| −日記帳(N0.1721)2006年08月23日− |
| ロ・警備艇日本漁船銃撃の背景 |
| −日記帳(N0.1722)2006年08月24日− |
| 惑星物語(2) (太陽系誕生時の及第生の惑星と落第生の彗星) |
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| 根室沖に浮かぶ貝殻島の灯台 |
私は蟹が大好きです。当地で獲れる「ワタリガニ」は今が旬で美味しいのですが、生きているものは甲羅の幅が15センチぐらいの大物で一匹2,000円もするので我々庶民の口にはなかなか入りません。「ワタリガニ」は生きているものでないと本当の味を賞味することは出来ません。韓国産の輸入冷凍品ですと生ものの半値以下で売られているので時折、購入するのですが実がパサパサになっている程度なら何とか食べますが、韓国では問題にならないようですが、時折出くわす強烈なアンモニア臭がするものは食べられたものではありません。 この美味しい地物の「ワタリガニ」が処暑を過ぎる今頃になると何故か、毎年のようにスーパーの店頭からから姿を消してしまうことが多いのです。その理由は、来週の9月3日から試験引き、9月16日が宵宮、9月17日は本宮の「岸和田だんじり祭り」にありました。祇園祭や天神祭はハモが主流ですが、このお祭りではこの時期が旬で最も美味しい「ワタリガニ」を遠来からくるお客様に振る舞う風習が有ることから「カニ祭」の異名があるほどに「ワタリガニ」がこの泉州地方で賞味されるからです。最近は乱獲がたたって「ワタリガニ」が獲れなくなったため北海道から「ズワイガニ」などを取り寄せて代用にすることから「ワタリガニ」だけでなく他の蟹類まで高騰しますので、蟹好きの私には迷惑この上ありません。 ところが、その「ズワイガニ」の生ものが今年の春先、とても安かったので何回か購入して食べたことが有ります。冷凍品のようにパサパサしたり、身離れが悪かったりすることはなく、冷凍品では殆ど食べられない甲羅の下の本体の身も美味しく食べることが出来ました。いずれもこの商品の原産地表示には「ロシア産」が書き込まれておりました。日本産なら一匹2,000円はするものが半値以下で買える理由を店員さんに聞いてみたのですが納得できる回答は得られませんでした。 これは私の勝手な憶測で間違っているのかもしれませんが、これらの「ズワイガニ」はロシア漁船がロシア領海内で密漁したものが洋上で日本側に渡されたり日本の港に水揚げされたりした後、日本国内の正規の市場ルートに乗ったのではないかと推測してみました。ロシア人は日本人ほどには蟹を好んでは食べないと言われております。その点、日本人は無類蟹好きですので日本で売られる蟹の値段はロシア国内より数倍高いと言われておりますから自国より高く売れる日本に持ち込むのは当然のことです。 ロシア政府は旧ソ連崩壊後、自国領海と主張する根室沖等でのロシア魚船のカニ漁を許可制にして無許可の密漁船を取り締まってきましたが、ロシア警備艇に追われると領海侵犯の国内法がないため領海侵犯で摘発される恐れの無い日本の領海に逃げ込んでしまうためロシア側としては手の打ちようが有りませんでした。こうして日本側に逃げ込むかまたは意図的に水揚げのために日本の港に立ち寄ったロシア漁船が何らかの方法で密漁したカニを日本側に売り渡すことは充分考えられることと思います。私がスーパーで購入した「ズワイガニ」がその密漁品と断定はできませんが、安価な密漁品のために正規品が値崩れすることは有り得ると思います。 一方、ロシア政府としては、自国の密漁船を取り締まれないだけでなく、密漁品に課税出来ない上、正規の輸出価額と密漁品の売り渡し価額の差だけロシアが国として損害を蒙っているとして、その額が1,000億円を越えると、ガルージン・ロシア臨時代理大使が先日、記者会見で発言しておりました。そこで、ロシア政府は自国船の密漁の取り締まりを日本側に要請してきました。そこで、日本側はロシア側に協力する見返りに、日本漁船を銃撃しないように要請し、2000年にプーチン大統領の訪日の折に、「双方が拿捕時に銃撃しないこと」で合意し、正式調印こそしておりませんが議事録には残されていると言われます。 そのような中で、8月16日日早朝、北方領土・歯舞群島の貝殻島付近の海域で根室市の根室湾中部漁協所属カニかご漁船「第31吉進丸」(4.9t 4人乗)が、ロシア国境警備庁警備艇に銃撃された上拿捕され、その際の銃撃で乗組員の盛田光広さん(35)が死亡するという事件が有りました。どのような事情が有ろうとも、丸腰の漁船に向かって死傷者が出る恐れの有るような銃撃を加えることは人道上許されることでは有りませんので日本側の抗議は当然であり、上述のような背景も有るだけにロシア側にも非は有るものと思われます。多分、水面下で解決の糸口が手繰られていると思いますが、抑留されている3人の釈放と「第31吉進丸」の返還が望まれます。抑留者の証言と船体検分から真相が解明されることを期待します。 |
| 名称 | D | 画像 | R | M | P | p | e | E | T |
| 水星 | 0.387 | 0.38 | 5.43 | 0.24 | 58.7 | 0.206 | 0 | -183 | |
| 金星 | 0.723 | 0.95 | 5.24 | 0.62 | 243 | 0.007 | 0 | 465 | |
| 地球 | 1.000 | 1.00 | 5.52 | 1.00 | 23.9 | 0.017 | 1 | -70〜55 | |
| 火星 | 1.524 | 0.53 | 3.93 | 1.88 | 24.6 | 0.093 | 2 | -120〜25 | |
| 木星 | 5.203 | 11.2 | 1.33 | 11.9 | 9.56 | 0.048 | 62 | -130 | |
| 土星 | 9.539 | 9.45 | 0.69 | 29.5 | 10.4 | 0.056 | 47 | -180 | |
| 天王星 | 19.18 | 4.00 | 1.27 | 84.0 | 17.1 | 0.046 | 27 | -210 | |
| 海王星 | 30.06 | 3.88 | 1.64 | 164 | 16.1 | 0.009 | 13 | -210 | |
| 冥王星 | 39.53 | 0.18 | 2.13 | 248 | 6.4 | 0.248 | 1 | -220 |
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(註) D=惑星の太陽からの平均距離(地球を1として) R=惑星の赤道半径(地球を1として) M=惑星の密度(kg/cc) P=惑星の公転周期(年) p=惑星の自転周期(日) e=惑星の離心率 E=惑星の衛星の数(個) T=惑星の表面温度(℃ 雲の最上部) |
夜空に輝いている星の殆どは太陽のように水素爆弾と同じ原理で水素の核融合反応により自ら光を放っておりますが、核融合の進展に伴い水素→ヘリウム→酸素→鉄と次第に重い元素に変化し、太陽の質量のおよそ8倍以上の巨大な星の場合は、それらが星の中心部に集まるため密度の高くなった中心部は重力も大きくなりついには自身の重力によって内部から崩壊し、超新星爆発と呼ばれる大爆発を起こしてその星は死に絶えますが、その死骸から新しい星が誕生することになります。 47億年前、現在の太陽の近くで巨大な星が上述のプロセスで超新星爆発を起こして死に絶えました。その時に撒き散らされた星の死骸の破片は星間雲になって、回転しながら徐々に平たくなりやがてガス状の円盤状になり、その中心に原始太陽が誕生しました。その際約99%は太陽そのものとなりましたが、残りの約1%は太陽から飛び散って星となっていきましたが、その飛び散り方とその成分が飛び散った星のその後の運命を分けました。(注:実際はもっと複雑なプロセスを経て飛び散ったものと思われますが、後の話を判りやすくするためにここでは太陽から接線方向に飛び散ったことにします。) まず、飛び散り方は飛び散る際の速度で代表させることが出来ます。その速度が第二宇宙速度(約11.2 km/s)以下なら例え、飛び散っても太陽の引力に対抗できる遠心力に相当する速度に至らないため再び太陽に戻ってしまい二度と星にはなれません。しかし、第二宇宙速度以上で飛び散った星たちには太陽の引力を振り切って星になる権利が与えられますが、第三宇宙速度(約16.7 km/s)以上で飛び散りますとその遠心力が強くなり過ぎて太陽の引力と釣り合う間もなく遥か宇宙の彼方に永遠に去っていく悲しい運命を辿ることになります。 第二宇宙速度以上で飛び散っていく星たちの運命はケプラーの法則による軌道方程式で表わさすことができます。この軌道方程式のパラメータに離心率eが有ります。この値によって星たちがどのような運動するかを知ることが出来ます。飛び散る速度が第三宇宙速度未満の場合は離心率は e<1.0 となって星たちは太陽を中心にその周りを周回することになり晴れて太陽系の星、つまり惑星となります。 その場合、離心率がe=0.0に近くなるほど真円軌道に近くなり、e=1.0に近くほど長径と短径の比が大きい長細い楕円軌道に近くなっていきます。惑星の中で最も離心率が小さいのは金星でe=0.007 次いで海王星のe=0.009、地球は3番目でe=0.017 逆に最も大きいのは冥王星のe=0.249です。もし、第三宇宙速度に等しくなるとe=1.0 となって星は放物線軌道、第三宇宙速度より大きくなるとe>1.0となって星は双曲線軌道を描き、いずれも宇宙の彼方に去り二度と太陽には戻れません。つまり、上述の第三宇宙速度以上になって宇宙の彼方に永遠に去っていく悲しい運命を辿るか否かの運命の分かれ目がe=1.0となるわけです。この関係を整理すると次のようになります。 e=0.0 真円軌道(地球や金星がこれに近い) e<1.0 楕円軌道(火星やハレー彗星等) e=1.0 放物線軌道(彗星の一部) e>1.0 双曲線軌道(その存在はまだ未確認) 太陽から飛び散った後の軌道方程式の離心率がe<1.0となって、晴れて太陽の周りを周回することになった星たちには、飛び散った時の星たちの成分と大きさによる次なる運命が待ち受けていました。その運命は人間が勝手に決め付けた命名のしかたに過ぎないのですが、まず飛び散った時の大きさが1000km以上の9個の星を「水金地火木土天海冥」として「惑星」と名付け(上表参照)、それ以下の星は惑星としては不合格として「小惑星」と名付けました。 ところがその後、クワオワー(直径約1300km)、セレス(直径約910km)、2004 DW(直径約1400km)などの小惑星が発見されるに及んで、惑星として堂々と名を連ねている冥王星(直径約2400km)との差は一体何なのだとの論議が出て、最近はこの冥王星を落第させて小惑星と呼ぼうとの意見が相次いでいることから、惑星と小惑星は厳密にはその差は無いと考えていいと思います。これら小惑星と呼ばれる小さな星は、軌道が分かっているものだけでも2万個以上は有ると言われ、その多くは火星と木星の軌道の間の「小惑星帯」と呼ばれるゾーンに集まっております。 飛び散った時にその成分が惑星や小惑星のようなしっかりとした地質ではなくて氷(水の氷と、ガスの凍ったものの両方)と塵の混合物からなる核(汚れた雪だるまとも呼ばれる)を持った星たちがおりました。この星たちの核は、太陽に近付くと太陽から放射される熱によって蒸発して自らの周りを球状に覆い(コマと呼ばれる)、太陽からの放射圧と太陽風により、太陽と反対側の方向に尾(ダストテイルと呼ばれる)を引くようになります。そのため、これらの星たちは彗星(彗=ほうき)と呼ばれ、惑星と差別されました。 この彗星にも離心率eによって後の運命が分けられました。e=1.0 となって星は放物線軌道、第三宇宙速度より大きくなるとe≧1.0になった彗星は放物線か双曲線を描いて飛び散ったまま宇宙の彼方に永遠に去っていきました。幸いにも、e<1.0になった彗星は比較的eが1に近くて長円軌道を描くものの惑星と同じように太陽の回りを周回するようになりました。そこで、前者は非周期彗星、後者は周期彗星と呼ばれるようになりました。1995年現在、878個の彗星が確認されこのうち184個が周期彗星でこれ以外の彗星の軌道は決っていないようです。 惑星や小惑星は比較的円に近い楕円軌道をとるものが多いのに対し、彗星は離心率eが大きいため非常に細長い楕円や放物線、双曲線の軌道をとるものが多いようです。また、彗星の本体となる核は小惑星より更に小さく直径1キロから大きくても数十キロ程度のために他の大きな星からの引力の影響を受やすく、小惑星のように落ち着いて決った軌道をとれないまま惑星や小惑星の重力ではじき飛ばされたりして、太陽系のずっと外にあって太陽系をすっぽり包んでいる「オルトの雲」まで飛ばされ、今度はお隣の恒星の重力でまた別の場所に飛ばされ、飛んでいった先に大きな星があればその重力でまた飛ばされて・・・といった具合に宇宙を転々と放浪する彗星もあります。 こうして、太陽から飛び散る時の三つの条件(速度、大きさ、成分)を全て満たした星が惑星として太陽系の優等生の星となり、大きさだけが満たされなかったものが小惑星として及第し、大きさ、成分が満たされなかったものが彗星として落第生のレッテルを貼られながらも太陽族として他の大きな天体に苛められながらも我慢強く太陽の回りを周回しております。そして、三つの条件全てが満たされなかった星は非周期彗星として放物線や双曲線を描きながらいずれ遠い宇宙の彼方に去っていきます。このように惑星も小惑星も彗星も元をただせば同じ星から生まれ、その超新星爆発の後の条件の違いでそれぞれに分かれていったのでした。(当サイト日記「彗星物語」よろ引用 |
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