
| 宮沢賢治について知っていることはありますか。 |
| 「雨ニモ負ケズ」は、どこまで知っていますか。 |
| 「グスコーブドリの伝記」の登場人物を言えますか。 |
| 「伝記」と言っていますが、グスコーブドリは実在の人物なのですか。 |
| では、ネリは誰のことだと思いますか。 |
| 賢治には弟と妹がいました。弟は清六、妹はトシと言います。 ネリはおそらくトシのことではないかと言われています。 |
| ところで、「グスコーブドリ」って、変な名前ですよね。 賢治は自分でものに名前をつけるのが得意だったようで、 よくカタカナの名前を作っては自分の作品に登場させました。 |
| 例えば「イーハトーヴ」って何だと思いますか。これは地名です。 |
| ローマ字に直してごらん。 「IHATOVU」になりますね。 賢治の出身はどこだか知っていますか。 |
| 岩手は昔はひらがなで「いはて=IHATE」と書きました。そこから ひねって、自分の生まれた岩手県を「IHATOVE=イーハトーヴ」 と呼んだのです。 これから勉強する「やまなし」にも、ちょっと考えなくては 意味の分からない「作った言葉」、造語がいろいろとでてきます。 |
| これから「永訣の朝」という詩を黒板に書きます。 皆さんはノートに視写してください。 |
| 意味の分からない言葉はありましたか。 |
| 「あめゆじゅ」は「雨雪」、雪のことです。 「とてちて」は「取って来て」、 「けんじゃ」は「賢治さん」という呼びかけです。 |
| 岩手県の方言ですね。 「オラ」は「私」のこと。「しとり」は「一人」です。 「私はこれから自分1人で行く」ということです。 |
| 賢治の詩の特徴です。同時に2つのことが頭に浮かんだり見えたり したときには、1つを()に入れて、同時進行をしていたと読めば いいのです。 このように賢治は独特な詩を書きました。心に浮かんだことを スケッチブックに書くように言葉にしたので、自分で「心象スケッチ」 と名付けました。 |
| この「永訣の朝」は、どんな状況で書かれたと思いますか。 |
| 妹のトシは、胸を患い、若くして死にました。賢治は最愛の妹を 亡くそうとするその場面で、枕元でこの詩を考えました。 外にはきれいな雪が降っていて、トシはその雪を最後に食べたい、 と、賢治兄さんに「取って来て」と頼んだのだそうです。 |