日本鶏保存と伝染病予防
2005年3月13日
今回、鳥インフルエンザが国内3府県で発生したことで、あらためて、日本鶏保存のためにしっかりした伝染病予防対策をとらなければならないことを痛感しました。
また、最悪のケースとして、自分の飼育している鶏の一部に発生すれば、同一鶏舎か隣接鶏舎の区別無しに、自分の鶏はすべて殺処分しなければなりませんから、稀少な遺伝子を保有する系統ほど全国各地の仲間に分散して飼育する必要性を感じました。
わたくしの伝染病対策
1 野鳥からの感染を防止する
今回の鳥インフルエンザばかりでなく、ニューカッスル病などのウイルス性の病原やダニ類などの外部寄生虫の多くは、スズメなどの野鳥が運んでくることが多かったようです。金網1枚だけですと、網越しに接触があり、糞なども鶏舎中に入り込むこともありますから、鶏舎の中にスズメが入るのを防ぐだけでなく、緩衝帯を確保するべく、この外側に防鳥ネットを張りました。
側面はネットですが、通路が乾燥するよう新たに屋根を設けました 外部からの人の出入りも2重(柵と扉)です
2 人による持ち込みを防止する
自分自身が外部から持ち込むのを防ぐため、靴は一度物置でゴム長靴に履き替え、随時、手袋、ちり取り、ほうきなどを鶏舎に持ち込むときは消毒液(ビルコンS200倍)を噴霧しています。また、鶏舎内への入り口には、消毒液(ビルコンS200倍)をそれぞれ2リットルずつプラスチックバットに入れて置き、ゴム長靴底を消毒してから入ります。
右側のビルコンS粉剤スプーン1杯(蓋上青色=10ml)を2リットルの水(200倍液)で希釈して、スプレーヤーやバットに入れて使用しています
※ 昨年製作したケージ舎の構造ですと、鶏舎内に入らないため、このような気遣いが無くて、日常の世話が楽です。
3 ワクチン接種
毎年、全国日本鶏保存会が斡旋しているニューカッスル病・伝染性気管支炎混合ワクチン(NB2オイルバックス)および鶏痘ワクチンを接種しています。鶏痘ワクチンは、ヒナの時期に1度だけですが、NB2オイルバックスは毎年すべての鶏に接種しています。
このほかに心がけていること
1 エサなどからの持ち込みに対しては、購入飼料は今回の発生にきちんと対応しているであろうと思われる新しい製造年月のものを購入し、野菜類については、今のところ外葉の取り除けるハクサイやキャベツを使用しています。
2 鶏が健康体を保てるよう、過保護にしない範囲でカーテンを開け閉めし、夜間の風と寒さから守っています。