ROOM-2001〜よしおの部屋〜

2001年の所長の日記です。

くりえいと通信 Vol.14 01/12/26

『あなたの為の家』

痛みを伴う構造改革:日本が進めている政策…その痛みを最初に感じるのは普通に暮している私達なのでしょうか? 釧路の基幹産業であった国内最後の太平洋炭礦が閉山してしまい、たくさんの社員の方や関連企業の人達が放り出さ れてしまいます。

ニュースで「住宅ローンが未だ1000万も残っており15年もかかるのにどうして良いのか分かりません」と嘆い ている声や、多くの人が「家」を手放すのではと言う話が聞こえてきます。(他人事とは思えないことです)太平洋 炭礦の場合に限らずリストラ【本来はrestructureの略で「再構築」を意味するのですが】という横文字で簡単に整理 され放り出され断腸の思いで『家』を手放す人が居ると聞きます。住宅設計に関わっている建築家として辛い思いを されているそのような人に伝えられる言葉を捜していました。『あなたの為の家』:設計監理を依頼して頂き、お会い して何度も打合せを重ね、その人が好きになり、その家族が好きになり、最後には私自身が大好きな『家』になる。 たくさんの時間をかけ、その時持っている最大の技術と知識と情熱で『家づくり』に関わり、あなたと創り上げた 『あなただけの為の家』なのです、何らかの理由で手放したとしても、そのような『家』は、あなたを何年でも待って いる筈です。 場所や形や大きさが違うかもしれません、しかし『あなたの為の家』は必ずあなたの前に現れる筈です。

カラ元気でも元気は元気、くりえいと創も仕事は無くても元気だけは失わず頑張ります。 明日27日は大掃除をして夜は多田と小林君と忘年会、今年は二人の意見など聞かず私のワガママで店もメニューも 決めさせて頂きました。 今年一年くりえいと創のホームページへ来て頂いた皆さん「ありがとうございました」2002年は7日から活動再開です、 来年も宜しくお願いたします。

くりえいと通信 Vol.13 01/11/30

ご無沙汰しております所長の眞壁です。誰が決めたか月一更新(よく調べるとある時「月一更新に間に合った」 と私が自分で言っており・・・)

今月はさっきまで風邪でダウンしておりました、 40℃近い高熱と喉の痛みが10日近く続き体重は7kg減「下手なダイエットより効果あり」仕事はというと、これから寺院の実施設計に関わり設計完了は来年の春。 12月に入ると視察や講演会や忘年会と何やら予定がボツボツ有るようで・・・ きっとアッという間に2001年も終わるのでしょう。 今回のROOMは事務所の暴露写真の公開・・・見てください。釧路では今日初雪が降りました。

入口
入口:ドアハンドルとガラスでロゴマーク
来客コーナー
来客に対応するコーナー
多田:仕事
多田ゆかり:仕事
模型スペース
CADスペースの上 模型スペース
ロフト
模型のディスプレーウォールの裏天井高1.4mのロフト

くりえいと通信 Vol.12 01/10/29

9月は臨時号で建築家毛綱さんのご冥福を祈り終わってしまいました。 現在釧路芸術館で『毛綱毅曠展』が開催されております。 又12月1日には毛綱さんと親交のあった建築家や毛綱作品の研究者に来て頂きアートホールで講演会を開催いたします。 (仲間達と実行委員会を立上げ準備中です、詳細は近くなりましたらお知らせいたします)
さて、今回のテーマは『建築家に仕事を頼むこと』
8月頃ですが突然事務所に電話があり「くりえいとさんに設計頼んだらいくらになるの」 ・・・お話を聞くと工務店の社長「いつも使っている?設計屋のセンスがイマイチで違う設計屋を捜している」との事、 「直接建主の方にお会いして仕事が出来るなら良いのですが」と言う私の考えに「そんな予算も無いし、チョコチョコとデザインして、 他に役所の手続き用の図面程度でいいのさ、建主に会ってという必要も無い」との事。
予算は誰のもの?建主のものではないでしょうか?家を考える設計者はどんな家族が住むのかも知らず、 家に住む家族はどんな設計者が考えているのかも知らず進んでしまう『家づくり』 ・・・いい家が出来るのでしょうか?工務店をサポートする仕事をしている設計事務所も沢山ありますし、 それはそれで設計事務所の仕事の一つでしょう。しかし建主との契約を基本に真剣に『家づくり』に関わっている建築家もいます。
設計監理料に100万も200万も払うなら、その分住宅本体にお金を掛ける方が得でしょうとオッシャル工務店の社長もいます、 (運転手付の車に乗り1週間の内7日は夜の町に繰り出し、自宅はまるでホテル代わり、家族や家庭とは無縁に成ってしまった社長さんの会社に 『家づくり』に関わる資格が有るのでしょうか?)建築にはアマチュアである、あなたはその得に成った200万円をどのように確認するのでしょうか? ましてお客様用の見積書とは別に実行予算という見積書があるのが普通。 工務店に頼み総体で2000万円の家、建築家に頼み設計監理も含め2000万円の家、どちらもあなたが支払う金額は同じです。
私たち建築家はアマチュアである建主をサポートする為、あなたに雇われて仕事をする『プロ』です。 あなたが『家づくり』に捻出する総予算の中で建築家に頼む事も考えてみてはどうでしょうか?

くりえいと通信 臨時号 01/09/03

9月3日 訃報が届きました、釧路市出身の建築家『毛綱毅曠』さんが9月2日に59歳という若さでこの世を去ってしまったのです。
ここ釧路には、遺作となってしまった毛綱さんの建物が沢山あります。 地元ではその建物が姿を現すたびに賛否両論、色々な評論がされ話題になりました。 もうすぐ白糠町という釧路市の隣町に、毛綱さんが設計された学校も完成します。 私も地元の建物はもちろん、道外の建物もいくつか見て、いつも刺激を受けていました。 好き嫌いは別として、これほど他の建築家とは違うオリジナリティを持っていた建築家は、希少な存在だったのでは無いのではしょうか。 建主や使う人々に『住まう事』や『使う事』に上辺だけではない積極性や創造性を求め、 妥協させない空間を提案しているように感じ、建主や使う人々が、 どれほど真剣に考えているかを試すような空間を創る建築家だったと、私は感じていました。
1989年に、私たち地元の設計者集団『月曜塾』で開催したイベントで講演をされた時、 毛綱さんが設計された某都市の資料館?(公共建築物)のスライドで「あまりにも関係者が多く、 自分の好き勝手な意見で、まさに船頭多くして船進まずだったので」とコメントしメインの展示ブースに、 現場に落ちていたゴミを置き撮ったスライドを紹介した事が、今でも印象に残っています。 (思わず手を叩いてしまいました)
心よりご冥福をお祈りいたします。

くりえいと通信 Vol.11 01/08/20

皆さん、夏休みは楽しく過ごされましたか?
『くりえいと創』は8月11日から16日まで休暇をいただき、・・・私は十勝の渓流でヤマベやニジマスを釣に行き、 帰りには芽室町(帯広市の隣)の『画家の美術館』という廃校を利用したアトリエと美術館に何となく寄り、 そこの館長で画家の村元美海さんに出会い、ダイナミックな大作に感動しリフレッシュさせていただきました。

完成模型を手に達成感にひたる遠藤春奈さん夏休みといえば、学生たちも一番楽しい休みではないでしょうか、その夏休みを返上し『くりえいと創』へ 2週間程研修に来た学生が8月7日で研修を終え残り少ない夏休みへと帰っていきました。
実は日本建築家協会北海道支部での道内工業高校の学生を対象としたジュニアオープンデスク(設計事務所の仕事を体験しましょう) で釧路工業高校建築科の学生を受け入れていた訳です。
遠藤春奈さんという高校2年生の学生で、うちの優しいお姉さんの多田が?面倒見ながら現在設計している: 文苑の家『M』の模型製作に関わり、遠藤さんの「ああっ」とか多田の「あらら」とか奮闘していたようです。
設計事務所の仕事を体験することで何かを得てくれれば受け入れた甲斐が有るのですが。

くりえいと通信 Vol.9 01/07/28

連日の猛暑お見舞い申し上げます。 ここ釧路は北海道の中でも特に涼しく、20℃程度の真夏。 体温より暑い気温などは想像も出来ず・・・暑さでダウンする方々にはお見舞い申し上げます。
今回の雑談は・・・・Kasou/仮想/火葬/下層/仮装/カソウ/貸そう/仮葬/かそう・・・家相(風水)。

『家づくり』に関わっていると、思い出したように出て来る、オバケのような『家相・最近は風水』元々は中国4000年の歴史の中で生まれたものらしい。
私も家づくりに関わる建築家の端くれとして、家相や風水なるものが、どんなものか知識として知っておこうと調べたことがあります。

鬼門・裏鬼門(何事にも表と裏があるのですね)台所やトイレの位置、植える木の種類や場所・・・ナドナド。(風水に至っては、建てる場所や土地の形状・周辺の地形から始まります) 家相に乗っ取り計画し「それはイケマセンナ〜」とか「変更すると家相が・・・」と建主の要望を却下し、何よりも家相が大事ですからと仕事を進められたら、どんなに楽でしょう。 高温多湿のアジア、冷暖房や冷蔵庫・機械換気や水洗トイレの無い時代、生活の知恵が根拠に成っているのだろうと理解できる家相もあります。

家相は家の相、人相と同じようなものでは無いでしょうか?この家は家相が良くないと言うのと、あなたの人相は良くないというのは同じ事では? 命を授かりこの世に生まれたあなたや、あなたの子供や、あなたの孫の人相が良くないと言われたら・・・・整形して、幸せになったり、億万長者になれるのでしょうか?

『家』もあなたと建築家と施工者が生み出す形なのです。 先ず使いやすく、楽しく(使いづらい事が楽しい事もあります)、あなたの理想に近く、気持の良い家を造ってはどうでしょう、 そういう家は家相盤なるものでチェックしても、そう悪くも無いものです。

まあ、良くない相を転換する色やオブジェの小物で、気持が良くなる程度に留めませんか?

くりえいと通信 Vol.8 01/06/27

釧路もちょっと夏らしくなってきました。7月1日にはヤマベ(ヤマメ)釣りも解禁になり、川に海に山にと釧路の短い夏を思い切り楽しむつもりです。
今回のROOMは、設計する時に困ってしまう隣の家の事をちょっと。

設計の依頼を受け、一番最初に行う建築地の現場調査、電柱や給排水の位置、道路とアプローチの関係、近隣の住宅の状況など 計画する上で必要なポイントをチェックしていきます。
そのチェックポイントの1つである、近隣の住宅の中に「どうして?」という様な住宅が有ります。それが、困ってしまう隣の家です。
眺めも良く・日も入り・風も通る、そこに居間を計画し大きな窓を設ける・・・素敵なリビング・・・正しい計画
これから隣に何も建たなければ!!

確かにあなたが家を建てた時は、隣の敷地は空地で何も無く、何の支障も無かったはず。でも、隣接していた近隣公園も、都市計画の見直しで宅地に成る事も有ります。
私も住宅を計画する際には、隣の家への日照なども出来るだけ配慮しようと考えますが、この様な住宅が有ると、隣の家に影響を与えない計画は難しくなります。 (私にとって素敵な計画を提供するのは、契約して頂いた建主ですから) あなたが悪いのでは有りません。あなたの家をつくった設計者や工務店の考えが浅かったのです。

どんなに厳しい条件の敷地でも、周りに何が建とうとも、住む人にとっての最適な計画は必ず有ります。
『隣の空地は、いつまでも空地な訳が有りません』家をつくる時は気を付けて下さい

くりえいと通信 Vol.7 01/05/31

ゴブサタシテオリマシタ。月一更新ぎりぎりセーフ!(多田に原稿出来るまで「帰っちゃイヤ」と頼み込みました)
(2×4)ツーバイフォー工法の誕生

今回は2×4工法のついてのお話し、2×4工法とは2インチ×4インチ(50mm×100mm)程度の木材で、北米で古くから行なわれている木構造です。
日本では『枠組壁工法』として、1974年に建設省告示として公布され、誰でも自由に設計・施工が出来るようになりました(それ以前は特定の私企業のクローズド・システムでした)。 単一材料による単純な構造や金物による接合など、在来軸組工法のような熟練した職人で無くても施工出来る、などなどで、北米の木構造を我国にも導入すべきだという世論が強くなり誕生しました。
もう一つの訳として(私はこちらの意見で納得)日本人が『木』大好き民族という事が有るようです。
『建築の主体構造に木材以外の材料を使わなかった世界で唯一の特異文明/木と共に生きて来た文化/日本の建築には日本の木』などなど、とにかく木が好きです。
その結果江戸時代から先祖たちが培ってきた森林資源は、戦後の住宅政策で使い果たし(育てることを忘れた結果?)日本の商社は海外から木材を買うようになります。 東南アジアでは木材生産量の70%が日本向けとなるなど、そして日本では1960年には木材全体消費量の15%が1979年には60%が輸入材となり現在は・・・。
とうとう、フィリピンが木材輸出を禁止してしまいます。 しかしそこは日本の商社、「南がダメなら北があるさ」と,シベリアから針葉樹を買い始めます。 それを見ていたアメリカ・カナダが「うちにもいっぱいアリマッセー」と囁きどんどん輸出します。 しかしその後、原木の輸出を禁止し、北米の在来工法の材料である2インチ×4インチに加工した材料であれば輸出するよと脅迫します。
それでも『木』が欲しい日本は脅迫に乗り、建設基準さえも変更し受け入れるようになりました ・・・・(2×4)ツーバイフォー工法の誕生です。 ※誕生した頃の(2×4)ツーバイフォー工法は北米の構造基準にならって窓やドアの大きさ、壁の位置などそれなりの基準で作られていたのですが、 今は木造在来軸組工法のような大きな開口部や高い天井、吹抜などが出来るようです「ダイジョウブナンデショウネ?!」

くりえいと通信 Vol.6 01/04/17

かなり丈夫な在来軸組工法

Spring has come やっと春めいて来た釧路です。ゴールデンウィークが終わる頃から建築現場が動き出す時期になりました。
『くりえいと創』はというと、私は某寺院庫裏の実施設計の準備と某住宅(私の母と同年代の方が一人で暮らすための住まい)の基本設計を、 多田はこれから着工する住宅の3Dと、そのアニメーションづくりに励んでいます。
今回は建物を建てる上での法律:建築基準法の大改正に伴っての、これからの木造住宅について考えてみました。
日本の木造住宅の工法は1962年に木質プレハブ工法(パネル工法)が現れるまでは、柱と土台・梁・桁などの横架材で構成し、 要所々に水平の力に抵抗する耐力壁を配する、在来軸組工法が大部分でした。
その後、1974年に枠組壁工法(2×4工法)、1986年に丸太組構法(ログハウス)が現れ、 現在はこれら4種類のいずれかの工法で建設されています。 (その他に大断面集成材を使用する木造の大規模建築もあります)
ハウスメーカーや工務店が、○○工法とか○○システムと名付けてセールスしている工法も、ほとんどがこれら4種類の工法の何れかに当ります。
市場の多くは在来軸組工法か、枠組壁工法が主流のようですが、近年の地震による被害や欠陥住宅のニュースなどで枠組壁工法がシェアを伸ばしてきました、 まじめに在来軸組工法に取り組み、家づくりをしている工務店の建物は地震による被害も少なく、欠陥住宅となる事も無いのですが、 残念ながら、建築基準法や住宅金融公庫の基準を理解出来ず、設計や施工をする建築士や工務店もあり、又建主の立場になり設計監理するはずの建築士が、 工務店の従業員としての建築士であったり確認申請業務として工務店から仕事をもらう建築士であったりで、本来の立場を守れない場合があることも事実で、 そのため住宅の品質に大きなバラツキが出てきて、在来軸組工法の信頼感が薄れてきた時期でした。 今回の建築基準法の改正や、住宅の品質確保の促進等に関する法律の制定などの背景には、それらが大きな要因の一つとしてあります。
引渡し後の瑕疵担保期間が1年から10年に・住宅の性能を具体的に等級付けできるシステム・紛争を迅速に処理する機関の創設・基礎の具体的な設計基準ナドナド ・・・・消費者を保護することがより明確になり、建築士や施工者の責任がより重くなりました。(当たり前ですが)
在来軸組工法においては、具体的な計算による耐力壁のバランスの確認や、その耐力壁の種類による接合金物の詳細な規準や計算方法が整備されました。 (計算によって確認できれば自由な設計が出来るとの事なのですが)
工務店の中には、こんなに面倒な金物だらけの軸組工法なら枠組壁工法に転向しようかなと言い出す人がいたりと大変なようですが、内容をよく読むと面倒な金物は一部分だったり、 納まりは工夫すると簡単だったり、住宅金融公庫の規準では以前からある金物だったりと、まじめに在来軸組工法に取り組んできた工務店にとっては『ドウッテコトナイサ』のようです。
つまり、在来軸組工法の品質が、まじめに取り組んできた工務店レベルになり、更にその中で性能を競い合いかなり丈夫な在来軸組工法の住宅が増えていくと考えています。
在来軸組工法が面倒だからと枠組壁工法に転向した工務店と、今回の改正を積極的に受け止め取り組んでいく工務店、数年後にその差が現れると考えています。

次回は『枠組壁工法(2×4工法)が日本に来た訳』の予定です。

余談:ホームページのバナーが増えている事にお気付きでしょうか?たくさんの方に見て欲しく又、一仕事終わった時の打上の足しにと考え多田に相談したところ、 色々調べてくれ『アヤシクナイ』バナーを貼っているようです(私は食べ物系が好きです)。

くりえいと通信 Vol.5 01/03/28

コンニチハ、久し振りの更新です。
仕事の方は、計画業務の時期でNOWの現場状況は着工次第、更新致します。(現場があれば:予定ではあるのですが、昨今予定はかなり未定で)
その他、釧路市の都市景観に関わっており、今日その会議がありました。
『景観・・・まちづくり』都市計画行政の広い範囲のテーマとして、又マスコミが取り上げる素材として10年以上前から注目され、日本の多くの都市で景観条例や景観賞などなど積極的な活動が繰り広げられております。
『景観・・・まちづくり』数々の都市計画家や建築家が関わり造られてきた都市・・・しかし、成功したと誰もが認める都市は数少ないのではと感じます。世界遺産に登録された都市計画もありますが遺産としてですし・・・成功か失敗かは何十年いや何百年の時が答えを出すのでしょう。
しかし、計画する時に忘れてはいけないこと・・・人の為の計画であり、人のスケール:尺度が基本であり、景観には音や匂い、味や触感も関わるという事だと考えます。
ひらがなの『まちづくり』なんかイイ感ジ・・・でも建築家としては簡単に引用したくない言葉でもあります。
最近の北海道新聞(3/15付)でこんな記事が釧路地方版に掲載されておりました。

「釧路のマチは好きじゃないんですよ。ねたみ、やっかみは当たり前。足を引っ張るやからもいるからね」。釧路に移り住んできた人ではない。生まれも育ちも釧路育ちの言葉である。重く、憂鬱になる言葉である。
その彼は、音楽バーのマスター(39)。音楽(特にジャズ系)好きが高じて自分の店を開いたご仁。1995、96年の年末には市内栄町公園に大きなクリスマスツリーを作ったり、最近ではMOO隣の閑散としたEGGに人を呼び込もうとジャズセッションを開いたりと、 かなりゲリラ的に"まちづくり"活動もしている。そうした活動への反響が、彼にそう言わしめているのだろう。
そうは言っても、マスター氏はめげない。
「自分が楽しければいいと、そう思うようにしている。そうじゃないとこのマチで何もできない」。 今月18日には、釧路の音楽好きを集めたセッションを企画、予定では聴覚障害者のグループも演奏するという。 こういう明るさと前向きな姿勢が、今の釧路には必要なのだろう。

この記事を読んだとき、悲しくなり淋しくなり、その後違うだろうと憤慨し、そしてがんばろうと思いました。
それがこの記事を書いた記者の狙いなら、やられたことになりますが?
私も釧路生まれ釧路で育ち今釧路で生活しています・・・生まれ育った所は好きですよ!
そうじゃない人は淋しい人だと感じます、南の島に行くと、こんな暖かい所でのんびり暮らしたいなと考えることはありますが(うちの多田は暖かい所で暮らすなんて、死んでしまいますとのこと)だからと言って釧路が嫌いになる訳では有りません。
「ねたみ」や「そねみ」なんかは誰でも持っている悪い部分で、このマスターはそれをとても敏感に感じ取る感性豊な人なのでしょう。
でも、自分が楽しめないことは間違いなく他人も楽しくないでしょうし、誰かを楽しませることの前に、まず無いといけない気持だと考えます。
このマスターが行なっているイベント・・・それも『まちづくり』。
『まちづくり』最近ついつい引用してしまう言葉・・・もっと地道な、ものづくりの『まちづくり』は基礎研究のような取り組みなのかもと考え、簡単に言葉に出すの気を付けようと考えました。
・・・・これって、マスターの足を引っ張っていることになる?

ちょっと長くなってしまいました。

次回はもっと建築のことお話しします。
大きく改正?された建築基準法の家づくりへの影響:2×4工法よりも頑丈な在来工法!/2×4工法がどうして日本にあるの? /隣の空き地は死ぬまで空き地な訳が無い/最近流行の風水は信じているなら恥ずかしがらず (でも小物程度でトドメテクダサイ)etc

くりえいと通信 Vol.4 01/02/15

ご無沙汰しておりました。何とか月一の更新目標に間に合いました。
最近は海音のBOXの監理で、わくわくしながら現場へ通っておりました、 『誰でも建てられる家・マンションの家賃と戦って、なおかつ勝つ住宅ローン』 :自分の財産にする為の税金は有るもののローコストなので税金もローコスト (くりえいと創は最初にそれらも含めた総予算を立てます)が2月12日に完成し引渡しを致しました、もう建主のもの・・・ちょっと淋しい。 今思うと、なんと無謀なことに挑戦したのだろうと感心します。

2000年の春・・・もっと前? 建主のYさん(うちの事務所の印刷物を、お願いしている会社の担当者)が事務所を訪れ、 土地は捜しているんですが、家ってどの位で出来るものですか?僕たち夫婦での年収から、住宅金融公庫から借りられる金額はこの位・・・ そう住宅建設費は設計監理・諸経費・外構工事除いて1千万ちょっと・・・家族3人・・・そのうち4人が暮らせるなら、大きさはこだわらない ・・・普通は無理ですと答えるところ、しかし、くりえいと創は誰でも建てられなきゃ家じゃないと考え、 ローコスト住宅に計らずも関わっている建築家のいる事務所・・・出来るかもしれないと言ってしまい・・・・ 5月頃、土地ありましたあ〜と来所・・・くりえいと創に依頼するなんて、なんて幸せな建主だろう。それがやっと完成しました。
このような苦しくも、とても楽しい仕事が大好きで生きています。

先日、新聞を賑わした北海道奥尻町での、贈収賄事件で逮捕された設計事務所所長・・・ 事務所を維持していく為にはお金は必要です、でもお金儲けが楽しい仕事に変わってしまったのでしょうか。 その後の記事での設計事務所は、ぼろ儲けのような記事・・・私の周りには儲かって儲かって自社ビルを建てた設計事務所はありませんし、 私たちが監理する現場の工務店さんや下請けさんの方が独立した自社事務所を持っています・・・・ それだけ設計事務所の利益というのは多くないことの証明にはなりませんか?・・・・好きでやっている仕事だから、好きじゃなきゃ大変な仕事です。

くりえいと通信 Vol.3 01/01/09

新年、明けましておめでとうございます。
  2001年の くりえいと 創のコンセプトは『積極』、つくる建物のコンセプトは『再生』、1人1人の個性のために、1つ1つのものづくり・・・続けていきます。   これから益々寒くなる季節、近郊の阿寒湖や塘路湖の氷も厚くなりワカサギ穴釣のシーズン、釣りたてを天婦羅にして食べる・・・・北海道冬の楽しみ方の一つ。(春になる前に、一度はお試しを!)

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製作:一級建築士事務所 くりえいと創
所長:眞壁 kurieito.makabe@nifty.com
管理人:多田 sou-actt@nifty.com