−日記帳(N0.1254)2005年05月17日− −日記帳(N0.1255)2005年05月18日−
小泉首相の靖国参拝の是非
NYのゴミ収集事情に唖然


小泉首相は今日の予算委員会で、首相の靖国参拝に関する仙谷由人氏(民主)の質問への答弁で「どのような追悼がいいのか他の国が干渉すべきではない」と述べ、中国、韓国に不快感を示したうえで「いつ行くかは適切に判断する」として参拝を中止することを明言しませんでした。

首相は、更に参拝の理由について「戦没者を追悼し、二度と戦争を起こさないという、ごく自然の気持ちを実践してきた。わたしは何ら問題があるとは思っていない」と強調。中国などが靖国神社に「A級戦犯」が合祀されていることを問題視していることについて「『罪を憎んで人を憎まず』というのは(中国の)孔子の言葉だ」として、批判はあたらないとの考えを示しております。

この首相の考え方を前後の関係を無視してそれだけを採り上げてみれば、日本人として当然の考え方であり、日本人でなくても反論する余地は全くないと思われます。ただ、大戦で日本の侵略や植民地的支配により多くの被害を受けた中国、シンガポール、フィリピン、韓国、北朝鮮などの国々にとっては、加害者としての戦犯が合祀されている靖国神社へ日本への最高指導者が参拝することに反論を通り越えて怒りをあらわにすることも一応理解はできます。

戦中、戦前、我々日本人が中国人や朝鮮半島の人達を迫害、蔑視してきたことは、子供の頃、中国大陸から引き上げてきた元軍人の自慢話で窺い知ることが出来るように思いますし、私自身も彼等を「チャンコロ」とか「チョーセン」と言っては蔑んでいた記憶を辿ることが出来ることからも事実だったと思います。それだけにA級戦犯の東條英機らも死んでしまえば神になるとか、当時の情勢下では彼が取った行動も止むを得ないもので、彼もまた戦争被害者だなどと言っても、中国人や朝鮮半島の人達は絶対に耳を貸さないでしょう。

このように、中国人や朝鮮半島の人達を迫害、蔑視した経験を持ったり、私のように伝え聞いたりした日本人は年々少なくなって風化しつつあるのに対して、中国人や朝鮮半島の人達はそのような事実を教科書などで誇張もふくめて伝承してきましたのでそのギャップは年々大きくなるばかりだと思います。従って、一朝一夕で戦犯や死者に対する考え方の違いを説明して彼等の納得を得ることは不可能に近いと思います。従って、小泉首相も自説を撤回するのではなく、理解が得られるまで暫時休戦ということで靖国参拝を中断しては如何がなものでしょうか。


先日、インターネット版のNYタイムスを見て驚いたことが有りました。それは、ニューヨーク市では3年前から、ペットボトルやガラスビンを生ゴミに混ぜて捨ててOKになっていることです。ブルーンバーグ市長が同時テロの後に市長に就任して早々に、ニューヨーク市では違った種類のボトルをリサイクル工場で更に分別するのに年間、55億円必要となり、市の財政を圧迫するとの理由で2002年7月1日からガラスやプラスチックスの分別収集を廃止してしまったことでした。

つまり、ゴミは生ゴミと資源ゴミしかないわけです。大量に発生するペットボトルや発泡スチレンなどがむざむざ回収されずに生ゴミとともに地中に埋められるわけですから、膨大な埋立地が必要となり、ニューヨーク市では埋立地の確保が出来なくなり他州に依存せざるを得なくなったことから、NYタイムスがこれを問題視し、生ゴミを焼却処理し、ペットボトルやガラスなどを分別収集している日本にニューヨークは学ぶべきであると主張しておりました。

この結果、容器類でも紙パックや金属製の缶類は回収されるのに、ペットボトルやガラス瓶などは回収されませんので、飲料メーカーは回収の手間のかからないペットボトルやガラス瓶を容器に採用する傾向があるようです。ニューヨーク在住の友人によれば、金属製の缶ビールが少なくて困っているとのことでした。日本ではペットボトルやガラス瓶のリサイクルは世界のトップクラスの上、アルミ製の缶類には廃品買取制度が有るためリサイクル率も高く、ビールもユーザーの嗜好に応じてアルミ缶、ガラス瓶ビンが採用されております。

また、米国で出回る食料のうち収穫から流通、食卓を通じて40〜50%が無駄に捨てられ、経済損失は約1,000億ドル(10.7兆円)にも及んでいるため、生ゴミの量を増やすことに繋がり、これまた大きな社会問題になっております。

アリゾナ大学応用人類学研究所のティモシー・ジョーンズ博士が、農務省プロジェクトとして、農場での収穫から家庭やレストランでの消費までの各段階での実測を基本に、失われる食料の量を算出したところ、例えば4人家族の一般家庭では1日あたり約580グラムの食料が捨てられていることが判明しました。賞味期限切れのパック、肉、缶詰、乳製品などのゴミの中身を調べると、野菜が27%、穀類が20%、フルーツが16%、肉が11%を占め、ゴミになる食料は1年に212キロ、約590ドル。全米の家庭に換算すると、約430億5000万ドル(4兆6000億円)となることが判明しました。

流通段階ではコンビニエンスストアで食料の26.33%、ファストフード店では9.55%、一般レストランで3.11%、スーパーで0.76%が捨てられ、農場ではオレンジの29%が傷みなどから出荷までに捨てられ、ブロッコリーの19%、ニンジンの3%がゴミになっていることも判明しました。


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