| −日記帳(N0.974)2004年08月05日− |
| 長嶋監督に苦言を呈す |
長嶋監督の凄さは、彼の現役全盛時代を知ってる人でないと判らないと思います。 私はその時の長嶋監督を知っておりますから、彼の凄さを知ってるつもりです。中日ファンの私にとって、まさに憎っくき選手でしたが、今でも彼は日本最高の選手だったと思っております。それは、打率、打点、本塁打数と言った数字面からではなく、ここぞと言う時に、同点、逆転に繋がる殊勲打が多かったのと、彼の憎めない存在感のある人間性が素晴らしかったからです。 しかし、巨人監督時代の長嶋監督は好きではありませんでした。 私が中日ファンだからではなく、監督の監督としての手腕が凡庸で、無いモノねだりして他チームの有力選手を引き抜いたり、ナベツネの広告塔的行動を取ったりしていたことに一野球ファンとして反感を抱いていたからです。そんなことから、まだ一度も更新してない私のプロフィルでは嫌いな人物として、長嶋茂雄、好きな人物として星野仙一を挙げておりますが、今やこの関係が逆転してしまいました。 その理由は、球団との軋轢は有ったにせよ中日ファンを裏切った形で中日を去った星野監督のその後の言動に反感を抱いた反面、五輪代表の監督としての長嶋監督の見事な人選とその存在感に感銘を受けたからです。しかし、最近の両氏の言動から、再び逆転しようとしております。私は自分のことをいい加減な男だとつくづく思います。 ただ、オリンピックの代表監督としては、健康であれば今でも最適任だと考えております。それは、采配面を評価するのではなく、各チームからの一流選手の寄り合い所帯の日本代表チームでは、彼が選手達と同じベンチにいることに意味が有り、選手達は彼に声を掛けられ、肩をたたかれるだけで志気旺盛になり、同時に団結心が芽生えるからです。 その長嶋監督が脳梗塞で入院してリハビリにつとめてきましたが、結局昨日アテネ行きを断念したとのニュースが飛び込んできました。従って、彼が選手達とアテネに行けないのなら、その時点で彼の存在価値は殆ど無くなってしまったと思います。このような事態は充分予想されていたはずですので、彼は次の監督を選出し得る余裕を見込んで監督辞退をもっと早い時期に申し出るべきだったと思います。勿論、彼に代わり得る人材がいないことから、結局は慰留されて留まる筋書きは見えておりますが、やはり彼ほどの人物になればそうしたケジメが必要であり、そうした彼の心情に選手達は逆に奮い立つことと思います。彼が辞退を申し出ようとしても彼を取り巻く周辺がそれを阻止することは充分考えられますが、それを押し切っても筋を通すべきだったと思います。 少なくとも、彼は7月16日にヤンキースの広報に電話を入れ、松井選手に電話で話したと報道されております。もし、それが事実なら、せめて日本選手団の壮行会に、電話口から生の声で激励して欲しかったと思います。報道によれば衛星テレビを観ながら国際電話でアドバイスするとのことですが、そんなことは止めて欲しいものです。現地でのベンチにいる選手の表情や知りたい特定の相手選手の動きや表情はテレビ画面には映し出されません。それを知らないでテレビ画面だけから作戦を指示するのは、テレビ画面で執刀医に手術を指示するようなものでナンセンスです。 多分、人前で生の声を出せなかったことは、かなり語り口がもつれるのではないかと思われます。一刻を争う作戦指示やアドバイスを、そんなもつれる声で聞いたら中畑代理監督も大変です。ましてや、その仲介役に息子の一茂氏がチームに帯同したいと話していましたが、もしこんな愚行を許すとすれば父親も地に落ちたと言わざるを得ないと思います。こうなったからには、全てを中畑代理監督に任せ、静観するのが彼の取るべき態度と思います。長嶋さんを愛し、尊敬するが故に敢えて苦言を呈したいと思います。頑張れ、中畑ジャパン! |
| −日記帳(N0.975)2004年08月6日− |
| 立秋だと言うのにこの暑さ |
明日、7日は立秋です。まさか、立秋と秋分を同一視する人はいないと思いますが、子供から「立秋と秋分はどう違うの?」と質問されて正確に答えることの出来る大人は意外と少ないのではないでしょうか。「立秋は秋が立ち上がり、秋分は秋が分をわきまえるんだよ」なんて言いかねないのですが、これが意外にも正解に近いようです。 地球は自転しながら太陽の周りを公転しておりますが、自転の自転軸(南極と北極を結ぶ線)が、公転軸(太陽と地球を結ぶ線)に対して23.4度傾いているために、地球上に四季が発生します。つまり、太陽の高さが夏は最も高く、冬は最も低く、春、秋はその中間の高さになります。 ここで、太陽の高さとは地球と太陽の距離ではなく、1日の中で太陽が真南にきた時の水平線に対する角度のことを指し、これを南中高度と言っております。太陽が高いと言うことは南中高度が高いことを意味します。太陽の高さが低い、つまり南中高度が低いと太陽が斜め地球上を照らすので単位面積当たりの太陽から受ける熱量は最も少ないので寒くなり、太陽の高さが高い、つまり南中高度が高いと熱量は最も多くなるので暖かくなります。 南中高度が最も高い時が夏至、最も低い時が冬至、その中間が春分と秋分になります。従って、太陽からの受熱量の最も大きい夏至が最も暑くなるはずですが、受熱した地上や海上が暖まって最高温度に達するのに1ケ月強かかるため7月下旬から8月上旬が日本では最も暑くなります。 そしてこの夏至と冬至の中間が秋分であり、この秋分と夏至の中間が立秋です。つまり夏の終わり、秋のはじまりを意味します。一応、暦の上では秋のはじまりとなりますから立秋以降は残暑と言うことになります。しかし、暖まるのに1ケ月強かかるのと同じ理由で冷めるのにも1ケ月強かかりますので、実際に秋めいてくるのは1ケ月強先の9月中旬頃となります。しかも、地球温暖化、ヒーtパイランドの現象も加わって、年々残暑は厳しくなっていくようです。 藤原敏行は、秋立つ日に詠むとして、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかされぬる」と詠んでおりますが、本当にこの暑い立秋の時に詠んだとすれば、彼は凄い鋭い五感を有していたことになります。 |
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