最終更新日:09/07/26

アカデミカコール紹介

BGMは、Bachの Jesu Joy of Man
内容を全面更新(09/07/26)

 

2008.12 現役との合同演奏

 

山内OB会長ご挨拶                               

                                             2009年7月

東京大学音楽部コールアカデミーOB会
     会長 山内 貞次(S30卒B1)


 アカデミカコールは、東京大学音楽部コールアカデミーのOB男声合唱団です。

 現役のコールアカデミーは、大正9年(1920年)に東京大学音楽部合唱団として創設された男声合唱団で、今日に至るまで約90年の歴史を持っています。

 OBの活動も戦前から活発でしたが、昭和25年(1950年)にはOB合唱団として合唱コンクールで優勝、昭和30年(1955年)にはOB合唱団単独の演奏会を開催しました。その後、断続的ながら現役の定期演奏会に賛助出演するなどの活動を続け、昭和40年代には「アカデミカコール」の呼称がつけられました。そして、昭和59年(1984年)に現在の東大コールアカデミーOB会が発足して、OB会の発展と共にアカデミカコールの活動も恒常化してきました。

 (関西でも、昭和52年(1977年)にコールアカデミー関西OB会が結成され、積極的な活動を続けております。)

 アカデミカコールが一気に飛躍したのは、平成12年(2000年)1月、ティアラ江東での、三澤洋史先生指揮、オーケストラ伴奏によるケルビーニ作曲「レクイエムニ短調」の演奏でした。このケルビーニ「レクイエム」は、現役コールアカデミーが、故前田幸市郎先生の指揮により、昭和35年(1960年)にピアノ伴奏で、昭和38年(1963年)にはオーケストラ伴奏で、いずれも本邦初演した思い出の曲です。その後も、コールアカデミーのドイツ演奏旅行や定期演奏会などで何度か演奏されていて、OBとしては最も馴染みの深い曲と言えることから、100名近いOBがこの演奏に参加しました。

 これをきっかけに、平成15年(2003年)には三澤洋史先生を常任指揮者にお迎えし、京大グリーOB、東北大男声OB、ハッピーたいむ(女声合唱団)などとの合同演奏会開催や、コールアカデミー現役定期演奏会への賛助出演・合同演奏など、三澤先生のご指導の下、活発な活動を行うようになりました。

 一方、平成11年(1999年)に発足した東京六大学OB合唱連盟(OB六連)が2年毎に開催している演奏会への出演も、アカデミカコールの一つの核となっています。平成16年(2004年)の第3回、平成18年(2006年)の第4回OB六連演奏会では、前田幸市郎先生のご長男前田幸康先生の指揮の下、正岡子規の短歌による男声合唱組曲「櫻茂りて」と「待てば久しも」(いずれもドイツ在住の番場俊之氏に作曲を委嘱、本邦初演)を演奏しました。

 こうしてアカデミカコールは、常任指揮者三澤洋史先生、客演指揮者前田幸康先生、専属ピアニスト大島由里先生、ヴォイストレーナー大島博先生・成田眞先生という豪華布陣に恵まれ、年に2回の演奏会と、練習後の「反省会」(という名の飲み会)を通じて、更なる飛躍を目指している次第です。

 今年平成21年(2009年)9月13日(日)には、コールアカデミーを30年余も指揮して下さった前田幸市郎先生の没後20周年メモリアルとして、東京合唱団との合同演奏会を紀尾井ホールで開催することとなりました。アカデミカコールは、前田幸康先生の指揮、KMG管弦楽団の伴奏で、思い出深いケルビーニ「レクイエム」を演奏します。東京合唱団によるフォーレ「レクイエム」、アカデミカコール有志と東京合唱団の合同によるシューベルト「ミサ曲第2番」と共に、前田幸市郎先生を偲びたいと思っています。

 今後とも、我がアカデミカコールの活動を暖かく見守って下さいますよう、よろしくお願い致します。

 尚、OB会とアカデミカコールの発展に寄与された前OB会会長濱崎幹氏は、本年1月、92歳にて天寿を全うされました。素晴らしい人生をお過ごしだったと思います。

 前会長がお育てになったOB会とアカデミカコールを、更に発展させるように努めたいと思っております。

                                                               以上


指揮者紹介

常任指揮者 三澤 洋史 (みさわ ひろふみ)

 高崎市出身。群馬県立高崎高校から国立音楽大学声楽科に進む。国立音楽大学声楽科卒業後指揮に転向。

 1984年 ベルリン芸術大学指揮科を首席で卒業。

 1985年 「東京の夏音楽祭」でブリトゥン作曲歌劇「カーリュー・リバー」の指揮でデビュー。以来、指揮者としての活動として、これまでに、ベルリン交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、、群馬交響楽団等で高い評価を得ている。

 1999年より2003年まで、ワーグナーの聖地とも言われるバイロイト音楽祭で、バイロイト祝祭合唱団の指導スタッフの一員として従事する。

 2001年9月より、新国立劇場合唱団指揮者に就任。この合唱団を世界のトップレベルと言われるまでに鍛え上げた。

 バッハに深く傾倒しており、「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」などの大曲を全て暗譜でレパートリーに有する。

 作曲、台本、演出も手がける。作品にミュージカル「おにころ」「愛はてしなく」「ナディーヌ」音楽劇「ノアの箱舟」「ぐるんぱのようちえん」などがある。

2004年、新国立劇場が始めた子供のためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険」では、四夜にわたる膨大な、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指輪」のハイライトをわずか一時間にまとめて編曲、絶大なる人気を博した。この作品は海を渡り、ウィーン国立歌劇場にて取り上げられ、スイスのチューリヒ歌劇場でも上演された。新国立劇場では2008年7月にウィーン版による凱旋公演が行われ、今年7月にも再上演されている。

声楽を伴うあらゆる様式の音楽に精通し、言葉と音楽、ドラマと音楽の接点を追求している。

現在、新国立劇場合唱団合唱指揮者、アカデミカコール常任指揮者、東京バロック・スコラーズ音楽監督。



客演指揮者 前田 幸康 (まえだ ゆきやす)
 
 鎌倉市出身。国立音楽大学卒業。チェロを故小沢弘、故黒岩俊夫、小野崎純の各氏に師事。

 N響、日フィル等のオーケストラでフリーのチェリストとして活躍し、東京ゾリステン等の室内楽にも力を注ぐ。

 現神奈川フィルハーモニー交響楽団の前身であるロリエ管弦楽団を故金子登、父の故前田 幸市郎と設立し、初代チェロ第一首席奏者を務める。

 1973年に渡欧し、Prof.マルティン・オースタータークに師事。1974年1月よりフライブルク市立交響楽団のメンバーとなる。1985年よりプロアルテ・カンマー・オーケストラ・フライブルクの首席チェロを務め、同年にフライブルク市よりカンマー・ムジーカーの称号を贈られた。

 1989年には、外国人としては最高の功労賞メダルを同市より授与された。

 故前田 幸市郎から指揮法の指導を受け、1990年以来、日本において指揮活動を行っている。

 これまでに、東京合唱団の音楽監督として、W.A.モーツァルト「レクイエム」、J.G.L.モーツァルト「ミサ・ソレムニス」(日本初演)、クラウンのオラトリオ「イエスの死」(日本初演)、バッハ「ミサ曲ロ短調」「ヨハネ受難曲」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、フォーレ「レクイエム」ヘンデル「メサイア」、メンデルスゾーン「パウロ」等を指揮している。

 現在、上野学園大学教授、アカデミカコール客演指揮者、東京合唱団音楽監督、(財)フライブルク独日協会会長。



ピアノ伴奏者紹介

大島 由里 (おおしま ゆり)

 名古屋市出身。東京藝術大学音楽学部ピアノ専攻卒業、同大学院修士課程修了。在学中より、アカデミカコール、日本興業銀行合唱団のピアニストをつとめる。

 1997年6月ドイツ学術交流会奨学生としデトモルト音楽大学に2年間留学、満場一致の最高点にて同大学院修了。

 2000年1月、東京文化会館、電気文化会館ザ・コンサートホール(名古屋)で、帰国ソロ・リサイタルを行う。

 2002年7月セントラル愛知交響楽団と共演、同年9月東京文化会館でリサイタルを開催。

 ピアノの響きはクリアで力強く、豊かな表現力を備えており、プロ指揮者や器楽演奏家からの評価も高い。現在ソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。



ヴォイストレーナー紹介    

大島 博 (おおしま ひろし) テノール
 
 熊本県出身。中央大学法学部卒業後、東京藝術大学音楽学部声楽科に入学。渡辺高之助、高丈二、中山悌一、原田茂生の各氏に師事。

 1986年同大学院在学中にミュンヘン音楽大学に留学、エルンスト・ヘフリガーに学ぶ。1990-91年 D.フィッシャー・ディースカウに師事。

 1995年東京藝術大学大学院博士課程を修了。

 宗教曲の分野で、初期バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、取り分けバッハ作品の演奏者として定評がある。また、ドイツ・リート及び日本歌曲の演奏にも積極的に取り組んでおり、自主企画によるリサイタルに加えて各地での客演も数多い。1996年からは<ドイツリートのたのしみ>と題した、ドイツ歌曲を知るためのレクチャーシリーズを継続中。

 近年は、さらに合唱指揮者、発声指導者としてもその活動の幅を広げている。

 現在、国立音楽大学非常勤講師、アンサンブル<BWV2001>メンバー。



成田 眞 (なりた まこと) バス・バリトン

 名古屋市出身。愛知教育大学教育学部を経て、東京藝術大学音楽学部声楽科を首席で卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。声楽を中川牧三、畑中良輔、小野光子、平野忠彦、カルロ・メリチャーニ(イタリア・ミラノ留学中)の各氏に師事。

 類まれな才能は学生時代から注目され、18歳より演奏活動を開始。1991年、1993年には、東京藝術大学主催「メサイア」、「第九」のバス・ソロに選ばれた。

 コンサートにおいては、バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴェルディ、フォーレ、ブルックナー等々、これまでに、内外の著名な指揮者や交響楽団との共演の数は枚挙に暇がない。   

 オペラにおいては、1995年「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ役で本格的デビュー。《二期会本公演》、《サントリーホール・オペラ・シリーズ》、東京フィル《オペラ・コンチェルタンテ・シリーズ》などに定期的に出演する。《小澤征爾音楽塾公演》、《ヘネシー・オペラ・シリーズ》、《東京のオペラの森》では、数少ない日本人キャストの一人として小澤征爾氏と共演。また、《サイトウ・キネン・フェスティバル松本》ではオペラやコンサートのソリストとして、また、東京オペラシンガーズの一員として毎年参加している。

 1996年、1997年には、日豪親善コンサートの日本側ソリストとしてシドニー・オペラ・ハウスに招かれ、「第九」のバス・ソロをつとめる。また、2005年には、ウイーン楽友協会ホールでのヴェルディ「レクイエム」のバス・ソロとして出演、海外においても大喝采を浴びた。

 現在、田園調布学園大学講師、日本体育大学・同女子短期大学部非常勤講師、日・露音楽家協会会員、二期会会員。

 


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