基本A
ケース
さて、懐中時計のケースにはどんなタイプがあるでしょう。
大きく分けるとサボネとレピンです。
サボネ(フルハンターケース)
金無垢であれば蓋の分だけ高価になります。
オープンフェイスより数が少ないので同程度のオープンフェイス
と比べれば高めです。

レピン(オープンフェイス)
一般的なケース形状です。しかし、吊るしているにはユーザー側から
一番見易く、メインになっています。

ハーフハンター(ナポレオンケース)
フルハンターではダイヤルが見えませんので、真中がくり貫かれています。
見栄えもよく、使い勝手もいいですので、人気です。
しかし、数も少なく高価になっています。
ナポレオンが「フルハンターは見にくい」と言ってくり貫いてしまった
と言うことでナポレオンケースとも呼ばれますが、
時代的にはもっと前のハーフハンターがありますので、俗説ですね。
イギリスのJ・W・ベンソンという王室ご用達がよく作っていました。

変り種@
これもアメリカ、イギリスで好まれたタイプで、ガラスもちゃんと開閉できます。
オープンフェイスにもかかわらず、フルハンターの機械が入っているという
イメージで想像ください。
また、ケース交換での単純なミスでなった場合もあります。
ケース交換の場合はちゃんと査定に反映していないといけませんが、
こだわらなければお得な値段で手に入ります。

変り種Aダブルケース
(またはこれ以上の3重ケースなどもあります。)
ダブルケースです。特に古いもの(200年前以前)に多くあります。
大変手間がかかっていますので類似品よりずっと高いです。
まだガラスが華奢で割れやすいと考えられた時代ですので
カバーケース付きという発想になったようです。
しかし、実際は懐中時計の扱いの基本が広まるにつれて
ガラス破損も少なくなり、カバーケースの不要な形になっていきました。
しかし、100何前の物でも見ることができますが
めったに無くかなり高価になります。下のはウオルサム18Kです。
@裏ブタを閉めたりするときに表のガラスに触れていますとパキっと
ガラスを割ってしまうときがあります。フキフキしているときもよく起きます。
蓋はサイドを押さえるようにしてその際ガラスには気をつけなければなりません。

↓これもダブルケースの懐中時計です。
右の写真はカバーケースです。
←バージ式時代が多い。
←とにかくガッチリ。
変り種B箱ケース(トラベルウオッチ)
パカっと開ければ、押さえられていたダイヤルが起きて置時計にはや代わりに
変身します。リピーターや目覚ましも付いているものがあります。
年代は100年以前は少なく、各国へ旅行という形が盛んであったかどうかも
関連があると感じます。

変り種C取っ手が二つ
この取っ手が二つというのは、なんのメリットがあったのか不明ですが、
私の想像では思いっきりハズしたこのコラムがあります。(読まないでね!)
←妙に怪しい(笑)
さて、ケースの形状はレピン(オープンフェイス)とサボネ(フルハンター)で
簡単にはOFやOP(オープンフェイス)、やFH、FL(フルハンター)といった風に
略するときもあります。
Part3に続く
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Part3