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題名:裸足の伯爵夫人 監督: ジョセフ・L・マンキウィッツ 出演:ハンフリー・ボガート, エヴァ・ガードナー, ロッサノ・ブラッツィ 原題:The Barefoot Contessa 製作年:1954年 製作国:アメリカ 二時間以上の当時は大作でしょう。 贅沢な作り方だなと思ったのと、ハンフリー・ボガートがやっぱり最後までかっこいいですね。 この映画を見たのには二つの理由がありました。一つは、マンキーウィッツ監督ってどんな映画を撮るのかという興味。しかもフェリーニの脚本なんですね。 もう一つはエヴァ・ガードナー。ぼくはひと頃文芸座ファンで、毎週のように文芸座の入口でもらえる印刷物の館長のコラムを読むのが楽しみだったのだけれど、まあそれはともかく、ときどきやっていた<陽の当たらない名画祭>という二日代わりのメニューが何とも味がありました。ここで見たのが『渚にて』。エヴァ・ガードナーを見たのがこれが最初でした。存在感があってエキゾチックでした。次に見たのは既に歳をとって若いツバメ(マーティン・シーン)を連れ歩く太めのおばちゃんになっていた『カサンドラ・クロス』なので、かなりショックだったのですが(^^;)、この『裸足の伯爵夫人』でふたたび納得。 貧富の層を潜り抜けてさまざまな体験をするけれども、なかなか本当の幸福には辿り着けない天性の女優を描いたという非常にシンプルなもので、原作もロマンス小説としてハーレクインから出ているくらいです。でも、構成が、独白から回想と独白から雨の墓地と行き来する当たりの語り口が上手くて、長い映画だとは感じず、ずっと引き込まれて見てしまいました。エヴァ・ガードナーがすさまじく奇麗ですねえ。 ああ、そうそう。この映画では『ワイルド・バンチ』でしか見たことのなかったエドモンド・オブライエンが大活躍なのだった。この作品でアカデミー助演男優賞とか。なるほどと頷けますね。 (2003/03/08) |