−日記帳(N0.986)2004年08月17日−
北島康介物語(3)

まず、日本水泳連盟で競泳委員の河合正治氏に北島選手の水中映像の解析を依頼しました。河合氏は 97年に北島選手が中学3年で全国大会で初優勝した時、水を1回かく動きに速度が止まる時間が0秒16もあったのに対して世界のトップ選手は0秒05前後有ることから100mで水を50回かくとしたら、北島と世界のトップ選手との差は5秒以上にもなることを見抜いて、北島選手は平泳ぎは不向きと進言したのでした。そして、停止時間を減らすために足を引く動きを小さくして速くするようにアドバイスしたところ、翌年の高校総体では1分3秒00で優勝し1分5秒57から大幅にタイムを縮め1かき0秒16あった停止時間は0秒12になったことを見届けた河合氏は北島選手の課題を克服する能力の高さに驚嘆して前言を撤回するとともに「チーム北島」の一員に加わったのでした。

次に、平井コーチは教え子の国立スポーツ科学センター指導員の岩原文彦氏の声をかけました。彼は、運動生理学の立場から北島選手の体調やトレーニング全般を管理し、更にレースをビデオで撮影、分析することを担当しました。今年4月の五輪代表選考会で北島選手が200mで2分14秒台で低迷していた時、岩原氏は、この日と2年前の映像を見比べ、2前にはキックの後、体が一直線に伸びてから、水をかき始める理想形だったことを北島選手にアドバイスしたところ、次の決勝では2分10秒70の好タイムを出して見事に矯正したのでした。

次に、平井コーチは国立スポーツ科学センターの指導員で、筋力トレーニングの第一人者の田村尚之氏に筋力トレーニングのメニューを作ってもらい、これを北島選手に実行させることで、北島選手の筋力は大幅にアップしたのでした。

競泳の名門、東京・日大豊山高から日大でバタフライ選手として活躍した経験を持つ異色の指圧師の 小沢邦彦氏に声をかけて、北島選手のトレーナーになるよう依頼したのでした。彼は、昨夏の世界水泳選手権(バルセロナ)の直前に北島選手の体が黄信号を発しているのに気づき、針治療を施すことで、 疲れや張りが抜け、北島選手が世界新記録を樹立する影の功労者になったのでした。

北島選手の大活躍は、彼が持つ天性の素質とその素質を最大限に発揮させるための専門家集団のサポートのまさに二人三脚によるもので、その専門家集団「チーム北島」の存在が大きくクローズアップされるようになりました。この「チーム北島」については、最近(「北島康介」プロジェクト:長田渚左著 文芸春秋 1400円)と言うが発行され人気を集めております。そして、「チーム北島」には、北島選手以外に中村礼子選手などが参加しており、体操日本の復活と同様に水泳日本の時代がくるのも夢ではないように思います。

北島選手は、勝利インタビューで必ず「この勝利は声援してくださるみなさんとスタッフのお陰です」と言いますが、実はカメラに写らないところで1人で号泣しているそうです。恐らく、自分を日頃支えてくれた「チーム北島」などのスタッフの労苦に報いることが出来たことへの喜びがこみ上げてきたことと思います。北島選手には次の北京に向け、ハンセンの持つ世界新記録を破るために、「チーム北島」のサポートを受けて再スタートすることを、また名伯楽、平井コーチには、第二、第三の北島康介を生み出すこと期待したいと思います。

−日記帳(N0.987)2004年08月18日−
内視鏡による胃・腸検査を受けて



内視鏡で撮影された胃の内部内視鏡で撮影された大腸の内部


先日、何年か振りに胸部X線写真を撮ったところ、主治医から精密検査を受けるよう指示され、不安な気持ちに駆られながらCT写真を撮ったところ、明らかに異常な箇所が何点が認められたと言われ愕然としました。そして主治医は私に透視板に張り付けられたCT写真フィルムを見せながら異常箇所を指指して説明してくれました。このサイトの「闘病記」でもご紹介しておりますが、8年前に腰部のMRI写真フィルムに写っていた悪魔のようなあの馬尾腫瘍の白い影を思い出して暗澹たる気持ちになりました。

写真には、3、4ミリぐらいの白っぽい斑点が10ケ所以上点在しているのが私でも充分、視認できました。これまでに、大学入学時、入社時、成人病のそれぞれのX線検査の度に異常として指摘されましたが、最初に異常を確認した医師が「これは若い時に患った肺結核の患部が石灰化したもので心配無いから今後同じようなことを言われたらそのように説明しなさい」とアドバイスしてくれましたので、それ以降はこの説明で無罪放免となり事なきを得てきました。

私は例によって、この説明で逃れようと「異常部の斑点の白さは原子量の大きいカルシウムの存在を示しており、やはり石灰化したものではないでしょうか」と浅はかな素人診断まで繰り出して、必死に説明したのですが、CTによるX線検査は初めての上、異常部の数があまりにも多く、はっきりとした白ではなくぼやけた斑点も見られるとして、主治医は私のこの説明では納得してくれません。

そして、更なる検査をして異常部の正体を追求する必要が有ると言い出したのです。そのためには、胸部疾患の専門医の診察を受ける必要が有るが、その前に肺以外の臓器の検査を徹底的にする必要が有るとして、胃・大腸の内視鏡検査を行うと言うのです。この検査は主治医の専門領域で、昨年行ったものの異常無かったので今年はパスする予定になっていたのでほっとしていたのでした。昨年、この検査を受けた時の様子は、ここに日記として書かれております。

今日がその検査日ですので、主治医の病院に午前10時に入り、下剤による胃腸の洗浄を約2時間ほどかけて行い排便が殆ど真水に近い状態を看護師さんに確認して頂いてから検査用ベッドに横たわりました。検査手順・要領は昨年と同じですので省略しますが、前日の昼食と夕食は消化のいい素うどんだけと2時間に及ぶ胃腸洗浄が苦になりましが、バリウムを飲んだり、X線を照射されたり、カメラを自覚したまま喉やお尻に突っ込まれる苦痛に較べれば楽なものです。

検査は30分ほどで終わり、幸いいずれも冒頭の写真に示すように異常有りませんでしたので摘出手術することなく終了しました。(この検査の利点は、大腸検査の場合、もし腫瘍が有ればその場で鉗子により摘出手術が出来ることです)こうして、まずは第一関門はパスしましたが、あと第二関門の腫瘍マーカー検査、第三関門の肺疾患専門医の再診が待ち受けておりますので安心できません。でも、なるようにしかならないのですから割り切って、冷静に診断を受けることにします。
尚、主治医の病院は下記に紹介しておきますので、ご興味の有る方はアクセスしてみて下さい。

            かみやクリニック
     愛知県知立市弘法町弘法山45番地5
          0566−81−0052
         http://www.kamiya-clinic.jp



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