ロレックス・サファイヤ受け石・ゴールドフィールドOF
経:38mm
ダイヤル表記:ROLEX WATCH Co, マルコーニ
蓋の裏側表記:ROLEX WATCH Co LTD, GENEVA
材質:<SNOWITE> GUARANTEED TO STAY PURE WHITE FOR 20 YEARS
ケース番号:110XXX
1917年製がケースNo.568XXXということから、
この時計は、それ以前(1910年ごろってロレックスが標章を習得した1908年頃?)かも。
いや、一応推測できるだけで、機械のシリアルナンバーでは表記が無く不明。
機械のREF資料があるけど、それにすると1937年です。
バラせばシリアルナンバーやREFNo.がダイヤル側に隠されていて分かるかも。
ムーブ表記:15JEWELS SWISS MADE
平ヒゲ、モノメタルテンプ。日差:数十秒、姿勢差も殆ど無いです。良好。
さて、これは大変珍しいサファイヤ受石。ロレックスでは世界で一つかもしれない。
それほどサファイヤ受石は懐中時計時代ですら希少なので、ロレックスであったのは、
奇跡みたいなレベルと勝手に思ってしまう。それは読み進めてください。
当サイトでは、ロレックスの黒ダイヤル古式クロノグラフ(デイトナの前)を60万円、
金無垢とステンレスのコンビのデイトジャストを10万円(だったかな)で譲った事がある。
特に古式クロノグラフは、当時350万円ほどで店で売られており、売れた後で、
かなりの”怒り”読者のメールが届いたのを思い出す。
「どうしてそんな価格で売るんですか!!!」
いや、そのセリフの後で「私に売ってくれよ」とか「オレのが高く売れなくなるだろ」という文が
省略されてるよと思いながら、懐中時計から見れば、それでも高いんで申し訳ない云々と
詫びながら答えていました。まぁ、正直、勿体無かったけど(個人的にはね)。
さて、今回の時計は、ダイヤルに見慣れないマルコーニという文字がある。
これを調べたら、どうやら過去に2個、腕時計で角型とトノー型との中間の珍しい腕時計、
それについていたらしい。その紙面の画像は↓
=別例マルコーニ腕時計
この記事では、時計評論家?さん(時計専門家)が、過去に「マルコーニ」を一個見たことがあり、
2個目の現物を紹介していて、非常に珍しく、ちゃんと残っているだけでも希少品らしい。
ボンドギャラリーさんで48万円の値段が付いているので、その破壊力が分かろうというもの。
個人的に調べてみたら、US$5860という高額品があった。
そのマルコーニは、オイスターやサブマリーナ、プリンスなどのペットネームではなく、
ショップウオッチだろうと推測されてあった。
なるほど、懐中時計式に言えば、カルティエやティファニーのような
宝飾メーカー向けの供給品なわけですね。顧客の要望で特殊な時計が作られるので、
同じものは何個も無く、希少性が高いわけです。これは懐中時計時代でも同様。
ふむふむ、なるほど。マルコーニが上の珍しい半トノーと同じ特別品という位置づけです。
ルビー受け石をサファイヤ受石にして特殊なものにしたのも納得できます。
(当時のロレックスからしますと、サファイヤを使うのはあまりにも凄すぎなので)
=ロレックス・マルコーニ
ダイヤルはリダンなどされておらず、オリジナルのままです。
リダンや他のダイヤルでまかなう場合(ニセモノ)は、マルコーニなんてアヤフヤなのは消し、
ダイヤル上はROLEXだけにするのが普通なので、いい表記と満足です。
マルコーニ表記の謎は、特殊な宝飾店の特注ということでクリアーできましたが、
次に見た事がない表記は下の裏蓋「SNOWITE」。
連想すれば、ホワイトゴールドなんだけど、もっと良いイメージということで
スノーホワイトの略で作った造語だろう、ロレックス社独自のね。
で、実際には1933年のロレックス社資料に、SNOWITEの表記が紹介されているらしい。
やっぱりロレックスの得意技です。
=SNOWITE
また、更に付け加えるネタがあります。ピュアホワイトという普段は使われない表記、
ピュア・シルバーはあるが、ピュアホワイトはないし、先のスノーホワイトの略語らしい
SNOWITEも正式にはない。
| 貴重鉱物の解説一部 ・一般的な懐中時計ケース素材について ・金無垢ホールマークのアメリカ製混乱 ・フランスのホールマークは難しい ・ダイヤの重さや岩盤発掘量 ・白金はプラチナ?ホワイトゴールド?ピュア・シルバー ・ロレックスのステンレスは金より価値がある(らしいが) |
本来、ケースなどに刻印する勝手な表記は混乱を招く。
パーペチュアルが自動巻きという意味にした時、多くの人々は間違いなくこう思った筈。
ロレックスには永久カレンダーが付いているんだな、と。勘違い購入の先駆けだった。
そういえば、世界で初めて腕時計を大量に作って販売したのはジラール・ペルゴーだ。
この史実はロレックスが前身の会社から遡ること半世紀以上も前の話であり、
腕時計の先駆けと評価されている自体が微妙。
ここで普通は会社としても潰されるのだろうが、カルティエ・ティファニーらが背後に居て、
特にカルティエには手を出しにくい大物なので、ケースがガッチリしてるし「まぁいいか」、
これが現実だったのだろうと思う。
その許容を行った消費者の成果は、クロノメーターじゃないクロノメーター表記、
ブランド名が少しだけ違うような贋作の量産化を招き始めた。
ブレゲが「私の贋作なら、それなりのハイレベルを持ってなければダメだ」が、
そんなポリシーは捨て去られた。
ロレックス本物自体が昔はこういった贋作メーカーっぽいことをしていたわけだ。
贋作には厳しい処置をすることで有名なカルティエなんかもロレックスを後押しした。
当然、巨大な広告費を投入してくれるロレックス社の昔の汚点を書く雑誌なんてない。
しかも、時計評論家?みたいな人は、ロレックスから趣味に入っているので、
自分を否定されるように感じてしまう事実だから、知ったとしても避けたいのが人間。
まぁ、そんなことで、80−100年前の話ということで、関係者さんはお許しあれ。
まったくもって、知らなければ謎だらけという刻印が多いのも分かる気がする。
こういった謎の解明が、ロレックスを好きになったら見事にはまっちゃうんでしょうね。
そして、ケース全体の印象を語れば、バブルバックなどに通じるものがあります。
それは無骨な頑丈&変形ガラス、ケースの形状が普通の高級薄型懐中時計とは異なる。
20年の保証というホワイトゴールド・フィールドのセンス?もロレックスらしいです。
SNOWITEには少々ビックリしましたが、これこそ、正当なロレックスです。
ところで、肝心のサファイヤ受石の件も、当時の希少性から採用したと思えますが、
なんと言っても、ブルーな受石を取り入れることが出来たメーカーは非常に少ない。
見かけることすら滅多にない。当サイトですら、2個しか扱ってないんだから(11年目)。
この現実は、中々越えられない壁なので、ちゃんとした文献をご紹介しましょう。
サファイヤ受け石とは非常に高額になるマニア垂涎のアイテムである。
この辺で、すでにロレックス特異の名付けが炸裂していますので、面白いところです。
=無名の懐中時計でも凄い価格だ。
▲8000〜10000スイスフラン。アンティコルムの手数料25%(だったかな)を入れれば
相当高額なエスティメートといえる。価格帯の下部にサファイヤ受石の解説がある。
「ブルーサファイヤは非常にレアであり、最も有名なのはハワードのサファイヤ。
それはアメリカ史上において最も高級品であり、わずか300個しか作られていない。
もしもあれば、100万円を超えても可笑しくない。
当サイトの過去販売実績ではインター(IWC)のサファイヤ受石があった。
常連読者さんはとっくに気付いているでしょうが、初めてさん向けにリンクを。
オールドハワードはIWCに繋がって現在も存在しているわけで(一応常識)、
当サイトのIWCサファイヤが10万円という販売価格はボッタクリではなく、
破格な格安設定だったのです。
=機械の程度が悪くても…
ロレックスがサファイヤ受石の機械を採用していた現物が発見された。
下記で紹介するものである。そんな凄いものを出していたのか!?
もしも本物であれば、業者によっては簡単に100万円を越して”超レア”で
ビギンを始めとする時計雑誌を賑わせることは確実でしょう。
さて、簡単に言えば、このロレックスはニセモノではありえません。
なぜなら、ブルーサファイヤ受け石を採用している時点で、本物のロレックスより高価ですら。
わざわざニセモノにして価値を下げるより、無名でも作者名を入れて半永久的に高額なまま、
それで売った方が時計メーカ−として儲かりますからね。もっとも単純な考証でOKです。
これは本物かニセモノか?解説が出る前に、貴方・貴女の鑑識眼を試してみよう。
↓
答え:ロレックス本物です。読者の中で、鋭く突いていたメールも紹介します。
しかし、こんなロレックスがあったんですねぇ。
黒ダイヤルとか、ダブルネームとか、赤サブとか、そんなレベルを超越した希少さ、
世界で一つかもしれないロレックスのコレクターズアイテム、貴方のご判断は?
そして、世界で一つゆえ、貴方だったら幾らの値段をつけますか?
| さくだいおう様 以前、9kオープンフェイス 18kフルハンター おまけのデジタル時計など いろいろとお譲りさせていただいた福島県在住のSです お譲りいただいた懐中時計の方は 今も結婚式などの慶事の際に使わせていただいております 時計の格式上、なかなか使ってあげられないのが少し残念なくらいです 今も変わらず、懐中時計サイトのほうを拝見させていただいております いちどきお元気が内容で心配しておりましたが 最近になり、またにぎやかになってきておるようで 私も喜んで目の保養をさせていただいております さて、本題ですが 最近解説に上がりました ロレックス・サファイヤ受け石・ゴールドフィールドOF について 実用懐中時計としてよいなと思い 解説が出る前に、一つ自分の眼を試してみたく 真偽鑑定を行ってみたくお久しぶりにメールさせていただきました もし、その判別が当っているようでしたらば、 購入争奪戦に参加させていただきたく思います 無論、外れているようでしたら、辞退させていただきます 拝見させていただいたところ ぱっと見の印象として、逸品ではないと思いました 以前お譲りしていただいた9KOFよりもランクは下…と思います 理由をつけるならば、石数、調整数の記載、緩急針、ヒゲ持ち回り その辺りの構造が簡略化されていると思える性でしょうか? ダイヤルのペイントも 写真で見る限りはそれほど手が入っているようには感じられません 現在のROLEXに付いているプライスタグから見ると?な印象です ただ そこそこ精度の出る機械を積み、頑丈なケースと言う付加価値をつけ 高級な時計として評価されているメーカーとして考えた場合 同じような年代のROLEXの懐中時計の機械を見た場合には 目立つ受け石にサファイアを使うと言う付加価値 20年保証の白色保証(WGではない?)のケース 凝っておらず、調整が容易な機械 というところで、これはこれでROLEXらしい時計ではないかと思います ヤフオク辺りでは、ダイヤル周りを入れ替えた がっちゃマンのROLEX懐中が出ておりますが 私はこれは本物ではないかな?と予想しております その上で、子の予想が的中しているなら 実用時計として購入したいなと考えている次第ではあります 以上、お久しぶりにメールさせていただいたのに 長々と書き連ねてしまい申し訳ありませんでした 予想が当った場合には、購入希望を募り始めたころに再度メールさせていただきます お忙しいところ、長々と申し訳ありませんでした さくだいおう様のページにはいつも楽しませていただいておりますので お体にお気をつけ、末永くHPを後悔していただけますよう 心より願っております それでは、失礼いたします |
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さぁ、幾らまで上昇するかが見ものです。ロレックス名のため安くなってるのが現実。
もしロレックス名が無ければ、もっと高額で流通したと思う。ロレックスが足を引っ張るとは残念。
それにしても、みんな↑、少しずつ利益を乗せてるのが可愛い。
<その後>
30万円で買い取りたいという方が現われた。
外人に売った購入者さんは、もう少し持っていれば良かったのに、と思う作者だった。
表紙