村上犀の世界
BGM 現代音学 ≪ Inside you ≫ 作曲演奏 蔵餅 旨
月華樹氷    F10           第2回個展  1986年
赤と黒    64KB                          2002年       
シャンゼリゼ大通の店            75KB   2002年

 ホームページは著作権法により保護されております。このホームページの著作権は村上犀(倉持光雄)にあります。
許可なく無断でこのホームページに掲載されている絵画、写真、文章を複製、複写、転載することを固く禁止いたします。       

02-4-5     90KB                         2002年
恐怖の夜空      49KB                    2002年
村上犀版画ギャラリー参照
 
 版画というジャンルで一般には余り関心を持たれなかったのかもしれません。しかし日本は江戸時代の浮世絵版画以来、版画の国として誇りを持ってきたはずです。
 長谷川潔のことを、絵を描いている人達、プロ、アマを問わず、知っているかどうか問うてみましたが、知らない人のほうが遥かに多いのにがっかりしました。
 少なくとも横浜に住んでいる画家に知らないといわれると驚かざるを得ないのです。何故ならば長谷川潔は横浜の御所山に生まれ育った人だからです。知りませんでは困るのです。
 
 ここに掲載しました2点の作品は、私が研究しました、最終的にパソコンで制作するPCメゾチントです。
 メゾチントは版画に関心のある人なら知らない人はないくらい有名な銅版画の技法のひとつです。
 フランス語でマニエール・ノワール(黒の技法)という意味ですが、17世紀オランダで発明され、その後イギリスで流行しました。
 写真の技術が発明されてからマニエール・ノワールは殆んど忘れ去られていました。
 1919年、フランスに渡った長谷川潔は南仏に滞在、あらゆる版画の技術を研鑽しました。
 彼は数年後パリに移ってから特殊銅版画技法マニエール・ノワールに注目し、かつて少年時代に父親から習った書道の墨の墨色と香りが日本人の感性を呼び覚まし、新しいメゾチントの研究に没頭しました。
 その結果、日本人画家として藤田嗣治に並んで世界の長谷川潔となったのです。
 
パソコン画
 私にできることは自分の想像に任せて、いじくり回してしまうほうが性に合っているようです。そしてどうしても解らなくなり、にっちもさっちもいかなくなると、初めてマニュアルを開くのです。
 マニュアルは廻りくどいが、人に聞くよりはぐっと好きです。サポートに訊くのは一番嫌いで、2,3日パソコンと格闘し、リング場でノックアウトされ、傷だらけになったボクサーの様に絶望的になったら電話します。
 だいぶ話が本筋から反れてしまいましたが、とかく何事も思い通りになかなかいかないのが世の常です。 

 最初は左の作品のように、でたらめを描いてみるとよいでしょう。なかなか楽しいものです。
 そして、立て続けに5,6点描いて見るのです。もし失敗したら消してしまいばよいし、うまくいったら保存すればよいのです。
 普通、新しいソフトを購入したらインストール、セットアップして、先ずマニュアルを読みながら描き始めるのが正しいのでしょうが、私には何事も、どうしてもそのような品行方正には、少年時代からやったことがないのです。
 
 

 PCメゾチントに近い作品は、多数ホームページの各空間に展示いたしました。牡丹と山は殆どそうです。
 しかし、紙にプリントするメゾチントとパソコンのモニターに透過して鑑賞するのとでは、光りの質が根本的に異なりますので、プリントしたPCメゾチントのようにはいきませんが、それでもかなり近いイメージにはなっています。
 ただ、パソコンで制作した作品も披露しなければ片手落ちになますので、稚拙な作品も省みず7点の試作を展示いたしました。   

 筆で絵を描くのも、コンピューターで絵を描くのも、意味は同じです。人間ほど順応性の高い動物は他に存在しません。慣れてしまえば従来の筆と同様に、誰でもパソコンで自由に絵が描けるようになります。現に小学生から新老人までパソコンで絵を描いております。
 ただ、従来の用具と素材で絵を描くにしても、新しいそれらで描くにしても、問題はその人によって、どの程度の作品が描けるかです。

 本格的なPC絵画は未だ始まったばかりですから、想像以上の魅力と可能性を孕んでおります。
 パソコンが出来て、絵を描くことが好きな人には、お奨めしたくなります。  
 始める人はPaintのソフトやタブレットも多種リリースされておりますから、パソコンショップの店員によく相談して、慌てずに慎重に調べてから購入すべきでしょう。
 決して高価なもの程よいとは限りません。どれが自分に適しているかです。初心者向きか、プロ向きか、自分の力に適したものを選ぶべきでしょう。  

 

 パソコンで描ける絵は、多種多様で、油絵風、水彩画風、水墨画風、鉛筆画風、ペン画風、ポスター風、合成画、その他無限です。
 従来の様に実際のえのぐや用具を使って描くのとは、かなり勝手が違うので戸惑いを感じるのは当然です。
 しかしいったん慣れてしまいばけっこう面白く描けるものです。難しさは実際の筆で描くのと変りありません。要するに慣れることです。
 

 コンピューターで絵を描くことは数十年前から行われてきました。最初の頃は果たしてそれが芸術作品になり得るかどうかが、度々論議されました。
 しかし、最近のコンピューターはハード、ソフト共に驚異的発展を遂げ、なお進行中です。これまで既に想像を絶する研究開発が進み、最早そんな論議はナンセンスです。
 三十数年前に、マクルーハンが名言したように、人類が生み出す道具総ては人間の五感の延長であります。 
 この休憩室に展示してある作品の内7点は、ペイントのソフトとタブレットで試作してみたものです。
 もちろん技法は無数にありますが、マニュアルよりも自分の感覚を重視して、自分なりに手始めにやってみたものです。 
 
 PCメゾチントは、原画をスキャナーで取り込む過程で、自分のメゾチント(黒の技法)を研究した独特のものです。これは原画に重点を置く技法で、最後の2点はそのPCメゾチントに近い作品です。 
緑と赤     134KB                      2002年
曝された楽器    91KB                   2002年
Millennium2000-A  A3版         (第13回個展) 2000年
パリノビヤバー                         2002年
DAWNING   46.5×61.5         第6回個展  1990年
同里・柯橋・紹興
横浜スケッチ
トップページ
COPYRIGHT(C) 2002〜2009 村上犀の世界 ALL RIGHTS RESERVED.
想像的イマージュ空間