オーストラリア2回目
今回の旅行記は、かなり話が長いので、まず面白い写真を探し、その前後を読まれることをおすすめします。
No worries.(= No problem.)という表現が気に入りました。一生懸命、自分でもタイミングの逃さずに言おうとしましたが、なかなか出てきません。旅の最後の方で、やっと何回か言えるようになりました。
<反省点>
・季節を考えていかなかったので、ジンベエザメなどが見れなかった。
・雨天だけでなく、ハリケーンなどの気候のことも事前に考えておくべき。
1ドル=約85円
7月22日 出国
<いい勘違い>23日
23日の夕方の4:55にケアンズに到着するとばかり思っていたが、これは朝の4:55の間違い。逆だったら、1日「失ってしまう」ところだったが、1日「増えた」ので、ラッキー!(今夜の宿は、Serpent Hostel and Bar。インターネットで調べたら、「対象客層」の欄はこうなっていた。「18-35(才)。グループ。ゲイとレズビアン。シングル。バックパック旅行・・・子どもに巣立たれた親。・・・。障害者。」怪しい。でも、実際はぜんぜん怪しくなかった。シングルで1泊50ドル。宿泊を追加したが、満室だったので、後の日はツイン。5ドル、アップしただけだった。)インターネットができる設備あり。
ということで、今後の予定もにらみながら、Tour Deskの人の意見も聞き、「何をしようかな」と考えていたら、すぐに昼過ぎになってしまった。昼過ぎから出発のツアーは、ぐっと減ってしまう。結局、それほど乗り気ではない乗馬(乗馬は、今後、日本のちゃんと教えてくれるところで、ライセンスをとろうと思っていたから。)にトライすることにした。(102ドル)
こちらのツアーは、ほとんど無料で迎えに来てくれる。バスで30分ぐらい行っところに、馬たちがいた。
(かわいいね!)
乗馬の前に、ちょっとテントで休憩。おかしが出たので食べていると、林のほうで人が笑っている声がする。テントを出て見ると、それは「ワライカワセミ」だった。何度聞いても、本当に人が笑っているような鳴き声だ。
乗馬は、意外と楽しかった。上りあり、下りあり、でいろんなコースに連れて行ってくれた。ただ、馬は、僕が動かしているというよりも、前の馬についていっているだけ、あるいは、いつものコースをいつもどおり歩いているだけだったようだ。(最後の方は、ちょっと、自分の思うとおりに動かすことができた。)
僕の乗っていた馬の名前は、Noddy。よくうなづく仕草をするからそういう名前になったのかな、と聞いてみたが、特に関係はなかった。Noddyは、下り坂が怖いらしい。ちゃんと前の馬についていくよう、お腹を何度も蹴ったが、効果はなかった。(実は、蹴りすぎると走り出すのじゃないかという不安もあり、蹴り方が弱かったのかもしれない。)
丘の頂上あたりでイクミさん(ガイド)から問題。「ここに、シロアリが木を食べて洞ができたところがありますが、それを参考にして作った楽器は何でしょう?」
正解は、アボリジニが作ったデジュリドゥ。この名前、いいにくい。イクミさん、3回すばやく言ってみて。(実際に言ってもらいました。笑。)
<世界遺産、グレートバリアリーフに潜る!>24日・25日
前回のニュージーランドでは、空を制覇。今回は、海を制覇する。
今回お世話になったのは、Deep Sea Divers Denというショップ。1泊2日で最高7ダイブできるというものだ。(330ドル;ガイド料は1ダイブにつき15ドル)
朝の8:30にピックアップに来てくれ、港へ向かう。
スタッフ(マサトさん)から船酔いのときは、備え付けの小さな茶色の袋に出して、すぐに海に投げると説明がある。(この袋は水に溶けるもので、そのまま手に持っていると大変なことになるらしい・・・)また、遠くのあまり揺れていないところを見たり、楽しいことだけを考えたり、水を飲むといいらしい。トイレにこもったら、逆効果。これも大変なことになる。
そのほかの説明を聞いているとき、ほかの4人は少し気分が悪くなったようだが、僕は平気だった。ロデオのようなかなりの揺れだったが、これなら大丈夫と少し安心する。
排気ガスのすぐ近くに長時間座っていたせいだろうか、それとも全然大丈夫じゃなかったのだろうか、それはいきなり始まった。
1回目は袋にサクっと出した。がまんする暇も何もなかった。1回戻すと、そのことばかり考えてしまうので、かえっていけない。2回目、3回目、4回目。ここまで出し続ける人も珍しいらしい。
ようやくダイブ・ポイントに到着。ケアンズの乾季の冬にしては珍しく天気が悪い。小雨がぱらぱら降っている。
気分は少し悪かったが、海の底のほうが揺れが少ないと言われ、エントリー。ウェットスーツは冬でも半ズボンタイプだ。(つい注意を怠ると足のほうだけが下がっていて、珊瑚礁にぶつかってしまう。エキジット後は、ひざが血だらけだった。珊瑚によっては毒のあるものもあるので注意が必要らしい。)

(以下の写真は、一緒に潜ったプロカメラマンから購入したものと、一緒に潜ったゲストから送ってもらったものがある。)
そこは、別世界だった。現地の人によるとこれでもまだかなり透明度が悪いそうだが、今までの私の経験からすると、こんな天国のような景色は見たことがない。あっ、海がめ、発見!すぐ近くを泳いでいるので思わずタッチ!


♪ジャンジャン、ジャンジャン!サメが来た!泳ぎの優雅さについ見とれてしまう。Whitetip Reef Sharkというおとなしい種類だそうだ。
頭にこぶでもできたの、と心配させるようなナポレオン・フィッシュも目の前を横切っていく。
(ナポレオンフィッシュ)
(ニモ!)
しばらくすると、また気分が悪くなってきた。ヤバイ!吐く!
次の瞬間、レギュレーターを口から外し、一気に吐く。ブツが固まりになって上に上がっていくのが見える。すかっとした。(ある人の話だと、魚が寄ってくるそうですが、そこまでは観察していませんでした。)
日本で受けたダイビングの講習のときは、レギュレーターを外す練習がいやでいやで仕方がなかったのだが、このときはなぜかかなり落ち着いてレギュレーターを外し、再び加えることができた。ダイブ中に「出す」人もそんなにいないだろう。
そのせいか、その後マサトさんがずっと手をにぎっていてくれた。(男の人です。)いや、絶対、そのせいのはず・・・(ガイド料15ドル)
7回のうち、2回はノーダイブとなってしまったが(3回目はマスクに水が入り続けたのでちょっとパニックになってしまった。5回目は、耳抜きがどうしてもうまくいかず断念した。)こちらの人はいくつか休憩するのが当たり前らしい。7回あったら、7回潜ろうとするのが日本人の習性か。まあ、いいや。
ナイト・ダイブのときにスタッフが小さな板のようなものをみんなに見せている。そこには、「ホオジロザメについては自己責任で・・・」と書かれてあった。まず、現れることはないが、海はつながっているし、そういえば、日本でも和歌山で普段は見かけないような、ホオジロザメらしきものが見かけられたし・・・。心配後無用。出会えたのは、大きなイセエビだった。
最後のダイブでは、個人的にビデオをとってもらうことにした。(120ドル)カメラマン(Brad)と周到に打ち合わせをし、すばらしいのができあがる。(結構トリック的な場面もあり。)
Deep Sea Divers Denのガイドさんはみんな親切でよかったです。(mサトさん・ヒロコさん・サオリさん)
帰りはユウコさんとずっとおしゃべりをしていて、船酔いの方は、ひどくはなりませんでした。(感謝!)
下は、ユウコさんの送ってくれた写真です。1.jpg)
コクテンフグ
1.jpg)
メジロザメ

ギンガメアジ
<蛙のレース>
Serpent Hostel and Barでは、毎晩、変わったパーティーを開いて、世界各国の人たちが楽しんでいる。
25日は、蛙のレースだ。まず、司会者が1匹ずつ蛙を紹介して、ジャンプ力などをみんなに見せる。そこで、その蛙に賭ける金額を競り方式でつりあげていくのだ。
5匹の紹介が終わったら、すべての蛙を穴の開いたバケツに入れる。バケツの周りには半径3mぐらいの円が描かれている。競り落とした人たちは円の外側に笛(息をふくと紙状の筒がするすると伸びて音がでるやつ)を持って待機する。
スタートの掛け声で、バケツが取り払われる。外側の円に一番早く到達した蛙が一位というゲームだ。しかし、蛙が円に近づくと、周りにいる人たちが笛で蛙を追い返す。40人ぐらいのバックパッカーの大声援の中、逆転につぐ逆転で勝負が決まった。
曜日によってそれぞれ催し物が違う。面白そうなものに、「風船レース」「横バンジー」があったが、それは見ることができなかった。
<初めての気球(145ドル)>26日
気球ツアーの朝は早い。朝の4:30にバスが迎えに来て、そのバスでマリーバというところに向かう。(最後のダイブから18時間たっていないので、ちょっと減圧症が心配。スタッフは、昨日ナイトダイブをしていなければ大丈夫だと言っていたが。)日本人スタッフのツヨシさんが上手でユーモアのきいた語りでみんなの案内をしてくれる。
暗闇の中で、スタッフが気球をふくらませていく。準備が整ったあたりで、あたりが明るくなっている。
さてロープをはずして出発だ。まったく揺れない。エスカレーターで上っていくよりも、さらにスムーズな感じがする。

(山のように見えるけど実は「雲」なんです。)
30分の飛行だが、あとは、特になんてことはなかった。眺めもしばらくすると飽きてくる。しかも、気球の箱に30分間ずっと立ちっぱなしで、ほとんど身動きもできない。ただ、降りてくる途中で野生のカンガルーを発見した。こんなことは珍しいそうだ。

降りるときには、気球の天井を開けていく。かなり大きな穴になるが、降りるスピードはゆっくりだ。着地のとき、少し衝撃があるが、たいしたことはない。

この後の後片付けが楽しかった。空気をある程度は抜いたとはいえ、まだまだたくさん残っている。2,3人のスタッフだけでは、空気が抜けないので、乗客20人弱のみんなで、空気を抜き、たたむのを手伝う。スタッフは、気球のかごに飛び込んだり、客を気球の布に押し込んだりして、ワイワイギャーギャー。
この後、シャンパンつきの朝食を食べる。ここで、2組の日本人夫婦に出会う。若い夫婦のほうは、すでにエアーズロックに登ってきたそうだ。傾斜はきついところで38度ぐらいあり、結構しんどくて怖いらしい。また、夜などはかなり気温が低くなるとのこと。
年配の夫婦はこれから、エアーズロックに向かう予定だそうだ。
<思いがけないツアー中止>
僕は、気球とラフティング(保津川の急流すべりみたいな感じかな?)のセットのツアーだったので、この後、バロン川に向かう。この川はやや短いので半日ツアーである。
ここでは、同じ会社(レージング・サンダー社)のタツヤさんが案内してくれる。日本の会社をやめ、オーストラリアにやってきたそうだが、何よりも生き生きした表情が印象的だった。
救命胴衣をつけ準備完了。と、そのとき現地スタッフのクリスが「悪い知らせです。」と言ってくる。ダムが緊急ストップし、ゲートがとじられ、川の流れが急に少なくなってしまったのだ。残念ながら、ツアーは中止。もちろん返金はしてくれたが、ちょっと残念だった。(逆に少しほっとした気持ちもあったのだが。)
帰りにタツヤさんが「バロン川の方は明日もクローズになる可能性が高い。それに比べて、タリー川なら確実催行されるし、こっちの一日ラフティングの方が面白い、といってくれた。ただ、ほかにもしたいことがあるので、宿に帰ってから、再検討だ。
<名門コースの9Hの料金で1ラウンド>
時間があまったので、いつものように何かしていないと気がすまない気持ちがさわぐ。パラダイス・パームズというグラハム・マーシュが作った名門ゴルフコースで、薄暮プレーができるという情報をゲット。(ふつうはツアーデスクではこういう情報は電話では聞いてくれないはずなのだが、すっかり顔なじみになったので、どんどん甘えてしまう。)
薄暮は16:00頃からなので普通は9H回ったら終了するのだが、高速でラウンドして、なんと18Hちゃんと回ってしまった。値段ももちろん半分しか払っていない(55ドル)。ここはなかなか面白い攻めがいのあるコースだった。
<またまた出会った親切なオーストラリア人>
ゴルフ場からタクシーで宿に帰るとき、ふと大事なことを思い出した。ダイビングのときにとった写真の現像があがっているはずだが、今夜取りに行かないと、明日は1日ラフティングだから、取りに行く時間がない!時間を見ると、もう6:30。ツアーの予約など夜の9:00頃までやっているから、カメラ屋さんもまだオープンしているのではないかという希望のもと、タクシーで中心街まで連れて行ってもらう。
カメラ屋の店内が薄暗い。ドアには閉店のサインがある。いや、待てよ。まだ一人残って仕事をしている。
だめもとで、ガラス戸をたたいてみる。従業員がこちらに顔を向けたので、すかさず拝むようなかっこうをする。
「もう1時間も前に閉めたのよ。」と微笑みながら、写真を渡してくれた。思わず、前回オーストラリアに来たとき、タクシーの運転手が自分の家にわざわざ立ち寄ってくれて、冷蔵庫からビールを売ってくれたことを思い出した。臨機応変の優しさ。この優しさに、私は2度もこの国で遭遇できたのである。(でも、一方、この国の人はいろんな面でいいかげんなところもあるんですぅー。)
<こんなに面白いものがあったのか!ラフティングにしてよかった!>27日


「アイーン!」(左端のクリスのアイデアです。)
(26日夜)今日したいことがありすぎてなかなか何にするか決められない。まず、ハートリーフ(ハートの形をした珊瑚礁)とグレートバリアリーフを空から見たいと思ったが、ケアンズからは、車で7時間かかるので断念。
滝から落ちたりするようなトレッキングのようなものもいくつかあるが、旅の後半でカリジニで体験できるだろうと思い、なかなか体験できないだろうラフティングが候補にあがる。
決め手になったのは、昨日タツヤさんがくれたレイジングサンダー社のパンフレット。ここにラフティングの内容が詳しく乗っている。川にいくつかのポイント名があり、それぞれ面白そうな説明がしてある。「アラームクロック」では、眠気がふっとんでしまう急流がある。「カードストンシュート」別名「ガイドリベンジ」の説明はこうだ。「・・・なんとも意味ありげな名だが、ここではナイショ。フフフ・・・」。
また、ゴムボートには6、7人が乗れるので、いろんな人と友達になれるチャンスがある。
ということで、ラフティング(155ドル)に決定!
6:30にバスでお迎え。再び、ツヨシさん(気球でのガイド)とクリス(昨日のガイドの一人)と「おはようございます。」タリー川にいくまでの道でラフティングの危険回避の説明がある。その中で額には日焼け止めを塗らないという説明があった。別のチームと水かけをしあったりすると顔が濡れ、日焼け止めが目に流れ落ちてしみてしまうからということだった。実は、昨日もタツヤさんに同じ説明を聞いていたのだが、すっかり忘れて、宿を出る前に塗ってしまっていた。(オーストラリアは紫外線が強く、皮膚がんにならないように、日焼け止めを塗るのがくせになっていたのが、あだになってしまった。)
さて、2人組の女の子(カヨコさん・リョウコさん)と1人旅の女の子(ミチコさん)、そして若い夫婦(片山さん)とチームを組む。全員日本人のチームだ。ほかの国のチームと水をかけあうぞ!
パドルの使い方(グリップのところは絶対話したらだめ。これを離して怪我をする事故が非常に多い。)・全員の重心の移動のさせ方などの簡単な説明があり、いよいよ出発。
さて、カメラをとってくれる最初のポイント「アラームクロック」だ!最初の急流だったので、かなりびっくり。カメラ目線なんてする余裕はまったくなかった。
この後、ボートが後ろ向きに岩にぶつかったり(おそらく舵取りのクリスがわざとやったのだと思う)、落ちたときの練習と称して、冷たく気持ちいい水の中で、ラッコのポーズ(危険回避のポーズ)をしながら泳いだり(両端にジャングルがあり、真ん中に雲ひとつない青い空が見える)、女の子の一人はクリスを落とそうとして逆に落とされたり、最後の方で、ボートがひっくりかえったり・・・
川の途中で食べた特大のハンバーガーがこれまたおいしかった。2つ食べたが、もう1つ食べてもOKの、本当においしいハンバーガーだった。
最後のほうは慣れてきて、必ずしもボートのロープにつかまらなくても、バランスさえとれたら大丈夫だった。わが日本チームは、最後のボート転覆以外は誰も落ちなかったぞよ!
流れがゆるやかになると、少し物足りなさを感じたが(しかもボートが流れないので、力をこめてこがなくてはいけない)、全体としては、本当にこのツアーに参加してよかった。(この後出会った人には、ラフティングをすすめまくった。)
<エアーズロック・リゾートへ移動>28日
ここからの写真は、ぜひ空の青さを味わってください。
ケアンズを発ち、飛行機でエアーズロックへ。昼前にホテル(Outback Pioneer Hotel and Lodgeというリゾート内では一番安いと思う。(それでも、175ドル。リゾート内には、400ドルぐらいのホテルが多い。)HotelとLodgeの2種類があり、もちろんLodgeの方が安い。)
リゾート間では、無料シャトルバスが10分おきに走っている。
ホテル情報:https://hotelclub.netで世界のホテルが検索可能。予約確認書を印字して、当日持参することが必要。(今回、7月と8月を間違えて変更したら、変更手数料10ドル、とられた。日程の間違いには気をつけましょうね。)

(マウント・オルガとヘリコプター)
閑話休題。早く到着したので、部屋の準備がすむ2時まで、ちょっと暇になった。とにかく、予定は前倒しがいい。天気のいいうちに楽しんじゃおう。ツアー・デスクで、さっそくエアーズ・ロックを上空から見るツアーを紹介してもらう。セスナ機とヘリコプターがある。以前、ニューヨークのヘリコプター・ライドで写真を撮ったとき、振動のため結構ぶれた写真が多かったしたので、セスナがいいと言ったら、セスナ機では、窓が小さく座席によっては、あまりいい景色が見られないと言う。ということで、すこし高いがヘリコプターを希望する。ただ、最少催行人数が2名なので、ホテルのあちこち、一緒に行ってくれる人を探したが、だめだった。仕方がないので、値段が倍(200ドル)のエアーズ・ロックとオルガ観光のヘリにした。
ヘリはたったの4人乗りなので、まわりがよく見える。ヘッドセットをかぶり、パイロットと会話ができる。そのため、自分もヘリを操縦しているような気分になれる。なかなかのながめだった。
部屋ですこしゆっくりしていると、ぼちぼち予約していた「らくだサンセットツアー(95ドル)」の時間だ。バンでfarmまで連れて行ってもらうと、そこには、ケアンズの気球で出会った夫婦がいた。奇遇だ。


らくだには初めて乗る。僕の乗ったラクダだけ、よく途中で草を食べていた。(ただ、鼻が細いロープでつながれているので、自分だけ別行動ができるのは、ほんの一瞬だけである。)夕闇が迫るにつれて、エアーズロックとそのまわりの色がオレンジになったり、紫になったりする。
途中、ガイドさん(ケイト)がエアーズロックを背景にツアー客30人ぐらいの写真を1人1人とってくれる。ここで、トラブル発生。デジタルカメラをガイドさんに渡そうとしたとき、カメラがかるくサドルに当たって、故障してしまった。残念だが写真はとってもらえなかった。(この後、使い捨てカメラを買い続ける旅が始まった。いつもより長いたびなので、結局5つも買ってしまった。使い捨てカメラは、本当にちゃんと写真がとれたかどうか分からないので、ずっと不安だった。)
冬といえども、日中は、夏のように暑い、暑い!ただ、夜や朝になると、一気に5度ぐらいに気温が落ちてしまう。着る服には気をつけないと、すぐに風邪をひいてしまいそうだ。
<「世界の中心で愛を叫ぶ」のセリフは正しかった!>
空はほんとうにきれい。昼間も、そして夜も。オーストラリアの内陸部から北部にかけては、冬の間高気圧がデンといすわっているので、雲が全然ない。しかも、「世界の中心で愛を叫ぶ」というドラマでのセリフのとおり、本当に「空が青い」!
夕方になると、地平線のところが紫色に変化する。まだ、空が青いので、グラデーションがすばらしい!
夜、空を見上げてびっくりした。「こんなに星って、たくさんあったっけ?」と思うぐらい、空にはびっしりと星が輝いている。周りに明かりがほとんどないからだ。南半球でしかみれない南十字星がすぐ分かる。さらに、さそり座が本当にさそりの形をしている!(毒針まではっきり見えるのだ。)白鳥座も、・・・やっぱり白鳥の形だ!天の川は、本当に川の形をしていて、しかも川幅が広い!(Lookoutという展望場にいくとさらにきれいだ。)
デジカメを一刻も早く直してもらおうとカメラ屋さんにもっていったが、写真の現像などをするぐらいの小さなところしかなく、今日のところはあきらめざるを得なかった。
さて、明日の早朝は、エアーズロック登山だ。ガイドブックのアドバイス(水分は少なくとも1ℓ分は持っていったほうがいい。登山中、心拍数が<200-年齢×0・8>を越えないようにする。)にしたがって、アルコールは一滴も飲まず。そして、スポーツドリンク1ℓ分を作って、寝ることにする。
<BBQがお得>
Outback Pioneer Hotel and Lodgeでは、自分で肉などを焼くBBQが安くて、楽しい。20ドルぐらいの大きな肉を注文し、それを自分で焼く。肉によって何分ぐらい焼くか、ちゃんと説明がある。
肉を頼んだ人は、サラダバー・フルーツバー、食べ放題。
ステージでは、ギターを弾いて歌ってくれる人がいる。
なかなかお得な夕食です。
<登って、歩いて、太ももが・・・>29日
(本当に青い!)
「エアーズロック登山と朝日を見る」ツアーを日本で予約しておいた。朝日などのツアーは、季節によって時間が違うので、ホテルのフロントにその日の集合時間が掲示されている。今日は、朝の6:30ロビー集合とのこと。AAT Kingsというここでは最大のツアー会社の大型バスに乗って、エアーズロックへ向かう。

(日の出前)

(日の出後。実際は、山が透き通っていて、その中が燃えているような感じがする。)
エアーズロックに7:00頃到着。日の出まですこし時間があるので、冷え切った体を温めるため、ミロをいただく。そうこうしているうちに、エアーズロックの色がだんだん「赤く燃え始めてきた」。山の色がこうも変わるなんて!同じバスに乗っていた人の写真を頼まれ、とってあげる。話をすると、メキシコの大学の教授(マヌエル)で、専門は環境関係だということが分かる。
さて、このツアーでは、この後、エアーズロックに登る人と山麓を散策する人に分かれる。運転手の話によると、原住民のアボリジニの人たちはできるだけ登ってほしくないそうだ。教授が「登るの?」と聞いてくる。登るのが夢だったので、「もちろん」と答える。教授も一緒に登ることになった。
上り口には、次のような警告がある。

「この登山は危険です。ここで命を落とした人が何人かいます・・・」

(写真で見るより急だぞ!)
ケアンズで出会った日本人の話では、登るルートで38度の傾斜の部分もあるとのこと。ちょっと、怖くなったが、登らないままにすましたくはない。よし、行こう!
途中、教授が、子どもの頃、ボーイスカウトで習った歩き方を教えてくれた。時々、進行方向に向かって、そのまま登るのではなく、足を垂直にして横歩きをするのだ。(この歩き方は、降りる時に特に有効だ。そのまま降りようとすると、足の爪に体重がかかりすぎ、痛くなってしまう。)
警告のとおり、この傾斜は本当におそろしい。手すりを放してしまったら、一巻の終わりだ。でも、こわいながらも、景色が見たいから、後ろを振り返る。一面の赤い土。遠くに、マウント・オルガの奇妙な岩がそびえたっている。
38度の傾斜を突破し、平らなところに着いた。ここまで45分ぐらい。頂上だと思って歩いてきたが、これは中間地点。すこし休憩することにした。ところどころに水溜りがあり、少ないながらも岩から植物が生えているのが以外だった。

(中腹から少し歩いたところ)
さて、ここからは傾斜はそれほどないものの、まだまだ距離があった。さらに30分ほどかかって、やっと「世界のへそ」の中心、記念碑のところまでたどりついた。
ここから先はルートの印がないので、元来た道へ戻ることになる。と、そのとき、遠くに草が結構茂っている場所が見えた。いや、草じゃない。木だ。岩の上に木がある。
これが教授にも刺激を与えた。よし、ルートから外れるけれど、行ってみよう。気になるのは、山のふもとから出るバスの最終時間、11:00だ。木の集落は近くに見えるけど、そこまでの道のりは上り下りがたくさんあるので、思ったより時間がかかるかもしれない。いや、それよりも、かなり長くて険しい道のりなら、疲れてしまって、帰って来れないかもしれない。また、管理している人に見つかって罰金など払わされるかも・・・。まあ、いいや、もしつかまったら、”I … no … English…”で、切り抜けよう。ええい、出発!
確かに遠い。時計を何度も見ながら歩く。途中、人がつくったのだろうか、面白い岩が電車のように並べられている。
(これぞ、光の芸術!)
やっとのことで到着した。まぎれもない木だ。しかもかなりたくさん生えている。教授は、興味津々らしく、写真をとりまくっている。
「もうそろそろ帰りましょう。」と時間が近づいてきたので、教授に声をかける。
険しい道を歩いてきたので、帰りのルートの楽なこと!さっさと、先ほどの平らな中間地点まで来ることができた。
すこし休憩していると、下から一人の女の子が登ってきた。息をぜいぜいときらしながら、影になっているところに小走りにやってきて、倒れるように座り込む。見ると水などを持っていないようだ。水はかなりあまっていたので、ガイドブックの話をして、1本分けてあげる。韓国の女の子だった。
教授とは帰りのバスでもいろんなことをしゃべって、いい友達になれた。(帰国後、メールで写真を何枚か送ってきてくれた。)
帰ってきてから気づいた。実は、エアーズロック空港でレンタカーを借りていたのだが、それを使えばお金なんてほとんどいらなかったはずだ。AAT Kingsがしてくれたのは、国立公園入園料を払ってくれたのと、ホテルまでの送迎だけ。しかも、別の宿泊者(Eunice, Emily)に聞いた話によると、この会社のツアーが一番高い(102ドル)。他の会社なら半額以下の値段だった。(Kata Tjuta Park Shuttleなら、35ドル)日本語の解説つきのツアーはもっと高かったが。
※Euniceとは帰国後も文通を続け、2006年の春には、日本に観光旅行に来てくれた。いくつかの場所を案内しながら、とても楽しいときを過ごすことができた。旅行先で出来た友達とまた別の国で再会できるのはとてもうれしい!
日本を出る前には、登山はツアーに参加しなければできないものだと思っていたし、日本で予約しておかずに万が一登れなくなったらいやだなあ、ということで、ガイドブックに載っていたAAT Kingsに予約を入れておいた。まあ、リスクを避けるためにはしかたなかったかなあ。でも、かなり悔しい!
風が強かったり、雨で足元が滑りやすくなると、登山口が閉鎖される。この時期の天気はまず大丈夫だが、例のケアンズで出会った日本人は、登山口があくまで、ふもとを2回もぐるぐる回ったそうだ。

(夕方の紫色の空も美しい)
午後、時間があるので、「さて、次は何をしよう?」と考える。国立入園チケット(25ドル;3日間有効)を見ると、あさってまで有効とある。よし、せっかくレンタカーを借りたんだから、こんどは、オルガの風の谷まで、自分で運転していってやろう。距離からすると、ゆっくり行けば、1時間弱で着けそうだ。ということで、チケットを持ってオルガに向かう。
17:00頃に国立公園入り口のゲートを通過。ふと見ると、このゲートは19:30に閉まるらしい。車を飛ばして30分でオルガに着けば、向こうで1時間半の遠足ができると計算する。
さて、オルガまでの道である。どんどん飛ばしているのに、遠くに見えているオルガはいっこうに近寄ってこない。オーストラリアは、さすがに広い国だ。
やっとのことでオルガに到着。風の谷をすべて回ろうと思えば、3時間弱かかるらしい。ということで、時計をにらみながら、45分たったら、引き返そうと決める。
朝にエアーズロックに登っているので、足がかなり大変な状態になっている。途中、足が十分に上がらなかったのか、思いっきりこけてしまった。その際、手のひらをちょっとすりむく。折り返し時間の45分を少し過ぎたが、なんとか中間地点までやってきて一息つく。これが風の谷か。
帰り道、しだいにあたりが暗くなってくる。こんな時間帯にここを歩いている人は誰もいない。もし、怪我でもして動けなくなったら、明日までこのままだ。しかも夜はかなり冷えるはず。水は万が一のことを考え、多めに持ってきたが、ちゃんと持つだろうか。
と、こんな不安な気持ちで歩いていると、突然エメラルドの羽をした2羽の鳥が目の前を横切っていった。夕闇の迫る薄暗さの中で、ひときわ美しく輝いたその鳥たちは、なぜか天国から来たものだと思ってしまった。
さらに、すこし歩いたところで、野生のカンガルーを見かけた。カンガルーは夜行性であり、しかも人通りが少なくなってきたので、つい出てきてくれたのだろう。これはラッキーだった。
さて、19:30までにゲートを通過しなければならない。車は飛ばすが、道路わきに「カンガルー注意」の標識が立っている。もし、ぶつかれば、カンガルーの命もうばってしまうが、クルマもかなりのダメージを受けてしまう。免責額を減らす保険を、今回はけちって、かけなかったので、すこし怖くなってスピードを落とす。でも、急がないといけない。
19:30が近づいてきた。ふと気がつくと、もうホテルの近くまで来ている。かなりあたりが暗かったのと、焦っていた気持ちとで、ゲートを知らないうちに通過していたようだ。ほっとした。
夜の21:30からは、星の見学ツアーに出かけた。日本人スタッフがまず、南半球でしか見られない南十字星を教えてくれる。後は、天体望遠鏡で、さそり座(毒針まではっきり見える)のアンタレスをみたりする。天体望遠鏡で見ると、すべて白く見えていた星がいろんな色をもっていることが分かる。後は、白鳥座も教えてくれた。流れ星が1分に1度ぐらい流れていくのが驚きだった。でも、32ドルはちょっと高かったかな、と思う。
<砂漠の中の長い道―最初の2時間>30日
さて、エアーズロックから片道5時間かかるというアリススプリングスまでのドライブの開始だ。地図で見ればすぐそこという感じなのに、長い。ひたすら長い。
途中、ガソリンの補給のために、Curtin Springsという小さな町の雑貨屋に寄る。ここまでで、まず2時間。

町といえども・・・何にもない。ただ、意外なことに、この雑貨屋は「宝物」の宝庫だった。
雑貨屋の中の壁には、ところせましと標語のようなものがはってある。ガソリン代をクレジットで払っている少しの間、読んでみると、思わずにやっとしてしまうような「標語」ばかりだった。実際、しばらくして入ってきた学生たちの集団も、読んで笑っていた。いくつか紹介するので、ぜひ、文の意味を考えてほしい。(1枚1ドルで18枚買ってしまいました。)
“Everybody brings us happiness, some as
they arrive, others as they leave.”(誰もが幸せを運んできてくれる。私たちのところに来る時に幸せを運んでくれる人もいれば、私たちから去るときに幸せを運んでくれる人もいる。)
“Personal cheques will be cashed only for
persons of eighty years of age accompanied by their grandparents.”(個人小切手の現金化は、80歳の方のみ、しかも、祖父または祖母の同伴のもとでしかできません。)
“Sometimes I think I understand everything,
then I regain consciousness.”(すべてが分かったと思うときがある。その時、私は意識を取り戻す。)
“You don’t have to be great to start, but you
have to start to be great.”(あなたは、事を始めるのに偉大である必要はないが、あなたは偉大になる準備にとりかからなくてはならない。)
“Rule 1: The boss is always right. / Rule 2: When boss is wrong refer to rule 1.”(ルールその1:上司はいつも正しい。ルールその2:上司が間違っている時は、ルールその1を参照すること。)
“Of course women don’t work as hard as men …
they get it right they first time.”(おばちゃんが気に入っていた。)
“Customer Serivice(お客様の応対)
For service please: ring bell, shout,
whistle, scream, whimper, beg, threaten, grovel or whine. If none of the above
attract attention then
(店の者を呼ばれる時は、次のいずれかをなさってください。
ベルを鳴らす 叫ぶ 口笛を吹く 悲鳴を上げる クンクン泣く 懇願する
脅かす ひれ伏す キャンキャン鳴く
もし、どれもうまくいかないようなら・・・)
JUST GO AWAY(どっかへ行け!)
Thank you.”(ご利用、ありがとうございました。)
“I’m still trying to catch up with yesterday by tomorrow. I’ll be ready for today.”(「明日」までに「昨日」に追いつこうとまだがんばっています。今日中には、準備ができるはずです。)
(正しく並べ替えよう!単語を!?答えは、ページの一番下。ミスプリが3箇所あると思いますが、もし答えが違うようなら、お教えください。文法的にも問題が1つあると思います。)
“The Human Mind:
I cdnuolt blveiee taht I cluod aulacty uesdnatnrd waht I was rdanieg. The
phaonmneal pweor of the haumn mind aoccdrnig to a rscheearch at Cmabridge
Uinervtisy, it deson’t mttaer in waht order the lttrees in a word are,
the only iprmoatnt thing is taht the fsrit and lsat ltteer be in the rghit
pclae. The rset can be a taotl mses and you can still raed it wouthit a
porbelm. This is bcuseae the hmaun mnid deos not raid ervey lteter by istlef,
but the word as a wlohe. Azaming, huh?”
(以下、おそらく聖書のもじり)
“The Lord giveth and the Government taketh away.”(神は与え、政府がそれをとりあげる。)
“In God we trust; others pay cash.”
前半は、アメリカのドル紙幣に書かれている言葉だが、2通りの意味に取れる。「神を我々は信じている。」「神に我々は投資信託する。」(後半は、「他の人には現金を支払う。」)
“God grant me the serenity to accept the things I cannot change, the courage to change the things I can and the wisdom to hide the bodies of those people I had to kill because they p*s*ed me off.”(神はわれらに次のものを与えたもうた。変えることのできないことを受け入れる冷静さ、変えられることを変える勇気、そして、殺さざるをえなかったやつらの死体を隠す知恵とを。(あいつらは、本当に頭にきた。)

(店の裏には、いろんな種類のきれいなインコがたくさん飼ってありました。これもつい見逃してしまう秘密のスポット。)
(下の方で飛んでいる鳥の羽の美しいこと!オルガで見たのは、ひょっとしてこの鳥だったのかな?)
<次は3時間―ここまでの合計5時間>
今度は、Kings Canyonに立ち寄る。立ち寄るといっても、Curtin
Springsから3時間のドライブ。ひたすら走る。両側は赤土の砂漠が広がるまっすぐの道。知らず知らずにメーターが150kmをさしている。感覚が完全に麻痺してしまったようだ。(後でジェフという人に聞いたのだが、このスピードでパンクでもしたら、車はコントロールが一切利かない。恐ろしい運転をしたもんだ。)でも、早く目的地に着きたい。なんにもない道路なので、故障でもしたら・・・、とつい思ってしまうからだ。途中で骨組みだけになった車を横目に通り過ぎる。

Kings Canyonには、たった一つの目的のために来た。「世界の中心で愛を叫ぶ」(テレビドラマ)で出てきたような崖がエアーズロックになかったため、ここで見つかるのではないかと思ったからだ。実際写真にはそれらしい崖がある。(おそらく、North Rim側?(小川コースに向かって左側の急な坂道)を登って、ちょっと行ったところだったような気がする。)

(「世界の中心で愛を叫ぶ」(テレビドラマ)と同じ空の写真をとってきました。)
でも、あまりゆっくりと散策している時間はない。この後は3時間かけてCurtin Springsあたりまで戻り、そこからアリススプリングスまでは、さらに5時間かかるからだ。時計を見ると、午後2時前。Curtin Springsでちょっと時間をつぶしすぎたなあ。
まずは、一番短い崖の下を小川に沿って歩くコースを選んだ。これなら、崖の一番奥までいくことができる。崖の上のコースは3時間かかると案内に書いてあるから、これは無理だ。
これは失敗だった。下から見る眺めでは、あまりはっきり崖が分からない。仕方がないので、上のコースも行ってみることにした。時間がないので、それらしい崖を見つけたらすぐ戻ろう!
途中にいくつかそれらしい崖があったが、近寄ってみると全部ちがう。そうこうしているうちにコースの半分まで来てしまった。これならそのまま進んでも、戻っても時間は変わらない。しかも時間は刻々と過ぎている。ええい、ままよ!と前進することにした。
途中でニュージーランドの人と出会う。少し話をした後、先を急ぐので、See you later.と行って分かれた。急ぎすぎたのだろう、コースを示す矢印が途中からなくなっている。コースを外れてしまったのだ!ちょっと不安になる。と、そのとき、野生のカンガルーがまた出てきた。僕が不安になると出てくるのだろうか。
来た道を戻り、なんとか矢印を発見する。急いで進むと先ほどのニュージーランド人が前を歩いている。「あんたの友達は前を歩いていたよ。」と声をかけられる。私のことを、先ほどの日本人、つまり私、の連れだと勘違いしたようだ。迷ったことを説明して大笑い。See you later.が文字通りの意味になってしまいました。チャンチャン。
しばらく行くと、エアーズロックで水をあげた韓国人に遭遇。こんなこともあるんですね。
足の疲れも極限に達し、ついにくだり坂で転んでしまった。左足の親指の爪もない出血している。でも急がなきゃ。ということで、3時間コースを、なんと1時間30分で帰ってきた。不安がなせるわざだ。
<眠っちゃいけない!さらに4時間ー合計9時間>
さて、Curtin Springsのあたりに戻ってしばらく行くと、7人ぐらいの人が動かなくなった車を押している。あんなふうになったらどうしよう、と不安が増す。
しかも、夕闇がせまってきた。まだ3時間はかかる。暗くなってくると人間は眠くなるのが自然だ。しかも、昨日、今日と山登りばかりしてきたので、疲れもたまっている。道路はまっすぐで、エンジン音も単調だ。
いかん、このままでは眠ってしまう。よし、歌を歌おう!歌いながら寝るってことはなかんべ。
ということで、知っている限りの歌を歌い始めた。1曲平均2分ぐらいだろうか。歌詞を忘れた部分は「♪チャンチャラチャラー」で補う。間奏も「♪テンテン・・・」以下に、歌った曲で、覚えているものを記す。
まずは、「世界の中心で愛を叫ぶ」のメインテーマ。「♪チャンチャラチャラー・・・」
次は、歌詞を比較的よく覚えている演歌からだ。「みちのく一人旅」「兄弟舟」「津軽海峡冬景色」「越冬ツバメ」「雪国」「おら東京さ行ぐだ」「北国の春」「夕焼け雲」「冬のリヴィエラ」「川の流れのように」「氷雨」「矢切の渡し」「さざんかの宿」「襟裳岬」・・・。
今度はポップスだ。「ルビーの指輪」「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」「天使のウインク」「北ウイング」「何も言えなくて・・・夏」「思い出がいっぱい」「Ya-Ya-Ya」「ギンギラギンにさりげなく」「大都会」「This is the song for USA」「ロマンティックが止まらない」「あずさ2号」「万里の河」「ギザギザハートの子守唄」「ワインレッドの心」「さよなら」「また会う日まで」「岬めぐり」「バスストップ」「イチゴ白書をもう一度」「青い三脈」「鏡の中のマリオネット」「泳げ、たいやき君」「なごり雪」「星空の下のディスタンス」「待つわ」「最後の雨」「I love you」「いとしのエリー」「悲しみにさよなら」「お久しぶりね」「恋人よ」「青春時代」「いい日旅立ち」「乾杯」「夢伝説」「また会う日まで」「ラヴ・イズ・オーバー」・・・
それから、文部省唱歌。「ふるさと」「赤とんぼ」「もみじ」「椰子の実」
そして、「黒田節」「ソーラン節」。
さらに、小さい頃に聞いた「みんなの歌」から、「アスタレーゴさよなら月の猫」「おもちゃのチャチャチャ」「草原情歌」「潮風のセレナーデ」・・・
CMソングも。「リゲイン」・・・
アニメからも。「あらい熊ラスカル」「マジンガーZ]「ゲーターロボ」・・・
洋曲も。”Have you ever been mellow? / Country Road
/ When you wish upon a star / Close to you / Rainy days and Mondays always get
me down / I know I need to be in love / Postman / Top of the World / Yesterday
/ Yesterday once more / I wanna hold your hand / Help / Save the last dance for
me / Moon River・・・
歌が思いつかずに必死に考えていると眠くなってくる。しょうがないから、別の歌が頭に浮かぶまで、何度も同じ歌を繰り返す。でも、同じ歌は・・・眠い。
カンガルーが道路を横切る危険もあるので、時々そのことを思い出す。目をこらしていると、これまた眠くなる。
こんなことをしながら眠気と闘い、やっと・・・勝った。
夜の9:00を過ぎ、やっとアリススプリングスの町にやってきた。まずは、宿をさがさなければならない。Bed & Breakfastがいいな、と思い、地図を見ると、まず、トッド川という川を越えなければならない。それらしいところを曲がったりしたのだが、どこまで行っても川が見えない。散歩している人に聞いたら、実は「水のない」川だった。
その家にやってきたが、ベルを鳴らしても誰も出てこない。窓をたたいたりして5分ほどねばったが(強盗だと思われたら撃たれるかもしれないという不安を持ちながら)、だれも出てこないので、あきらめた。そうだ、Bed & Breakfastには、ツアーデスクもないし、やはりバックパッカーの宿にしよう。
ということで、やってきたのが、ディスコの音がうるさく鳴り響いている「メランカ・バックパッカー」だ。レイト・チェックインのため受付がバーの中だったが、部屋はあいていてよかった。そうでなければ、10時間運転してきた上に、ホテル探しのドライブが加わってしまう。
お腹がかなり減っていたので、宿のすぐ前にあるbluegrass restaurantで食事をとった。厨房のほうがほぼ終わっていたので、メインの料理は注文できないとのこと。でも、出てきたのは、結構ボリュームのある料理だった。
宿の部屋は今までで一番汚い感じがした。でも、初めてのドーム部屋(20ドル)では、いろんな人と友達になれ、鍵さえしっかりとしておけば、大丈夫だった。
ここでも、夜には宿泊者が集まってパーティーをやっている。火曜日には、「とかげや蛇に触ろう!パーティー」、土曜は、ダンスパーティだ。
<夕食ぐらい贅沢しよっと!>
宿のフロントのおすすめレストランは、The Overlanders Steakhouse。セットメニューは50ドルとかなり高いが、このコースでは、カンガルー・エミュ・ワニ・らくだのステーキ(5×4cmぐらいのやや小さめ)が食べられる。しかもメインは別にある。(今回の旅から、レストランのメニューをもらって、家でゆっくりと辞書を片手に調べることにした。店の人には「授業の教材に使いたい」と言えば、たいていうまくいく。これで、あまり内容が分からないまま注文をすることも少なくなるだろう。最近放送している「シニアのためのものしり英語塾」でこの方法を知った。)
Keller’s Restaurantというところでは、インド料理とスイス料理のミックスしたものが食べられるそうだが、休みの日ではないのにもかかわらず、店は閉まっていた。
<砂漠でのゴルフ>
アリススプリングで体験する予定だった気球もらくだもケアンズでやってしまい、特にもう一度やりたいとも思わなかったので、予定がまったくなくなってしまった。ロデオが8月中旬にやってくるという情報を得て、ひょっとしたらロデオ(牛乗りなど)が体験できないかと、ツアーデスクに聞いてみたが、そのようなものはないらしい。
しかたがないので、暇なときにやろうと思っていたゴルフをすることに。(すぐ近くにある。)今回は、暇がなくてゴルフはしない可能性の方が高かったので、クラブは持ってこなかった。(そのおかげで、空港で重たい思いをしなくてすんだが。)
薄暮プレーの特別料金は、20ドル。しかし・・・貸しクラブがなんと25ドルだった。それでも一応は日本より安いはずだ、と自分をなぐさめながら、ラウンドをしたが、やはり、プレー代より貸しクラブが高いのが残念だった。
砂漠の中のコースということで、フェアウェイのところどころは禿げていて、赤土がまるだしだった。ラフより奥へ打ち込んでしまうと、すべて赤土のベアグラウンド。今まで、ボールの下をすこしぐらいダフッていても芝で少しはクラブが滑っていてくれたのだろう。ここでは、そういった数ミリのミスは決して許されなかった。まあ、でもおかげで、ボールを直接打つ意識がかなり身につき、また少し上達したような気がする。
薄暮プレーでは9Hで必ずプレーを終了する必要はない。暗くなればプレーをやめるというシステムである。1人でのプレーなので、高速でラウンドし、なんと半分の値段で18Hまわることができた。
<意外と大穴だった、爬虫類館>

口の中に書いてあるのは・・・"Terry ♡s tourists. (Especially kids.)"
前述の薄暮プレーは16:00からということだったので、何もすることがない。しょうがないから、まず目にとまった爬虫類館にでも出かけて見ることにした。(9ドル)デジカメがこわれているので、まずスーパー内のカメラ屋でデジカメを買い(今回の旅行では、結局全部で5つも買うはめになってしまった。)、それから、近所の小さな展示場に向かう。
へびやとかげやわになどが展示されているが、すぐ全部を見てしまえるような小さなところだ。
しかし、13:00から始まったショーは面白かった。(1日3回)まずは、ぐうたらなとかげがゴキブリを食べるところを実演してくれた。2匹はすばやく食べたが、3匹目になると、ゴキブリが自分のお腹の下を通り抜けても、何の反応もしない。観客は、とかげの動きのにぶさに大笑い。なんとも、ぶざまなとかげの仕草だったが、かえってかわいらしい感じがする。
このあと、いろんなとかげや蛇を紹介してくれた。おとなしいとかげを客の頭に乗せてみたり、へびをこどもたちに絡ませてあげたり、小さなショーだったが、なかなか楽しめた。
<空港にガソリンスタンドがない!>
アリススプリングスでレンタカーを返却しようと空港にやってきた。国内便なので、1時間前に空港につけばいいや、と思ってやってきた。さて、ガソリンを満タンにして返そうと思うのだが、ガソリンスタンドが見当たらない。ハーツの人に聞いてみると、空港にはないと言う。
ゲゲッ。すると20分離れた町までもう一度戻ってさらに20分かけて帰ってこなければならない。しかも、もうひとつ問題がある。このあたりのガソリンスタンドでは、ガソリンを入れるノズルを目いっぱい握ると給油がストップしてしまうので、やさしく少しずつしか入れられないのだ。帰ってきたときに「20分―?分」しか残っていないことになる。果たして間に合うのか。
ガソリンの分は追加料金を払ってもいいのだが、町に戻ることにした。ひやひやしながら、でもスピード違反でも捕まれば絶対間に合わなくなるので、制限速度を守って運転した。結果、何とか飛行機には間に合った。空港にガソリンスタンドがないところもあるんだなあ。
<観光客はあまりいかないポートヘッドランド>
予約しておいた空港でレンタカーを借りる。このあたりはトラックのはねあげる石などでフロントガラスに大きな傷がいきやすいので、今回はマックスパーケージに加入。(免責金額を50万円から20万円ほどにさげるもの。)
「返却のときは、できるだけガソリンを少なくして反した方がトクだよ。」とハーツ(レンタカー会社)のおばさんが言う。えっ、ふつうは満タンにして返さなければならないのに。(返却のときに詳しく聞くと、ガソリンの割引料金の関係らしい。)
Frog’s Port Hedland Backpackersに泊まる。(空港から15分ほど)シングル(といってもドーム形式の広い6人部屋に、たった一人で泊まっただけだが)は、1泊40ドルだったが、オーナーの母親が間違って30ドルしか請求しなかったので、10ドル得してしまった。(後で気づきました。ごめんなさい。)(この町にはHarbour Back Packersという宿もある。ここのオーナーと偶然しゃべる機会があったが、ここもよさそうだ。実は、ここは、1ヶ月前まで、カリジニ・アドベンチャー・ツアーをやっていたようだ。)オーナーは、若い背の高い男の人。この町では、よく知られている、ラガーマンで、そのときのあだ名が「フロッグ」。それが宿の名前になっている。空港のレンタカーのおばさんもよく知っていて、「背の高い、親切な人だよ。」と言っていた。
はるばるこんな辺鄙なところまでやってきたのは、わけがある。日本人旅行者の間で有名なカリジニ・アドベンチャー・ツアーに行きたかったからだ。ガイドブックには載っていないが、口コミで「カリジニはすごい」と伝わっている。僕がこのことを知ったのは、日本を出国する1ヶ月ほど前に見た新聞記事からだ。
なんと、ツアーに出た客が予定日になっても帰ってこなかったらしい。(後で出会うジェフに詳しい話を聞いたところ、別に「行方不明」になったわけではないらしい。ゴージ(峡谷)に降りていった日本人たちに、ガイドが戻ってくるよう言ったが、なぜか上がってこず、結局、灯りも何もない2,3度の夜をゴージで過ごしたようだ。ガイドは、無責任ということで政府関係機関に告訴されてしまったと言う。ただ、この話もどこまでが真実かはわからない。)
ふつうは、こんな記事を見たらそんなところには行かない人がほとんどだと思うが、そこはあまのじゃくのわたくし、「ぜひ、行かねばならぬ」と思ったのだった。
という事件のせいでこの種のツアーは、どこも閉鎖。Harbour Back Packersも1ヶ月前から、ツアーはクローズ。
どうしようかと迷って、「フロッグ」に相談したら、「俺だったら、一人で行くな。ビジターセンターには地図もあるし。それから、それほど冒険的なものじゃないが、Lestok Tourというのが一応ゴージ(峡谷)のツアーをやっている。」とのこと。彼のアドバイスに賭けてみることにした。(また、ひょっとしたら、カリジニまで行けば、別の情報が得られるかもしれないと思ったのもある。)
<またまたロングドライブ>3日
まずは、カリジニ国立公園の近くの町トム・プライス(人の名前みたい)に向かう。ここで、新しい情報が得られないだろうか。
片道3時間の道のりだが、例によって演歌・ポップス・文部省唱歌・NHKみんなの歌などを歌いながら、車を走らせる。さすがに、2回目のロングドライブなので、大きな声で歌っていても、あくびが出て、頭がぼんやりしてしまう。「寝てはいけない」と自分を励ましながら、ひたすら走る。
道路は基本的にまっすぐで分かれ道はないが、まれに交差点があったりする。「トム・プライス」への表示がはっきりとしてあるので間違うはずはない。間違うはずはないのだが、こうも長くて変化のない道を長時間走っていると、「ひょっとして1つぐらい標識を見逃してしまったんじゃないか。」と不安になる。なにせ、間違った日にゃ、とってかえすのはさらなるロング・ドライブだからだ。
そうこうしながらも一度も間違えずに(当たり前なのだが)、カリジニ・ビジター・センターへ向かう道が分かれているところまでやってこれた。さらに1時間弱でトム・プライスに一気に行く予定だったが、腹へって腹へってしょうがないので、とりあえずジター・センターで昼食をとることにした。
ここで、フロッグのオーナーに紹介してもらったツアー(Lestok)ではない、別のツアーを見つける。「2004年のベスト・ガイド賞」を受賞したジェフというガイドがLestokから独立したツアーをやっているという。独立したぐらいだから、結構面白いこともやっているのだろう。(トム・プライスのとある住人も、ジェフのツアーがおすすめだと言っていたそうだ。)
ビジターセンターで、ゴージのルート図(難易度が書かれている)を手に入れ、トム・プライスに向かう。最初は、今日のうちに1つぐらいゴージを見ておこうと思ったのだが、ドライブの疲れから、この時点ではもう宿を見つけてゆっくり休むことしか考えていなかった。
町から少し離れたところに一番安いTom Price Tourist Parkというバックパッカー・キャンパーの宿をビジター・センターで紹介してもらった。(ドーム4人部屋1泊20ドル。シングルなんと約90ドル。)
さて、明日の予定だ。フロントにジェフのツアーとLestokのツアーの違いを聞いて見ると、内容はほとんど同じだと言う。ただ、ジェフのツアーは明日催行されることが決まっているということだったので、これに決める。(110ドル)
どこがいいレストランかということもフロントに聞いてみた。すぐに「Sassy’s Caféがいい」という返事が返ってくる。ビジターセンターでの「セカンド・オピニオン」も同じ答え。よくよく調べて見ると、レストランらしいレストランはそこしかなかった。後は、ファーストフード店みたいなものだ。
サラダつきスコットランド牛の290gをメインに、トースト(カリカリしていてうまい!)、今日のスープ(これもうまい!)を頼む。290gはかなりのボリュームで感触できず。でも、おいしかった。
<土だけのゴルフ場、見っけ!>

クラブハウスでビールを飲んでいた人にインタビュー。グリーンは土で転がりにくいので、レーキで自分のラインの部分をならして、プレーするという。ティグランドは、日本の練習場で見かけるようなマットが置いてあった。(ゴルフにならないと思ったので、プレーはしていません。)
<決して一人では「行かないで」ください・・・カリジニのゴージ(峡谷)体験①>4日
まず、ゴージ体験の危険性を私なりに書いておきます。
雨が降ると、flashflood(鉄砲水)が発生することがあります。ゴージの下にいるとき、これが発生したらもう終わりです。以前、ゴージに取り残された人の救助に当たっていた人が、flashfloodにやられて命を落としたという話を聞きました。天気をよく見て、雨が降りそうな時は、ゴージ体験を止める決心も大事です。
7:30にジェフ(56歳だけど、白髪のおじいちゃんに見えた。でも足腰はしっかりしてたよ。)がお迎え。独立して何人か部下をかかえているのかと思いきや、奥さんとたった二人で会社をやっているようだ。
ビジターセンターで4組のにぎやかな夫婦をピックアップ。なんと南オーストラリアのアデレードからはるばるキャンピングカーでやってきたという。ドライブするにもスケールが違う。
バスの中では、ジェフがジョークをいくつか飛ばすが、どれも理解できず。こんなとき、ジャパニーズ・スマイルでごまかしてばかりはよくないが、かと言って、毎回「分かりません。」と聞くのも野暮だと思う。すぐ後ろに座っていたおばあちゃんは、「ジョークがつまらないから、返金してもらえる?」と強烈なカウンターパンチ。これは笑えた。(ジェフの頭の回転はすばらしい。ツアー客がCan I ask you silly question?と聞けば、Go right ahead. Then I’ll give you a silly answer.と即座に返す。)
その中でひときわにぎやかなジョンが、スラングをバンバン使う。今日は、英語のスラング・レッスンだ。
Danny, twinkle spot(どちらも「トイレ」のこと。)have a twinkle(用を足す)have a whiff of something(~のにおいを嗅ぐ)
2006年の年始のあいさつの返事にも、スラングをたくさん使ってくれました。
Great to hear from you. Helen & I had a bonza ( this means great )
time over
the Xmas break & are looking forward to more on the wallaby ( roaming on the
road ) in 2006. Hope you also have a beaut ( same as bonza ) travelling 2006
& wth a bit of luck see you jump into another pool in the great outback
Aust.
朝食は、ビジターセンターにて。(奥さん手作りの)バナナマフィンがおいしかったので、さかんにほめていたら、3個も食べさせてもらえた。
まずは、デイル・ゴージから(池の美しさを味わったり、泳いだりするのにグッド。)。クルマから降りて、ゴージに向かう途中、ジェフが木の幹に空いた小さな穴に耳をつけてみろ、と言う。風の響くような音がする。「地下鉄の音がする」と言ったら、みんなが笑う。
(聞こえる?)
ツアー客がひととおり音を聞いた後で、種明かし。実は、蜂の羽の音だそうだ。どこから入って、どこから出て行くのかは分からないが、これにはびっくりした。何の変哲もない木なので、ジェフがいなかったら、当然見過ごして、いや、聞き過ごしていただろう。

急な坂を下りて、ゴージの底に到着。まずは、Fern Pool(ファーン池)という池に向かう。この池の水温は、なんと20度の暖かさ。あたりがややひんやりしているのに、水が本当に温かい。しかもエメラルドグリーンのきれいな色だ。ジェフが勧めてくれたので、さっそく事前に身につけていた水着一枚になる。

(位置について!用意!ドン!)
ザブーン!勢いよく飛び込んだ。上から見たらあんなにきれいだったのに、水中では一寸先も見えない。ちょっと不安になるが、なんとか向こう岸の小さな滝のところまで泳いでいく。滝のあたりは藻がはりついていて滑りやすい。


しばらく滝のあたりを観察して、もとのところに戻る。ここで、ちょっといたずら心が・・・。以前、「ガンジス河でバタフライを」という本を読んだが、このアボリジニの人たちにとって神聖な池で、バタフライをやってやろう。

「ファーン池でバタフライを」
ジェフにカメラの用意はいいか、と確認して、いきなりバタフライを始める。小さい日本人がこんなにハッスルしているのを見て、ほかのツアー客たちも大喜び。池からあがると、ジェフが笑いながら、「ちょっとやりすぎ」とのたまった。アボリジニの方々、申し訳ありませんでした・・・。
この後は、またまた奥さん手作りのサンドイッチ。こんなに多くの種類の野菜を用意してくれるなんて、奥さんも大変だなあ、と思いながら、みんなとの楽しい昼食をいただく。
今度は、舗装されていない道を1時間ほど走り、ウィアノ・ゴージ(冒険ならここがグッド。)に向かう。ここでは、Class5の、結構危険度の高いルートまで行くことになる。ひざまで水につかる小川を横切り、小さな滝が小さな池に落ちているところまでやってきた。
ジェフが今までとは少し違った真剣な顔で注意を促す。「ここからは、必ず両手を使うこと。壁があるところは両手で支え、レールがあるところは両手で握るように。それから、姿勢を低くし、ひざを少し曲げること。」
このアドバイスが私を救った。レールを両手で持ち、少しずつ進んでいたときだった。水の浸食によって大理石のようになった足元の小川の底で勢いよく滑ってしまったのだ!(ちなみに岩はつるつるしていて本当にきれいである。)
幸い、両手がしっかりとレールを握っていたので、その場でとどまることができた。もし、手が離れていれば、つるつるの小川でつかまるものは何もなく、一気に滝へと落ちていただろう。以前、滝に落ちて、股のあたりの骨を折ってしまった人もいたそうだ。一人でゴージを探検する前に、ジェフと一緒に来ていて本当によかった。はじめてカリジニに来る人は、必ず、ゴージをよく知っている人と行動をともにすべきだろう。
ジェフは、他にもいろんなことを教えてくれた。レモンの香りがする草でTeaを作ってくれたり、水にぬれているように見えて水でないアスベストなど、素人なら知らないまま通り過ぎてしまうポイントも教えてくれた。さすが、「ベスト・ガイド」だ。
Lestok(同じく110ドル)よりもこじんまりした客の人数もなかなかよかった。
ちなみに、前日に「アイコ」という女の子がこの同じツアーに参加していた、とジェフがさかんに言っていた。
宿に帰ってくると、同じ部屋に別の人の荷物がおいてある。昨日は、2人の娘さんにその母親らしき3人組の人だったが、今日はどんな人だろう。
と思っているとその人が帰ってきた。日本人の女の子だ。人気のワーキングホリデーで来ていて、バスで、ケアンズ→エアーズロック→ダーウィン→ブルーム→ポートヘッドランド(トム・プライスに近い)→パースと周っている途中だそうだ。
ここトム・プライスに来る人は珍しいと思ったので、話をしていると、僕と同じ考えを持って、つまり、カリジニの冒険にやってきたのだと言う。彼女も、いろんなツアー会社がクローズになっている中で、必死にアドベンチャーツアーを探してきたのだ。
僕が、前述のジェフのツアーしかみつけられなかったというと、アイコさんは「私も昨日参加したよ」と言う。
「えっ、ひょっとして、アイコさん?」
「そうです。」
ひえー、これこそ奇遇だ。
この後、ジェフのツアーの話でひととおり盛り上がり、さて、明日はどうするかという話になった。彼女は、ヒッチハイクでここまで来たので(たくましーい)、特に明日の予定も決まっていないらしい。
「どう?二人でカリジニ、もうちょっとレベルの高いルートまで行ってみない?」
「もちろん!」
この後、再びSassy’s Caféで食事。僕は、毎日肉を食べると、便が固くなるので(汚い話でごめんなさい)、今日は魚にする。何せどの料理もボリュームがあるので、連れがいると、二人で、2種類のメインを分け合って食べられるのでお得だ。(もちろん、話も楽しかったよ、アイコさん。言い訳に聞こえる?)
<決して一人では「行かないで」ください・・・カリジニのゴージ(峡谷)体験②5日
今日は、ガイドなしで、しかもClass6の危険度最高のルートに挑戦する。万が一のことを考え、セーターやジャンパーを多く腰にまきつけ、4つのボトルに水を入れて、リックに入れる。もちろん、昼も宿に帰ってくることはないので、アイコさんに「昼飯、持った?」と確認して、いざ出発!
まずは、トム・プライスに近く、危険度の高いほうの、ウィアノ・ゴージから始めることに。おそらくふつうは4WDなどの車だけが走っているようなダートを注意しながら進む。気がゆるむとタイヤが滑るので要注意だ。まずは、ゴージ近くに車を止める。そのとき、あることに気づいた。自分の昼食を持ってくるの、忘れた!人の昼食の心配をして、自分のパンはわざわざ出かける直前に冷蔵庫に入れてしまっていたのだ!なんとも情けない限りである。
ビジターセンターにお菓子ぐらいあるでしょ、というアイコさんのなぐさめを頼りに、とにかくゴージ探検を開始する。
最初の危険ポイントははしごで降りるところ。無事通過。次に、ひざあたりまで水に使りながら小川を進む。このあたりは砂地なのでそれほど滑らない。そこを過ぎると、視界が広くなった。「円形劇場」と呼ばれる、岩の芸術作品の登場だ。
ここまでがClass5のルート。さて、ここからがClass6のルートだ。ジェフと一緒のときは、Class5までだった。緊張が走る。
(あー、落ちるー!)・・・ウソです
(スパイダーウォーク)
まずは、写真のような「スパイダーウォーク」と呼ばれる細い壁。写真のような進み方をするので、この名がついている。実際下の小川を歩くこともできるのだが、滑ったら大変なことになる、ということで、このような進み方をするのだろう。
ここを抜けて、「カーミッツ池」に到着。ルートはまだ続くのだが、小さな滝にそったところにあるべきロープがない。おそらく、1ヶ月前の事故の影響で、ここから先に行かせないようにしたのであろう。でも、池はある程度の深さがあるから飛び込もうと思えば飛び込めないこともない。
(落ちたら、大変!)
「飛び込むか。」
「でも、帰ってくるときどうするの?」
そのとおり。飛び込むのは簡単だが、飛び込んだが最後、ロープがないから、つるつるする滝を這い上がってくることは不可能なのだ。アイコさんのおかげで助かった。ここまでClass6のルートを少し歩いてきて、アドレナリンが出ているので、一人だったら、勢いで飛び込んでいたかもしれない。
でも、ここで引き返すのはいかにも口惜しい。池の先にいけばどこかから出られないだろうか。いろいろ二人で話し合いながら、結局危険をおかさないことにした。しばらく池を見つめながら、最後のお別れをする。
直後に今度は崖の上から、池の先がどういうルートになっているか観察する。我々の判断は正しかった。先に進んでいたら、決して戻って来れなかっただろう。
でも、ここまで来てよかった。カリジニの姿をかなり満喫することができた。もう少し先まで行きたい気持ちも少しはあるが、まあ、なかなかの冒険だった。
Class6を少しかじった後の道は、険しさをすっかり消していた。ただ、この気のゆるんだときこそ事故が起きやすいので、注意しなければならない。
今度は、デイル・ゴージの「サーキュラー池」に向かう。途中ジャングルのようなやや汚いところを通り抜けなければならなかったが、池は透き通っていて底までしっかり見ることができた。ただ、Fern Pool(ファーン池)と違って水温が低い。(でも家族連れが何人か泳いでいる。)
「泳ぐ?」
「もうチャンスないかもよ。」
これで決まり。ザブンと飛び込み、これまた向こう岸の小さな滝まで泳ぐ。驚いたことに滝から流れ落ちる水が暖かい!岩の熱で暖められたのだろうか。

アリ塚をそこらじゅうで見かけたが、ここでも大きなものを見つけたので、撮ってもらった。アリは、地下の水を目指してひたすら土を掘り続けるそうだ。ここのアリたちは一体どれぐらいの年月をかけて土を掘ったのだろう。
<今までで一番大きなお肉>
例によって、Sassy’s Caféで夕食。今日は、よく動いたから食事が特別においしい。一昨日、290gの肉を注文したが、今日は、怖いもの見たさ、というか、さらにでかい440gのサーロインを頼む。(オーストラリア最後の日ということで、特別サービスはないの、と聞いたが、ウェイトレスに笑ってかわされてしまった。)
出た!厚さ2cm、大きさ15cmぐらいの巨大な肉が登場した。あまりこれを頼む客もいないのだろうか、ウェイトレスもいたずらっぽい笑みを浮かべている。
一昨日は、食べ残したが、今日はよほどお腹が減っていたのだろう。gのステーキを完食。長かったけれど、充実した1日だった。
<野生(?)のカンガルーに触れる!>

Tom Price Tourist Parkには、野生のカンガルーとウサギ2匹がよく出没する。今夜も3匹仲良くくっついて草を食べている。食べるのに必死なのか、人に慣れているのか、近寄っても逃げようとしない。アイコさんに言われたとおり、尻尾をもちあげても、頭を触っても、食べるのをやめない。なんとまあ・・・(尻尾は結構重たかった。)

ちなみに、次の朝になっても、まだ草を食っていた・・・
<名無し山?>

宿の近くにある山。その名もMount Nameless。日本人がつけたそうだ。アボリジニはちゃんと名前をつけていたのにね。4WDで登れる珍しい山なんです。
<ロングドライブも短く感じる>6日
朝はゆっくり起きて、ポートヘッドランドに向かう。4時間ぐらいのドライブだ。でも、今度はアイコさんが助手席にいてくれるので、話し相手ができ、しかもすばらしいナビゲーターとして活躍してくれた。4時間もすごく短く感じた。
13:00頃、ポートヘッドランドに到着したが、アイコさんは16:00に西へ向かうバス(グレイハウンド)に乗る予定で、私は16:40には空港に向かう予定。時間がたっぷりあるのだが、この町にはすることも見るものも何もない。仕方がないので、船が港に入ってくるのを見たり、何もないビーチに行ってみたり、スーパーでアイスを食べてみたりして過ごす。
アイコさんが面白いことを教えてくれる。この時間帯、潮が引いていたが水につかっていたところで、ときどきタコが見つかったりするという。彼女を見送った後、タコとりに精を出す。いろんな小さな生物がいたりして、あっという間に時間が過ぎていった。
<西オーストラリアを旅するなら、この1冊(無料)>
アイコさんが持っていた西オーストラリアの情報が詳しくのった無料の冊子がやって見つかった。ポートヘッドランドのビジターセンターにどっさと積んであった。西オーストラリアには、見どころのある小さな町があるが、ガイドブックにはページがほとんどさかれていない。一方、この冊子にはかなり多くの情報が載っている。
空港でレンタカー(ハーツ)を返す。借りるときにおばさんが教えてくれたのだが、ここでは、割引料金の関係で、ガソリンは満タンにして返さずに、できるだけ少ないまま返すほうが得。(満タンにして返すのがふつうなのにね。)
<2日かけて帰国>
少し後のところに書いてある飛行機のスケジュールを見てほしい。6日の夕方に出発して、7日の夜に大阪に到着、となっている。その間、パースとシドニーでは、かなりの時間つぶしをしなければならない。でも、そのおかげで、たくさんもっていった本をすべて読むことができた。これはこれでよかったかな。
<今度は2月から6月ぐらいにエクスマスでジンベエザメ・マンタ・ジュゴン・ザトウクジラとダイブしたい>
今回は、7月下旬だったので、ジンベエの季節が終わっており、ダイビングはあきらめたが、アイコさんがエクスマスでのダイブの話をしてくれた。
大きなマンタがすぐ近くを泳いで、ついそれについていきそうになったら、ガイドさんに足をつかまれて、「行ってはいけない」と言われたそうだ。それほど魅力的なんだろう。
7/22 関西空港~ケアンズ AO7914便
20:30 4:55
7/28 ケアンズ~エアーズロック QF989便
9:30 11:50
8/2 アリススプリングス~パース QF1945便
9:10 11:20
8/2 パース~ポートヘッドランド QF1814便
14:55 17:05
8/6 ポートヘッドランド~パース QF1815便
17:40 19:50
8/7 パース~シドニー QF518便
0:15 6:20
8/7 シドニー~関西空港 QF373便
11:35 20:05
料金 @275,660円(TAX込み)
<今回の海外旅行保険>
VISAにもともとついている保険に少し上乗せした。(前回、ニュージーランドへ行ったときに登録しているので、電話1本で契約完了!)
保険料 6,330円
内容:傷害死亡 1000万 傷害治療 1000万
疾病治療 1000万 疾病死亡 1000万
賠償責任 1億 携行品 30万
救援者 1000万
<ビザ、忘れてた!>
ビザのいらない国が多いなかで、オーストラリアはETASという入国ビザが必要でした。旅行社のKさんが取っておいてくれて助かりました。
<ゲゲッ!国際電話料金!>
今回も事前にメール・FAXなどを使って、ツアーの予約などをしたが、返信がなかったところは、国際電話を使って予約等をした。
電話料金の請求が来て、びっくりした。3分以内の14件の電話料金がなんと8000円弱!何かの間違いかと思ってネットで料金を調べてみる。
アメリカでは、6秒につき、6円。「6秒につき」というところも驚きだったが、オーストラリアは、6秒につき、なんと60円!アメリカの10倍である。請求は、「残念ながら」正しかった。トホホ・・・
<オーストラリアのレンタカー料金には注意!しかも、料金の過剰請求もあり!>
レンタカー料金の内訳に、「基本走行距離」というものがある。500kmぐらいまでなら、追加料金を払わなくても済むが、それを越えると1kmにつき0.25ドル支払う、というものだ。「たった25セント」だとたかをくくっていると大変なことになる。なにしろオーストラリアは広い。ポートヘッドランドでは、1000kmオーバーして、結局200ドル払うことになってしまった・・・
しかも、料金を多めに請求された!7月28日の11:50に、エアーズロックで借り、8月2日の9:10にアリススプリングスで返却。5日間のレンタル料金のはずが、6日間で計算されていた。
Customer Centerと何度かやりとりをしたあと、間違いだと認めてくれ、本日(2005年9月27日)返金を確認しました。
<アジアマイル>
いろんな航空会社と提携しているので、かなりマイルポイントがたまりやすい。
ポイントはチェックインのときが一番いいと知った。JALなどでは、搭乗の際にもポイント加算を行っているが、ほかの会社ではそうでない場合が多い。
<今回の旅が今までの旅と違うところ>
まずは、長さ。17日間は、今までの海外旅行の中で一番長い。これは、前回のニュージーランド旅行の際、天気のこと(特に雨のこと)を考えずに計画していたので、日程がどんどんなくなり、カツカツのスケジュールになってしまったからだ。今回は、滞在地1箇所につき、予備日を1日設けることで、余裕ができ、無理に体を使うこともなかった。(でも、予備日も、なんらかの活動で埋める癖は変わらなかったが。)
現地で天気予報を活用しようとしたが、オーストラリアの特に東部の天気は変わりやすいので、たいていの新聞には今日と明日の天気の情報しか載っていず、あまり役に立たなかった。
次の特徴は、「出会いの旅」だ。今回は、準備期間が短かったせいもあるが、旅行の計画の半分は未定だった。ホテルが決まっていない日も結構あった。そのため、いろんな人に助けてもらいながら、同時におしゃべりを楽しみながら、たくさんの人たちと出会うことができた。そのうちの何人かはメールで写真を送ってくれたりした。今でも、何人かの人たちとメールのやりとりをしている。旅行に関する情報交換も大いにできた。
最後は、宿泊費をできるだけ抑えた、ということだ。しかも、バックパーカーの宿に泊まると、これまたいろんな人と出会えることができたのがよかった。
“The Human Mind:(人の頭脳)
I couldn't believe that I could actually understand what I was reading. The phenomenal power of the human mind according to a research at Cambrdige University, it doesn't matter in what order the letters in a word are, the only important thing is that the first and last letter be in the roght place. The rest can be a totla mess and you can still read it without a problem. This is because the human mind does not read every letter by itself, but the word as a whole. Amazing, huh?”(私は、自分が読んでいるものをちゃんと理解できるとは、信じられませんでした。ケンブリッジ大学の研究によれば、人間の脳の驚くべきパワーがあれば、単語中の文字がどんな順序で並んでいるかは問題ではなく、大事なのは、最初と最後の文字が正しい位置にあればいいとのことだ。それ以外の文字の順序は無茶苦茶でもよい。それでも問題なく読めるのだ。これは、人間の脳が文字そのものを1字ずつ読まず、かたまりとしての単語を読むからだ。びっくりでしょ?)