衣替え 衣類の虫よけ編

今年の冬はとても寒かったですが、それでもだんだんと春めいてきました。
衣替えのときに、クリーニングに出すもの、自分で洗濯するものに分け、
ウール製品などには防虫剤を入れ、キチンと保管すれば、
またきれいな状態で着られます。そのためにも防虫剤のことを
少し、知っておきましょう。
防虫剤を正しく使おう。
春から秋にかけて、気温が20℃前後のときに衣類の害虫の活動が活発ですが、季節に関係なく、活動の条件さえ整えば活動します。また、乾燥したところでも充分生息できるので除湿だけでは防虫できません。
衣類に食べこぼしやしみ、汗などがついたまましまうと害虫の格好のえさになってしまいます。次のシーズンに着るためには、しまう前に良く洗って汚れを落としてしまいましょう。
気化した防虫剤のガスは空気より重いので、上から下へ流れます。防虫剤は必ず上におき、衣類を重ねて収納するときは、衣類の間にも忘れずに。また洋服ダンスやクローゼットに洋服を吊るときは、スペースをゆったりとって、ギュウギュウ詰にしない。
クリーニング屋さんからのお願い。
防虫剤の特徴
薬剤名 におい 効き目
しょうのう あり 約5〜6ヶ月
ナフタリン あり(強い) 約5〜12ヶ月
バラジクロルベンゼン あり(強い) 約3〜6ヶ月
ピレスロイド系 なし 約6〜12ヶ月
パラジクロルベンゼンは金、銀、ラメには使えません。
注2
しょうのう、ナフタリン、パラジクロルベンゼン、の3種類のうち2つのものを同時に使うと液化して洋服にしみがつくことがあるので注意してください。
注1
クリーニングから戻ってきた衣類は袋から出し、風通しの良い所で1〜2時間陰干ししてから保管する事をお薦めします。包装されたまま保管するとカビが発生することがあります。
クリーニング店で使っているハンガーはあくまでも運搬用、店頭での一時的な保管用です。長時間、このハンガーにかけたままにしておくと大切なお洋服の型崩れの原因になります。長時間保管する場合は、幅の広い厚みのあるハンガーを使うことをお薦めします。
衣類の害虫はウールなどの動物性繊維を好みますが、綿などの植物性繊維も食べます。冬物に限らず夏物もしっかり防虫します。汗や食べこぼしがあると、さらに被害にあいやすくなります。
色の違いが生じることがありますのでスーツやスリーピース、アンサンブルなど上下一緒にクリーニングに出してください。
防虫剤と除湿剤をいっしょに使って、カビの発生を防ぐ。
衣類の害虫のほかに気になるのが、カビ。洋服ダンスや収納ケースはどうしても湿気がこもりがちです。そんなときは防虫剤と一緒に除湿剤を使います。除湿剤は除湿効果のほかに、消臭効果もあるので、防虫剤のにおいも緩和できます。除湿剤は3〜4ヶ月を目安に液状やのり状になったら取り替えましょう。
新聞紙で簡易防虫・除湿
防虫シートや新聞紙を敷くと、防虫・除湿効果があります。衣類の入れ替え時期などに引き出しや収納ケースの底に敷きます。
においがつかないピレスロイド系の防虫シートをつかってください。他の防虫剤との併用も可。ただし真ちゅうのボタンなど銅をふくむ製品は不可。
印刷インクには虫が嫌う成分があります。インクが衣類に移らないように衣類との間に白い紙を敷きましょう。