| ヒヨコマメ虫の再現実験
10月16日(火)
10月6日、発芽しない古いポットのヒヨコマメがどうなっているか、掘り出してみたら幼虫がいた。発芽しないで腐敗したマメ全て(8ポット)から幼虫を見つけた。(10月6日記述済み)
さて、幼虫はどこからポットに入ったか、ヒヨコマメには幼虫の卵があるか気になって
再現実験を試みた。
幼虫はどこから来たか、疑わしきは
1、マメの中
2、マメに付着している
3、マメを発芽させる培養土
4、ポットで発芽させる間に外部から
実験1(10月6日スタート)
ヒヨコマメ:通販で購入した食品用(10月6日虫を発見した同じ包装品)
ヒヨコマメを水で洗い、一晩水に浸す。(10月6日)
マメを蒔く前に、さらに清水で洗う。(10月7日)
ポットにタキイの種まき培養土を入れ、潅水させ、マメを1ポットに2個埋め込む。
ポットをバットに入れ、屋外の架台の上に放置する。(10月7日)
実験2(10月6日スタート)
ヒヨコマメ:通販で購入した食品用(10月6日虫を発見した同じ包装品)
実験1と同様に処理した(10月6日)豆を、畑の土(ヒヨコマメを栽培している畑)をポットに入れ、1ポットに2個埋め込み、水を撒布する。
ポットをバットに入れ、屋外の架台の上に放置する。(10月7日)
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| 実験1 種まき培養土 |
実験2 畑の土 |
実験3(10月13日スタート)
ヒヨコマメ:通販で購入した食品用(10月6日虫を発見した同じ包装品)
ヒヨコマメの前処理は一切しない。包装品をそのまま使用する。
ポットにタキイの種まき培養土を入れ、潅水させ、マメを1ポットに4個埋め込む。
ポットをバットに入れ、屋外の架台の上に放置する。(10月13日)
黄色のポットは豆を蒔かないコントロール(種まき培養土のみ)
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| 実験3 マメ処理なし |
実験3 架台に載せる |
経過報告(その1) 10月16日(火)
種まき後10日、幼虫を発見
実験1
発芽しない種を掘り起こし割ってみる。
いた!いた!虫がいた。2〜3ミリ。まだ小さい。
2匹、3匹、マメの中から身体を出し頭を振っている。
実験2
発芽しない種を掘り起こし泥をそーッと取ると、いた!いた!
2匹いる。種の表面にいる。大きさは2〜3ミリ。
割ってみる。いたいた、中にもいた。
手が滑ってコンクリートの上の種を落とした。虫が分からなくなった。
別に1個掘り起こして割ってみると、やはりいる。3匹いる。
考察
種まき培養土でも、畑の土に蒔いても、ヒヨコマメに幼虫がいることが分かった。
腐りかけたマメでは表面と割った中心部にも幼虫がいた。マメの中心部に体を埋め て頭を振っているものもいた。
種を蒔いてから10日間で卵が孵化したと考えられる。
卵がどこにあるか、確かめたいものだ。発生時2〜3ミリの幼虫の卵はかなり小さいと
思われる。透明性があれば肉眼では無理かな?卵がマメの中にあれば、収穫前の
開花時に産みつけられた可能性が出てくる。
この幼虫、大事に育てて成虫を見たいものだ。
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| 写真1−A |
写真1−B |
写真1−C |
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実験1
10月16日撮影
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写真をクリックすると
拡大します。 |
| 写真1−D |
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| 写真2−A |
写真2−B |
写真2−C |
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実験2
10月16日撮影 |
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| 写真2−D |
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発芽率と幼虫の存在について
実験1の発芽率 3/20
実験2の発芽率 1/20
発芽率と幼虫の存在の関係は今のところ全くわからない。10月6日の記述では関係がありそうな仮説を述べたが、自信がなくなった。早計過ぎたことを反省する。
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実験1&2 10月16日 |
経過報告(その2) 10月29日(月)
土の中に蛹を発見
実験1(タキイの培養土使用)
実験1の発芽しないマメを掘り起こしてみるとマメは土に同化して僅かに滓が残っていた。ヒヨコマメ虫は見当たらない。
実験2(畑の土使用)
実験2の発芽しないマメを掘り起こしてみると、長さ6ミリ、幅3ミリに成長した、丸くなった幼虫がいた。(写真2−a)
マメの滓の中に蛹らしきものがある。(写真2−b)
土を砕いてみると赤い蛹が一つのポットから2〜3個出てくる。(写真2−c)
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| 写真2−a |
写真2−b |
写真2−c |
| 写真をクリックすると拡大します |
実験3
実験3の発芽しないマメを掘り起こしてみるとマメの中に幼虫がいる。(写真3−a)
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| 写真3−a |
考察
畑の土を用いたポットから赤い蛹を発見した。マメの中にも同様な蛹があるから,マメの中にいた幼虫が,マメから出て、土の中で蛹になったと思われる。マメの中に、蛹になる前の状態に見える成長した幼虫がいたので引き続き観察する。
タキイの培養土を用いた実験1のポットから幼虫を発見できなかった。発芽しないマメは土と同化して、マメの滓が残っているだけであった。培養土の中で蛹になっていることが考えられるので、培養土の中を時間をかけて精密に調査してみたい。
一週間遅れで種を蒔いた実験3の発芽しないマメの中に幼虫がいた。ヒヨコマメの中で卵が孵り幼虫が発生することが再度確認できた。
幼虫の餌つけ
実験4 (10月27日スタート)
a)ポットに植えたヒヨコマメの苗木の若い芽に、発芽しないヒヨコマメの中にいた幼虫5匹を付け、密閉したケースの中で餌付けする。(写真4−a)
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| 写真4−a |
写真4−b |
b)洗った根を水につけ、水耕栽培状態で枯れないようにしたヒヨコマメの苗木の若い芽に、発芽しないヒヨコマメの中にいた幼虫を10匹つけ、密閉したケースの中に入れ餌付けする。(写真4−b)
蛹と幼虫の観察
実験5 (10月27日スタート)
a)実験2の土の中で発見した蛹を密閉したケースに入れ観察する。(写真5−左上)
b)発芽しないマメの中で見つけた蛹を土のついた状態で観察する。写真5−右上)
c)実験2のマメの中で発見した成長した幼虫を土のついた苗木に付け蛹への変化を観察する。(写真5−右下)
d)発芽しないマメにいる若い幼虫を土のついた状態で観察する。(写真5−左下)
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| 写真5 |
考察
ヒヨコマメ虫の食性は分からない。たとえば,シジミ蝶の場合は、初期幼虫は、コナラ,クヌギ、ハンノキや梅の若芽を食べて,脱皮を繰り返し蛹になる。ヒヨコマメ虫がヒヨコマメの若芽を食べるか試行錯誤で,実験4を試みた。
実験4−aでは,幼虫は土の中に潜っていくのが観察され,2日後には5匹とも見当たらなくなった。4−bでは,ケースの蓋,他、あちこちで見うけられる。葉を食べているか確認できない。
実験5−cでは,幼虫が2日後に蛹に変わるのが観察された。土の中で発見した蛹はその後変化はない。
幼虫がマメを食餌とし、蛹が土の中で見つかったことから,ヒヨコマメ虫はシジミ蝶ではなさそうだ。あずきゾウムシ、くり虫に似たゾウムシの仲間かもしれない。
さてさて、蛹はどんな成虫に変身するのだろうか?楽しみだ。
虫が発生、但しヒヨコマメ虫の成虫ではない。
11月4日(日)
実験4の結果
a)ポットに植えた苗木につけた幼虫は土の中に消え姿を見せない。
密閉した容器の中には体長2.5ミリの「ぶよ」のような小さな虫が多数発生した。その数およそ20,30匹。明らかに苗木につけた幼虫が成虫になったものではない。苗木の土から発生した虫だ。小さなポット一つからこんなに多い生物が湧いてきたのにはびっくりした。20、30個の苗木を育てている庭では、毎日こんなに多くの生物が自然発生していると思うとぞっとする。
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写真4−a)
容器の中に発生した成虫 |
b)根を洗ったヒヨコマメの葉につけた幼虫10匹は、3匹行方不明、7匹は葉の上又は容器に敷いた紙の上で死亡(蛹?)した。ヒヨコマメの葉を食べた様子はない。
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写真4−bー1
虫の発生はない |
写真4−b-2
葉の上で死亡した幼虫 |
写真4−b-3
容器の隅で死亡した幼虫 |
実験5の結果
a)b)c)d)の実験が一つの密閉した容器の中で行われている。どの実験から発生したか分からないが、体調5ミリの赤い目をしたハエの様な成虫が5匹発生した。
実験5−a) 3個の蛹は色が黒ずんできたがそのままである。
実験5−b) マメの滓の中の蛹はまだそのままである。
実験5−c) 幼虫の一つは蛹となり,残る一つの幼虫はカビが発生したので取り除いた。
実験5−d) 苗木は成長したが変化はない。
したがって,abcdのどの系からハエ様の成虫が発生したか不明である。
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写真5
蛹はそのままである |
写真5-1
体長5ミリのハエ様成虫 |
写真5−2
赤い目をした成虫 |
考察
実験4−aのポットに使った土はタキイの育苗培養土である。多数の生物が湧いてくる。
ヒヨコマメ虫が成虫に成った気配はない。
実験4−bの系では幼虫は死滅(蛹?)して,成虫は全く観察されない。
この実験から,ヒヨコマメ虫がヒヨコマメの葉を餌にして成長する可能性は少ない。
実験5から、ヒヨコマメ虫の可能性が高い蛹はまだ゙成虫に成らない。
観察された5匹のハエ様成虫は培養土または畑の土から発生したと思われる。
結論は,今回発生した成虫はヒヨコマメ虫の成虫ではない。
ヒヨコマメ虫は体毛を持った黒い蝿
11月8日(木)
10月27日にスタートした実験5から成虫が発生した。
体長7〜8mmの体毛をつけた黒い蝿であった。
実験5から発生した成虫は腐敗したヒヨコマメの滓の中にあった蛹からでた成虫である。
残念ながら,ヒヨコマメ虫の成虫はゼフィルスとは似ても似つかぬ昆虫、体毛をつけた黒い蝿であった。(蝿の種類は不明)
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| 実験5の成虫 |
写真をクリックすると
拡大します。
撮影11月8日 |
実験はここで終わりとする。

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