建築家カタログ発行!
歳を重ねるごとに加速する1年365日、もう2006年のエンド ロールが始まりました。その年末にJIA北海道支部から『建築 家カタログ 北の住まいを建築家とつくろうVOL3』が発刊さ れました。2002、2004、そして2006と今回で3回目となる参加 建築家64人がみんなで作った本です。全道の有名書店で販売し ています。是非手にとって眺めて買って下さい。私も64人の一 人として参加しています。時が経ても輝いている建築家が関っ た住宅、住宅づくりにおける建築家の役割やその仕事の流れ、 建築家がクライアントである「その人その家族」のためにコダ ワッタ「ディティール」、今年起きた耐震偽装についてJIAの 建築家が従来行なっている構造設計の専門家である構造家との 協働作業としての設計業務について、エンドユーザーであるマ ンションの住人を交えた座談会、北海道で真剣に「家づくり」 に取組んでいる建築家の作品紹介…と\1300の割には内 容の濃い充実した本となっています。くりえいと創は27日でク ローズし来年9日からオープンします。仕事始めの日に既に打合 せと現場監理が入っており忙しいスタートになりそうです。 皆さん今年一年間くりえいと創のホームページに来て頂きあり がとうございました。皆様の2007年が楽しくなるように願い今 年のROOMの終わりと致します。
20世紀の建築に触れた11月
今月は20世紀の建築に触れる機会が集中した楽しいひと月で した。ルイス・カーンを追った映画「マイ・アーキテクト」、 NHK・BSハイビジョンの6話に分け特集され放映された「20世紀 の名住宅物語」北海道立三岸好太郎美術館で開催されている札幌 出身の洋画家三岸好太郎のアトリエをコンセプトにしたバウハウ スから始まる「モダン建築の夢」…。北海道の建築家でパ イオニアでも有る田上氏が1969年に設計された阿寒中学校の当時 の設計図書などです。ともすれば古き良き時代と安易に捉えがち ですが、真摯に向い合い読んで行くことで現代に生きている私が 建築家としていかに前進していないか痛感したひと月でもありま した。CADという作図が主流になり手を動かさず簡単に切ったり 貼ったり反転したり、T定規と三角定規でコツコツと図面に向か い俯瞰しながら慎重に進めていくプロセスを無くしてしまったの でしょうか。 クロッキーブックが真っ黒になるくらいエスキスを重ねる事だけ は『ヤメネイゾ!』と心に誓いました。
旭小学校校歌よ永遠に
釧路市でも少子化の影響で小中学校の統廃合が進んでいます。 市内中心部の歴史有る旭小学校も来年春には寿小学校と統合され 新しく中央小学校となります。90周年と統合の記念事業の一つと して校歌の記念碑が建立されました。縁があってそのデザインを 依頼され10月29日に記念式典と除幕式が行なわれました。全校生 徒100人が校庭に集まり各学年代表の子供達とPTAや校長先生と共 に幕を引き「オー」という完成と共に無事記念碑が姿を現しまし た。自分の育った学校が無くなるというのは在校生は勿論卒業生 にとっても寂しい事です。この記念碑が旭小学校の記憶をいつま でも忘れない存在になってくれることを祈ります。子供達が興味 津々にそばにより触れて記念写真を撮っている様子を見て、デザ インに関ることが出来て嬉しく思いました。
設計事務所のアイテム
設計事務所ではCADに向かって図面を画くこと以外に多くの仕事が 有ります。そのために必要だったり重宝するアイテムがいくかも有り ます。備えていなくとも良いものや無ければ仕事にならないものなど など。 ※札幌デザイナーズウィークが10/19〜10/22まで札幌駅横のエスタ屋 上プラニスホールで開催されます。様々な展示やワークショップ、セ ミナーが開催されます。JIA北海道支部のメンバーもパネルを展示 します是非おいで下さい。
学生の夏が終了
7月26日から8月4日までの釧路工業高校生のジュニアオープンデスク、 8月7日から24日までの釧路高専生のインターンシップと賑やかだった 「くりえいと創」の夏も学生達の夏の終わりと共に日常に戻りました。 学生達は6月から来ているバイトの重清と共に模型作りに汗水流しながら 取組んでいました。模型製作の合間には現場へ行ったり、積算の手伝い をしたりと学校では経験できない設計事務所での業務の一部を体験し終 わりました。建築を学んだ学生時代の1ページとして記憶に残ってもらえ ば、受入れた意義があると毎年思います。……高校生の吉田君、田中さん 高専生の鈴木さん三角さんゴクロウサンデシタ。
夏のくりえいと創
さっぱり夏らしくならない7月でしたが、くりえいと創のミニ農園では 何とか野菜たちがガンバッテいます。昨年豊作だった枝豆の経験から気を 良くし、今年はさらにトマト2品種とニラにアスパラ、青ネギに山わさび と規模を拡大しいよいよ「くりえいと創」も多角経営に乗り出しました? 寒かった分これからの気候に期待し秋には豊作になって欲しいと毎日のよ うに祈っています。本業では建築ではなくモニュメントのデザインを依頼 され除幕式が待ち遠しい楽しい仕事をさせていただきました。又、毎年恒 例となっているくりえいと創:夏のイベント「ジュニアオープンデスク」と 「インターンシップ」でこれからひと月程、建築を学んでいる高校生と高 専生が事務所を賑やかにしてくれます。今年は多田が居ないので大変にな りそうですが…。
ARTE PIAZZA BIBAI
数々の著名な建築家が受賞している「村野藤吾賞」があります。2002年 の作品は北海道美唄という小さな町の中にあり、受賞された方は建築家では なく彫刻家安田侃。その作品は「ARTE PIAZZA BIBAI:アルテピアッツァ 美唄」。写真やホームページ等で紹介され知ってはいましたが釧路から車で 5時間以上かかるその作品にやっと合いに行けました。釧路で設計者が集ま り活動している月曜塾の研修で旭川へ行く機会があり研修が終った翌日、美 唄まで足を伸ばし感動して帰路に着きました。 元は廃校となった「栄小学校」その校舎と体育館、そして敷地、裏山、林、 広場と安田侃さんの作品が展示され、あるいは点在しその環境と建築と芸術 が一体となってそこには在りました。空気の匂いや聞こえる音さえ彫刻と建 築に馴染んでしまっているその「場」は時間と共に季節と共にその表情を表 現に変え飽きることの無い空間となっています。是非一度体感してください。 ギャラリーとなった校舎の1階が「さかえようちえん」として生まれ変わって いることに驚き、そこで幼い頃を過ごす子供達とその親に羨ましさを覚え記 憶に残る旅のシメが終わりました。イガッター…。
やっと来た春
釧路にもやっと春がやってきました。釧路気象台が先日桜の開花を宣言 しましたが一体どこの桜が開花したのか…。私の開花宣言は未だでした。 ここ数日暖かい日が続き散歩に出かけやっと春を見つけてきました。散歩と いっても釧路市内にある市民の憩いの場「春採湖」一周コース。4.7kmをフ ーフ言いながら50分で回り切りその途中で春を撮影してきました。 ※スタッフの多田は一年間休職しワーキングホリデーで先月末に日本を離れ、 現在カナダ在住。このROOMも含め出来るだけ私が更新しようと頑張っていま すが…遅れたら私が原因ですので仕方ないとアキラメテクダサイ。 ※いざとなったらPC持っていた多田に助けを求めますが…。
春の雪
釧路の春は未だ遠いのでしょうか?4月14日の今朝、昨夜から降っていた雪が薄っすらと 積もっていました。4月の雪は珍しくない釧路ですが記憶に残っている春の雪があります。 20数年前の高校入試合格発表の日、公衆電話BOXから家に電話をしている時に雪が降り 出したことを憶えています。昨年5月7日に積もった雪で、翌日の仲間内のゴルフコンペが 中止になりました。私は携帯電話を持っていないため幹事から連絡が入らずゴルフ場でク ローズとわかりました。そして昨日の雪も記憶に残る雪になるでしょう。 訳はそのうち…。
雪が降る可能性は未だ有りますが、しかし現場は動き出します。 「釧路湿原のKIRIZUMA」が、いよいよ連休明けからスタートし秋には完成の予定です。 昨日TVでラーメンの特集を見ました。 その中で一杯500円のスープと麺のみのラーメンが登場していました。 本質に手間とお金を掛け余計な物は省く(料理は引き算とのこと)…しかしその味は 絶品で出演者達の度肝を抜いていました。
建築も同様で建築家には常に様々なアイディアや使いたい素材、表現したい空間が頭の中に 有ります。しかし、それを出来るだけ詰め込んで作ってしまうとコンセプトが散漫になり本 質が隠れツマラナイ空間になってしまいます。しかし、ローコスト住宅に関ると究極のラー メンつくりと同じような経験をします。設計監理費という報酬を建築家に支払い仕事を依頼 する、つまり本質に手間とお金をかける。建築家は設計のプロセスで本当に必要な物を見極 めながら引き算をしていく。出来上がる建築は、そのコンセプトが明快で気持ちのイイ空間 になります。「釧路湿原のKIRIZUMA」はそのような建築の一つとなるでしょう。 事務所にあるMarcel BreuerのチェアーとAlvar Aaltoのスツールも引き算をしてデザインさ れた往年の名作の一つです。
札幌スタイル打上と建築家竹原義二氏スライドレクチャー
2年間に渡り札幌丸井今井家具売り場の一角を会場に、月一回開催してきた 札幌スタイルの建築家セミナーも、今月24日の上遠野徹、圓山彬雄という 北海道を代表する建築家二人のセミナーが一区切りと言うことで、参加した 多くの建築家が集まり、その後反省会を兼ねた打上が行われました。 セミナーは一応定員30名なのですが、さすがに上遠野、圓山という組合せ に100名近い方々が集まった中、お二人は師弟関係だったという事もあり 上遠野さんの鉄骨住宅をスライドを交えトークセッションのようなスタイル で進み、最後に圓山さんが最近巡り合い実現した鉄骨住宅を紹介し、上遠野 さんの講評を頂き盛況の内にセミナーは終了しました。 圓山さんを好敵手と称え、自分は更に上遠野建築を生み出していくというメ ッセージに、80歳を超えた今でも現役である建築へのエネルギーを改めて 感じました。
札幌スタイル http://www.city.sapporo.jp/keizai/sapporo-style/event.html
翌日25日は関西の建築家である竹原義二さんが、南幌町で設計された知的 障害者施設の件で札幌へ来ており、JIA内輪でのスライドレクチャーが開 催され南幌町のコンバージョンした知的障害者施設と広葉樹で造った自邸を 関西弁でとても楽しくレクチャ−して頂きました。会場は画工房の豊島さん の自社ビル5階のプライベートバーで30名程が集い酒を飲みながらの(建 築家には何故かノンベエが多い)リラックスしたイベントは夜遅くまで続き ました。
冬の遊び
釧路の厳しい寒さの冬も最近柔らかくなってきました。 毎年冬を遊ぼうと計画するのですが中々実行できません。
私の中で冬の遊びのメインイベントは、凍った湖の上で穴を開けて釣竿をおろす 「ワカサギ釣」なのですが、今年ももうシ−ズンが終ろうとしております。地 元「ワカサギ釣」の有名ポイントの一つである、標茶町のシラルトロ湖、その 湖の畔の高台に幸いにも昨年11月から現場が動いており、毎週のように監理 で出向くことになり、工事期間中に一度はとウキウキと計画していましたが… 来月中旬には現場も竣工、釣シーズンも同時期に終了となってしまい ます。…「ワカサギ釣」計画は来年に持ち越しとなりました。
年明け早々
2006年になりました。 今年もよろしくお願いいたします。 年明け早々、風邪でダウンしやっと少しよくなりました。
年明け早々現場監理でアワタダシイ毎日を送っています。 年末から新年にかけ、釧路らしからぬ大雪に見舞われ現場では除雪作業で、 本来の作業にかかれず工程がズレコミ苦労しています。しかし4mも積もり 大変な被害が出ているニュースを聞くと愚痴ってはいられません。 被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
年明け早々、昨年講師で伺ったロシア:ユジノサハリンスクからメールが届 きました。受講生として参加されていた、地元設計事務所の所長からのメー ルでした。講座終了後のパーティーで話していたユジノサハリンスク郊外の ホテルやショッピングセンターなどの複合施設の民間コンペに参加した計画 案のようで、2席になったようです。確か8社程の指名コンペで参加報酬も 賞金もきちんと支払われると聞きました。
釧路と変わらない規模の都市で、まして経済的には決して裕福な都市ではな く、最近やっと天然ガス開発で海外資本が入りだした状況でありながら、民 間のクライアントが建設に当たりコンペで設計者を決める…今後のユジノ サハリンスクが楽しみなニュースでした。
コンペで建築家を求めるクライアントの姿勢・・・このようなスタンスが広く 日本にも行き渡り、クライアントと建築家がきちんと向かい合い、嘘の無い 正しい建築が生まれるのではないでしょうか。
![]()
所長に直接メールを出したい方はどうぞ。
トップページへ