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6月の月報

ルカによる福音書 1章3〜4節

ルカによる福音書 序文
敬愛するテオフィロさま、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。 お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。

3節はテオフィロ様に私ルカが書くのだと名乗り出ております。テオフィロという個人の名前が出るのは66巻中ルカ伝と使途言行録だけです。テオフィロという名前の意味は「神に愛された人」もしくは「神を愛した人」です。彼はクリスチャンの総称のような人物で、実在したかどうか疑われています。2世紀の伝説には自分の大きな宮殿を教会のために解放し献納したとまことしやかに伝えられています。口語訳でなれています私たちは「様」ではなくて「閣下」という称号に親しんでいます。テオフィロはユダヤ人ではなく外国人です。キリスト教の求道者か洗礼を受けたばかりの人であり、そしてかなり身分の高い人であったようです。
次に「わたし」もすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いて献呈したいといっています。マルコやマタイにはこの「わたし」という言葉がありません。「ルカ」と「使徒」だけにわたしが出てきます。このわたしは誰か、ルカだとどうしてわかるのか。簡単に説明します、使徒の学びですでに学んでおりますようにパウロの第2回伝道旅行からこの「わたし」と名乗るグループが同行し始めます。(16:10〜17,20:5〜15、21:1〜18そして27:〜28:16まで)私たちの中にはテモテ、テキコ、など10人ほどいます。コロサイの4:14節に「愛する医者ルカとデマスも、あなたがたによろしくと言っています」この医者ルカは当時の最高教育を受けたインテリでした。このルカこそ福音書を書いた人であると今日では受け入れられています。
ルカがテオフィロに4節で言っている「お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。」という文章はこの目的にぴったりの順序で書いていくという編集方針かが語られています。
「お受けになった教え」カテキズム教育を受けたということ。そして教えられたことが本当に確実であることをこのルカ文書でいっそうよく分っていただきたい。こういう願いです。
ルカによる福音書は教会の中で求道中か、あるいは信者の信仰の確かさを強め、高めるために発行された教会内の信仰教育用のテキスト・ブックです。
この序文全体で、まず一番初めに「わたしたちの間で成就された出来事」があり、成就されたもろもろの出来事があった。これは出来事ですから 目撃する人がいた。さらには予言にしたがって成就されたのですから、初めからきちんと意味のある出来事で、決して見た人が後から考えて意義づけをしたり論評したりするものではないということです。
それから御言葉に仕える者になった使徒たちがこれを伝える役割を担いました。
この使徒たちが伝えてくれたとおりに多くの人が今度は物語に書き連ねようと着手しています。そこでルカもその一人としてわたしなりに準備を誠実に、きちんと方針を立てて貴方に書きます。とこういっているのです。
テオフィロに成就された出来事について使徒的な教えが正しく伝わりますようにといいたいのです。
Tコリント13:12「わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。」このように全部、はっきりと知る。これがルカの願いです。



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