−日記帳(N0.1013)2004年09月12日−
中日優勝のマジックランプ

今日のナゴヤドームでのデーゲームで、長峰投手とジャンケンポンで勝って先発が決まった山井投手が、広島打線を2安打に抑えプロ入り初完封のおまけ付きで今期初勝利を挙げ、中日は貯金を今期最多の23に伸ばしたのに、まだマジックが点灯しておりません。そこで、中日の優勝の可能性をマジック点灯の面から考えておきたいと思います。他チームに自力優勝の可能性が無くなった時点で、中日にマジックが点灯します。今日現在の成績は次の通りです。

チーム名 残り試合 勝利  敗戦  引分  貯金 直接対決
中  日   18    71   48   3  +23    −
巨  人   16    65   56   3  + 9    3
ヤクルト   23    59   56   2  + 3    8
阪  神   20    58   61   1  − 3    2
横  浜   24    50   63   3  −13    3
広  島   21    50   69   0  −19    2

A=当該チームの(勝利数+残り試合数)/(140-引分数)
B=中日の(勝利数+残り試合数−直接対決数)/(140-引分数)

   巨人 ヤクルト 阪神 横浜 広島
A= 0.591 0.594 0.561 0.540 0.507
B= 0.628 0.591 0.635 0.628 0.635

A>B が成立した時に当該チームの自力優勝が消滅します。 上式で判るように、赤字で書いたヤクルトの場合のみA>Bで自力優勝は消滅しません。従って、ヤクルトがマジック対象球団となって、A>Bが成立した時にマジックが点灯します。もし、明後日の阪神、中日戦で中日が勝ち、ヤクルト、横浜戦でヤクルトが負けると残り全勝しても
A= 0.587で、中日のB= 0.591に及ばないためマジックナンバー
 M=10が点灯します。このMは次の方程式から求められます。

(71+M)/137>81/138 M>(81x137-71x138) M>9.4(=10)

明日の対戦成績如何で次のようになり、マジック点灯は中日○、ヤクルト●の場合に限られます。  

      中 日 ヤクルト 巨 人  M
  14日  ○    ○    −   −
  14日  ○    ●    −   10
  14日  ●    ○    −   −
  14日  ●    ●    −   −

  中日は残り18試合を残し、9月中に以下14試合が予定されておりますので9月中に決まることはほぼ確実と思われます。21(火)のヤクルト戦までに、中日、ヤクルトとも3勝2敗でいくと、その時点でマジックは5になっておりますので、21(火)以降のナゴヤDでの3連戦で決まる可能性大きいと思われます。

14(火):阪  神(甲 子 園)
15(水):阪  神(甲 子 園)

18(土):巨  人(ナゴヤD)
19(日):巨  人(ナゴヤD)
20(月):巨  人(ナゴヤD)
21(火):ヤクルト(ナゴヤD)
22(水):ヤクルト(ナゴヤD)
23(木):ヤクルト(ナゴヤD)
24(金):横  浜(横浜スタ)
25(土):横  浜(横浜スタ)
26(日):横  浜(横浜スタ)

28(火):ヤクルト(神  宮)
29(水):ヤクルト(神  宮)
30(木):ヤクルト(神  宮)

  
−日記帳(N0.1014)2004年09月13日−
中日の7人の侍

落合監督の「オレ流」のひとつにそれほど目立たないが、チームいや場合によってはリーグの中でもトップクラスの技術を持つプロ集団を作ることが有るように思います。それは、さしずめ、三船敏郎扮する勘兵衛が、盗賊たちから農民を守るために戦いのプロたちを集めてくる、あの黒沢映画の「7人の侍」のようです。志村喬、木村功、千秋実、稲葉義男、加藤大介、宮口精二の如何にも個性溢れる俳優さんたちが扮した、勝四郎、五郎兵衛、右腕七郎次、平八、久蔵、菊千代の侍たちは本当に恰好よかったです。ここで中日の7人の侍を考えてみたいと思います。

1人目の侍:いわずと知れた落合博満監督(51歳=21年目)
プロ野球史上に燦然と輝く3回の三冠王、中日、巨人で優勝に貢献しながら名球会入りを辞退し、その意味で「オレ流」を貫いてきた打撃の達人。この手の職人肌の名選手は監督などに必要なマネージマントの才能に欠けると思っていましたがとんでもない見当違いでした。「オレ流」に代表されるようなしっかりした考えを持って、黙々とそれを実行していく姿は堂々たる監督で、充分にその資質を備えた、まさに7人の侍の頭領です。

2人目の侍:四球選び名人高橋光信外野手(29歳=7年目)
  落合監督が開幕前から4番の最有力候補にあげておりましたが、その構想は脆くも崩れました。しかし、落合監督は彼の別の才能を見出して1軍に定着させたのです。それは卓越した選球眼でした。9月7日の東京ドームでの巨人戦、1点を追う8回二死満塁、打者はここまで2安打の左打者の井上でしかも、マウンド上の巨人2番手・中村は右腕ですから当然井上がそのまま打席に入るものと思っていました。ところが、落合監督は代打に高橋光信内野手を送ったのです。彼は四球を選んで押出しの同点 これがきっかけにになって中日は逆転勝ちしました。試合後、監督は「「今のうちで、ボール球を振らないのはミツ(高橋光)かナベ(渡辺)だけ」と言っていました。

3人目の侍:バント名人川相昌弘内野手(40歳=22年目 )
  彼は、走者がどの塁にいるか、足は速いか遅いか、相手の野手の位置と技量を読んでどの位置に球を転がすかを咄嗟に判断して実行しています。彼は試合前の打撃練習もその殆どをバント練習に費やし、ベンチにいる時も監督から代打を指示されるのを事前に察知して黙々と準備をしております。まさに、これぞプロです。しかも、バントが下手だった荒木、井端両選手が今シーズン見違えるようにバントが上手くなったのは川相選手の指導によるものでした。因みに、川相選手の年俸は巨人時代の1/3でした。

4人目の侍:流し打ちの名手荒木雅博内野手( 27歳=9年目)
彼の良さは高橋光信外野手と全く逆で、初球から積極的に打って出ることです。特に外角球を右打ちして一塁走者を三塁まで進めてチャンスを広めたことが何回も有り、更に次の井端内野手とのヒットエンドランなどで、俊足を飛ばして三塁を陥れるケースが何回も有り、まさに中日の機動力の中心選手となっております。現在、盗塁数は34個で阪神・赤星選手の52個の後塵を拝しておりますが、出塁率が上がれば盗塁王も夢ではなく、また二塁手としての守備も今やセ・リーグナンバーワンと言っても過言ではないようです。

5人目の侍:走塁の名手井端弘和内野手(29歳=7年目)
昨年から急成長し、長嶋監督にアテネ五輪の日本代表に選ばれてからは、日本を代表する遊撃手に成長し、荒木選手との1、2番コンビは両リーグの中でも最高と思われます。更に走塁テクニックは素晴らしく、先の巨人戦で、アレックスのセンター前ヒットで捕手のブロックをかいくぐって手でベースタッチして間一髪、二塁から生還して同点としたあの走塁は実に見事でした。今や、中日の選手会長として中日のリーダーとしても大成しつつあります。

6人目の侍:セットアッパー名人岡本真也投手(30歳=4年目)
昨年までは、これと言った実績の無かった岡本投手が後半戦に入ってから、セットアッパーとして大活躍し、既に55試合に登板して9回の救援勝利を演出し、次の平井、そして押さえの岩瀬に繋ぐ勝利の方程式の一番手としてリーグ一のセットアッパーに成長しております。彼の場合はタフで2、3回投げることも出来ますので、先発投手には5回を投げきればとの安心感を持たせる心強い存在になっております。

7人目の侍:攻走守名人蔵本英智外野手(30歳=4年目)
昨年は、肩は強く守備も上手かったのにタイムリーエラーしたり、チャンスでの凡退が多くて出番が殆どなく、今年もその傾向を引きずっていましたが、名前を英智にしてからヒットが出るようになり、相手投手が左の時は大西を退けて先発出場する機会が増え、福留選手の欠場期間中は右翼手ろして代役を務め、充分その役割を果たしております。その強肩と、走力はチーム内でもトップクラス、最近は打撃も好調になっており、まさに攻走守揃った得難い存在になっております。


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ