消防戦術スペシャリスト


消防戦術スペシャリストとは、東京消防庁が、特に優れた知識・技術を有する職員に対し認定している資格であり、平成21年現在、退職者17名、現職者55名の計72名が認定されている。
職員数約1万8千人の東京消防庁において、消防戦術スペシャリスト認定を受けることは、熟練した知識・技術・経験の紛れもない証である。

東京消防庁伝説の消防士、磯野 廣

東京消防庁の消防戦術スペシャリストに認定されている一人。
あの有名な漫画「東京レスキュー」のモデルにもなったもの凄い人物です。

東京消防庁で「磯野」の名前を知らない者は、もぐりだともいわれているぐらい有名な伝説の消防士です。また、通称「鬼の磯野」とも呼ばれていました。
矢口消防署にも所属したことがあり、はしご隊の隊長から矢口大隊の大隊長へとなり、そこでも数々の伝説をつくってきました。
消防団全国大会の審査員も務めた経験を持ち、私たち第6分団が東京都消防操法大会出場が決まった後の訓練において、 厳しく指導をしていただいた事は昨日のようによみがえってきます。消防操法大会において優秀な成績をおさめ続けることが出来るようになったのも、磯野氏による指導のおかげと言って過言無いでしょう。

オレンジ服を愛した磯野氏。前代未聞と言われているオレンジ服で大隊長の腕章を身につけ、現場最高責任者として指揮をしていた姿が、今でも目に焼き付いて忘れることができません。 矢口の後は品川へ異動となり、そこで定年退職を迎えられました。

磯野氏が矢口を去ってから10年以上経ちますが、つい先日ネットで消防関係を検索していたところ、三重県松坂市にある松坂地区広域消防組合のニュースで磯野氏が掲載されているのをたまたま見つけました。 定年後の活躍ぶりが拝見でき、とても感動いたしました。第6分団の団員同士で、今もまだ磯野氏の話が出てくるほどの存在なのです。
以下に、伊勢新聞に掲載された記事を紹介させていただきます。

【松阪】松阪地区広域消防組合は消防体制の強化と全職員への技術浸透を狙いに、 元東京消防庁特別救助隊長の磯野廣さん(66)を講師に招いた二週間の長期研修を 十一日から始める。東京消防庁の紹介で長期研修に講師が派遣されるのは全国初。  同組合はこれまで、東京消防庁や政令指定都市の消防局へ職員を派遣し、指揮活動や消防救助技術の向上に努めてきた。派遣される人員は限られているため、全職員に研修内容を浸透させようと、長期の講師派遣を計画し、消防庁に紹介を依頼していた。
 講師として招かれる磯野さんは昭和三十六年に消防庁入庁。東京レスキューの
礎(いしずえ)を築いた消防戦術スペシャリストで、現在は警備会社に勤務している。
 研修内容は小・中隊長の指揮能力向上や救助活動基本技術などで、十月にも二週間の後期課程を実施する計画。磯野さんは滞在費用も含め、全課程約六十万円で招かれた。
 消防庁人事課は「滞在が伴う長期研修に、退職者を講師として紹介した例はない」 としており、同組合消防本部総務課は「松阪消防の実態を見てもらい、厳しい指導を仰ぎたい」 と、士気を高めてる。


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