甲子園球場の模型に挑戦
自己の勉強の為
仕事では住宅やマンションが中心なのでなかなか新しい形状の面白い物件には出会えません。だから自分自身の勉強の為にも既
存の物件で作った事のない模型作りを目指してみようと思いました。
ネタ探し
模型にすると面白い物件はないかとあれこれ探した結果、思いついたのが甲子園球場!もともと製作者が阪神ファンでもあり、歴史
と伝統のあるこの名建築物に挑戦してみようという興味と趣味が先行してしまった。まず、甲子園に関するあらゆる資料を探しました
が、いきなり挫折しそうになりました。
まず現地調査
これを思いついたのが平成19年9月、ペナントレースも終盤にさしかかってタイガースも絶好調の時期であります、もしかして優勝で
きるかもという期待もこめて現地調査に乗り込む。やはり蔦がからまる独特の雰囲気の球場は何か神聖な雰囲気を醸し出している。
今まであまり甲子園球場を真剣に見たことがなかったので発見も多くとにかく写真をとりまくるが・・・裏側に回ると信じられない光景が、
蔦が剥ぎとられてコンクリートが丸見えになった部分や蔦もどきの絵を描いた看板に覆われた部分やらで中の様子が全くわからない。
そうだ、リニューアル工事をしているんだ、アイタタ・・・しまったなあと中途半端な収穫に終わりました。


蔦があってこその甲子園!
これはないよ何にも分らないよ
図面が無い
あらゆる資料を探してみたが図面が入手できませんでした。大正時代の建築物だから入手出来るわけがないのですが、こうなった
らネットを駆使して甲子園について調べまくるしかない。しかし、以外に情報量が少なく画像や数値の断片的な情報を継ぎ接ぎして
分らない部分は想像するしかありませんでした。
とにかく図面作成
図面が無いなら自分で作るしかない。もちろん私は設計士では無いので図面作成の技術も知識も皆無。ただ、CADは扱えるので
模型用の図面を作成してみました。写真とニラメッコして分らない部分や数値は適当に想像を膨らませて(別に売りもんじゃないんだ
から)あまり深く考えず作ってしまった。

製作開始
まずはベースとなる底板の切り出しから開始。これが基本の形となるので
かなり重要!グーグルの衛星写真やあとは資料の数値を使ってなんとか
それっぽい形にしました。ただの平板状ではあるが甲子園!と言われれ
ばそういう風に見えるじゃないかと一人悦に入り自己満足の世界にどっぷ
りハマり込んでしまいました。
まずは骨組から
いきなり組立るのは危険な為、試験的にライト方向の外野席から組み立て開始。観客席は厚紙を貼って感じを見てみる。
壁と骨組の取り付け完了
厚紙で感じを見てみるが・・・


厚紙で客席を貼ってみるが少し雰囲気が出てきた
観客席が大変!
図面を引きながら発覚した事ではありますが、観客席の傾斜は少なくとも3段階に変化しており、しかも、球場全体が歪な形をした楕
円形、平面で考えるなら簡単だが、これを立体にするとなると大変なことになってしまいました。最初の図面では全くパーツが合わず
緻密な計算を繰り返してなんとか正しい図面を作成。

この角度はまさに甲子園!?
球場に見えるでしょうか?
球場の形に
観客席をプラスチックのパーツに張り替えて本体のベースはとりあえず完成。これだけでも想像を膨らませて楽しんでいますが、ここ
から細かいパーツの取り付けや塗装をすると劇的に良くなるだろうと思います。


3塁アルプス席付近から
名物の銀傘付近から(銀傘まだ無いけど)


塗装開始
まだ組立完成していませんが、様子を見ながら手探り状態での製作の為、一旦塗装をしてみました。色は実物の写真を参考
にしました。塗装過程での画像を記録し忘れていたので画像はございません。
細かいパーツの取り付け
看板や客席を一部取り付けてみて感じを見てみる。なかなか雰囲気が再現出来ていて良い感じです。
航空写真風に
壁面の蔦ですがこんな感じかな?


完成の予感
やはり色が付くとグッとリアルに見えて来ます。まだまだ完成には程遠いですが期待が膨らみます。
1年ぶりの再開(平成20年7月23日現在)
昨年、完成間近に数件の大きな仕事が入り、全く甲子園どころでは無くなり、そのままペナントレースも終わり阪神も3位でフィニッシュ。
私のやる気も急降下。と言うわけでまる1年間ほこりまみれのお蔵入り状態でした。結構アクセスもあった様でこの場を借りてお詫び申
し上げます。
さて、また、大きな仕事が入らない限り今度こそ阪神もぶっちぎりで優勝しそうな勢いだし仕上げてみようかと思います。ただ、改装前の
甲子園にはなってしまうのが残念ですが、もう少し細部にこだわって作ってみようかとも思っています。
客席とスコアボードを貼る
まずは途中のままだった観覧席を全て貼ることから始めました。昨年はあまりノウハウが無い中で作っていたのでイマイチ納得の行く仕
上がりではなかったのが残念ではありますが、一から作り直すのはさすがに気力が無いので補修しつつも完成に仕上げて行こうと思い
ます。それと、これも去年作ったスコアボードのデータを今年のオーダーに変更した。そうか、去年は新井もラミレスも他球団だったんだ!
イエローシートとオレンジシートが懐かしい
スコアボードは伝統の一戦
照明の作製
昨年に照明を試作したが、図面データが紛失してしまい、最初から作り直すはめになってしまいました。もともと出来はいまいちだった
ので、もう一度写真とニラメッコしながらCADデータを作成。写真から図面を作成するのは過去にもほとんど経験が無く寸法も目分量だ、
でようやく試作が完成した。ライト部分は細かく作り込むのは時間的に不可能なのでそれっぽく見える様に穴を開けて表現してみた。
あと広告が付けばもっと良い感じかも
後ろから見たスタイルもなかなかGOOD
銀傘の設置
銀傘のパーツも一から作りましたが、やはり非常に難しい。正規の図面が欲しいと泣きたくなってくる。とにもかくにもやるしか無いの
で四苦八苦して作ったパーツがこれです。仮で本体に設置して雰囲気を確かめました。100%満足とはいかないまでも、まあまあの
合格点かなと自分では思います。
まあまあでしょうか
グランドの製作
グランドをどうやって作ろうかと思案した結果、当初は市販のシートを使う予定でしたが、コスト削減の為、手持ちのパウダーで試して
みる。予想以上に良い感じに仕上がったのでホットしました。
土が入りやっと球場らしくになりました
銀傘の形が本物と少し違うが強硬突破
広告看板の設置
こちらは去年グラフィックソフトで作成したデータが残っていたので、一部改良した程度で利用できました。企業ロゴは特殊形状の文字
が多く結構苦労しました。
広告は実際の並び順にしています
看板があった方がにぎやかでGOOD!
蔦貼り
塗装にしてしまうと簡単だが質感が出ないのでパウダーを貼ることにしました。何度か積層して貼ることによって、蔦がからまる感じが
遠目に良く出ていると思います。結構大変な作業だった.・・・・
蔦に見えるかな?
完成まであと一息!
完成!
ようやく完成しました。図面が無くてもなんとかなるもんだと、私自身かなりノウハウの蓄積が出来ました。機会があれば次はレッドソックス
のフェンウェイパークに挑戦してみたいものです。だけど、これこそ資料が無いので難しいかなあ。