−日記帳(N0.1234)2005年04月27日− −日記帳(N0.1235)2005年04月28日−
選手年俸総額と成績の関係(1)
(セ・リーグ)
選手年俸総額と成績の関係(2)
(パ・リーグ)


チーム名 年俸総額
今期(億円)
平均順位
(過去3年)
平均勝数
(過去3年)
億円/1勝
(過去3年)
読売
ジャイアンツ
38.7 2.3 76.0 0.51
中日
ドラゴンズ
28.8 2.0 73.7 0.39
横浜
ベイスターズ
28.5 6.0 51.0 0.56
阪神
タイガース
25.5 3.7 73.0 0.35
ヤクルト
スワロ−ズ
20.8 3.0 72.3 0.29
広島東洋
カープ
15.3 5.0 63.7 0.24

チーム名 年俸総額
今期(億円)
平均順位
(過去3年)
平均勝数
(過去3年)
億円/1勝
(過去3年)
福岡ソフトバンク
ホ−クス
27.2 2.0 77.3 0.35
西武
ライオンズ
22.5 1.3 80.3 0.28
北海道日本ハム
ファイターズ
21.6 4.3 62.3 0.35
ロッテ
オリオンズ
19.3 4.0 62.3 0.31
東北楽天
ゴ-ルデンイーグルス
16.6  − 
オリックス
バファローズ
16.5 6.0 49.0 0.34


一昨日の4月25日、日本プロ野球選手会(古田敦也会長)は、選手会加入選手(外国人を除く)の今期の年俸調査結果を発表しました。それによると、支配下選手752人の平均年俸は昨年より1.6%減の3,743万円で、1980年の調査開始以来、はじめてダウンしました。開幕一軍選手の平均年俸も2年ぶりに下がり、2.6%減の6,770万円となりました。これは、中村、井口、高津等の高額選手のMLB移籍や1億円プレーヤーの高額選手の不振によって昨年より8人減って66人になったことなどが原因であって、一般の選手の年俸水準が下がったわけではないと思われます。そこで、この資料に基づいて、セ・リーグ各球団ごとに選手の年俸総額と成績の関係を上表に表してみました。

・年俸総額:
巨人1位、中日2位、広島6位は予想通りですが、横浜が阪神より上位でしかも中日と殆ど変わらないのは意外でした。これは、外人が入っていないこと、佐々木一人に6億円も支払っているのがその原因のようです。巨人、中日は外人に高額の年俸を支払っておりますので、この両チームと他チームとの差はもっと広がるものと思われます。尚、この場合は数字が小さいほど経営的に有利ですので、最低の広島を青字、最高の巨人を赤字で表示しております。

・平均順位:
過去3年間の平均順位は、中日、巨人、ヤクルト、阪神、広島、横浜の順で、中日、巨人がAクラスの常連、広島、横浜がBクラスの常連、ヤクルト、阪神がAクラスを争っている構図が定着しつつあります。横浜が年俸が比較的に多い割りに3年連続最下位と効率の悪さが目だっております。

・平均勝数:
過去3年間の平均の勝利試合数は、平均順位にそのまま比例して当然ですが、中日は勝利試合数が巨人より低く、阪神、ヤクルトと殆ど変わらないのに平均順位は1位です。これは、中日が少ない勝利数で順位を上げていることを示しております。逆に言えば、巨人は勝利数が多い割りにそれほど上がっていないことを示しております。

・億円/1勝:
これは、1勝をあげるのにどれだけの選手年俸が使われたかを示す指標で小さいほど効率がいいことを示しております。例えば最高値の 横浜は1勝するのに、0.56億円を使っているのに対し、広島はその半分にもみたない0.24億円で済んでいることを示しております。私は巨人が最高値を示すものとばかり思っていただけに、横浜の最高値は意外でした。勿論、外人の年俸を加えれば巨人が最高値を示すことと思われます。勝利試合数は75ぐらいから加速度的にその達成度が難しくなりますので、この指標だけで選手年俸の投資効率を評価することは出来ませんがある目安にはなると思われます。それにしても、横浜の効率の悪さにくらべ、広島、ヤクルトの効率のよさが際立っているように思われてなりません。


・年俸総額:
セに較べてパの年俸の低さが目立ちます。セの合計157.6億円(平均26.3億円)に対してパは合計123.7億円(平均20.6億円)でセの78%でしかありません。あのソフトバンクですら、横浜より低いとは驚きです。意外なのはオリックスが東北楽天よりも低く、パの最低であることです。岩隈、磯部が楽天に、中村がMLBに行った影響と思われま。

・平均順位:
西武とソフトバンクのAクラス常連、オリックスの万年最下位、他3チームが残りひとつのAクラスの席を争うと言う図式が定着しております。楽天の加入でオリックスの万年最下位は免れそうですが、Aクラス入りは難しいようです。

・平均勝数:
西武の80.3はまさに驚異的な数字です。パの場合は、平均勝数が平均順位に完全に比例しております。

・億円/1勝:
西武の0.28はまさに驚異的で、ここにセの巨人との差が浮き彫りにされております。巨人は76.0の最多勝利を得るために最多の年俸を支払っているのに対し、西武は巨人より多い80.3の最多勝利を得るのに巨人のほぼ半分の年俸を支払っております。その点、ソフトバンクがやや巨人に似た内容を示しております。万年最下位同士のオリックスと横浜については、横浜はかなりの年俸を支払っているのに対し、オリックスは最低の年俸しか支払っていない点で明らかな差が有ります。数字の上では、オリックスの投資効率のよさとも受け止められますが、これでは優勝どころかAクラス入りもおぼつかないように思われて面白くありません。楽天は年俸の割りに働かないロートルのベテランを整理して原資を捻出し、若手と有力外人を獲得してオリックスに対抗するyことが来年の課題と思われます。


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