| −日記帳(N0.1707)2006年08月19日− |
| ヒマラヤ・ローツェ三度目の挑戦 |
| −日記帳(N0.1708)2006年08月20日− |
| 惑星物語(1) |
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| エベレストを取り巻く8,000mの山々 (クリックするとローツェ南壁に変わります) |
上の画像は今年、ネパールに旅行した時に、エベレスト遊覧飛行機のコクピットから撮影したエベレスト近傍の風景です。この画像の左下の方に、世界第4位の高峰、ローツェ(8,545m)が見えます。一見、他のヌプチェ(7879m)やチョ・オユー(8,201m)より低く見えますがこの付近ではエベレスト(8,848m) に次いで高い山です。因みに第2位はヒマラヤ山脈の西端でパキスタン領内にあるカラコルム山脈のK2(8,611m)、第3位はヒマラヤ山脈の東端でインドと国境を接する付近にあるカンチャンジュンガ(8,586m)です。この画像をクリックすると、世界で登攀が最も難しいと言われるローツェ南壁がご覧頂けます。この画像は「岳人」1987年10月号で佳作に入選されたものを転載させて頂きました。 このローツェの初登頂は、1956年5月18日にエルンスト・ライスとフリッツ・ルフジンガーが率いるスイスの登山隊によって成し遂げられ、1979年5月12日にはオーストリア隊のZepp MaierlとRolf WalterがShar峰への登頂に成功し、更に2001年5月23日にロシアのEugeny Vinogradsky、Serguei Timofeev、Alexei Bolotov、Petr Kuznetsovの4人が東峰の登頂に成功しております。冬場の初登頂は、1988年 ポーランドのKrzysztof Wielickiによって成し遂げられ、女性による初登頂は 1994年 Chantal Mauduitが女性によって、また日本人による初登頂は2002年10月に三谷統一郎氏等の明治大隊によって成し遂げられております。 しかし、ローツェ南壁登攀は、14座すべてを最初に登頂したラインホルト・メスナー(イタリア)が89年春に挑戦したものの失敗したことから「21世紀の課題」と評されるなどにその登頂は難しい堺最大級の岩壁とされ、現にこれまでに登攀に成功したのは、1990年5月、ジャヌー北壁のみごとな単独登攀によって一躍ヒーローとなったスロベニアのトモ・チェセンが無酸素、単独で、同年秋に旧ソ連隊の17人だけですが、その後、トモ・チェセンの登攀についてはその真偽を巡って論争が起っております。また、冬季は2度試みられましたがまだ一度も成功しておりません。つまり、ローツェ南壁登攀は、エベレスト登頂よりも遥かに難しいわけです。 この冬季ローツェ南壁登攀にに情熱を燃やしている人たちがおります。日本山岳会東海支部のローツェ南壁登山隊のみなさんです。彼等は過去、2001年、2003年と二度に渡ってローツェ南壁に挑んでおりますが、いずれももう少しのところで断念し失敗に終っております。そして、3回目の挑戦が決まり今日、その壮行会が名古屋市内のホテルで行なわれました。 今回の総隊長と隊長は前回と同様に同支部常任委員の尾上昇氏(63)と田辺治氏(45)でアタックするのは田辺隊長以下6名です。登山隊は9月3日に日本を出発し12月中旬から下旬にかけて登攀が予定されております。もし、成功すれば冬季のローツェ南壁登攀としては世界初の快挙となるだけに楽しみです。 |
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| アンドロメダ銀河 (銀河系から230万光年離れ、銀河系によく似ている) |
今年は彗星、惑星についての話題がマスコミで報道され、日頃は天文には全く興味を持たない方々もこの話題に耳を傾けたり、目を移したり、声を掛けたりするようになりました。その代表事例が今年の5月に大接近した「シュバスマン・バハマン第3彗星」とプラハで8月14日から25日まで開かれる第26回国際天文学連合(IAU)総会で冥王星を巡っての惑星の定義の見直し決議です。 特に、後者では永年親しんできた「スイキンチカモクドテンカイメイ」の惑星の覚え方が変わってしまうかも知れないとあって子どもたちまで巻き込んで茶の間でこの話題が親子の間で弾んでいるようです。子どもたちに天文に興味を持たせることは科学立国を目指す日本にとって喜ばしいことです。そこで先回の「彗星物語」に続けて「惑星物語」をシリーズ化して勉強していきたいと思います。その第一回として今日は、「恒星と惑星」を取上げてみたいと思います。 数が多いことを「星の数ほど」という言葉で表わすことが有りますが、それでは一体夜空で見える星はどのくらい有るのでしょうか。通常肉眼で見える星は6等星まででその数は多くて8,000個程度と言われておりますが、望遠鏡を使えば20等星まで見えますがそれでも10億個程度で、2,000億個とも言われる銀河系の星のほんの僅かでしかありません。あの太陽でさえも広大な銀河系の中ではごくありふれた星に過ぎず、例えばオリオン座の中のペテルギウスという星の1/300でしかありません。そして、更に広大な宇宙の彼方からから見ればその銀河系も僅かに点状に見える程度で、マゼラン銀河やアンドロメダ銀河と同じような存在でしかありません。 人が死んだらお星様になると言って子どもたちの悲しみを紛らわせることが有りますが、これまでに死んだ全人類の数だけお星様が有るのだろうかと言う素朴な質問に対する回答例をネットで見付けました。それによれば、全く心配無用で、宇宙には、昆虫どころかプランクトンやウイルスのような微生物全て生物が死んだ数よりもはるかに星の数の方が多いので人類がいずれ滅亡するまでも墓標となるお星様は確保されていることになります。 ところで、夜空で輝いている星の殆どは太陽のように自ら燃えております。燃えると言っても石油や石炭のように燃えるのではなく、太陽のように水素爆弾と同じ原理で水素が核融合を起こしてヘリウムになる際に放出されるエネルギーによるものですが地球から遥か彼方にあるため、相対的な位置関係は殆ど変わず、常に(=恒に)同じ位置に在ることから「恒星」の名前が付けられました。一方、太陽系の惑星は自らは燃えない反面太陽からの光を反射し、更に恒星より遥かに地球に近いことから金星や火星のように明るく輝いております。 しかし、これらの惑星は地球に近い上、太陽のまわりを公転しているため常に同じ位置にはなく、動いて我々の目を惑わすことから「惑星」と言う名前が付けられました。どちらかと言えば、「惑星」の「惑」は「魅惑」の「惑」ではなくて「迷惑」の「惑」の意味が強いようです。 |
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