| −日記帳(N0.978)2004年08月09日− |
| 夏の花、二題(その1) |
![]() |
| 友人宅の庭で咲いた月下美人 |
私は花については疎くて花の名前を間違えてはよく恥をかきます。 以前、こともあろうに、人前でカーネーションをバラと間違えて言ったため、横にいた女房が恥ずかしさのあまりその場所から立ち去ったことが有りました。これは酷すぎますが今でも、サツキとツツジの区別がつきませんし、アヤメとカキツバタなんてどう考えても区別できません。 ただ、救いは以前、生まれてはじめて花屋さんに入って女房の誕生祝いの花束を買った時、ビロード色のバラにカスミ草を組み合わせた花束を選んだことで女房に花を見るセンスが有ると誉められたことが有ったことでした。しかし、今にして思えば夫に初めて花を贈られたことで喜んだ女房の心にもないお世辞に過ぎなかったことがよく判ります。 その花に疎い私が何故か、夏に咲く花、2種類に興味を持っているのです。そのひとつは「月下美人」です。友人宅で2個の花芽を7月の中旬に付けて、そのうちの一つが満月の翌日の8月2日、月齢15.7で咲いたとのことでした。昨年も10月に月齢13のほぼ満月の時に咲いたこと、更に今年友人の知人宅でも同じ日に咲いたことから、月下美人の開花は月齢に関係あるのではと言っておりました。 月を恋い、月に焦がれて、一晩で力尽きてしぼんでしまったそうですから、私も満月の明かりを待ち焦がれて咲くのではと思って調べてみました。残念ながら統計解析した結果では、月下美人の開花と月齢の間に相関関係は認められませんでした。ただ、同じ日に咲くのには理由が有るようです。 月下美人は日本に移入後、同一種が挿し木で増やされたため遺伝子が同じになり、自家不 和合により同じ株では結実しないため挿し木で増やすしかないそうです。 従って、友人の株も知人の株も同じ株から挿し木された可能性が強いので、同じ日に咲くのは珍しくないようです。つまり、日本中の「月下美人」は挿し木で増やされたクローンですので、環境が整って同じようになれば、「月下美人」が日本中で一斉に咲くことになります。しかも、それが満月の夜になったら、日本中がこのことでひとつになれるように思います。 |
| −日記帳(N0.979)2004年08月10日− |
| 夏の花、二題(その2) |
![]() |
| ほんのりと紅色に染まった酔芙蓉 |
昨年の9月のはじめの頃、近所を散歩していると芙蓉の花があちらこちらで見られました。花に詳しくない私は、学生時代によく寮で歌った一高寮歌「芙蓉の雪の精をとり、芳野の花の華を奪い・・・♪」の芙蓉はこの芙蓉の花とばかり思っていました。しかし、最近になってそれが間違いであることにに気付きました。晩夏から初秋に咲く芙蓉が雪の降る季節に咲くはずがないからです。こんな当たり前のことに、この数十年間気付かなかったとに我ながら情けく思い、今後は歌詞の意味を充分理解してから歌うことにしました。 この芙蓉の花の園芸品種で、酔芙蓉と言う花があります。朝に白い花を咲かせますが、午後になると徐々にピンクに変わり夕方から夜にかけて更に赤くなり翌朝には萎んでしまうと言われます。その色の変化の様子が酒飲みの顔が飲むほどに赤くなっていくことに例えてこの名前が付けられたと言われます。 この酔芙蓉が私が、昨日採り上げました月下美人とともに興味を抱いている夏の花です。酔芙蓉の花の色が変わっていく様子は並木さんのサイトで見事にとらえられておりますのでここからアクセスしてみて下さい。 この一昨年の9月2日の日記に書きましたように、高橋治さんの同名の演歌「風の盆恋歌」に「蚊帳の中から庭を見る 咲いてはかない酔芙蓉・・・♪」があり、この歌もカラオケでよく歌いましたので、酔芙蓉の「酔」と言う言葉に興味を持ち調べてみました。この歌のヒロインは華やかに色を変えて咲きながらも翌朝には萎んでしまう酔芙蓉の花に心中を決意している我が身を例えたのだろうと私なりに解釈しておりました。これも、酔芙蓉を知ってないとそこまでは思いが及ばないことでしょう。 来月の中秋の名月に庭に咲く酔芙蓉と酔いを競い、緑酒に月の影を宿して月見出来たら最高ですが、我が家には酔芙蓉も無く、月は隣の家の屋根に隠れて見えません。せめて、庭の虫の音を聞きながら、でも蚊に刺されてやはり無理なようです。 (注)以上の一部は2002年9月16日の日記の一部を以下引用しております。 |
| 前 頁 へ | 目 次 へ | 次 頁 へ |