BGM ≪ O_Holy ≫ Midi    
1996年 カメラスケッチ                 アントワープ市庁舎  
村上犀の世界
アントワープ
1996年 カメラスケッチ   アントワープ駅
1996年 カメラスケッチ     ルーベンス銅像
1997年 (第11回個展)  アントワープ駅 21.5×18.3
 ベルギー第2の都市アントワープはフランドル地方を流れるヘルデス川河口に位置し、世界第3の港を有しています。
 その広い河から約400mのところに、あの名作『フランダースの犬』の舞台にもなった、有名な聖母大聖堂があります。 
 何故かこの大聖堂を正面から観るよりも、グルーン・ブルーツ広場から眺めるイメージが脳裏に焼き付いて離れないのです。
 
  ここを描きたいばかりにオランダへ移動する途中で下車しました。時間がないのでタクシーで急行しました。上の作品がその場所です。
 
 
  もし教会の脇に並んでいる幾つかのオレンジ色に近い鉄錆色の屋根が無かったならば、その気にならなかったかもしれません。大聖堂とその屋根と樹木との配色のなせる業です。それもヨーロッパの魅力なのです。
 
 聖母大聖堂を描くのに夢中になり、聖堂内部にある、あの巨匠ルーベンスの名作を見る時間を失いました。広場にあるルーベンスの銅像に「今度来たときに見せて頂きますね」と断ってきました。
 
 道路の方へ目をやると、ちょうどタクシーが通りかかったので、走っていって止め、乗り込みました。「駅までお願いします」といいながら、運転手の顔を見てびっくりしました。カラヤンにそっくりなのです。20世紀の大指揮者カラヤンに運転してもらいアントワープ中央駅まで送って貰いました。もちろんチップは弾みました。
 1996年5月9日(木)、ブリュッセルノード駅ホーム、がらがらとスーツケースを転がして特急2480の1等車両に乗リ込む。列車は8:19に発車しアムステルダムへ向かう。予定通りアントワープ駅で途中下車する。 
 
 目的はこのアントワープ駅の建物を鑑賞すること、聖母大聖堂をスケッチし、巨匠ルーベンスの作品を鑑賞することでした。 
 アントワープ駅のホームに降りて先ず突き当たりの真正面にあるアーチ型の壁を見て度肝を抜かれました。パリのオルセー美術館の突き当たりの壁は、駅から美術館に変貌したので最初の設計デザインは時計だけを残して消えてしまっていますが、ここは違います。新築のように華麗で堅固な設計がそのまま生きています。
 石段を降りて玄関ホールの真中にしばし立ち止まってしまい、カメラのシャッターを切りました。これほど素晴らしい駅を見たことがありません。
 駅の玄関を出てタクシーに乗り聖母大聖堂に向かいました。
巨匠ルーベンスの銅像 {カメラスケッチ) 1996年  
1996年 カメラスケッチ      聖母大聖堂
1997年 (第11回個展)     アントワープの聖母大聖堂 40.5×54.7
空間 29
オステンド港B
パリの街
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