−日記帳(N0.1569)2006年04月03日−
2006年3月度日銀短観
−日記帳(N0.1570)2006年04月04日−
ワンセグ携帯電話のこと(1)



日銀が今朝8時50分に発表した3月度の企業短期経済観測調査(日銀短観)によると、企業の景況感を表す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス20となり回復基調を維持したものの前回の昨年12月度の日銀短観に較べて1ポイント低下しました。原油高騰等により素材産業の景況感改善にブレーキがかかったことが主因で低下は4期ぶりのことでしたが、景気回復基調に変わりなく株式市況もこのことを悪材料にすることなく、17,333.31円で273.65円高と大幅に上げて引けました。

今回は全体的に素材産業の低下が目立ち、繊維・紙・パルプが二桁、石油・石炭製品が8ポイント、鉄鋼も5ポイント悪化しました。 一方、デジタル家電等の出荷が好調な電気機械は6ポイント改善、円安の追い風を受けて自動車も1ポイント改善しました。また、大企業非製造業は18と前回より1ポイント改善し1992年2月以来の水準となりました。個人消費の回復を受けた小売りや建設の業況判断が改善するなど、内需が堅調に回復を続けていることが主因となりました。中小企業は製造業はほぼ横ばいでしたが非製造業は14期ぶりに低下し、大企業との格差が従来どおり認められました。

尚、3カ月先の業況を予想する先行きについては大企業製造業が2ポイント、大企業非製造業で1ポイントの改善を予想しております。これまで大企業は先行きは慎重な見方を示すことが多かった大企業製造業が改善を見込むのは実に10期ぶりのことです。そして、中小企業は製造業、非製造業とも改善を予想していることから景気回復が本格的になってきたことを物語っております。市場はこの辺りの事情を折り込んでいるものと思われます。発表の要旨は次のとおりです。


地上デジタル放送で割り当てられる13セグメント

WBCで日韓で激戦が繰り広げられましたが両国の人たちが街中でそのテレビ中継を見る風景に大きな違いが有りました。日本では40年前に力道山のプロレスを電器屋さんの陳列テレビの前で群がって見ていた時のように、スーパーや街頭で群がって見ておりましたが、韓国では若者たちを中心に1人1人が自分の携帯で見ていたのです。これは10年ほど前に日本ではパソコンの接続が漸くアナログ電話回線からISDNに移行した時に韓国では既にADSLが普及していた時以来のショックで、再び日本の情報通信システムの後進性を認めざるを得ない瞬間でもありました。日本で漸く先日の4月1日からワンセグにより、韓国と同様に携帯で地上デジタル波のテレビ画面を視聴することが出来るようになりました。

携帯電話の持つ機能の10%も活用出来ない私は、地上デジタルやセグメント等の言葉が出てくると全くついていけませんので、ここで私自身の勉強を兼ねて放送用の電波について纏めてみたいと思います。音や映像を電波を経由して受信機に伝えております。電波はその名のとおり波ですから波の山と山あるいは谷と谷の距離、つまり波の長さ(波長)が10万qから1億qの極極超長波ULF(ultra low frequency)から1mm〜0.1mmのサブミリ波まで有ります。うちラジオ用として1km〜100mの中波(MF(medium frequency))、100m〜10mの短波(HF(high frequency))が主に使われ、テレビ用として10m〜1mの超短波(VHF(very high frequency))と1m〜100mmの極超短波(UHF(ultra high frequency))が携帯用、電波航空・船舶等の業務用通信とともに使われております。

一方、電波を上述のような波長ではなく周波数で表わすことも出来ます。周波数は1秒間にどれだけ単位波長が繰り返されるかを示しており、周波数=光の伝播速度(30万km/秒)/波長で計算されます。例えば、波長=1m のUHFは(300,000,000m/秒)/(1m)=300,000,000Hz/秒=300MHzとなります。現在のテレビの放送は、上述のVHF、UHFの電波を地上の電波塔から送信しております。その場合、テレビ画面の明るさ等の画面信号の強弱をそのまま電波にのせて送信するアナログ方式で送信されており、日本ではじょの方式が主流となっております。この電波は一つの周波数だけでは通信できず、その送信信号の強弱によって中心周波数から上下に少し広がりを見せます。

この広がりを電波帯域といいます。この電波帯域を重ねると混信しますので、例えばラジオの周波数は9KHzの間隔を空けて放送局を設定しているためその放送局の割り当て周波数は9で割り切れる数字になります。例えば当地のCBCラジオの場合は1053KHz/9=117 のように9で割り切れます。ラジオとは違ってカラーテレビの場合、音ではなく画像を通信するために、大変幅広い電波帯域を使います。色は光の三原色といわれるように3色を使いますから、単純に言えば白黒放送の3倍の電波帯域を必要とします。人類共通の限りある電波資源を有効に利用するために、人間の視覚の性質を利用して映像情報を1/3に圧縮させることで電波帯域をなるべく狭くして通信するNTSCカラー方式が現在の地上アナログ方式に採用されております。

ところで、10から11の間の数字を特性値Xとして表現しようとしてもその間には無限の数値が存在しますから、10<X>11のように表現するしかなくこのような表現方式をアナログ表示と言います。ところがこれは10.5±0.5とも表示できますので10から11の間の全ての数字を中央値の10.5に代表させて X=10.5と表示しても大きな違いは有りません。このような表現方式をデジタル表示と言います。デジタル放送は画面信号の強弱をこのようにある数値で代表させて送信するもので、アナログ放送より高い圧縮、狭い帯域で通信することができます。

このように地上デジタル放送では、地上アナログ放送より高い圧縮と狭い帯域が可能になるため、より多くの放送局が認可されかつ認可された帯域には更に分割使用可能な13のセグメントが与えられております。(上の図表参照)データ量の多いハイビジョン放送ではそのうちの12セグメントを使用しますが一般の放送では3セグメントを使用し、3番組同時に放送する「マルチ編成」も可能で、ハイビジョン放送と同様に最大12セグメントを使用します。すると13セグメントのうち1(One/ワン)セグメントが余っております。

従ってこのワンセグメントをテレビ電波として利用すれば、車の中やビルの中でも揺れの無い鮮明な画像を受信することが出来ます。そこで携帯電話にこの受信機能を持たせれば携帯電話で鮮明なテレビ画像を視聴できることになります。そこで、この機能を持った携帯電話を「ワンセグ」と略して呼称するようになりました。この機能を持った携帯電話は次の表示で識別出来ます。

「ワンセグ」携帯の機能表示

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