雑木林で作ってみよう!

林利用技術を習得し里山との関わり方を考えます

期間特別テーマ、オオタカをめぐるつくば、中根金田台地区開発の行方 記載中⇒保全のページ

炭焼き

炭焼きしながら雑木林との関わり方を考えていきます
炭焼きトピックス! 
 最近のカマつくり、炭焼き試行の様子は
こちら(活動記録2007年へリンク)

炭焼き予定

5月末〜6月中(日時未定) 炭焼き(安の森)NEW

5月末か6月初めの土、日に炭焼きを計画。詳細決定後お知らせします。

炭焼き仲間になりませんか!

 炭焼きカマは上境の雑木林にドラム缶カマ1基、ブロック積みカマ1基があり、安の森にはドラム缶カマが2基あります。できることならばこれらを使って定期的に炭焼きをしていきたいところですがなかなか時間がとれずにいます。特に安の森ではクヌギの材が大量にありますので、どんどん炭に焼いて利用、販売までもっていくようなシステムを作っていきたいところです。
 とにかく人手が足りません。時間が空いたときに炭焼きをやってみたい、そういうことなら自分に任せておけ、なんて方いらっしゃいましたら是非一緒に進めていきましょう!
 今後の予定は、春〜夏期間は数回実施、さらに10月からはクヌギの伐採を始めながら炭焼きもどんどん進めていけるようにしていきたいです。


炭焼きの記録

炭焼き雑記


私たちの炭焼き方法

1.ドラム缶を使う方法

 安の森にドラム缶窯をおきました。2007年10月に1基をセット。2008年1月実施の炭焼き企画の中でもう1基セットして合わせて2基です。
 ここで作ったドラム缶窯の作り方を紹介します。

@ ドラム缶の加工

 フタにする側の面を全部切取ります。フタの端に焚き口となる1斗缶をはめ込めるようにコの字型にカットします。
 ドラム缶のもう一方の面の端に直径10cm程度の穴を開けます。


A 1斗缶の加工

 缶のフタがついている面の側を斜めにカットします。反対側の面は下側半分を缶切りで開き、さらに中央に1辺2cm程度の窓を開けられるように切込みを入れます。


B 組み立て、据付け

  • ドラム缶半分が埋まるように穴を掘る
  • 煙突取り付け側が5〜10cmくらい下がるように勾配をつけて地ならししてドラム缶をセットする。
  • 煙突接続用の空き缶を取り付け、周囲をレンガで囲って煙道を作る。煙突を立て、笹など繊維のある草で隙間を塞ぎ、土をかぶせて密封し、かつ煙突を固定する。
  • 1斗缶を、ドラム缶側がいくらか高くなるようにしてセットする。
  • 全体を土で覆う

 煙突は凝縮した水分が土にしみこめるようにすることと、単に簡単のためにドラム缶に固定したりはしません。毎回セットし直すのにそう手間はかかりませんし、風の向き、強さによって角度を調節できるのでこのようにしています。図中60°とあるのは目安です。

C 炭焼き

 始めに、窯の中を空焼きします。底部にオキ少し残るくらいの状態で、煙道確保用の鉄棒を4本横に渡し、この上に炭にする材料をのせていきできるだけ隙間がないように詰め込みます。炭にする材料は、長さを(窯の内側の長さ−5cm)とします。フタをして焚き口の1斗缶をはめ、ドラム缶とフタ等の周囲を土で覆います。焚き口から小枝をくべて団扇で扇ぎながら燃やします。
 炭化が始まったら1斗缶の半分開けた口を閉じ、小窓部分だけで空気量を調節します。
 炭化終了と判断したら、煙突を抜き取り穴を土で塞ぎます。焚き口側も全部土をかぶせて塞ぎます。


煙突接続部分

始めの空焼き

鉄棒を4本ほど適当な間隔で置く
(鉄棒が丈夫でないと駄目なことが判明。手間をかけてでも頑丈な支えを作ったほうが良いようです。2008.5.6)

材料を詰める

フタをして1斗缶をとりつけたところ

焚き口周囲を土で覆う。火を焚く

2.ブロックカマを使う方法 (熱源事前内蔵型:点火操作が簡便で早い優れもの)


(1) 空気道をつくる
底に小枝などを敷き詰ます

(2) 炭材を詰める
これは杉の間伐材

(3) おき火作り
炭材の上で小枝などを燃やします。ほどよいおき火ができるまで30分くらい燃やします。

(4) 炭化開始
素早くフタをしめて上に土をかぶせ、通気口より団扇で一気に扇ぎます。30分もしないうちに炭化開始状態に到達できます。

(5) 終わって、フタを開けてみると何とか炭になってます。入り口側の灰になってしまう具合がまだ多く、改善が必要です。

「環境を守る 炭と木酢液」(炭やきの会編、家の光協会)という本でいろいろな炭焼き法が紹介されています。その中にあった「ブロックがまを使う炭やき法」というのがちょうど手軽そうだと思い、その記述を参考にして作ってみました。
 天井が開いた状態で炭材を詰め、その上で焚き火を行っておき火を作り、それから素早く蓋をして空気取り入れ口側から団扇で素早く扇ぐと程なく炭化開始状態になります。
 初めから熱源がカマの中にあるというのがミソで、短時間に素早く空気を送り込むだけで内部の温度が一気に上昇し、炭化開始に必要な温度に到達するようです。初めて試してみたときに、その簡単さに驚いてしまいました。伏せ焼きでもドラム缶でも、とにかく焚き口に薪を詰めつつ、ひたすら2時間ほども扇ぎ続けるものだと思っていた作業が、30分もかからないほどで済んでしまったのですから。
 もっとも短時間で終わらせないといけないのでしょう。もし時間切れで初めの点火に失敗した場合はとても悲惨なことになりそうです。その点がこの方法の欠点かもしれません。さいわい、今まで4回ほど試したうちでまだそういう例はありません。
 もう一つ欠点となりそうなことは、薪の消費量が多いかもしれないことです。おき火を作るために、けっこう薪を使います。ただ、本当にどちらが多く必要とするかわかりません。本法の様に開放された場所で勢いよく焚き火をして短時間におき火を作る場合と、通常の様な狭い焚き口に薪を詰めつつ長時間にわたりひたすら燃やし続ける場合と、それぞれどのくらい薪を使っているか比べてはいませんから。
 ただ、炭化開始までの作業のしやすさと所要時間の短さは本法の方が優れていると思います。
 今の課題は、このカマの天井に使ういい材料をみつけることです。以前に何度か使ったときには、中古のトタン板をかぶせてその上に土を盛るなどしていたのですが消耗が激しかったです。さらに、気泡コンクリート板というような物を使ったこともありましたが、熱せられた状態での荷重に耐えられなかった様で数回の使用で折れ曲がったりしてしまいました。このような条件に耐えられるものが必要になります。ドーム状の形に耐火セメントなどで作っていくつかに分割して取り付けられるようにするか・・・、ちょっと考えてみます。

伏せ焼きでも応用できます

 点火の原理が素晴らしいので、この手順を伏せ焼きにも応用してみたことがあります。この場合、おき火の上に草などを伏せるわけにはいかないので、おき火は炭材の下に置きます。つまり、穴を掘ったところで焚き火をして、おき火を作り、その上に枕木、炭材と素早く並べ、以下普通に伏せ焼きの形に作ります。ただし、焚き口は空気を通すためだけのものでよいです。こうしておいて、団扇で一気に扇ぐとどうやらおき火が発熱し、カマの上部付近の温度が上昇して炭化が始まるようです。一度だけこの方法で試してみてうまくいきました。