2007年03月08日 【CD新譜】コリンズのシューマン
○Collins(CLAVES,50-2601/02)2005年
収録曲:Fantasiestucke op.12; Arabeske;Blumenstuck;Humoreske;
Allegro op.8; Kinderszenen;3 Romanzen; Waldszenen;Fantasiestucke op.111
英誌「Gramophone」で褒められたCDに手を出しましたシリーズの続き。若手ピアニスト、フィンギン・コリンズによるシューマン集2枚組で、アルバムのタイトルはシューマンのピアノ曲全集の第1巻となっているが、既に店頭に出ている第2巻は、また別の若手ピアニストが担当している。
さて、「Gramophone」で賞賛されていたわけが、確かにこれ、とても良いアルバムである。録音が新しいシューマンとしては、薦められるものだろう。特に、「フモレスケ」や「アレグロ」、あるいはop.111の方の「幻想小曲集」など、それほど頻繁に演奏されるとは言いがたい作品の演奏が良いと思う。
ただ、確かにこれは極めて優れたシューマン演奏なのだが、黄金時代のピアニストたちの演奏を多く聴いている人たちにウケるかといえば、そこまでのことはないかもしれない。今を生きるピアニストたちを巡る状況は厳しいのだ。
なお、これは有名作だが「幻想小曲集op.12」では、第8曲「歌の終わりに」の後に、例えばヘンレ版の楽譜に収録されている「付録」を第9曲として収録している。僕としては、この第9曲と音にしている音源は、これが初めてだと思う、確か。僕は「歌の終わりに」が大好きで、自宅でも弾くことがあるのだが、最近は、せっかく楽譜に付いているので、続けて第9曲も弾いてみたりしている。でもまあ、余計な楽章ということになるのかなあ。
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