●和製ノワールの雄/打海文三

 『ハルビン・カフェ』で、国産暗黒小説の限界に挑んだ打海文三は、独自の文体と、独特の人物造形で、日本を切り裂く。人間が何らかの組織やイデオロギーと結びついたところから生まれる、葛藤の深さ、情念の濃さを、端的な文体によって表現する。印象の強いストーリーと、キャラクターたち。異常な運命と闘い続ける打海ワ−ルドの住人たちは、常に狂熱のまなざしでぼくらを見据えている。




アーバン・リサーチ・シリーズ

タイトル発行年
時には懺悔を1994
されど修羅ゆく君は1996
凶眼1996
ピリオド1997
愛と悔恨のカーニバル2003
* 苦い娘2005『ピリオド』改題、文庫化




その他

灰姫 鏡の中のスパイ1993
そこに薔薇があった1999
Rの家2001
ハルビン・カフェ2002
* ロビンソンの家2004『Rの家』改題、ノベルス化
裸者と裸者 上 孤児部隊の世界永久戦争2004
裸者と裸者 下 邪悪な許しがたい異端の2004
一九七二年のレイニー・ラウ2004
ぼくが愛したゴウスト2005
愚者と愚者 上 野蛮な飢えた神々の叛乱2006
愚者と愚者 下 ジェンダー・ファッカー・シスターズ2006
ドリーミング・オブ・ホーム&マザー2008


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