中国茶
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最近中国茶がお気に入りです。茶葉の種類も多く、茶器も可愛く、香りや味を楽しむその淹れかたもいい!!。味だけでなく、お茶を楽しむという意味でもとても気に入っています。最近は専門店も多いので、茶葉を選ぶのも楽しみです。特に凍頂ウーロン茶と龍井茶が好き。凍頂ウーロン茶の爽やかな蘭のような香りは、でも決して甘ったるくなくとても気持ちがリラックスします。同じウーロン茶でもいろんな種類があります。龍井茶のサクラの葉漬けとも共通のなんともいえない香りも好きです。緑茶も青茶も黒茶もそれぞれ個性があり、気分やお茶請けに合わせて今日は何を飲もうかな〜と考えるのは楽しいものです。
お茶によってお湯の温度を変えたり、多少手順も違ったりします。小さくておままごとセットみたいで可愛い茶器で、手順に添ってお茶を淹れてると、そのこと自体も楽しいのです。もちろん特に専用の茶器がなくても、「淹れる」という気持ちで大切にすれば美味しいお茶を楽しめると思います。ごく普通のことを丁寧にすることの中に大きなゆとりの時間や幸せな気持ちが詰まっていることを、例えばお茶を大事に淹れることからも感じることが出来ると思います。
以前中国の四川省の古都・成都に2週間ほどホームステイしたことがあります。ホストファミリーのお父さんはとても美しい声で鳴く鳥を飼っていたのですが、数日に1度、その鳥の入った鳥かごを下げて、近くの庭園の美しい公園に散歩に行くのです。公園内の東屋風の建物の軒には鳥かごがぶら下げられるよう杭が打ってあって、お父さんはそこにひょいと鳥かごを下げると長いすにゆったりと座ります。同じように数人がいつも集まっていて、景色を眺めたり鳥のさえずりを聞いたり、話をしたり・・・のんびりと時間を過ごすのです。帰りには市場の中にある茶館でお茶をします。道に面した屋外のスペースに椅子と机が無造作にボンボンと置かれていて、そこに座ると、奥からお姉さんが出てきて、蓋付きの湯のみを置き、中にパパッと茶葉を入れ、ボンとポットを置いていくのです。お父さんはアツアツのお湯を注ぎ、蓋をして蒸らした後、先ず蓋を開けて蓋の裏の香りを楽しんでから、再び蓋をして蓋をずらしてその隙間からお茶を飲むのです。もちろん大事な鳥かごは机の上…。またまたゆっくりと過ごすのです。決して裕福ではなく、むしろとてもつつましく暮らしている家庭でしたが、豊かだなーと思ったものです。今もお父さんの大好きだった花茶(ジャスミン茶)を飲むとその頃のことがふっと思い出されます。そして幸せの原石は自分の手の中にある・・・それに気付いて磨くのは自分なんだということを、優しいお父さんの姿から再認識するのです。
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