「マリア様がみてる」の舞台を推理!

決行!!一人マリみてオフッ!!

 「マリア様がみてる」の舞台は果たしてどこか!?などと「そんなもんフィクションなんやけん、イメージ重視で楽しめばよかろうもん。リアルに知ってしまったらイメージが崩れてしまうやんか」と納得しつつも抑えられない衝動にかられ行ってきました。

 学園の最寄の駅であるM駅初デートの舞台でもあるK駅、「いばらの森」で具体的に名前の出てきた新宿駅から地下鉄で向かう宮廷社のあるJ駅など、東京都下、武蔵野の面影を残す緑の多いその地区は果たしてどんな場所であろうか!?

決行日:

2002年9月23日・・東京女子学院、西武線武蔵関駅、JR中央線三鷹駅、武蔵境駅を散策
2002年9月29日・・武蔵野女子学院、武蔵境駅、三鷹駅を散策

2002年10月14日・・マリみて舞台ツアー。同行者つきみのせひら氏、vunya氏

2002年11月2日・・吉祥寺駅から五日市街道を歩いて武蔵野女子学院まで

 

内容にはネタバレを含む箇所を多く含みます。

記事の内容は「マリア様がみてる」本編の記述を基に、個人的解釈を踏まえたうえでの推測に過ぎません。

女子校の名前を実名で載せています。

関係者の方に迷惑がかかる恐れがあるので、くれぐれも悪用しないようお願いします。

むしろ、武蔵野のある地区をモデルにしたら、設定に対してこういう解釈ができました。程度に考えてください。


はじめに

 本編を読んでいくと、所々に現存する固有名詞や、ある地名をローマ字表記した時の頭文字で表したものが見つかります。

 JRで新宿まで出て、そこから地下鉄。(「いばらの森」161P)などの固有名詞と、M駅、K駅、H市など、ある地名をローマ字表記したものの頭文字を取った名前を見つけます。

これらは作者が明らかに意図して付けた名前であり、無意味なものではありません。

 そこで唯二つの固有名詞である新宿駅とJR線の単語をキーワードに、祐巳達の交通手段として出てくるバスの停留所や、バスルートの風景、そのバスの停留所のあるM駅K駅の描写から、舞台と考えられる地区と女子高を仮定してみました。


 先ず、M駅を検証します。

●K駅をJR中央線吉祥寺駅と仮定。

●「いばらの森」で祐巳たちが宮廷社へ向かうときに新宿駅で地下鉄に乗り換えるので、リリアンから最寄のM駅は新宿まで1本で行ける路線である。

●ちなみに、宮廷社のあるJ駅は集英社のある都営新宿線神保町駅であると断定。

吉祥寺駅周辺の路線で新宿駅に繋がる頭文字にMの付く駅は・・

M駅・・西武線武蔵関駅、JR中央線三鷹駅、武蔵境駅と仮定


M駅候補その1:西武線武蔵関駅周辺地図

近所に中高一環教育の東京女子学院
・・ttp://www.tjg.ac.jp/index_s.htm

と、その近所に東京カトリック神学院・・ttp://www.cwjpn.com/kajiback/y2000/3601/4p-shingakuin.htm

そして大学(上智大学神学部)があります。
 しかも駅の北口側に位置し、北口から吉祥寺駅までのバスもありました。駅の中にはちゃんと本屋さんもあります。
ただ、小説の記述と異なるのは駅まではバスで行くような距離ではないうえ、駅北口のバス停の外観がイメージと著しくかけ離れているので、こちらではないな。と。

 

 しかし、東京女子学院は授業の中に礼法や華道などが組み込まれているお嬢様教育?を行っており、しかもあいさつが「ごきげんよう」!各クラスの分け方はA組とかB組とかではなく、月、雪、花、梅、松、桜、星。(当学院に通っていた友人を持つ知人からの伝聞)とマリみての世界そのまんまを展開しています。

20021014_3.JPG (22895 バイト)東京女子学院正門写真中央。ニケの像でしょうか?マリア様ではありませんね

学院自体は丘の上に建っている上、高い壁に覆われており、当然ですがこれ以上中を伺うことはできません。


M駅候補その2:JR中央線武蔵境駅周辺地図


 こちらはバスで行ける範囲のところに武蔵野女子学院
・・ttp://www.mj-net.ed.jp/index.html

という幼稚園から大学(小学部はありません)までの学園があります。

アクセスマップがありました。吉祥寺、三鷹、武蔵境のどの駅からもアクセス可能です!


 仏教系の学院ですが、武蔵境から三鷹までの循環バスもあり、しかもどちらも北口からの発車という、小説の中での説明と同じです。

三鷹駅発武蔵野女子学院行きバス停留所武蔵境駅北口 学院経由三鷹駅行きバス乗り場


 ここでリリアン女学園のある地区を武蔵野女子学院に仮定したうえで、次にK駅を検証してみます。

周辺地図

K駅は吉祥寺駅と仮定したままです。

 「ウァレンティーヌスの贈り物:後編”ファーストデートトライアングル”」でK駅とK街の描写、K駅からリリアンへバスで向かうルートが細かく書かれています。

その中で志摩子と静さまがK駅からリリアンまで向かうバスルートから見える周辺の風景を上げてみます。

●K駅北口発リリアン女学園前経由の循環バス(74p)

吉祥寺駅北口女子学院前経由バス乗り場

●バスは停留所ではない場所で停車している。50メートルほど先にある信号は青である(76p)

ロータリーから吉祥寺通りに出る平和通りは吉祥寺通りの渋滞のため停滞気味地図

(志摩子が)毎日利用しているM駅から(学園行き)の循環バスの路線と合流する(79p)

五日市街道で三鷹駅発のバスと合流地図

●バスは神社の前を滑る(80p)

八幡神社地図


M駅候補その3:JR中央線三鷹駅周辺地図

 循環バスの発着所で三鷹駅の名前が出てきました。M駅を三鷹駅に仮定してみます。M駅に関する本編での描写は「いばらの森」で祐巳と祥子さまが「いばら森」を購入するためにM駅駅ビルのブックセンターに立ち寄ります。

校門で別れを告げ、祐巳は祥子さまと二人バスでM駅へ向かった。(48p)

>武蔵野女子学院前三鷹駅行きバス停

武蔵野女子学院前三鷹駅行きバス停

バスは、ロータリーを大きく回って駅前の降車場に止まった。(48p)

>三鷹駅北口ロータリー

三鷹駅北口

”駅の階段を上り、改札口を横目で眺め、祐巳と祥子さまは駅ビルの中に入った。三階に目的のブックセンターがある。”(48p)

>三鷹駅駅ビルLONLONの4階にある書店

三鷹駅北口から駅の改札を横目に眺めたところにある駅ビル3階入り口駅ビル4階にある本屋さん「少し、お尋ねしたいのですが・・」

また、武蔵境駅には駅ビルは存在しないため、M駅候補より除外します。

注)ただし、マリみてDB様によると『いばらの森』初版は1999年5月なのに対して、三鷹ロンロン完成は1999年10月。

ですが、気にしないことにします。

 

以上の検討結果より、ここではK駅を「吉祥寺駅」、M駅を「三鷹駅」。

リリアン女学園周辺のモデルは「武蔵野女子学院」とします。

 

 M駅が三鷹駅だとすると、以下の仮定が成り立ちました。

>志摩子はM駅(三鷹駅)より学園にバスで通っている。

>ならばJR中央線を利用する志摩子の自宅、小寓寺のあるH市は日野市、もしくは八王子市では?

 

 そしてK駅である吉祥寺駅では・・

「ウァレンティーヌスの贈り物:後編”ファーストデートトライアングル”」 より

●「JR線K駅の駅ビル二階側の改札を出た所に祐巳の姿が・・」(44p)

JR線K駅の駅ビル二階側の改札

祐巳、蔦子さんの視点で令ちゃんと田沼ちさと嬢の待ち合わせ場所を望むJR線K駅駅ビル二階側の改札を出たところ田沼ちさと嬢の視点

 

 また、田沼ちさと嬢と令ちゃんのデート終了後、駅で別れたあとの記述がありますが、令ちゃんは電車賃を出さないでK駅(吉祥寺駅)まで来た(151p)ので、普段は電車でK駅(吉祥寺駅)まで行くという意味で中央線沿いの駅を利用していることがわかります。


 それでは、リリアン女学園の場所のモデルになったであろう武蔵野女子学院について

残念ながら、劇中に描かれているような丘の上には建っておりません。

武蔵野女子学院・・ttp://www.mj-net.ed.jp/index.html

アクセスマップ

武蔵野女子学院前の歩道橋より周辺のパノラマ

 

数々のドラマが生まれるM駅(三鷹駅)行き学園前バス停。

武蔵野女子学院正門

 

学院の側道手前には赤いスポーツカーが止まったり、その脇にある側道の向かう先には支倉家、島津家が?または加藤景の下宿があるかも?

 

 

三鷹駅行きのバス

 


おまけ

三鷹駅南口バスロータリー祐巳はM駅をまたいでバス通学をしています。(「いばらの森」138P)

三鷹駅南口のバス停、ここから帰宅の途に就くのでしょう。

調布方面でしょうか?

そして、祥子さまはこのM駅で祐巳と別れて電車に乗ります。

 

それでは祥子さまのお住まいはどちら?

新宿方面だと思うのですが・・

小笠原伯爵邸・・・ttp://www.ogasawaratei.com/

・・考えすぎや(−−;

 

 


 今のところリリアン女学園の場所は武蔵野女子学院を中心とした地区がモデルになっていると考えられます。しかし物語は当然フィクションなので結論は出せません。

 作者自身がリリアンは「いろんな要素をごちゃ混ぜにした架空の学園(「マリア様がみてる」あとがき)と述べておりますので、特定のモデル校はないのでしょう。

  武蔵野は東京都心から少し離れただけで緑の多い住みやすい地域です。

このように舞台を探して検討するのは初めての試みでしたが、地図を片手に、謎解きをしながら宝を探しているようで楽しかったです。登場人物の行動をなぞって舞台を思いながら歩くと、リリアン女学園に通う彼女たちの世界の中に入り込めた気がしました。

2002年10月26日 千草亮(改)

改稿・・・・・・・2002年10月31日

2002年11月3日

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