この時計のボタンを押すと1/4秒とセンターセコンドが止まります。
時計の機能は動いたままです。

古い時代の簡易クロノグラフ(ストップ・センター・セコンド)は、
時計機能も止めてしまう事から、それよりも進化したものです。
そして1/4秒という計測を可能にしたため、工夫を随所に見られます。

しかし1/4秒は一般向けじゃないとコアな時計以外には採用されなくなり、
このタイプの存在は短命に終わったようです。従って、相場は高い…。
この後でピラーウィルというパーツを使った、計測しなおしもラクチンな、
現代と同じ機構のクロノグラフ懐中時計が出現します。

歴史のハザマにあった面白い1/4計測に工夫の世界を垣間見てくださいな。


その1から写真や解説を追加しました。その2です。

<その2>
シルバーフルハンター1/4秒計測懐中時計 J.Breguet,ロックル(スイス)

・55mmの質感あり大型フルハンター

・J・ブレゲ、ロックル銘

J・Breguetさんってブレゲ家に居たらしいんですが…分かったのはここまで。
あとは次のオーナーさんに託します。

・多少姿勢差あり。まぁまぁの精度。
これを手にしようとする方なら気にならないだろう精度。元気一杯のテンプ動作。

▲作者は何回か旅行に持って行きました。枕元に置くと音がうるさいです(笑
動きがとにかく面白いので、飽きないですね。機械は複雑そのものですし。

・ダイヤルに修理痕あり

・時分針はオリジナルじゃないように見えますが、
ピカソ・センスの奇妙なオリジナルものです。

←重厚なシルバーケース

←オリジナル状態

←キー自体も高価なものです。



←機械の複雑さは素晴らしい。

↑テンプ動いてます。金のウェート(=チラネジ)。

←油揮発防止・金属プレート2箇所



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