検査を受けてみた


MRIによる検査を受けました。
以下はその際の体験記です。


MRIとは
Magnetic Resonance Imaging:核磁気共鳴映像法
人体の各細胞が持つ磁気性を利用し生体に危害を加えない生体検索法。(imidas1993付録より)
CTスキャンがX線を利用しているのに対し、こちらは磁気利用なので、放射能による弊害が無い分、安全性が高いらしい。


「受けてみる?」-検査を受けることになった経緯-
 激しい片頭痛に襲われた私は、今まで何となく怖くて行けなかった病院へ。問診で「典型的片頭痛」と診断されたが、医師に「片頭痛だとは思うけど、それ以外の病気(脳出血や脳腫瘍による頭痛の可能性も無いわけではないので)かもしれないという不安を除くためにMRIやってみましょうか?検査して安心しましょう」と検査を勧められたのだった。


受付
 朝も早よから、横浜ランドマークタワーの某脳神経外科(神経内科も扱っている)へ。先週の診察の際に予約したMRIの検査を受けるのである。予約票には8時15分までに来るようにと書かれている(この時間しか空いていなかったのだけど)。この近所に通勤している私だが、いつもは9時15分までに出勤すればよいので今朝はなんとなく頭がはっきりしない。うーん。同じフロアにはいくつもの医療機関が入っていて、この時間は人間ドック専門のクリニックに来ている人が多いようだ。同じエレベーターに乗っていた40代(職場の同僚?)の女性二人は「胃の検査に使われるバリウムと発泡剤がイヤで・・・」と、これから受ける検査への不安を語り合っていた。どんな検査でも受ける前の不安は同じなんだなぁ。ちょっとだけ同士の気分。

 脳神経外科の受付で名前と検査を受けに来た旨を伝えるとしばらくして名前が呼ばれ、血圧測定。98−60。まぁ、朝食を食べてない朝の血圧としてはいつも通りかな?今回撮影するのは頭部なので特に食事についての指示はなかった(いつもの朝のスケジュールより1時間早いので食欲が無かったのだ(^^;)。きっと撮影部位によっては、条件が違うんだろうな。


検査前
 スペースが無いためか、MRIの機器が重たくて上に上げられないためか、はたまたその両方の理由か、検査室はランドマークプラザの1階にある。検査技師のおねーさん(きれいな人でした)に連れられて、エレベーターでタワーの1階まで下り、ランドマークプラザの吹き抜けを横切って行くのである。ショッピング施設を白衣の人と患者が歩いていくのはかなりミョーな光景かも。まだ開店前のこういう施設を見る機会というのはそう多くないので、世間話を交わしながらも、目だけは珍しい風景を眺めながら歩いていく。銀行の奥にある検査室の場所には、以前確かお花屋さんがあったっけ。などと考えながら部屋に入ると、検査用の薄手のバスローブのようなものを手渡され、着替えるよう指示された。

 その際に申し渡された注意点。「磁気を使っての検査なので金具の付いている物は外すように。眼鏡はもちろん、ブラジャーの金具、ネックレス、指輪、ピアスなどもダメです。」ふむふむ了解。

 そういえば、かつて(もう10年くらい前かなぁ?)「アクリルのセーターを着て、使い捨てカイロを身につけたまま」MRIの検査を受けた人が焼死する事故が新聞に載っていたことがあったなぁ・・と静かな更衣室の中で記憶を呼び起こす。使い捨てカイロの材料の鉄粉(?)が磁気の影響を受けて異常に発熱してしまい、それがセーターに火をつけて、中にいた人が焼けてしまったのだった。父が頸椎の手術後にMRIを受けたのとほぼ同じ時期だったので、妙に記憶に残っているのである。

 着替え終わって、厚い扉で仕切られた検査室に入るまでしばらく時間があったので、扉に貼られた注意書きを読んで待っていた。先ほど指示されたことなどの他に「入れ歯は外してください」とも書かれていた。容易に取り外しできないような金属製の義歯が入っている場合はどうするんだろう?指が太くなっちゃって結婚指輪が外れなくなったような時はどうすれば?今、私が身につけているもの(検査用の服とパンツだけなんだけど)の中に発火するものは無いよね?無いよね?無いよね?・・・疑問と不安が雲の渦になって頭の上をグルグル回りはじめたところで名前が呼ばれた。


いよいよ検査
 検査技師のお姉さんに促され、分厚い扉で仕切られた検査室の中に入ると大きな白い物体が目に入った。そう、これがMRIの機器である。高さ約2m、幅約2m、長さは4〜5mほどだったろうか?大きめの4WD車(ランドクルーザーなど)ぐらいありそうな大きさ。よく写真で見るCTスキャンの機器によく似ている。指示されたように、ベッド部分に横になる。今回撮影する頭部に当たる部分には、とっても座りの良さそうな枕状のものが置いてある。技師さんに位置を確認してもらいつつ、そこにきっちり頭を合わせて置く。「頭は動かさないでくださいね〜」はいはい、わかってますってば。

 ベッド部分が動いて、筒状の測定機の中に入っていくのは「火葬場で焼かれるときってこんな感じかな?って思うよ」とMRI経験者の父が言っていたとおり(ま、ホントに火葬される時はわからないだろうけどね)だった。目をつぶって横になっていると、ジーという音とコンコンコンコンと何かを叩くような音が3分位ずつ交互に繰り返される。ジーという音の時は何となく頭が痺れてくるような感じがし、気が遠くなってきて、意識が遠のいていく。眠りの入り口で様々なイメージが広がる・・・とコンコンという音で目が覚めるというパターンを繰り返す。なんか、短時間にいろんな夢を見たなぁ。

 まぁ、寝ているだけなのでラクチンな検査と言えばそうなのだけど、唯一困ったのは横になっていると口の中に唾液が溜まること。飲み込んでいいやら悪いやら、飲み込むときにはわずかでも頭が動くだろうし・・と一人コンコンの音の中で悩んでいた。でもいいや、だいぶ溜まってきたし飲み込んじゃえっ!と思い切って実行。本人としてはかなりの覚悟で唾を飲み込んだのだが、特に何も注意されなかったので大丈夫だったんじゃないかな?きっと。

 30分ほど経っただろうか?(もっと短かったかもしれないし、長かったかもしれない)検査技師のお姉さんの「終わりですよ」の声に起きあがる。更衣室で着替え、再びタワーの診察室に戻り、待合室で名前が呼ばれるのを待つ間もなんとなく頭のボーっとした感じは抜けなかった。

診断
 診察室に入ると、机の前のライトボックスには私のアタマの断面写真が2枚貼られていた。・・といっても巨大な写真ではなく、普通のレントゲン写真くらいの大きさの中に5cm角くらいの縦横断面写真がズラーッと並んでいるものである。きゃー!初めて見たよ〜、私の脳味噌っ!!

 
以下、ぼちぼち書いて行きますわ f(^^;)



ひと安心

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