第25回コムケアサロン報告 (2005年8月16日)

日時:8月16日19:00〜21:00
場所:コミュニティケア活動支援センター
テーマ:「社会福祉協議会とNPO」

8月のコムケアサロンは、「社会福祉協議会とNPO」をテーマに開催しました。社会福祉協議会とNPOの関係は、コムケア周辺ではじつはあまりいい話を聞きません。NPOも社会福祉協議会も同じものを目指しているのに、対立しているのはもったいない話です。そんな思いからの企画でした。

参加者がいるだろうかと不安だったのですが、サロン始まって以来のたくさんの参加者がありました。20個あるいすがすべてうまってしまい、もう一人増えれば立ち席が出たほどです。関心の高さを改めて実感しました。

サロンでは、まず市民活動情報センター・ハンズオン!埼玉の若尾明子さんに、昨年行った「社協とNPOの協働調査」の結果を紹介してもらい、それを踏まえながら、自由に意見交換をしました。社協やボランティアセンター関係者が4人、社協経験者が2人参加してくださったので、それぞれの地域の社協の実態の話もあり、地域によって社協の実態もかなり違うことがわかりました。NPO関係者も、それぞれの社協観をお持ちでした。

NPOといえば、最近、メーリングリストで盛んに投稿している感声アイモの菅原さんと木村さんが参加してくれました。今回は社協論議でしたので、アイモの話はあまりでませんでしたが、お二人の存在感は大きく、異彩を発していました。横道にそれてしまいました、すみません。

社協の方々の熱い思いの発言には圧倒されました。なぜこうした思いが実現しないのか、NPOの人たちとの、もっと効果的な関係が育てられないのか、改めて不思議な気がしました。これはやはりコムケアとしても取り組まなければいけないテーマかもしれません。つながるべきところが切れているわけですから。

というわけで、社会福祉協議会問題は、また公開フォーラムでも企画したいと思い、提案させてもらいました。
賛成を得たような気がします。といってもコムケアだけではパワー不足です。共感してくれる人たちと一緒に、実行委員会のようなものをつくって、取り組みたいと思います。みなさん、ぜひ手を上げてください。このプロジェクト起こしの資金集めに、コムケアの資金助成プログラムに応募すればよかったです。いや、これは冗談ですが、どこかの助成プロジェクトに応募してもいいかもしれません。コムケアは柔軟なのが取り柄ですので。

今回は社協とNPOの付き合い方を考えるところまで議論は進みませんでしたが、考える材料や行動するヒントはいろいろと出たように思います。

サロンの議事録を書くのは大変そうだったので、参加者の皆さんに最後に印象に残ったことや気づいたことなどを書いてもらいました。それを最後に掲載して、議事録に代えさせてもらいます。どんな議論があったかを少し感じてもらえると思います。

<参加者の残してくださった感想>

・ 社会福祉協議会の売りは「地権」。それを踏まえてモデルチェンジしていくことが必要だ。

・ 社会福祉協議会の役割は「コーディネート」と「コミュニケーション」。

・ 社会福祉協議会は「利用するところ」。

・ 社会福祉協議会は地域資源の宝箱です。もっと活用しましょう。

・ NPOと社会福祉協議会がまちを面白くする。そのためには、お互いの持っている財産をうまく活かしていくことが大切。両者が効果的につながるための必要なスパイスは何か?

・ 「社会福祉協議会は情報をたくさん持っている」という話があったが、本当にそんなに情報をもっているのだろうか?

・ 「社会福祉協議会の使い方」ならば、NPOの使い方も必要かもしれない。

・ 市民:NPO、自治体、社会福祉協議会、企業の協働を「現場主導」で進められないか。

・ 今までは「上からの福祉だった」。環境が変わる中で社会福祉協議会の存在意義を再確認したモデルチェンジが必要だが、それが見えてこない。

・ 社会福祉協議会が「上からの福祉」という存在だったのをこれから変えていくためにも有効に活用していくことが必要。問題は「上からのタガ」をはずせるか、だ。

・ 自分たちで規約をつくることが大切。

・ 社会福祉協議会とボランティアセンターとの関係が話題になっているが、当市では市の行政の中に支援課があってボランティアセンターづくりをしている。

・ 当市では、行政と社会福祉協議会が一緒にサポートセンターを創ったが、スタート時点の協働の関係はだんだん弱まり、孤立化してきている。

・ 鎌倉の例は、市民からの提案に対して、行政、社会福祉協議会などが役割分担を決めて声を出していく方式。これも活動の一案としていいと思う。

・ どこでも似た感じを抱いていることに気づいた。

・ 地域ごとに社会福祉協議会の形が違う。長い歴史の中で変えられない。

・ A社協はA社協の道を進む。B社協はA社協のような道を行きたいが、B社協やっぱりB社協の道を歩むしかない・・・のだろうか? 事務局長次第かな?

・ 大きな福祉、広い福祉、たのしい福祉。

・ 環境、福祉、教育を一本化しなければいけない。

・ リーダー養成フォーラムを企画して下さい。

・ もっともっとこんな話し合いをしたいです!

以上

(報告:佐藤修)