パー子の軌跡

でこれまでの、パー子の6年間の歩みと、なかまたちとのふれあいです。
これが、聞くも涙、語るも涙のものがたりなんす。(?)

1994年 5月   出会い
子パー子車に揺られ、新しい御主人様のおうちにやってきた。なんだか狭いし、暗いし、家柄のいい私にとっては
ちょっと納得がいかないわ。けど、男一人暮らしのさみしいこの人を、わたしの魅力でなぐさめてあげるのが
使命なの。 まあ、この美貌だから、そんなことは、朝飯しまえよ。うふふ。
 
 ところで、さっきからわたしの御主人様と一緒のこのおんなは何ナノ?、
たいした女じゃないくせに、あんた、あんまり人の御主人様とべたべたしないでくれる?!
わたしから御主人様をうばおうったて、そうはさせないわ! こんなやつには、こうしてやるっ!!
 「あぐぐっ、あぐっ」・・・・ふんっ。思い知った?

 

1995年  やんちゃざかり
Kジさん(御主人様)は、朝はやく、お仕事に出て、夜もけっこうおそいので暇なのよねー。
そんな時は、お部屋中を、探検してみるの。
玄関には、なかなか楽しいものが目白押しで、特に、ゴムぞうりの噛み心地はなかなかのもの。スニーカーも
すてたもんじゃないかな。
 あっ、まずい、ちいちゃんが来ちゃった!
昔は、Kジさんをめぐる恋のライバルだったけど、この人も譲んないのよ。しょうがないから、私のほうが、ひとつ
大人になって、身を引くことにしたの。それに、この人、キレると結構おそろしいのよ。
やあね、女のヒステリーって。

 

1996年  ゴロー現る
今朝は、なにやらKジさん、いそいそと出掛けていった。何か企んでるみたい。
いやな予感・・。
 夕方になって、ちいちゃんと帰ってきた。おかえりー。・・・ところが・・・
「ほらー、パーちゃん、ゴローだよ!お婿さんだよ!」・・・っっ!
なんなの、こいつは。真っ黒い顔、ねずみみたいに小さい体、さらに、その、挑発的な顔!声も変よ。だって、
みゃーみゃー言うのよ。あんた、何者?でも、まあ、見かけはとりあえず許すわ、しかし!
 お願い!攻撃してくるのはやめてっ!  

 

1997年   平和な日々・・
ゴローが去って、とりあえずほっとしたわ。
あいつの凶暴さには、さすがにKジさんも、ちいちゃんもびびったらしく、とりあえず引き離すことになったの。
今は、ちいちゃんのうちに居るみたい。このままずっと、戻って来なくていいからね。
あんな凶暴ゴローなのに、ちいちゃんの父と母にはうまく取り入って、メロメロにさせてるって話。
 凶暴な上、悪知恵まで働くなんて本当にこわいおとこだわ。

 

1998年   激動
新生児とパー子今までちいちゃんは、たまに昼間やってきておやつをくれてお散歩したり、休日に遊びに来ても、夜になると帰ってたのに、
最近ずっとここにいる。ちっとも帰る様子がない。
たまに、お仕事に出掛けるけど、やっぱりここに帰ってくる。このワンルームのアパートに3人は、
せま苦しいったらありゃしない。
 しかも、ちいちゃんったら、ぶくぶくと太っていくのよ!まあ、わたしも人のこと言えたものじゃないけど、
あれは女として失格ね。
 ちいちゃんが、あまりに太って、狭苦しいんで、お引越しすることになったの。やれやれ。
引っ越してまもなく、また、ちいちゃんはいなくなった。Kジさんはやっぱりわたしを選んだのかしら?
   ・・しかし、一ヶ月ほどしてまた帰ってきた。しかも、得たいの知れない生き物をつれて・・・。

 

1999年  恐怖
つぶされる!!なに?この物体は。
はじめのうち、こいつは、わたしより小さくその割にはでかい声で「ほぎゃほぎゃ」言うだけだった。
それも、朝も昼も夜中も。  まったく、うるさいだけでちっともかわいくないのに、ちいちゃんも、Kジさんも、
「ほらー、ずんぼちゃーん、よちよち。」なんて、怪しい猫なで声を出してる。
へんなの。だけど、きっとずんぼ(2人にそう呼ばれてる)は、一人じゃ何もできないひよっこなのね。
  ・・ところが、やつは、めきめきでかくなった・・。そして、初めは、寝ているだけでわたしには害のない生き物だったのに
這うようになったかと思ったら、立つようになり、瞬く間に歩くようになり、追いかけてくるようになった!!
 Kジさん、ちいちゃん、助けてエ。ずんぼにつぶされるー!

 

2000年   苦悩
今日もずんぼは、花に向かって話し掛ける。「おみじゅ、おいちい?」
虫にも話し掛ける。「おうち、どこ?」・・・そしてわたしにも・・。「ぱあちやーん、あそぼーよー」
いやよっ、あんたといるとろくなことがないのよっ。
「ぱあちやーん、ごはん、できたよー、よしいいっ!!」なんて言うから、慌てて飛んでってみたら、あのアホずんぼは、
お鍋に、積み木を詰め込んでいる。!これを、わたしに食べろって言うの?
しかも、ご丁寧に、口まで持ってくる。「おいちい?」って、おいしいわけないでしょー!

 

(パー子の苦悩は)続ク・・