りのメッカで休日にはバス釣りの人たちで賑わっておりますが、今年の4月からこのバス釣りでは当たり前に行われている、釣った魚を生かし再放流する「キャッチアンドリリース」と言う行為(以下リリースと略)が禁止されることになったため、バス釣りの人たちが激減すると言われております。彼ら釣り人は食べるのが目的ではなくその強い引きを楽しむのが目的で、リリースすれば食用にならないバスを持ち帰る面倒が省ける上、再放流すれば魚影を濃くするのにも役立つと考えているからです。

禁止する理由は、リリースはブラックバスやブルーギルなど外来魚が琵琶湖産のホンモロコ、小アユ、ニゴロフナなどの小魚類を食い荒らして生態系を乱すことから80年代から実施されている地元漁師さんたちによる外来魚駆除活動の目的に反する行為と見なされたからと思います。確かに上のグラフによれば外来魚、とりわけブルーギルの激増ぶりが目立っており、駆除活動が現状のままでは実っていないことが判ります。

実は、昨年10月16日に滋滋賀県議会は「琵琶湖のレジャー利用適正化条例」を可決しこの条例を来年4月に施行することを公表しております。この条例では、「ブラックバスなど外来魚の再放流(リリース)を禁止する」条項が盛り込まれてているだけではなく、環境悪化を防ぐために未燃焼のガソリンが排出されやすい2サイクルエンジンを搭載したレジャー用ボートや水上バイクの航行を2006年から禁止することも明示されています。

滋賀県では、条例の実効性を確保するため、釣り客用として湖岸に魚の回収施設を設置するとともに、漁師らによる外来魚駆除も続05年3月には、外来魚を今年3月の約3千トン(県推定)の半分以下に減らすことを目標にしております。しかし、釣り人たちにとっては面倒な持ち帰りを義務付けられ、もし違反による罰則はないものの 罪悪感を伴い、人目をはばかることになるので4月からの琵琶湖でのバス釣り客は激減するものと予想されます。


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