| −日記帳(N0.1627)2006年05月31日− |
| インドネシアの地震に思うこと |
| −日記帳(N0.1628)2006年06月01日− |
| 衣替えとクールビズ |
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インドネシア・ジャワ島中部で先週の27日朝、マグニチュード6.3の地震が発生しました。当初AP通信は、病院関係者の話として少なくとも200人が死亡し数百人が負傷したと伝えていましたが、時間が経過して被害の実態が明らかになるに従い報じられる死亡者数は増え続け、29日のロイター電は少なくとも4,600人が死亡、ジョクジャカルタ市内では33,000戸が倒壊したと報じております。 インドネシアは日本と同様に地震大国で、1992年のマグニチュード7.5のフロレス島地震では10m近い津波によって約2,000人以上、2000年6月のマグニチュード8.0スマトラ島の地震では約100人以上、2004年のマグニチュード9.0のスマトラ島沖地震では実に約25,000人以上が犠牲になっております。 今回の地震の規模を表わすマグニチュードは6.3ですので、上述の3件の過去のインドネシアで発生した地震の中では最も規模の小さかったのに死亡者の数は2番目になっております。マグネチュードが1段階違うと規模は約32倍、2段階違うと約1000倍も大きくなると言われますので、単純に考えれば2000年6月のマグニチュード8.0のスマトラ島の地震のほぼ1/500以下だったのに死亡者数は40倍以上になっております。 2004年09月6日夜、東海道沖を震源地とするマグニチュード7.4の地震が発生し我が家でも食器棚から食器が落ちるほどの激しい揺れが有りました。震源地に近い三重県、和歌山県では震度5弱、我が街でも震度4を記録しましたが死亡者はゼロでした。今回のインドネシア・ジャワ島中部地震の規模は、この東海道沖地震の1/40以下であったにも関わらず4,600人以上が犠牲になっているのは、家屋の耐震強度が根本的に違うと結論せざるを得ません。 地震が発生したは、上の画像の赤い矢印で示すジャワ島の中央にあり、島の左端のジャカルタと右端のバリ島のほぼ真ん中に位置しております。バリ島と並んでインドネシア有数の観光地となっております。バリ島はマリンレジャーを中心とするリゾート地であるのに対してジョグジャカルタは世界最大の仏教寺院遺跡で世界遺産のボロブドゥール遺跡、ヒンズー教の寺院寺院遺跡で世界遺産でプナンバナン遺跡がありインドネシア最大の観光地です。 インドネシアにも耐震基準を定めた法律は有るものの、今回地震が発生した農村部ではほとんどこの法律は無視されており震度4程度の地震でも全壊するような脆弱な建物が殆んどです。最も被害が大きかったインドネシア・ジョクジャカルタ特別州バントゥル県でレンガ造り平屋に住んでいたスリニングシさん(32)の場合、揺れは特に強かったわけでもなく食器棚の食器はすべて残りズラリと並んだグラスも倒れただけなのに建物は全壊しております。そして周辺家屋のほとんどが全壊しており、崩れたレンガに付いたモルタル片(厚さ2〜4cm)をはがし両手で少し力を入れると、苦もなく二つに割れる有様です。 この地方にはインドネシアでも最も活動的な活火山、ムラピ山(2,913m)が有り、1548年以来68回も噴火をしていることから、その土壌に火山灰が多く含まれていることから地盤が軟弱であることも建物の耐震強度を低下させているとも言われております。また、レンガの継ぎ目にセメントではなくこうした火山灰質のモルタルを使用していることにも問題が有ります。 地震で災害が発生するたびにインドネシア政府は日本など世界各国に緊急援助を依頼することの繰り返しに終始しておりますが、それでは何時まで経っても自国民を地震から救済することは出来ません。建築資材・工法を見直すとともに耐震基準を徹底させることがインドネシア政府の責務であると断じます。 |
今日、6月1日は「衣替え」の日です。街中で新緑の木陰を登下校する女子高生や女子中学生のセーラー服が紺系統から明るい白系統の色に変わると新緑の緑に映えて清々しい気分になるものですが、最近は制服着用が減りつつあるのと、暑くなったら6月1日を待たずに自主的に衣替えする学校が増えてきたこともあって、6月1日=衣替えと言う平安時代に宮中から始った行事は年々消えていくようで少し寂しい思いがします。 変わって登場してきたのは「クールビズ」です。夏の冷房設定温度を26.2℃から28℃に1.8℃上げることによる省電力によりひと夏で約160〜290万トンの二酸化炭素を削減することができることがその発想の原点です。この削減量は京都議定書の削減目標6%の約0.1〜0.2%に相当する量になりますからその効果は充分、評価に値します。 しかし、私には国会や予算委員会などで答弁する小泉首相をはじめ閣僚のクールビズがどうしても不自然に見えてくるのです。あの国会議事堂や委員会室の気温が本当に28℃になっているのでしょうか。もし、26℃前後に設定されていたらナンセンスで滑稽この上ありません。もし、冷夏で気温が26℃以下でクールビズでは肌寒さを感じても無理してクールビズで押し通すのでしょうか。 気温に合わせて服装を選択することは正しい行為であり、その意味で暑い時にクールビズを選択することは理に適った行為ですが、逆に涼しくなったらそれ相応の服装に着替えることもまた当然の行為です。従って、冷夏で気温が26℃以下だったら小泉首相をはじめ閣僚も普通のネクタイ・スーツに変えるべきと思います。クールビズはあくまでも手段であって目的ではないからです。 例えば酷暑の折に街を歩いている時はクールビズでいいのですが、映画館に入ると大抵の場合26℃以下になっていて肌寒さを感ずるはずです。そんな場合、女性はバッグに予め用意しておいたものを重ね着することで対応するようですが常時バッグを携行しない男性ではそうもいきません。従って、男性の場合も暑い時はYシャツのみ涼しい時はネクタイ着用したり重ね着したりすることで対応すればいいのであってわざわざクールビズ専用のYシャツを購入する必要は無いと思います。 男性のおしゃれの原点のひとつにネクタイ・スーツが有ります。私の経験ではネクタイ・スーツ以外のカジュアルスーツでおしゃれをすることは極めて難しいように思えます。クールビズ専用のYシャツでネクタイを着用すると不自然で着心地もよくないと思われます。暑い時はネクタイ・スーツ用のYシャツでノーネクタイで腕まくりし、少し涼しくなたら袖を下ろして携帯用のネクタイを着用するぐらいでいいのではないでしょうか。 つまり、クールビズは臨機応変に重ね着で対応できるようにすべきで、ここが衣替えと違うところです。女子高生が涼しいからと言ってクリーニングを済ませて衣装ダンスにしまってある冬着を引っ張り出して着るでしょうか。クールビズは衣替えではなく、一時的な暑さ対策と受け止めるべきでしょう。 |
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