●富良野 / 糺の森

▼中富良野の森林公園。「彩香の里」という名の丘がある。ラベンダー園とキャンプ場、フィールド・アスレティクまで備わっているのだが、麓郷の異常な人気を隣にして、こちらは穴場と言える場所かもしれない。それでも富良野・美瑛という、北海道の一大人気エリアに挟まれているせいか、夏の盛りにはキャンプ場はテントでいっぱいになる。5月にオープンして10月にクローズする。

▼その敷地内に、木漏れ日のさなかに、ぼくのお気に入りの喫茶店は佇んでいる。
その名を「」(←「ただすのもり」と読みます)。
店長のよしえさんは彼女が好きでよく出かけてゆく京都の地名を、森の中の喫茶店というイメージからその名を拝借したのだという。以前の喫茶店が廃業して5年間放置されていた小屋を1998年に修繕してオープン。古い木の匂いに包まれた瀟洒きわまりないいいロケーションび店である。

一見何の建物なのだかわからない。ボロっちいとも言える。(^^;) 裏にキャンプ場の受付センターがあり、多くの人はこの小屋の横を気づかぬままに素通りし、その夜のキャンプに胸をときめかせているみたいだった。

     

 

 

 

  ←陽差しの差し込む店内。かなりくつろげると思う。







 ★よしえさんがとっても大切にしているものがコーヒーの味である。人には絶対に任せず、自分で淹れることにこだわる。それほどここのコーヒーは気持ちがこもっていて美味だ。店には苦味系と酸味系のブレンドがあるが、ぼくはマンデリンを好む。注文すればその時点で新たに豆を挽いてくれる。おまけにコーヒーカップは分厚さと大きさを兼ね備えている。飲みごたえがあるせいか、気分にまでずっしりとゆとりができる。ジェイムズ・クラムリィあたりを読んで過ごすにはいいかもしれない。            


Back   Home