−日記帳(N0.992)2004年08月23日−
「夏休み子供科学相談」から

夏休み期間中、NHKラジオで「夏休み子供科学相談」を朝9時過ぎから放送しておりますが、私はこの番組のファンなのですが、時間的になかなか聞く機会に恵まれないのですが残念です。、大人にとっても大変ためになる番組だと思いますので、ここで採り上げてみました。質問してくる子供は、幼稚園児から中学生までで質問の殆どは基礎的なもので、我々大人が当然と考えてものばかりですので、答えられる先生方がどのように判りやすく答えてくれるかにも興味が湧きます。 これまでに聞いた中で面白かった質問を、思いつくままに以下にリストアップしてみました。

「空は何故青いのですか」
「地球の自転はいつまで続くのですか」
「ツルは何故片足で立って眠るのですか」
「どうしてうさぎは毛が変わるのですか」
「惑星はどうして丸いのですか」
「火星はどうして赤いのですか」
「色のついた水を沸騰させても湯気に色がつかないのはなぜですか」
「どうして明るいときと暗いときがあるのですか」
「どうして火に水をかけると消えるんですか」
「いきものがみんな草食動物になったら地球は平和になりますか」
「何故、夏は暑いのですか」
「何故、氷は水に浮くのですか」

この最後の質問を採り上げていろいろと考えてみたいと思います。 水にモノが浮くのはそのモノの比重が水の比重より小さいからです。では、氷も水も同じ水なので比重は同じではと思ったらこれが間違いです。通常、物質は液体から固体になると比重が大きくなるのに、水だけは逆に固体(氷)になると約1割も比重が小さくなるため氷は0℃から100℃未満の水に浮くことになるわけです。

ところが、この特異な水の物性のお陰で地球は生物に快適な環境を与えているのです。 もし、この特異な物性が水に無ければ、流氷は海底に沈んで沈着し年々成長して魚が住めなくなってしまい、やがて地球は氷の惑星になってしまうかもしれません。コーラやビールなどを急速に冷やそうとして冷凍室に入れて瓶を割ってしまった経験が有りますが、これも氷になると比重が小さくなって体積が膨張するためで、やはりこの水の特異な物性によるものです。この現象によって岩に染み込んだ水の膨張で岩が削られて現在の地球環境になったわけですから、水の特異な物性は、地軸が公転面に対して傾いているために四季が生まれたのと同様に創造主の見事な配慮の賜物と言えます。

−日記帳(N0.993)2004年08月24日−
浮くのにどうして泳げないのか

アテネ五輪平泳ぎで、二冠達成した北島康助選手(21)は、5歳の時に泳ぎを始めましたが、その動機は水難に遭った時に身を守るためであり、小学校での水泳はそうあるべきとの考えを持っていたようです。現に、彼は小学生時代には競泳選手としての実績はそれほどでもなく、友達と楽しく泳ぐことに徹していたようです。そして、小学5年生の時に、バルセロナオリンピックで岩崎恭子さんが、女子200m平泳ぎで金メダルに輝いて、「今まで生きてきた中で、一番幸せです」と晴れ晴れしくインタビューに答えていたシーンを見て将来自分もオリンピックに出たいと思うようになり、競泳選手としての道に進むことを決意したのでした。

実は、私も5歳の時に泳ぎを始め、中学時代は友達と競っても負けることが無かったことと、県内で古橋選手をはじめ水泳のオリンピック選手が多くいたことから、水泳選手になろうと考え高校進学してから直ぐに水泳部に入部しました。一応、入部試験のようなものが有って、400m自由形をある基準以下のタイムで泳ぐことになっておりました。何とかなるだろうと思って、25mプールを8回往復して泳ぎ切ったのですが、タイムは6分30秒台で話になりません。当時水泳部のキャプテンをしていた兄から、「そのタイムでは選手にはなれないから退部しろ」と諭されて、一日で退部してしまいました。

私としても、このタイムは意外でしたが、その原因は判っていました。実は、海でしか泳いだことが無かった私は、はじめて真水のプールで泳いで驚きました。体が重くて思うように泳げないのです。 海水比重は1.03に対して、水の比重は0.9875ですから、アルキメデスの原理により、海水では、1.03倍浮力が大きいためその分身が軽くなって泳ぎやすい反面、真水では浮力が小さくなって身が重くなり泳ぎにくくなったわけです。

人間の比重は、0.923から1.002ですから、海水中なら誰でも浮きますが、真水では沈んでしまう人もいるわけです。自分の比重はお風呂を使って計れますから一度計って知っておくといいと思います。もし、自分の比重が0.9875より、小さいと浮きませんので水泳を覚えておくことが必要となります。私は、海水中で仰向けに横になって力を抜けば自然と浮きますので、泳げない子がいるのが不思議でなりませんでした。むしろ沈もうとしても浮いてくるので沈むことの方が難しいわけですから、人は生まれながらにして泳げるものとばかり思っていました。

人間の体は全体で比重は、0.923〜1.002ですが体の部分によて異なり、骨(2.01)が最も大きく次いで筋肉(1.085)、脂肪(0.92)の順となっておりますので、筋肉質の人は比重が大きく、太った人は小さくなります。また女性の方が男性に較べて小さくなります。従って、太った女性は沈もうとしても沈みませんので、泳げなくても溺れたら仰向けになって力を抜けば浮くはずです。


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