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Title
23
コムケアが第2期に入りました。
22
資金助成応募団体の選外になった団体にコメントを送らせてもらいました。

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今年の目標は「つながりから物語を創ること」です。
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最終選考会で元気をもらいました
19
資金助成プログラム2003選考経過の報告2
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資金助成プログラム2003選考経過の報告1
17
資金助成プログラム選考状況
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地域に住むみんなが主役になることの素晴らしさ
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最終選考会でお話ししたことの一部をご紹介します
14
最終選考会は盛会でしたが。
13
活動支援の資金助成団体が決定しました。
12
活動支援の最終候補30件と調査研究支援2件が決定しました。
11
資金助成プログラム2002年度選考経過の報告
10
資金助成プログラムの募集を締め切りました。
9
コムケア活動の理念は「つなぐ」です。
8
申請書は思いや実体が凝縮された大切なツールです。
7
選考作業や選考会などで、メッセージが途絶えていました。また書き出します。
6
予備選考過程についての報告です。
5
ケアという言葉について
4
コミュニティケアの輪を広げていきたいと思っています。
3
私たちが考える「大きな福祉」は、こんなイメージです。
2
「大きな福祉」と「コミュニティケア」について、一緒に考えていきませんか。
1
コミュニティケア活動支援プログラムの募集期間が終了しました。

 

Message23
:コムケアが第2期に入りました。

半年以上、書き込みもせずにいました。
事務局長の責任を果たしていませんね。すみません。
これからきちんと書き込みます。

ご案内の通り、コムケアの第4回資金助成プログラムがスターとしました。
今回は住友生命社会福祉事業団からの引き続きのご支援に加えて、新たに東レ株式会社が支援の仲間入りをしてくれました。うれしいことです。
住友生命社会福祉事業団からは3年のお約束でこのプログラムの事務局を受託させてもらったのですが、その間、じつに自由に活動させてもらいました。
おかげさまで、ゼロからのスタートであったにもかかわらず、いろいろと新しい試みもさせてもらえることができました。
この3年間は、コムケア活動の第1期、いわばプロローグです。

そして今年から第2期に入ります。
第2期は、コムケア自立への挑戦です。
といっても、まだ自立できないので、複数の企業に支援をお願いして行く予定です。
合わせて、企業とNPOの接点も探っていきたいと思っています。
幸いに、住友生命も東レも、具体的な方法に関しては、全面的にコムケアセンターに一任してくれています。したがって、すべての責任はコムケアセンターにあるのですが、進め方は全く自由です。「失敗の自由」もあるわけです。もちろん失敗はしたくありませんが。

資金助成プログラムの金額的な規模は半減させました。
実際には、事務局長の努力不足で資金調達ができなかったことが主因ですが、
逆にそれを契機に発想を進化させることにしました。
前々からお話しているように、コムケアの活動では、
「金の切れ目が縁の(深まりの)はじまり」
にしたいと考えています。
そうした姿勢に共感してくれる方も少なくありません。

改めてメッセージとして、書き込む予定ですが、
私は最近のNPOが、相変わらず「資金依存」型であることに少し不満があります。
資金は大切ですが、万能ではありませんし、危険な「魔力」も持っています。
3回の資金助成プログラムの事務局をやってみて、改めてこの思いを強めています。

そこで、今年からの第2期においては、
資金助成プログラムの比率を低下させ、代わりに相互支援の仕組みづくりを重視していくことにしたいと思います。
また活動のなかで、資金づくりもしていきたいとも考えています。
そのために、これまで以上に、コムケア活動の企画運営を公開型にしていく予定です。これからさまざまな提案をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2004年7月17日
コムケアセンター事務局長
佐藤修



Message22
:資金助成応募団体の選外になった団体にコメントを送らせてもらいました。

毎回の恒例行事ですが、資金助成プログラムに応募くださったにもかかわらず、
惜しくも選外になった団体に、選ばれなかった理由やプロジェクトに関する個人的なアドバイスを、今年も送らせてもらいました。
どれほどお役に立てたかはわかりませんが、真剣に書いてくださった応募団体の皆さんへのせめてものお礼だと思っています。

しかし、これはかなり「辛い仕事」です。
133団体の申請書を改めて熟読するだけでも大変ですが、その思いを裏切らないようにコメントをしなければいけません。
気が疲れてしまい、書き終えて1週間くらいは、毎年、何もしたくなくなるくらい疲れます。
正直に言えば、最後は悪夢のような仕事です。
申請書を見るだけで頭が痛くなるほどです。
もうこういう仕事は今年でやめようと、いつも思います。

しかし、こうした活動のおかげでとてもうれしいこともあります。
私のコメントに感謝してくださる人に出会えることがあるのです。
昨年の選考会には、一昨年応募して落選してしまった、ある団体の方が四国から参加してくれました。
最初の年に私が書いたコメントがうれしかったからだと言われました。
また、静岡のある団体からは、私のアドバイスを参考にして、別のところに申請したら合格したという話もありました。
今年も愛知県の真保さんはじめ、何人かの方から早速メールをもらいました。
こうしたことがあると、悪夢のような3週間の苦しさはすべて吹っ飛びます。
ありがとうございます。

まさに私がケアされているのです。
ケアというのは、本当にささやかなことの積み重ねなのです。
それが元気を与えてくれます。
ケアとは「声をかけること」なのかもしれません。

133団体の申請書を改めて熟読すると、どうしてこのプロジェクトを応援できなかったのだろうかと反省することも少なくありません。
これは「選考」には不可避のことですが、
連続的な現実を、どこかで線引きして分けてしまうというやり方に、私たちは慣れすぎてしまっているのかもしれません。
このことも、ケアの問題を考えるとても重要な視点のような気がします。
133団体へのコメントづくりの仕事は、いろいろなことに気づかせてくれました。
感謝しなければいけません。

選外になったプロジェクトに、何かお役に立てることがあればうれしいです。
もしお読みになってくださった方がいたら、どうぞ気軽にまたいろいろとご相談下さい。

いつかお会いできますように。

2003年12月1日
コムケアセンター
事務局長 佐藤修



message21
今年の目標は「つながりから物語を創ること」です。

資金助成プログラムの選考会から3週間が経過しました。
いろいろな活動の情報が入りだしています。
とてもうれしいのは、コムケアに参加してくださった団体がつながりだしていることです。

3日には、natural human network Ωのおかざきさんが、
町田市で、市民共同発電をテーマにした集まりを開催しましたが、
その前夜の交流会に、GOWA(福祉を拓く会)の野田さんが参加されました。
思いの深いお二人ですので、きっと新しい物語につながっていくでしょう。

ちなみに、この市民共同発電の構想は、福祉とつながりやすいテーマです。
まもなくおかざきさんのところにノウハウや情報が集積されると思いますので、みなさんもぜひ関心をお持ち下さい。
機会をみて、おかざきさんに話をしてもらう会も計画したいと思います。

どんぐりパンのさおり織でテディベアをつくってみようという話も実際に動き出しています。

つながりは、今年の応募団体だけではありません。
ホスピタルアートのプロジェクトには、昨年の花音、一昨年のヘルスウォッチの2団体がつながりだしています。
今年応募された、みんなで健康と医療を考える会もつながりました。
この活動はすでに具体的な活動に入っていますが、これからの展開が楽しみです。

コムケアセンターとしては、今年はこうしたつながりから、新しい物語づくりを応援したいと思っています。
もちろん、資金助成先に限ったことではありません。
応募してくださった団体は、すべてコムケア仲間と呼ばせていただいていますが、
そうしたコムケア仲間の輪を広げていきたいと思います。
もし、こんな団体とつながりたいという要望があれば、ご相談下さい。

コムケアセンターには、今日も2組の団体が相談に来ます。
いずれも資金助成先ではありません。
相談に来る方は、みんな情報を持ってきてくださいます。
それがコムケアセンターのパワーにつながっていくはずです。

みんなが情報を持ち寄り、知恵と汗を出し合えば、
もっと気持ちよく暮らせる社会が実現できるはずです。
みなさんも、ぜひ本郷のコムケアセンターに遊びに来てください。
お会いできるのを楽しみにしています。

2003年11月4日
コムケアセンター
事務局長 佐藤修


message20
最終選考会で元気をもらいました


10月10日の最終選考会は感動的でした。
みなさんのご支援に心より感謝いたします。
発表団体のみなさん、お疲れ様でした。

最終選考会は200人を超える人が集まり、101人の方が投票に参加しました。
30団体の発表はいずれにも思いが込められており、感動的でした。
参加してくださった企業の人や行政の人からも、とてもうれしいメールが届いています。

交流会も盛り上がりました。
すでに新しいつながりからの新しい物語の芽も出始めました。
どんぐりパンのさおり織で、もしかしたらテディベアがつくられるかもしれません。
竹澤さんと岩森さん、楽しみにしています。
インフォームド・コンセントの奥田さんとWAPの高橋さんもつながりました。
なんとお二人とも、私の知っている医療制度会核に取り組んでいる、医師と知り合いでした。
偶然です。世界はつながっています。
私の知らないところで、まだまだいろいろなつながりが生まれたと思います。
ぜひとも、私にも教えてください。
応援します。
いや、参加して楽しませてもらいます。

会場で最後にコムケア基金の話をしました。
かなり本気で考えています。
皆さん、一緒に取り組みませんか。

ちなみに、会場でのコムケア基金BOXには
23,475円
ご寄付いただきました。
これがコムケア基金の最初のファンドです。
コムケア仲間みんなの財産です。
何に使いましょうか。
いい方法があったら提案してください。

最近、私はちょっと元気をなくしていましたが、
会場でたくさんの人から元気をもらいました。
ありがとうございました。

またお会いできるのを楽しみにしています。

もしできれば、皆さんも選考会の感想などをどんどんこのホームページの投稿欄に書き込んでください。
楽しみにしています。

2003年10月12日
コムケアセンター
事務局長 佐藤修


message19
資金助成プログラム2003選考経過の報告2

9月12日に選考委員によるプロジェクト評価会議が開催されました。
それに先立ち、選考委員には予備選考で選ばれた50団体の申請書を評価表に従って評価してもらい、
それを予め集計しておきました。
予備選考では最高得点だったものが選考委員の評価では評価ゼロだったり、
その逆のケースもあったりで、選考の難しさを改めて感じました。

評価会議では、得点の高いものから個別に議論し、それぞれが「高く評価する点」「マイナス評価する点」「疑問に思う点」などを検討しました。
委員の間でも全く評価が正反対になるものもありました。
ちなみに、評価会議では、改めてコムケア活動の理念を確認し、その視点からの評価を行いました。

コムケア活動の理念とは、次の7点です。
これについては、これまでのメッセージなどのなかに書き込んでいますが、
こうした形で整理したのは初めてです。


〔コムケア理念〕

大きな福祉(発展性) 社会全体への視野の広がりがある
共創性 参加者みんなで汗をかく姿勢がある
先進性 社会に向けての新しいメッセージがある
オープンマインド(相互支援発想) 他の活動とのネットワーク志向がある(タコツボ型ではない)
継続性 一過性ではなく、ケアしあう文化づくりに向けての継続性がある
自立志向 依存志向ではなく、自立しようという姿勢がある
創造性 楽しさや明るさや、喜びが感じられる


この評価会議の委員のみなさんの意見を踏まえて、事務局長が改めて50団体の申請書を吟味し、
16日にコムケアセンターでのスタッフ会議で最終的に30団体を決定しました。
従って今回の30団体の決定責任は事務局にあります。
事務局が結果についての責任を背負うことにしたのです。
これに関しては、昨年の反省があります。

昨年もメッセージで書きましたが、結果発表の後、
ある団体から活動支援にまで深く関わっているのであれば、事務局がもっと責任をとるべきではないかという厳しい指摘がありました。
もちろん逆の指摘もあったのですが、 これまでのこの種の選考は選考委員会という隠れ蓑のなかに、
責任の所在がややあいまいになりがちな事への、私自身の疑問もありました。
そこで思い切って、事務局、いいかえれば事務局長としての私が責任を背負うことに踏み切りました。
これからの1か月は、辛い1か月になりそうです。
といっても、勝手に決められるわけではありません。
応募されている団体には事前の相談や以前からの応募団体もあり、個人的には荷担したところも少なくありません。
私個人の判断では、ぜひ支援したいところもありました。
しかし、予備選考や選考委員の評価があまりに低いプロジェクトは個人的な判断で選ぶことは、今回はできません。
残念ですが、今年も残したいプロジェクトのいくつかは対象に入りませんでした。
いつか、私が一人で選考するプログラムをやってみたいと、思っています。
どなたかスポンサーはいないでしょうか。
話がそれました。
すみません。

以上のような経過で、30団体が選ばれました。
惜しくも選外になった団体には昨日、通知状を出しました。
11月までには、すべての応募団体にプロジェクトに対するコメントを送らせてもらいます。
それがせめてもの、私たちのできることです。
また資金助成はだめでしたが、何か役立つことがあれば、応援したいと思っています。
それがコムケアプログラムの特長ですから。

選考が終わったので、選考委員を紹介します。
昨年と同じです。講評は最終選考会が終わったら掲載します。

片岡 勝 市民バンク代表
北矢行男 多摩大学教授
木原孝久 わかるふくしネットワーク代表
高橋流里子 日本社会事業大学教授
町田洋次 ソフト化経済センター理事長
松原優佳 市民セクターよこはま

10月10日に選考会会場で、是非とも皆さんとお会いしたいと思っています。
選外になった方々と、特にお会いしたいです。

2003年9月18日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message18
資金助成プログラム2003選考経過の報告1

遅くなりましたが、今年度の資金助成プログラムの選考経過の報告です。
選考の進め方には別項に掲載していますので、それをご覧下さい。

今年の応募総数は163件でした。北海道から沖縄まで、幅広いご応募をいただきました。
現在、第一次の予備選考を終了しました。

予備選考は、できるだけ実践現場に近い人にお願いしました。
基本的に自主的に参加して下さった方々です。
すべての申請書を、22人の予備選考員が分担して読ませてもらいました。
1件について言えば、それぞれ7人の予備選考員が評価しました。
したがって、7つの目で、すべての申請プロジェクトが評価されたことになります。

昨年、選考に関わった人はわかると思いますが、書類選考は大変な作業です。
ていねいにお読みいただき、コメントもいただきました。
予備選考員の感想は、10月上旬にホームページに掲載する予定です。

評価は予め決められている選考基準を踏まえて、4段階で評価し、
その合計点をベースにして、事務局が全体の調整をとりました。
採点が同じ場合は、事務局長が決定させてもらいました。
また、評価点は低いものの、これからのコムケア活動を考えた場合、
ぜひとも残したい特徴をもっているものは全体とのバランスを考えながら、第二次選考に残すようにしました。

この結果、50件が第二次選考過程に残されました。
この結果は、6人の選考委員に送られ、
現在、また別の視点から同じような評価作業が行われています。

その結果を踏まえて、9月12日に選考委員会が行われます。
その終了後に、改めて、テーマや地域のバランスなども吟味し、
さらに提出された資料なども再吟味し、最終選考会の候補となる30件を決定します。

30件に残ったかどうかのご連絡は9月16日か17日になる予定です。
もし連絡が届かなかったら、コムケアセンターまでご連絡下さい。

予備選考が終わりましたので、予備選考委員を公開します。
予備選考に関わって下さった方々、どうもありがとうございました。

○昨年の資金助成先団体の有志
  井上英之(ソーシャルベンチャーパートナーズ・東京ベイ)
  下山浩一(コミュニティアート・ふなばし)
  橋本克己(彩星学舎)
  藤澤浩子(よこすかパートナーシップサポーターズ)
  横田能洋(茨城NPOセンター・コモンズ)

○コムケア応援団
  秋山みち(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)
  飯沼勇一(潟Aドエンジニアーズ)
  大川新人(NPOマネジメントコンサルタント)
  萩原悦子(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)
  小山美代(公立研究所)
  坂谷信雄(東京都職員研修所)
  新谷大輔(三井物産戦略研究所)
  瀬谷重信(潟Rラボレーション経営研究所)
  長沢恵美子(経団連1%クラブ事務局)
  渕野康一(東レ経営研究所)
  山野辺明美(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)

○コムケアセンタースタッフ
  佐藤修、橋本典之、佐藤泰弘、佐藤ユカ、宮部浩司、佐藤隆

内容的な感想は、最終選考会が終わった後で書き込ませてもらいます。


message17
:資金助成プログラム選考状況


コムケアセンター事務局長の佐藤修です。
最近、ホームページへの書きこみをさぼっています。すみません。
それに、このホームページももっと整理しろとお叱りをもらっているのですが、
まだ整理できていません。重ねてすみません。

ホームページに関しては現在、再構築中です。
9月中には新しいスタイルにさせてもらいます。

現在、資金助成プログラムの選考作業中です。
そのため、事務局はちょっとてんやわんやです。
今年の応募は163件でした。昨年よりも競争率は高いです。
応募プロジェクトに関しては、間もなく、このホームページに掲載する予定です。

選考方法は別のコーナーに掲載していますが、現在は予備選考中です。
予備選考は、昨年の支援先団体の有志やコムケア応援団、ケアやNPOに関心の高い企業人や行政人、 コミュニティケアやNPO活動に取り組んでおる研究者や実践者など、20人を超える方で行っています。すべての申請書を少なくとも7人以上の人が読ませてもらっています。
予備選考は来週初めに集計されます。
そこで得点合計が高いものから50件を選びます。
次にそれを6人の選考委員が評価します。
9月中旬には選考員会が開かれ、最終選考対象の30件が選ばれるわけです。

予備選考に当たった人や選考委員の名前は、選考が修了した段階でこのホームページに公開します。

選考状況に関するお問い合わせもあるのですが、基本的にはこのホームページで報告していきますので、個別のお問い合わせはできるだけご遠慮ください。

私もすべての申請書を読ませてもらいました。
それぞれに思いのあるものばかりで、選考作業はむずかしいです。
しかし、みなさんの申請書を読ませてもらっていると、これからの社会がきっと元気になっていくだろうなと元気付けられます。

最終選考会は10月10日です。
東京で開催します。
最終選考に残った団体の方にはプレゼンテーションに参加してもらいますが、
惜しくも残らなかった方も、是非とも参加して欲しいと思っています。
もちろん選考には参加できます。

これからもう少しメッセージのコーナーなどに書き込みを活発に行うようにします。
とりあえず今回は、書き込み不足のお詫びと選考状況の報告をさせてもらいました。

10月10日にお会いできるといいのですが。
それを楽しみにしています。

ありがとうございました。

2003年8月31日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message16
:地域に住むみんなが主役になることの素晴らしさ


高知県介護の会の「幡多昔むかし祭り」に参加して感じたこと
1月25日、今年度の資金助成先の一つ、高知県介護の会が主催する「幡多昔むかし祭り」に参加させてもらいました。素晴らしい集まりでした。大きな福祉を目指すコムケア活動にとっても、とてもたくさんの示唆をもらいました。
高知県介護の会は、子どもからお年寄りまで、障害のある人もない人も、みんなが仲良く住み慣れた所で安心して暮らせる社会づくりを目指して活動しているNPOです。地域のお年寄りたちが集る「つどいの場 えびす」を開いています。四万十川に面した中村市にあります。「集いの場 えびす」という、みんなが集まれる場所を拠点に、地域に根ざした広がりのある活動に取り組んでいます。
昔は、地域ぐるみの運動会や学芸会、映画の上映会や季節の祭りなど、みんなが集まって交流できる場がたくさんありましたが、最近は地域を通した交流が少なくなり、それと関連して伝統芸能も忘れられがちだという思いから、この祭りが企画されました。今年が第1回。継続を目指しています。
祭りは2部構成です。午前中は「昔なつかしの味」を楽しむ集いです。
朝、9時前にお伺いしたのですが、すでに会場にはたくさんの人が集って、準備をはじめていました。事務局のはじまりの挨拶が始まらない前から、集った人たちはそれぞれ自発的に自分の役割にそって準備に入っています。それも楽しみながらですから、ゆったりした流れです。全員がボランティア参加なのですが、見事なものです。
ボランティアのみなさんは、グループ分けされています。豆腐作りやこんにゃく作り、蒸しパンや餅つき、そしてさわち料理、焼芋の係もあります。主役はお年寄りです。お年寄りの知恵を中心に、伝統的な料理法が再現されたのです。豆腐を固める「にがり」もわざわざ海水を汲んできたそうです。かなりのご年配の方々も、こういう作り方は久しぶりだとうれしそうでした。
50人近くの男女老若が自発的に集って、和気あいあいと昔ながらの食べ物作りを楽しむ風景はとても心和むものでした。高校生のボランティアも参加していましたが、彼女たちにはそれぞれの料理法がとても新鮮だったようです。
2時間かかって料理をみんなでつくり、その「作品」を駐車場に用意したテーブルに並べました。今度はみんなでおしゃべりしながらの会食です。近隣の人たちに声をかけて、100円の会費で誰でも自由に食べてもらおうというわけです。前日の高知新聞でも取り上げられたおかげもあってか、100人を超える方が集りました。そして大勢の屋外会食会が実現しました。実に素晴らしい風景でした。自動車で通りがかった人が、一体何だろうかと立ち寄ったりして、とても開放的なパーティになりました。
お年寄りの顔が生き生きしていたのが印象的でした。私もお年寄りからたくさんのことを教えてもらいました。お年寄りの知恵から教わることは本当に多いです。
生き生きしたお年寄りを見ていると、介護保険や孤独な老後生活などはすっかり忘れてしまいます。お年寄りは「介護されるべきお客さん」ではないのです。会食会場では年齢とは無関係に、もちろん障害のある方もない方も一緒になって、昔懐かしい味を楽しみながら、時間と空間を共有していました。
午後は近くの中学校の体育館で演芸大会です。これもすべて自分たちの手作りです。つどいの場に集るお年寄りが主役です。受付は午前の部では豆腐作りのリーダーだった上田さんです。多分、もう80歳くらいでしょうが、とても元気です。
演芸大会には200人を超える人が集りました。すごいです。
こうした素晴らしい活動が、地域のお年寄りを中心に実現しました。介護の会や宅老所というイメージから想像できるでしょうか。
私たちが目指している「重荷を背負いあったさまざまな人のつながり」が、そこに現出していました。感激しました。地域のみんなが、みんなで楽しい場を創り出して、自らも楽しんでいる。みんなが主役でした。そして、素晴らしい行事を自分たちで実現したのです。こうした場が増えて行けば、お年寄りの出番も増えて、元気にならざるをえないでしょう。
福祉の問題を、難しく考えることはないのかもしれません。
こうしたことを、これからの福祉政策の基本にするべきではないでしょうか。
昔、各地にあった、みんなが楽しく触れ合う場。そうした場を回復して行く動きをもっと広げていきたいです。そのための主役はお年寄りです。
今回の活動のプロデューサーは、同会の豊永美恵さんです。
豊永さん、ぜひノウハウや経験談をみなさんに広げて行ってください。
そして、同じような活動をしている方性質と一緒に、こうした動きをぜひ全国に広げて言って下さい。
私たちも、ささやかながら、応援させていただきます。
みなさんのまわりに同じような活動があったら、コムケアセンターまでご連絡下さい。

2003年1月27日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message15
:最終選考会でお話ししたことの一部をご紹介します


10月20日の公開選考会での冒頭の事務局長挨拶の一部です。

このプログラムは、住友生命社会福祉事業団の支援によって、昨年から始まったプログラムです。今年で2年目です。市民活動に対する資金助成プログラムはいろいろありますが、この住友生命のプログラムはちょっと一味ちがうものであると私たちは自負しています。
このプログラムの目的を一言で表現すれば、各地で展開されている、大きな福祉を目指したコミュニティケア活動をつないでいくということです。
キーワードは三つあります。
まず「大きな福祉」。福祉というと、多くの人は介護や高齢者問題など、特別の問題をイメージしがちですが、私たちは、みんなが安心して快適に暮らせる社会づくりに向けての活動をすべて「大きな福祉」と考えました。
介護などのように、個々の問題を解決していく活動ももちろん大切ですが、私たちの生活や社会は様々なものが複雑に絡みあっています。ですから、個々の問題ごとに解決していくと同時に、それらをつなげていくことが必要です。そこで、あえて活動分野も限定せずに、できるだけ幅広く考え、安心で快適な社会作りに向けての活動を、すべて「大きな福祉」として捉えることにいたしました。
2番目のキーワード「コミュニティケア」に託した意味は2つあります。コミュニティは「重荷を背負いあった人間のつながり」と考えました。重荷を背負いあう関係。私たちが最近、忘れてきていることかもしれません。重荷といっても、もしかしたら重い宝物かもしれない。重いので捨ててしまった重荷の中にとても大事な宝物があったかもしれません。そんな思いもあって、改めて重荷を共有する、人と人のつながりを大事にしていきたいと考えています。
ケアには、気遣い合う、気遣いあいながらお互いに成長していくという意味があります。従って、コミュニティケアとは、「お互いに気遣い合いながら、放って置けないことに対して、それぞれが出来る範囲で汗と知恵を出しあうこと」ということになります。これを私たちは、大きな福祉に向けてのコミュニティケア活動、略してコムケア活動と呼んでいます。
3番目のキーワードは「つなぐ」です。そうした各地の様々なコムケア活動をつないでいく、これがこのプログラムが目指していることです。
 やや気負って言えば、この活動を通して、社会に、「ケアしあう文化」の風を吹きこみ、様々な活動を「大きな福祉に向けて」つないでいきたい。それによって、相互支援の輪をみんなで育てていきたいと考えています。
今日、みなさんに選んでいただく資金助成プログラムはその中心のプログラムであり、同時に入り口のプログラムです。具体的には、新しいコムケア活動を始めようとしている団体に資金を助成していくプログラムです。しかし、資金助成だけがこのプログラムの内容ではありません。
このプログラムの特徴は、資金助成だけではなく、活動そのものに関する相談に応じていくところです。それも資金助成の対象になったかどうかとは関係なく、ともかく参加してくださった団体には、可能な範囲で相談に乗っていこうと考えています。
もちろんコムケアセンターがすべてに応えることはできませんが、応募してくれた団体がお互いに支えあう関係が育てば、誰かが相談に乗っていけるだろうと考えています。
その意味で、応募団体には、自分たちが提供できることも登録してもらっています。つまり、支援される側と支援する側とに分かれるのではなく、相互支援の関係を作っていく。これがこのプログラムの第2の特徴です。
そうした関係を育てていくためには、参加団体が相互に情報交換や交流ができる場が必要です。そこで、サロンやメーリングリスト、交流会などの場を広げつつあります。これが3番目の特徴です。
ケアとは、世話をするだけではなく、世話することで自らが成長する、つまり世話される結果になる、ということを実践者の方々は実感されていると思いますが、まさにそうした関係を育てていきたいと考えています。
この3点が私たちの基本的な姿勢です。十分できているわけではありませんが、参加して下さった皆さんと一緒に、この考えを具体的な形にしていければと思います。
最終選考は公開の場で、応募された方たちにも参加してもらって決めていく、というのも、私たちがこだわっていることです。これについては問題がないわけではなく、批判もあります。しかし、参加した方々の相互支援の輪作りを目指す以上は、選考過程の透明性を確保していくこと、同時に、他の団体の活動を知り合うことがとても有益ではないかと思っています。また、対象になった団体にとっては、情報発信の場にもして欲しいと思っています。
市民活動は忙しさのあまり、ともすると自分たちだけの小さな世界にはまり込んでしまう恐れが付きまとっています。そうならないためにも、他の団体の活動と触れ合うことや外部に自らを発信していくことはとても大切なことだと思います。
今回の投票は、応募団体のほかに、こうした問題に関心をお持ちの方々にも参加していただきました。企業や行政、そしてNPOの世界がもっとつながっていかなければならないという考えから企業関係者や行政の人に、また、社会の元気を担う若者たちにもという思いから学生のみなさんにも、声をかけさせていただきました。結果的にはなんと100人を越える投票者になりました。
全員、同じだけの投票権を持っています。選考委員も一般参加者も同じです。こんな多くの人数で、しかも同じ一票。それでは人気投票になるのではないか、裁判官なき陪審員制度ではないか、と厳しい批判も寄せられていますが、あえてこのスタイルに踏み切りました。
日曜日の、しかも朝早くから、こうして集まってくださった方の思いと判断をこそ、私は信じたいと思います。そこから新しい気遣い合いの社会がうまれると確信しています。どうぞよろしくお願いいたします。
以上が私たちの思いです。
こんなことも踏まえて、これからの29団体の発表をお聞きいただき、みなさん自身が支援していきたいものに投票していただければと思います。
ところで、これから選考会に入るわけですが、その方法は、この後、説明いたしますが、どういう視点で評価していただきたいかについて、お話しておきます。
評価に当って、重視して欲しいこと5つあります。
@内容が「大きな福祉」を目指すコミュニティケア活動にふさわしいこと
Aただ支援を受けるだけではなく、他の団体に対しても、活動の成果や自分たちのノウハウなどを提供する姿勢が感じられること。
B社会に向けてのメッセージ性が明確であること。
C今回の支援によって新しい活動が始まること。
D最後は、プロジェクトの実現可能性です。
こうしたことも踏まえて、みなさんが一番共感できるものを5つ選んでもらいます。
どうしても、今日の3分のプレゼンに大きく影響されるでしょうが、プレゼンの上手下手を超えて、それぞれの団体からのメッセージをしっかりと受け止めて下さい。
そして、選ぶことの大変さをぜひ共有してもらえれば、うれしいです。そして、選考に参加してくださったことを契機に、コムケア応援団になってもらえれば、さらにうれしいです。


message14
:最終選考会は盛会でしたが。


今年の資金助成プログラムの最終公開選考会が終わりました。
200人近い人が集まってくださり、大盛況でした。
今回は出来るだけ幅広い人に声をかけました。
NPO、企業、行政が、もっともっとつながっていくことが大切だと考えているからです。企業の人も大勢、参加してくれました。
29団体が3分間の発表をしました。
みんな素晴らしい発表でした。熱気もありましたし、感動もありました。
初めて参加した人からは、「目からうろこが落ちた」「日本のNPOへの認識を改めた」などという感想が寄せられています。
選ばれた20団体については、別項でご案内します。
選考会は終わりました。
募集から4か月、センターのスタッフは忙しくやってきました。
私もほとんど休みもなく、準備や応対に明け暮れてきました。
そして、この盛会。
本来であれば、ものすごく充実した達成感が得られるはずです。
しかし、そうならないのです。なにか、喜べないのです。
このメッセージもすぐ書こうと思いながら、書けませんでした。
なぜでしょうか。
昨年は1か月以上、落ち込んでいました。
多分、その理由は、「みんな素晴らしい活動なのに、選ばなければならない」ということにありそうです。29団体のうち、9団体が助成先にはならなかったのです。いや、それだけではありません。最終選考に残らなかった100以上の団体があるのです。それらの差は、多分ほとんどないでしょう。それぞれの思いの深さと社会的価値の高さは、比較すべきではないのです。それを一握りの人が「選ぶ」という構図が、私がいつも落ち込んでしまう理由かもしれません。
予算に限りがあるのですから、これは仕方がないことかもしれません。
選考会の最後に、「今日、参加していただいている方の100人が1万円ずつ出してくれたら、もう2団体、支援できます」と話しました。そうしたら、拍手がおきました。
後からなぜあの時に寄付をさせなかったのかと言ってきた方もいます。
コムケア活動が目指しているのは、集まった仲間が助成資金も自分たちで出し合う仕組みです。日本に昔からあった、無尽講です。
時間はかかるでしょうが、それができれば、「選ばれる人」と「選ぶ人」との関係も解消するでしょう。
コムケア活動は、今は住友生命社会福祉事業団が資金を提供してくださっています。
住友生命社会福祉事業団、この活動の展開に関しては、ほぼ100%の自由度を与えてくれています。これは稀有のことだと思います。感謝しなければなりません。
それに報いるためにも、コムケア活動を、新しい社会の仕組みに育てていきたいと思っています。
無尽講構想。今年は少しずつ、それに向けての仕組みづくりをはじめます。
共感していただける方。コムケア応援団になって、一緒に取り組んでいただければ、とてもうれしいです。
これに対するご意見などもいただければ、うれしいです。

2002年10月24日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message13
:活動支援の資金助成団体が決定しました。


10月20日の公開最終選考会で、次の20団体が活動支援資金助成先に決定しました。
投票には、応募団体のほか、NPO関係、企業
関係など、110人の方が参加しました。
29団体の発表は、いずれも甲乙つけがたく、接戦でした。
この20団体の活動などは、これからはこのホームページで公開していく予定です。
応募団体の中で、ぜひ自分たちの活動も掲載して欲しいところがあれば、ご連絡下さい。いただいた申請書を掲載していきます。




message12
:活動支援の最終候補30件と調査研究支援2件が決定しました。


コムケアの選考委員会が、本日、9月30日の午後、開催されました。
結果は明日、すべての応募団体にメールかファックス、もしくは電話でご連絡いたします。
もし1日中に届かない場合は、コムケアセンターにお問い合わせ下さい。
前回、お知らせした通り、予備選考で活動支援は62件が、調査研究支援は10件が選ばれました。
それに基づき、選考委員6人に、直接、申請書を読んでもらい、活動は10項目の、調査研究は5項目の基準に基づいて、採点してもらいました。また、採点にかかわらず、ぜひ最終選考に残したい物を推薦してもらいました。
その結果を集計し、それに基づいて選考委員会で議論をし、候補を決定いたしました。
かなり難しい作業でした。いつか、この選考委員会を公開の場で行いたいと思っています。
活動分野は、地域別やテーマ別のバランスも考えましたが、基本的には内容で評価しました。
調査研究は、昨年もそうですが、難航しました。
それぞれに一長一短があり、意見がなかなかまとまりませんでした。
そこで、選考委員から、ただ資金助成するのではなく、活動と同じように、調査研究もコムケアセンターがいろいろと相談に乗ったり、アドバイスしたりして、研究をさらにいいものにする働きかけをすることを条件に、内容の再確認をし、やっと意見が調整でき、2件が決定しました。
結果は明日、みなさんに連絡されます。
また来週までには、ホームページにも残ったものを掲載します。
今回はとりあえず、選考委員の意見などは省略しますが、取り急ぎの報告です。
残ったところはおめでとうございます。
しかし、これからが大変ですね。
10月20日の公開選考会でがんばってください。
残らなかったところは、お役に立てずに申し訳ありません。
しかし、ぜひともコムケアの輪には参加して下さい。
メーリングリストもすこしずつ盛んになってきています。
資金助成のプログラムは、コムケア活動の一つのプログラムでしかありませんので、そのあたりをぜひご理解いただければ幸いです。
ありがとうございました。
お会いできるのを楽しみにしています。

選考委員をご紹介します。
北矢行男:多摩大学教授
片岡 勝:市民バンク代表
木原孝久:わかるふくしネットワーク代表
町田洋次:ソフト化経済センター理事長代行
高橋流里子:日本社会事業大学教授
松原優佳:市民セクターよこはま事務局・横浜国立大学講師

2002年9月30日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message11
:資金助成プログラム2002年度選考経過の報告


メッセージのコーナーで 今年度の資金助成プログラムの選考方法はお知らせしていますが、これからこのコーナーで進捗状況をお知らせいたします。
今回は活動支援の分野の報告です。
調査研究分野はまだ予備選考中です。
なお、応募数は、前回、お知らせした件数より一件増えました。
あて先の間違いで、締め切りに間に合わなかったものがありましたが、今回は例外的に対象にさせていただきました。
現在、選考は第一次選考を終了しました。
これは書類による予備選考です。
応募者にとっては、心を込めたプロジェクトでしょうから、出来るだけたくさんの目で、きちんと評価するようにしています。
第一次選考は書類選考です。
総数、135件のプロジェクトを二つに分けて、それをおのおの8人の予備選考委員が評価させていただきました。
評価は10項目の選考基準ごとに行い、50点満点で採点しました。
また、評価点とは別に、選考委員がぜひこの案件は残したいと思うものは特別推薦してもらいました。
評価点は低いものの、これからのコムケア活動を考えた場合、ぜひとも残したい特徴をもっているものを救っていきたかったからです。
この結果、62件が第2次選考過程に残されました。
この結果は、6人の選考委員に送られ、現在、また別の視点から同じような評価作業が行われています。
この過程で、今回、落選したもの中から敗者復活することもありえます。
それも含めて、今回は選考委員が書類評価していますが、
その結果を踏まえて、9月30日に選考委員会が行われます。
その終了後に、最終選考会の候補となる30件をご連絡します。
ご連絡は10月1日になる予定です。
予備選考が終わりましたので、予備選考委員を公開します。
○昨年度資金助成先の団体からの有志選考委員  6人
協力してくださったのは次の6団体です。
みやざき子ども文化センター
サービス&アドボカシー森の番人
さいたま市大宮地区学童保育連絡協議会
全国マイケアプラン・ネットワーク
介護者サポートネットワークセンター・アラジン
わたげの会
○コムケア応援団   4人
那須直樹(地域福祉研究者)
西村美和(学校法人職員)
小山美代(福祉のまちづくり工学研究所研究員)
佐々木理代(日本フィランソロピー協会スタッフ)
○コムケアセンタースタッフ   5人
*コムケアセンター事務局長はすべてを評価させてもらいました。
なお、ご自分の申請プロジェクトの評価点をお知りになりたい方は、最終選考結果が公開された後であれば、必要に応じてお知らせいたします。

2002年9月16日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message10
:資金助成プログラムの募集を締め切りました。



今回は選考方法についてのお知らせです。
資金助成プログラムの募集を締め切りました。
募集開始後のホームページにヒット数が3000を超え、電話やメールの照会が多く、しかも本郷のオフィスにもかなりの相談の来訪がありましたので、応募は昨年をかなり上回るだろうと予測していましたが、結果は昨年よりも減少しました。
応募状況は次の通りです。
活動支援  134件
調査研究   35件
合計    169件
少なくなった理由はいろいろ考えられますが、まだまだ私たちの支援の体制が弱いことを反省させられました。昨年は、活動支援関係で落選した団体には個々にすべてその理由をお伝えしたのですが、そのコメントを活かす形で応募してくれた団体が、予想以上に少なかったのも残念でした。コメントが適切でなかったことを反省しなければなりません。昨年選ばれなかったものの中にも支援したかったものがたくさんあったのですが、それらのプロジェクトに役立てなかったことがとても残念です。
なかには、直前になって、やはり計画がうまく作成できないので今年はあきらめたというメールもいくつか来ています。募集期間ではなく、常時相談に乗っていくことの必要さを感じました。
うれしかったのは、理念に共感された方からの反応が増えたことです。資金助成はだめだろうが、ともかく相談に乗ってもらえるというので応募しましたとか、資金の応募はしないけれど、メーリングリストに参加して交流したいとか、考え方の温かさに共感してぜひ仲間に入りたいとか、そうしたメールや電話が何人かから来ています。どういうメンバーでやっているのかを見たいとわざわざ群馬から出てきた人もいます。
そうした人たちと一緒に、さらにこの仕組みを育てていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
今回は選考過程について報告したいと思います。選考に関わる人の名前は、選考が終わってから公開していきます。この選考の進め方も昨年参加くださった方からのアドバイスや問題指摘を参考にさせていただいています。次回はさらに進化させていきたいと思いますので、みなさんのご意見などをぜひお寄せ下さい。

■活動支援分野の審査方法

●書類による予備選考
申請案件を2分割し、その単位ごとに予備選考委員チーム(8人)で書類選考する。選考は選考基準による採点方式(50点満点)とし、得点の高い案件を単位ごとに各4割程度選ぶ。但し、選考委員が主観的にぜひとも支援したいと言うプロジェクトがあれば特別推薦してもらい、特別推薦者が多いものについては、採点結果とは無関係に次の選考過程に推薦していく。
選考チームの構成は次の通り。
 昨年度資金助成団体有志による選考委員    3人
 コムケア活動に関心を持っているコムケア応援団  2人
 コムケアセンター事務局スタッフ            2人
 コムケアセンター事務局長              1人
●選考委員による書類選考
予備選考によって選ばれたものを対象にして、選考委員(6人)が別途それぞれ書類選考で上位40件を選考する。
●選考委員会(9月30日開催)
上記方法で選ばれた40件を対象に、選考委員会を開催し、合議の上、最終選考対象案件として27件を選ぶ。なお、この他に事務局推薦3件を最終選考の対象とする。
●公開最終選考会
30件を対象に、各申請者から公開の場でプレゼンテーションしてもらい、参加者の投票により最終的に20件を選ぶ。選考会の前日、希望者に対してはリハーサルの場を用意し、プレゼンテーションの相談に応じる。

■調査研究関係
事務局を中心にして、10件に絞り込む。必要に応じて申請者との面接を行う。
絞り込んだ上、事務局推薦順位をつけて、選考委員会で選考し、2件に絞り込む。

2002年8月30日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message9
:コムケア活動の理念は「つなぐ」です。


先日(2002年8月17日)の首都圏のコムケア活動交流会で、昨年度の資金助成を受けた6団体から、活動報告が行われました。6つの団体の話に共通しているのは「つなぐ」というキーワードでした。私たちが目指しているコムケア活動の理念も「つなぐ」です。
これから何回か、コムケア活動のビジョンと理念を書かせてもらいます。いずれも仮説ですので、反論異論は大歓迎です。投稿欄にぜひ投稿して下さい。
今回は「つなぐ」がテーマです。
福祉の基本は、人と人の触れ合いであり、人と人とのつながりを深め広げることではないかと私は思っています。そして、そのことがまた、社会の安定や豊かさにもつながっていく。それが私たちの考える「大きな福祉」です。
市民活動は多くの場合、生活の視点から始まりますから、まさに人と人とのつながりが根底にあります。心温まる触れ合いやつながり、支え合いが、そこではとても大切にされています。
しかし問題がないわけではありません。個人の具体的な問題からスタートするために、活動が「仲間」主義に陥ってしまい、外部との関係では、逆に「たこつぼ」にはまってしまうおそれがあります。それではせっかくの触れ合いやつながりが、いつの間にか狭い範囲に閉じられてしまいかねません。外に向けても積極的に触れ合い、つながりを求めていくことが、これからの市民活動には必要です。
さらに活動の効果の面でも「つなぐ」ことが大切です。
福祉の問題は生活全体につながっていますから、個々の問題解決では限度があります。介護の問題と芸術は一見無縁かもしれませんが、個人の生活の視点に立てば無縁ではありません。高齢者支援と子育て、難病問題とジェンダーの問題、地域の祭りと環境問題。それらはすべてつながっています。個々ばらばらに取り組むよりも、それらを効果的に編集し相乗効果を引き出していくことが望まれます。
さまざまな市民活動がもっと交流して、お互いに刺激を受けあえば、それぞれの活動がもっともっと効果的になっていくように思います。そして、なにか新しい切り口が見えてくるかもしれません。しかし、実際に市民活動に取り組んでいると、なかなか外部に目を向ける余裕はありませんし、その方法も見えてきません。仕組みが必要です。
私たちはコムケアサロンや交流会で、様々な団体がつながる場を少しずつ創り出していますが、参加者からは好評です。そして、そうしたつながりの中から生まれだした動きもあります。
コムケア活動が目指しているのは、「共創型相互支援の輪」のひろがりです。
ぜひみなさんもこの輪につながっていただき、輪をどんどん広げていってほしいと思います。私たちができるのは、そのきっかけ作りに過ぎません。

2002年8月22日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message8
:申請書は思いや実体が凝縮された大切なツールです。


申請書記入に当っての留意点(参考)

コムケアセンター事務局長の佐藤修です。
長いことメッセージを書き込まなくてすみません。
これから書き込んでいきます。今度こそ。
コムケア活動の今年の資金助成プログラムの応募中です。
毎日かなりの問い合わせがあります。このプログラムは、資金助成が目的ではなくコムケア活動のひろがりとつながりを育てていくのが目的ですから、相談にはできるだけ応じるようにしています。
すでに応募された申請書についても特に気になる点があれば個別にご連絡させてもらっています。直前の受付はそれができませんが、今週中に届いたものについては気になる点をご連絡するようにしています。
まだ提出していない人のために、選考の立場から気をつけたほうがいいと思われる点を今回は少し書き込みます。参考にして下さい。

(1) プロジェクト名やテーマ名は、プロジェクトの内容や目的を凝縮して表現する、とても大切な意味を持っています。ところがあまり真剣に考えていないケースが少なくありません。プロジェクト名をどうするかは、子どもの名前を考えるくらいの真剣さがあっていいのではないかと思います。名称を真剣に考えていくと自分たちが本当に何をやりたいかが見えてきます。また計画がしっかりと練られているかどうかも、名前を見ると伝わってきます。できるだけ簡潔に、個性ある名称をつけることが大切です。

(2) 目的については、「何をやるか」ではなく、その活動を通して実現したい「価値」を強調して下さい。たとえば、イベントであれば、その活動を通してどんなことを実現したいかです。それも自分たちの視点ではなく、社会の側からの表現が効果的です。

(3) 達成目標は、実現できたかどうかが誰にでも評価できるようなものが理想的です。成果物がある場合はそれもしっかりと書いて下さい。またそれが「目的」とどうつながっているのかも大切です。

(4) プロジェクトの概要は、できるだけ箇条書きで簡潔に書くことをお勧めします。申請者としてはできるだけたくさん書きたいでしょうが、小さな字で細々書かれていると読み手にはむしろ伝わりにくいです。それよりも、これだけを伝えたいという重点をしぼって、それを簡潔に書くのが効果的です。

(5) 活動計画にはそのプロジェクトがどこまで現実性があるのか、がはっきりと現れてきます。細かすぎて逆にプロジェクトが見えなくなることもありますが、このプロジェクトで何をしようとしているかを活動計画から読み取る人も多いです。それが一番わかりやすいからです。ここもやはり時系列でしっかりと整理しておくと評価されるでしょう。

(6) 資金収支計画は目安でいいのですが、なかには「機材の購入50万円」「事務所改築50万円」とかいうのもあります。これが実態かもしれませんが、これではプロジェクトの中身は全く伝わってきませんから、選考過程では不利になりかねません。機材としても何が必要なのか、それをどう活用するのか、などを考えていけば、もっと細かな計画がたてられるはずです。つまり、資金計画からプロジェクトがどのくらい真剣に考えられているか、具体性や確実性はどうか、などが伝わってきます。資金計画を通してプロジェクトの具体的な進め方や問題点もみえてくるはずですから、ぜひ資金計画は真剣に考えて下さい。

以上、かなり常識的なことを書きましたが、要するに申請書を書くということは、プロジェクトそのものの内容を吟味することなのです。資金助成申請のための無駄な作業と考えていてはもったいないと思います。
同時にまた、申請書は自分たちの思いを外部に伝えるコミュニケーションの場でもあります。活動の顔と言ってもいいでしょう。社会に向けて活動をしているみなさんにとって、こうしたコミュニケーション活動はとても大切です。そんなことも踏まえて、申請書づくりに取り組んでいただけたら、とてもうれしいです。

2002年8月13日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


message7
:選考作業や選考会などで、メッセージが途絶えていました。また書き出します。


30日、公開の最終選考会が行われました。応募団体関係は55人(事前登録分)、他に選考委員や外部のコムケア応援団(こうした活動に関心を持って下さった方々)約20人が参加して行われました。30団体の発表をお聞きし、投票してもらい、結果が判明しました。これについては、別途、お知らせします。
選考会も、その後の交流会も盛況で、様々なふれあいの芽を感じました。
こうした場がこれまで少なかったのかもしれません。
今回の体験は、実にたくさんのことを気づかせてくれました。
応募団体による公開選考に対する批判もありました。私たちも危惧していたことがいくつかありましたが、それについてはまた改めて問題提起させてもらいます。
選考会の冒頭で、こうした活動を通して「ケアしあう文化」を広げていきたいと、やや気負った話をさせてもらいました。今回は、これに関する自己反省です。
正直にいえば、申請書では見えなかったことが実際の発表でたくさん見えてきました。申請書の読み込みが不足していたことを反省させられました。
実は予備選考の結果について、本当にきちんと読んでくれたのか、自分たちを選ばないのはなぜだ、という質問やお叱りも電話などでいくつか受けていました。私は一応、すべての申請書を3回は読みましたので、それなりの自負はありましたが、一生懸命に時間をかけて申請書を書いたほうにとれば、不満が出てくるのは当然です。私にとっては、269件ですが、書いたほうは1件です。思いの強さが違いすぎます。昨日の交流会でも、なぜ自分たちは落ちたのかと採集選考に残らなかった方から聞かれました。申請書がなかったので、後でご連絡すると答えてしまいましたが、これはやはり私に「ケアのこころ」が欠けていたというべきです。
選考会の最後に、選考委員による講評がありました。異口同音に「プレゼンテーションがうまくない」というお話をされました。私も同感、と思いました。でも、たぶん、それは「ケアしあう文化」からいえば、一面的なことではないかと、昨夜遅く自宅に帰ってから気づきました。それで、早速、最終選考で選ばれなかった方々にご連絡しました。ご自分のプレゼンのせいで落選してしまったと思っているかもしれないと不安になったからです。
たしかにみなさん方の書かれた申請書やプレゼンテーションは上手とはいえません。しかし、昨日の30の発表は、それぞれに皆さんの思いが伝わってくるものでした。昔の言葉でいえば、発表者も「自分をほめてやっていい」と思いました。
問題は、これまでこういう場が少なかったことです。社会で活動していく以上、コミュニケーション能力は非常に重要です。これからの市民活動はそうした力を高めていく必要がありますが、同時に、周りの人もまた、ですが。
今回は、プレゼンテーションの場を用意した、私たち事務局の問題でもあります。次回はもっとみなさんが気持ちよく的確にプレゼンテーションができるように工夫します。ご関心のある方は、ぜひ知恵を貸してください。
尚、ご意見などを別項に書き込み欄にどんどんお書き下さい。
それが私たちの元気の素になります。

2001年11月1日
コミュニティケア活動支援センター
事務局長 佐藤修



message6
:予備選考過程についての報告です。


大きな福祉やコミュニティケアの活動の対象をどこまで考えるかについては、かなり意見のわかれるところです。
現在、事務局が中心になって、皆さんからの申請書を読み込ませていただいていますが、この活動はコミュニティケアとしての範疇に入るのだろうかどうか、という議論も時に起こります。このメッセージでも書いているように、私たちはできるだけ広義に捉え、「安心快適な社会づくり」につながるものはすべて入るという姿勢ですが、むしろ皆さんからの応募を見ながら、コミュニティケアの概念がどこまで広がっているかを私たち自身が学ばせてもらっています。
どのような対象の応募があったかは、今、整理中ですが、それが難しくなかなか報告できずにいます。もう少しお待ちください。
今回は事務局を中心とした予備選考の状況をお知らせします。
こんな状況を中途半端に報告したら、いろいろ問い合わせがくるかもしれないという意見もありましたが、スタッフの一人が、「事なかれ主義に陥っていないか」と厳しい指摘をしてくれましたので、問題を起こすかもしれませんが、経過報告します。
まず、どのような視点で選考していくのかの議論を、事務局およびその応援団で検討しました。さまざまな対場の人が参加していますので、意見はなかなか収斂しませんでした。最近のアフガンの状況から、難民支援も対象にすべきではないか、という議論までありました。今回はそうした応募はほとんどありませんでしたが。
そうした議論を含めて、すべての申請書を全員で読ませてもらいました。大変な作業です。そして、一人でも支援したいというものはすべて残していきました。さまざまな人が参加しているため、意見はかなりわかれました。
1枚の申請書からみなさんの思いを読み取るのはかなり大変です。しかし非常に多くのことが学べます。来年は、むしろ応募された方から選考ボランティアを募集するのもいいかなと思いました。申請書にまとめるのは、文章がうまいとかまとめ方がうまいとかだけの話ではなく、活動に際してこういうことに留意することが大切だということや、外部とのコミュニケーションの仕方に気づかされるからです。一度、体験されるのもいいかもしれません。
全員が読み込んだ上で、改めて是非残したいものを選んでいきました。そのうえで、それらについて一つずつ、推薦者と反対者で意見を言い合い、チェックしていきました。そうして選考委員会への推薦案件を絞り込みました。
これはかなり大変な作業です。議論しおわった後はどっと疲れが出ます。
昨日も調査研究活動(43件)の予備選考の全員会議をやりましたが、2時間で終わる予定が真夜中までかかりました。こういう調査はすでにかなりあるのではないか、テーマが特殊すぎるのではないか、いやそっちはテーマがあいまいすぎる、自分は、これをぜひ残したい、などと口角泡を飛ばしての議論で、なかなか合意に達しないのです。私は事務局長なので、少しはわがままを通したいのですが、そうはさせてもらえないのです。きちんと説明しないとみんな納得しないのです。私は昨日、家族での会食会を予定だったのですが、それに間にあいませんでした。家族ケアで失点を残してしまいました。いやはや。
しかし、そうした議論で、私たちはさまざまなことを学べます。こうした議論にこそ、応募者が参加できたら有益だろうなと思います。今年は時間的に無理でしたが、来年は検討したいと思っています。
ちなみに昨日の議論は、なんとかある絞込みはできましたが、少し頭を冷やして再考しようということで、この週末、それぞれが考えることしました。
まあ、そんな感じで、予備選考が進められ、その結果が正式の選考委員に送られています(調査研究部門はまだ予備選考中です)。選考委員は、予備選考の結果を参考にして、一応、すべての応募案件の中から最終先行に残すものを選んでいきます。今、その最中です。
15日の午後に、最終選考が決まります。
そして、16日に皆さんに結果が報告されるはずです。
みなさんの申請に対しては、ただ合否の連絡だけではなく、私たちの考えもお伝えしていきたいと考えていますが、これまた時間がかかりそうです。
内輪を公開させてもらいました。
最初の試みなので、いろいろ不手際や失敗もあるかもしれませんが、ぜひ、皆さんと一緒に「共創型相互支援の輪」を育てていきたいと思っています。
ご批判やアドバイスをいただければうれしいです。

コムケアセンター事務局長
佐藤修
2001年10月13日


message5
:ケアという言葉について


前回のメッセージを読んで下さった方から次のようなメールをいただきました。
「法律の領域で、duty of careといえば「注意義務」です。ところが、環境倫理の関係の本を読みますと、careは「思いやり」という日本語がぴったりです。そういえば、 法律でも、duty of careも「思いやりの義務」としたほうが適切だと思います。翻訳による日本文化の問題点ではないでしょうか。」
言葉の問題はとても大切です。
実は事務局でも、「福祉」とか「ケア」とかという言葉ではない、新しい言葉を使えないか、という議論がありました。たしかに、これらの言葉は、さまざまなイメージを背負いすぎているかもしれません。福祉といえば介護を思い出してしまう方も多いでしょう。福祉はどうも好きになれないという人も決して少なくないでしょう。ケアやコミュニティも、同じです。新しい概念は新しい言葉に盛り込むのがいいのかもしれません。
しかし、その一方で、言葉を大切にしていくことも重要です。日本人は流行的に言葉を使い捨てているような気もしますので、今回はたくさんの「負債」も背負っている「福祉」や「コミュニティケア」の言葉を大事にしていきたいと考えています。
そして、その上で「福祉」や「ケア」という概念のノーマライゼーションを実現したいのです。福祉やケアということが、すべての人にとって、大切で身近なことであることの認識を広げていきたいのです。
「人間は生まれそして死が訪れるまで、いかなるときにもケアし、ケアされる存在である。ケアが生命の保持にとって不可欠の要素であることは、個人はもとより共同体にとって太古も現在も変わることのない事実である。」
これは長年、実践者として、また研究者として、看護に関わられてきた池川清子さん(日本赤十字看護大学教授)の言葉です。
コミュニティケアに関わるものにとって、とても含蓄に富むメッセージではないかと思います。
今回は読者のメールに刺激されて、少し寄り道をしてしまいました。
次回からもう少し具体的な話に進めていきたいと思います。

コムケアセンター事務局長
佐藤修
2001年10月9日



message4
:コミュニティケアの輪を広げていきたいと思っています。


今回は、このプログラムの名称になっている「コミュニティケア」について考えてみます。
コミュニティは何と訳したらいいでしょうか。悩ましい言葉です。地域共同体と訳してしまうと、わずらわしい「つきあい」を思い出してしまうかもしれません。しかし、あえていえば、そうした、ちょっと「わずらわしい」関係こそ、私たちが考え直さなくてはいけないテーマなのではないかなと思っています。
コミュニティとは「お互いに重荷を背負いあう人間のあつまり」という考え方に、私は共感しています(このことは私たち事務局でもまだあまり議論はしていませんが)。
ケアは、気にかけること、世話をすること、というような意味です。中学校の時の英語で習った"take care of ・・・"を思い出せばいいと、千葉大学の広井良典さん(助教授)が本(『ケアを問いなおす』ちくま新書)で書かれています。「ケアという言葉は、最も広くは「配慮」「関心」「気遣い」というきわめて広範な意味をもつ」(同書)のです。
こうした考えをつなげると、コミュニティケアとは「地域住民たちや仲間同士で、お互いを気づかいあいながら、放っておけないことに対して、それぞれが可能な範囲で、汗と知恵をだしあうこと」ということになります。
ケアというと、私たちはすぐ「介護」を思い出しますが、ケアとは特殊な問題解決ではなく、すべての人にとっての問題なのです。
ミルトン・メイヤロフという米国の哲学者が「ケアの本質」という本で、ケアとは「最も深い意味で、その人が成長すること、自己実現することをたすけること」とあります。含蓄のある言葉です。「たすける」とありますので、「援助ではないか」と思われるかもしれませんが、ケアすることが実は自らがケアされることであるという、ケアの言葉の持つ双方向性というか関係性が、この言葉には含意されています。
ところで、コミュニティケアという言葉は、英国から始まったようです。その意味は辞書によれば、「さまざまなハンディをもつ人々を、隔離された施設でではなく、地域社会の中で、ほかの市民と同様に自立した生活が遅れるように支援しようとする考え方」と書かれています。
私にはちょっとなじめません。なぜならば、ハンディがある人とない人とを分けているところに、すでに問題解決志向が感じられるからです。人はみな、ハンディをもっています。自らのハンディを自覚することが、もしかしたらケアの出発点です。
それはともかく、この定義にあるコミュニティケアの視点は、行政による政策が中心です。私たちが目指すのは、コミュニティのメンバーが自ら取り組む「もうひとつのコミュニティケア」です。お互いのハンディを支援しながら、自ら成長していく。そんなコミュニティケアの輪を、ぜひみなさんと一緒に広げていきたいと考えています。

コムケアセンター(コミュニティケア活動支援センタ―)
事務局長
佐藤修
2001年10月5日



message3
:私たちが考える「大きな福祉」は、こんなイメージです。


今回は、「大きな福祉」を私たちがどう考えているかをお話しします。
まだ確信が持てているわけではありませんし、方向性だけのお話です。
お読みなって、異論反論をお寄せください。大歓迎です。
同感共感のご意見も期待していますが、まあ、世の中、そう甘くはないでしょうし、私たちもまだまだ検討途上です。
私の個人的な話から始めさせてください。
私は14年前まで、企業人でした。25年間という節目を契機に会社を離脱し、以来、様々な活動に関わらせてもらってきました。会社の中からは見えなかった風景にたくさん出会えました。実に刺激の多い、発見の連続でした。
しかし、様々な活動に関わって、感じたことがあります。
みんな、自分たちの「小さな世界」のなかに閉じこもりすぎではないか、もっと活動を外に開いていったら、別の解決策や効果的な問題解決ができるのではないか、ということです。それに、それぞれが自分たちだけの小さな最適解を探しすぎているのではないか、とも感じました。「合成の誤謬」という言葉があります。それぞれは正しいのに、それらをあわせるとおかしな結果になる。そんな感じを持つこともありました。、
福祉も例外ではありません。
確かに、みんな一所懸命に問題解決に取り組んでいます。
でも、もっと大きなところで、もっと基本的なところで、それぞれが知恵と汗を出し合っていくことも大切ではないのか。各論的で問題解決的な福祉活動と同時に、すべての人たちを包み込むような福祉活動があってもいいのではないか、そう思ったのです。
同時に、福祉というのは、何も特別の人たちのものではなく、すべての人の生活につながっているということにも気づきました。宮沢賢治は「世界すべてが幸福にならなければ自分の幸福はない」と言っていますが、私もそう思います。
今回は活動の対象は別にして、活動の姿勢について考えてみたいと思います。
二つの軸を置いてみました。
ひとつは対象とする問題の広がりです。「個別問題への取り組み」対「普遍的な広いがりのある問題への取り組み」という軸です。「問題解決型」と「価値創造型」といってもいいでしょう。
いずれも大切なことです。問題に直面している人にとっては、問題解決型のほうが緊急かつ実践的な取り組みであることもいうまでもありません。
しかし、そうであればこそ、注意しないと目前の具体的問題に埋没し、結局は問題の解決から遠ざかってしまうこともないとはいえません。
個別具体的な問題であろうとも、そこに込められている問題は普遍的な意味を持っているはずです。たとえば難病支援という個別問題も、いのちの平等さや社会の多様性などの大切さへの気づきにつなげていけば、問題を共有する人は一挙に広がり、解決への新しい地平が開けるかもしれません。
もうひとつの軸は、「援助型活動」対「共創型活動」です。言い換えれば、自分たちのポジショニングをどこに置くかです。
問題を抱えている人を外部から支援するか、問題を抱えている人と一緒に問題解決に取り組むか、です。これもどちらがいいかは一概に言えませんし、明確に分けられない事も多いでしょう。しかし、意識(姿勢)としては、非常に大切です。
この二つの軸を座標にすれば、私たちが考える「大きな福祉」の方向性は、価値創造型で共創型です。これまでの福祉行政の「措置」という発想は、これと対極にある、問題解決型・援助型の典型でした。
問題をみんなが自分の問題として共有化し(つまり当事者になって)、それぞれが知恵と汗を出し合いながら、みんなにとっての新しい価値(積極的な解決策)を創出していく。これが私たちの考える「大きな福祉」の方向性です。
対象については、また改めてメッセージさせていただきます。



コムケアセンター(コミュニティケア活動支援センタ―)
事務局長 佐藤修
2001年10月2日



message2
: 「大きな福祉」と「コミュニティケア」について、一緒に考えていきませんか。


このプログラムで私たちが目指しているのは、「大きな福祉」を実現していくために 「コミュニティケア活動」の共創型相互支援の関係を育てていこうということです。
キーワードは「大きな福祉」と「コミュニティケア」(さらにいえば「コミュニ ティ」と「ケア」)です。
いずれも漠然とした言葉であり、多義的に使われています。
私たち事務局でも、この言葉について、これまで何回か議論してきました。
しかし、正直なところ、まだ確信を持って、定義づけることができていません。
理念の定義もなくて、募集し選考するのかとお叱りをもらうかもしれませんが、私た ちはむしろ、そうした概念を、このプログラムに参加してくださったみなさんと一緒に考えていきたいのです。募集の時点で、私たちの考えを打ち出すことで、私たちの考えに合ったもの、さらには合わせたものが多くなってくることは避けたかったのです。
もちろん、わたしたちに仮説がないわけではありません。
その方向性は、募集要項の中で、次のように書かせてもらいました。
「大きな福祉」とは「誰でもが安心して快適な生活ができるような社会づくりを目指す活動」をさす。
「コミュニティケア」とは、「将来的な問題も含めて、すべての人が安心して快適に暮らせる社会を目指した、人間同士の温かな相互支援関係づくり」を意味する。
この方向性をもう少し具体的に、このコーナーで発信していきます。
ご意見をお寄せいただければ幸いです。
議論しあう機会もつくっていきたいと思います。
最近、私たちはこうした基本的な概念についての議論をおろそかにしているのではないか。前に進むことに急ぐあまり、立ち止まって青臭い議論をすることを忘れているのではないか。そんな気がします。
大きな福祉やコミュニティケアについて考えることを通して、これまでとは違った新しい風が起こることを期待しています。
明日は、「大きな福祉」と「コミュニティケア」に関する、私たちの考えをもう少し具体的にメッセージしていきたいと思います。
こうした概念構築や理念構築も、みなさんと共創していければ、とてもうれしいです。

コミュニティケア活動支援センタ―(略称:コムケアセンター)
事務局長 佐藤修
2001年10月1日



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:コミュニティケア活動支援プログラムの募集期間が終了しました。


短い期間でしたが、ホームページへのアクセスも1000件を超えました。
電話での照会や直接オフィスに来て下さった方も多く、コミュニティケアへの関心の高さを改めて実感しました。
9月30日消印有効のため、まだ応募数は確定できませんが、かなりの応募数になりそうです。
応募された方にとっては競争が厳しいということになりますが(選考も大変です)、見方を変えればそれだけ「仲間」がたくさん集まったということです。これはお互いに喜んでいいことではないでしょうか。
みなさんのご参加を感謝いたします。
このホームページは、これからが本番です。
応募が終わったからもうアクセスは必要ない、などとは思わないでください。
これから資金助成対象の選考に入っていきますが、その一方で、応募された方々をはじめとした、「大きな福祉」「コミュニティケア」にご関心のある人たちと一緒に、このホームページを通して、資金助成とは別の、相互支援関係をみなさんと一緒に育てていきたいと思っています。
これまでは空白だった、この「メッセージ欄」に、私たち事務局もどんどん書き込んでいきますし、皆さんからの書き込みのコーナーも充実させていきたいと思っています。
コミュニティケアに関連する、情報も少しずつ充実させていきます。
これからが本格的なプログラムの展開です。
縁をくださった皆様方と一緒に、大きな福祉の実現に向けて、新しい相互支援の輪をひろげていきたいと思っています。
応募期間は終わりましたが、資金助成とは切り離して、引き続き相談や支援関係は継続していきます。
なにかあれば、気楽にご連絡ください。
私たちの基本理念は「ケア」です。
問題があれば、それに対して「何ができるか」を考えていきます。
どのくらい役立てるかはわかりませんが、ケアマインドだけは大事にしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

コムケアセンター
事務局長 佐藤修
2001年10月1日