| −日記帳(N0.475)2003年03月10日− | −日記帳(N0.476)2003年03月11日− |
| イラク攻撃秒読み段階へ | 北朝鮮のミサイル再発射に思う |
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米英両国のイラクへの武力行使に対して世界的に反戦運動の高まっております。戦争に反対すること自体は人、間として当然の行為で何ら非難されるべきものではありません。ただ、3月6日の日記にも書きましたように本来の目的である「イラクに大量破壊兵器を全面的に廃棄させる」を表に出さないで米英の武力行使そのものに反対する風潮が強いのは、本来のこの目的が誰でも賛成する普遍的な反戦運動に波に呑み込まれてぼけてしまう恐れが有り、大きな問題と思います。 12年前の40日間に渡る湾岸戦争でイラクはほぼ全面降伏し、その停戦条件として国連決議687号(1991年4月3日)で「イラクが大量破壊兵器を破棄し、現地査察を受け入れること」を定めておりますが、その後イラクはこの条件を守らないどころか4年前には国連の査察を拒否すると言う重大な違反行為を行いました。 そこで、2002年11月に、査察を順守しなければ「重大な帰結」、つまり「武力行使」することになると言う、最後通告に近い安保理決議1441号が理事国の満場一致で可決されたことから、漸くイラク側は査察を受け入れましたが、相変わらず消極的な協力姿勢で今日に至っております。その非協力性は協力の不充分さを指摘されると、渋々小出しに協力姿勢を示していることからも明らかです。 フランス、ロシア、ドイツなどは、武力行使はもっと査察期間を延長してからでも遅くないとしておりますが、これも状況をわきまえない場当たり的な考え方でしかないと思います。何故ならイラクは査察で指摘されたらそれを廃棄するのではなく、査察の対象になると自ら判断したものを自主的に廃棄する義務が有るのと、現在の査察団の人数では少々引き延ばしても絨毯爆撃のようにして隅から隅まで査察することは出来ないからです。 イラクが全面的に協力姿勢を示さない限り、いくら査察期間を延長しても無意味なことは、フランス、ロシア、ドイツの承知しているはずで、それでも尚、拒否権をもちらつかせて強硬に米英に楯突くのは戦争回避が本音ではなく、各国特有のお国の事情によることは言うまでもないことと思います。 少なくとも米国は、今後、ブリクス委員長からの査察追加報告が従来の延長線上にあるうちは如何なる内容であろうとも耳を貸さずに武力行使への道を突き進むことと思います。何故なら、拳を振り上げているのはブッシュ大統領だけでなく、むしろ彼を取り巻く閣僚、そしてメディア、国民でもあるからです。ここまで上げた拳を降ろすにはよほどのこと、例えばフセインの亡命、反フセイン大勢の樹立と言った事態が起こらない限り不可能と思います。 米国以外の国では、メディア、世論の70%以上が武力行使そのものに反対しておりますが、米国の場合は条件は付くものの60%以上が逆に賛成していること、米国経済を牛耳っているユダヤ系資本の圧力、その影響によるイスラエルの擁護、石油及び利権の確保、開発兵器のテスト、国内軍需産業の保護・育成、同時テロへのイラク関与疑惑、次期大統領選へに思惑等・・・米国特有の事情が有るので、米国は国連決議を経なくても単独で武力行使に踏み切ることと思います。 新決議案は理事国の拒否権発動が無い場合、非常任理事国の中で中立の立場をとっている6ケ国のパキスタン、チリ、アンゴラ、、カメルーン、ギニア、メキシコのうち5ケ国が賛成すれば採択されます。フランス、ロシア、中国の一国でも拒否権を発動すれば採択されませんが、例え発動されても中立国のうち5ケ国が賛成して一応採択条件の9ケ国の賛成票が得られれば、米英だけで武力行使しても国際世論の理解を得やすいとして多数派工作は一層熾烈を極めるものと思われます。 米国が武力行使を断念するのは次の条件が重なった場合と考えます。 ・英国が離反 ・トルコから進攻出来ない ・新決議案の採決で賛成票が8票以下 ・米国内の世論の過半数が武力行使に反対 最悪のシナリオは、武力行使が行われないことによりイラクや北朝鮮が国際的に現状を肯定されたとして 大量破壊兵器の製造を今後とも秘密裏に作り続ける機会を与えることです。そうならないように、フセインの退陣、亡命を期待したいものです。 |
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昨日の参議院予算委員会の審議中に、北朝鮮が同国北東部沿岸の新城里付近から東北東の日本海沖合の航行制限海域に地対艦ミサイルを発射したとのニュースが飛び込み、午後から再開された審議の冒頭、野党議員の質問に小泉首相が答弁すると言う一幕が有りました。 流石に先回のことが有って状況分析が出来ているらしく、「注意深く監視しながら、今後国の安全についても万全を期していきたい」と淡々と答弁するに留まりました。ミサイルと言っても弾道ミサイルではなく地対艦ミサイルで今回は前回の60キロよりは少し距離が伸びて110キロ飛んだとのことですので、前回の改良型シルクワームと思われます。 この程度のミサイルなら、日本国内に着弾させるほどの射程距離は無く、核爆弾の搭載も出来ず、せいぜい1トン爆弾程度ですのでそれほどの威力はありませんので、とりたてて大騒ぎする必要はなく、小泉首相の答弁で問題は無いと思います。公式の事前通告が無かったことに対して抗議するだけに止めて大騒ぎしないことが肝要と思います。 問題は射程距離が1300キロで、東京は勿論、沖縄から北海道までスッポリ攻撃目標になりうるノドン型の弾道ミサイルです。北朝鮮はこれを100基以上保有し、かつ核爆弾の搭載が可能の上、現在の自衛隊にはこれを迎撃して打ち落とすことは出来ないと言われているだけに日本にとって大きな脅威になります。 ただ、このミサイルに液体燃料を注入する時、周囲の空気から気化熱を奪うのでミサイルの周辺の気温が低下することから偵察衛星の赤外線カメラで探知できますから、その時点で日本攻撃の意思有りと見なして先制攻撃を仕掛けるなら事前に防御できるようですが、その場合も米軍に頼らざるを得ないと言われております。 イラク問題で、このような北朝鮮からの脅威が無いフランスやドイツと同じような歩調をとることは全くナンセンスで、日本が日本の生命線を握っている米国と歩調を合わせるのは自衛上当然のことと思います。北朝鮮は世界の目がイラクに注がれ、自国のことが話題にならないことを不満に思っているように思います。このようなミサイルの発射は北朝鮮にも関心が向くように仕掛けてきたものと私は考えております。 家のラブラドール・レトリーバのサリーちゃんが、彼女を無視して家で団欒していると、突然床に放尿するのとよく似ております。 |
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