−日記帳(N0.455)2003年 2月18日− −日記帳(N0.456)2003年 2月19日−
プロ野球あれこれ 韓国の地下鉄火災に思う

韓国・大邱市の地下鉄放火事件は、死者は124人、負傷者145人と言う地下鉄史上最悪の事故になりました。一人の男が地下鉄車内で撒いた1リットル程度のガソリンに引火した炎が進入して停車した対向車両にも燃え移って大惨事を引き起こした背景には不幸な要因が幾重にも折り重なっているように思えますのでこうした要因を以下にリストアップして分析してみました。

1.出火直後の停電で車両の扉が開かなかった
2.出火を知りながら対向列車の進入を制止しなかった
3.地下鉄が戦略的配慮から深く掘られている
4.車両の内装材に有毒ガス発生し易い材質を使用
5.司令室、乗務員、駅員の避難誘導の不徹底

出火直後の停電で対向車両の扉が開かない上、照明が消えたため暗闇の中で逃げ場を求める乗客はパニック状態になって逃げ場を失い有毒ガスを吸引して倒れたものと推定されます。日本の地下鉄では停電した場合は自動的にジーゼルエンジンによる自家用発電機が稼働するシステムになっていると聞いております。

実は、以前勤めていた会社でジーゼルエンジンから発生する黒煙除去システムの品質保証を担当していたことが有りました。その当時、都営地下鉄・国会議事堂前駅構内のジーゼルエンジンによる非常用発電機の黒煙防止装置を納入したことが有ったからそうした事情を知る機会が有りました。20年前、名古屋市営地下鉄・栄駅構内の変電所の火災がで黒煙が立ちこめて消防士二人が死亡する事故が有ったことを契機に問題化したことから自家発電機の黒煙除去の必要性が指摘されるようになったように記憶しております。

司令室が火災発生を知りながら敢えて駅構内に進入させた事情は判りませんが、善意に解釈すればいち早くその駅で乗客を降ろして外部に避難させたかったのかも知れません。結果的には扉が開かなかったために最悪の結果を招いてしまいました。

韓国の交通施設は朝鮮戦争の教訓から、有事に高速道路を航空機の滑走路に供用できるように中央分離帯を設置しないようにし、また地下鉄駅構内が防空用トンネルになるように深く掘っております。そのため外部に出るのに時間がかかり逃げ遅れた乗客も多かったようです。今回火災が起きた中央路駅のホームも地下三階にあり、地上から駅構内への出入り口は4ケ所だけで、入り口の間口も狭くホームから地上に出るまでに早くて5、6分はかかると言われております。

現地報道によると、韓国の地下鉄車両の内装には、天井は強化繊維プラスチック(FRP)、床は塩化ビニール樹脂などが採用されているとのことです。このサイトの講座集のプラスチックス でも解説しておりますように塩化ビニール樹脂は燃えると塩化水素、一酸化炭素を発生し、かつ条件によっては猛毒のダイオキシンを発生する恐れが」有ることから日本では建築基準法などによって内装材としての使用が禁止している場合も有ります。

特に、ポリエステル樹脂を結合材とするFRPは燃えると黒煙を発生しますが、当初、車内が密閉に近い状態だったため不完全燃焼して猛毒の一酸化炭素を伴って黒煙が更に大量に発生して乗客をパニック状態に陥れたものと推定します。

結果として、司令室、乗務員、駅員の避難誘導は適性を欠き、不徹底そのものですのでその責任は免れないように思います。やはり非常時の対応マニュアルが徹底していなかったように思います。この日記でも触れましたが、世界一を誇るインターネット大国の韓国でコンピューターが地下鉄の安全確保に生かされなかったことは韓国での偏ったITの一端を見た思いがします。今後は、地下鉄の密室性を考慮した設計改善、停電時の対応システムの構築、難燃内装材への切り替え、非常マニュアルの見直しが急務で、日本もこれを教訓に再度見直しをして非常時対応マニュアルの徹底を計るべきと思います。

早いもので、明日からオープン戦開始です。明日は、 ヤクルト対横浜戦が 1・00 から沖縄・浦添で、日本ハム 対中日戦が 1・00 から沖縄・名護でそれぞれ行われます。 巨人対近 鉄戦は明後日 1・00から 宮崎で行われます。 このうち、日本ハム×中日は名古屋テレビで録画中継、2/23の中日×ヤクルト戦は東海テレビ、2/24の横浜×巨人戦はBS−iで生中継がそれぞれ有りますので楽しみです。また、2/25の中日対巨人戦も東海テレビで生中継されますのでこれまた楽しみです。

ところで、今年の開幕試合は昨年度の順位に関係なく一昨年度の順位に基づいて行われることが決まっております。従って我が中日ドラゴンズは昨年、Aクラスを確保したのに地元名古屋ドームでの開幕権がなく東京ドームで巨人戦、昨年最下位の横浜ベイスターズは地元で阪神戦を行うことになります。こうした1年送りの開幕権は来年以降も持続されるようですので何かしっくりいきません。

元々、昨年度はWカップサッカーへの配慮から、一昨年度の順位を無視して、開幕試合を地方分散、ドーム球場のフル活用を意図して行ったためにこのような後遺症が出てしまったのですが、今にして思えば連盟側の大失態と思います。パ・リーグの上位3球団によるプレーオフ構想もそうですが、ファンのことよりも観客動員の確保ばかり優先した対策が先行し過ぎるきらいが有るように思います。

それと、この日記でも触れましたが、中日のミラー問題に対する日本のプロ野球機構や選手会の対応は冷たかったように思います。米国では機構側で妥協案の案出、選手会側で脅しによる無法とも思える擁護を堂々と公表しているのに、日本では周囲の援護もないまま孤軍奮闘した中日は矢折れ、刀尽きて降参してしまいました。 ロッテ・ローズ選手の28日の最速退団、読売のペタジーニ選手の我が儘な振る舞いと言い、米国選手に嘗められっぱなしで歯がゆいばかりです。

それにしても、清原、伊良部等キャンプで故障する選手が多くなってきたように思います。体が商売道具のプロ選手にしてはオフシーズンでの自身の心身にわたるケアが行き届いていないように思われてなりません。その点、MLBの選手達は一見練習量も少なく遊んでいるように見られがちですが実は人目のないところで黙々とケアや自己流の練習に励んでいると言われます。従って、ロッテ・ローズ選手が2年間のブランクをカバーするためのケアもせずに来日して自信喪失したのは当然の報いだと思います。

ヤンキースの松井選手の言動をみているとどうもこの点で心配です。彼自身もMLBのことを知らな過ぎると思います。マリナーズの長谷川投手は大学時代からメジャー入りを考え、オリックス時代もオフシ−ズンには米国に毎年短期のホームステーをして語学研修と米国の生活環境に馴染むことをしておりましたし、イチロー選手も長谷川投手ほどではないものの相当事前に準備を進めておりました。

この点、松井選手の場合はMLB入りを巨人入団時から考えていたのではなく、多分FA権を取った昨年になって初めて本格的に考え出したものと思われますので準備不足はやむを得ないにしても、MLBの各チームとの入団折衝を代理人も置かずに彼自身でやろうとしたのはあまりにも米国を知らない、MLBを知らない態度だと思います。まわりの」マスコミがチヤホヤし過ぎるのも問題ですが、もう少し毅然たる態度で臨んで欲しいものです。昨年、シ−ズンオフでの日米野球での絶不振に対する対策が出来ていないままにキャンプに臨んでいる感じがしてなりません。

今年も、巨人の優勝の確率が最も高いものと思われますが、唯一の弱点は清原、ペタジーニが常時出場することです。この二人が常時出て守備をしてくれたら他球団にもチャンスが出てきます。この二人はザル守備の上、死球禍による後遺症が酷いので後遺症のまま常時出場してくれたら巨人の失点が増え、徐々に得点が減っていくものと思われるので他球団は大助かりです。両選手よ、怪我などしないでキャンプを打ち上げて開幕に万全の状態で臨んで下さい!

  
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