−日記帳(N0.1011)2004年09月10日−
落合監督に五分刈りで脱帽

先日、女房に頼んで頭髪を五分刈りにしてもらいました。行きつけの床屋ではその理由を聞かれるのが嫌で、内々ですることにしたのです。ただ、何時だったか一度私の頭を刈ってみたいとの女房の願いを聞き入れて、散髪はズブの素人の女房に身を、いや髪を任せたところ、見事にトラ刈りにされて酷い目に遭ったことが有りました。ここが不揃いだと言っては修正すると、バランスが崩れるので反対側を修正するとまたバランスが崩れて、と言った具合に際限なく刈り込みが続き、気が付いたら丸坊主に近い上、それでもトラ模様が目立つと言う最悪の結果になっておりました。

この時のトラ刈りの最大の原因はハサミを使ったことにあると考え、バリカンを使うことにしたのですが、普通の手動式のバリカンは素人には扱いにくいと考え、刈り込み高さをコントロールできる電動バリカンを選び、ブラウン製の「ヘアークリッパー」をスーパーで購入してきました。 早速、庭先で、チョッキンチョッキンやり始めました。近所の人に見られると、「旦那さん散髪代に事欠いて奥さんに刈ってもらってるよ」なんて言われかねないので洗濯の干し物で覆いをしてから始めました。

行きつけの床屋さんが嘆いていました。不景気でお客さんが減ったままで、全く戻る気配がないと言うのです。たしかに、景気のいい時は数人待ちが当たり前でしたが、今では殆どの場合、入店すると暇そうに新聞を読んでいたマスターが直ぐに散髪台に案内してくれますので待ち時間は有りません。マスターは若者が美容院に行くようになったことに加え、私のような男性が家で奥さんに刈ってもらうようになったことをその理由に挙げておりました。電動バリカンがよく売れる理由が判りました。

実は、五分刈りを思い立ったのは、中日・落合監督のせいでした。私は開幕前から中日最下位を予言して堂々とHPにも書き込みました。オールスターゲームが終わった時点でも、まだ巨人の優勝を信じておりました。しかし、その巨人に残り20ゲームを切った時点で5ゲーム差を付けて独走している中日の戦い振りを見ていると、もう優勝は間違いなしと思うようになりました。従って、予想が外れただけでなく、落合監督を見くびってきたことへ自責の念にかられるようになり、その謝罪を込めて、丸刈りは生活に支障を来しますので、せめて五分刈りをと思いたったわけです。

−日記帳(N0.1012)2004年09月11日−
落合監督のオレ流について

落合中日監督が決まった時も、地元の反応はどちらかと言えば冷ややかだったように思います。その理由は、彼が中日生え抜きではないこと、オレ流を貫いて殆ど戦力補強しなかったこと、開幕2戦目で川崎を先発させて失敗すると言う愚挙を犯したこと、地元メディアにあまり登場しなかったことなどが挙げられると思います。戦前の予想でも中日OBですら優勝どころかBクラスに挙げているほどで、中日優勝を予想した評論家は1人もいなかったと記憶しております。 かく言う私もその口で、この日記の05月10日の「化けの皮が剥がれた中日」で次のように落合監督を非難し、中日最下位を予想しております。以下はその要約です。

今年の中日には開幕前から期待しておりません。応援するに値しないからです。 10%レベルアップなどと、およそ実現不可能な条件を出して開幕を迎えた時点で、落合監督の賭け脆くも失敗に終わろうとしております。かくして、昨日現在の中日は、打率、防御率、本塁打数、得点数の全ての戦力でリーグ最下位となり、12球団一とさえ豪語した自慢の投手陣の再建に目途が立たないようなら最下位は確定的と考えます。川崎投手を先発させるような愚挙を繰り返していたらファンは益々遠ざかっていくことでしょう。

史上最強の打線を擁して優勝間違いないと言われた巨人に残り20ゲームを切った時点で5ゲーム差を付けて独走している中日の戦い振りを見ていると、もう優勝は間違いなしと思うようになりました。予想が外れたと言うよりも、我々が落合監督のオレ流の考え方を誤解していただけのことで、落合監督はオレ流を貫いて予想通りに試合を展開させてきただけのことと思います。オレ流とは、人を食ったような言動に相応した落合監督独特の持論ではとの見方が強かったのですがフタを開けてみたら、極めて妥当な考え方であり、特に落合監督ならではの考え方ではありませんでした。

オレ流とは、選手の能力を見抜いてチャンスを与え、やる気を起こさせて能力を発揮させてチーム全体のレベルを上げるという、極めて単純にして明解な考え方であると私は見抜きました。落合監督は全員がが10%レベルアップすれば優勝できると明言しましたが、一軍クラスの選手でこの目標を実現するのは至難の技ですが、二軍クラスのゼロの選手なら10%どころか50%のレベルアップも充分可能ですから、例え一軍クラスの選手がレベルダウンしてもチーム全体で10%以上のレベルアップも充分可能となります。

落合監督が能力を見抜いてチャンスを与えた選手として、岡本、小笠原、山井、長峰、平松、久本、柳沢、英智、幕田、高橋(光)、前田(章)、中川等がおり、うち少なくとも8人がチャンスを掴んで期待に応え大幅にレベルアップしております。また外部からドミンゴ(横浜)の才能を見抜いて今や10勝クラスの投手に成長させております。このあたりに落合監督の人の才能を見抜く能力の高さが窺われます。そして、落合監督はただ単にレベルアップさせるのではなく、7人の侍のように特殊な技をを持つプロ集団として育成するのもオレ流でこれが見事に成功しており、それが故に中日野球を面白くしております。


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