基本C

チェーン

チェーンには金属チェーンと布製チェーンがあります。
金属チェーンですと長く使用しているとワッカが磨り減ってしまうという弊害がありますが、
接触部分に布を使用することによって避けられます。
ちゃんと結ばないと落ちてしまいますので、気をつけなければなりません。

右の写真は布製の現代のものです。

どちらでもいいのですが、金無垢の懐中時計、金無垢チェーンですと両方高価ですが
見栄えもしますし、なんといいましても重さがありますから、高級品を堪能できます。

現代のメタルチェーンは数百〜千円で時計店で手に入ります。
古いアンティークの金無垢は、懐中時計好きが集めますので、数も少なく貴重です。
金無垢での値段は3−20万円です。

ずっしり重いアンティーク(更にこまの一個一個にホールマークがあるもの)は特に高価で
30万円を超える場合もちらほらあります。銀無垢チェーンで市販は2−3万円であります。
安い場合は数千円であります。すべてのわっかやこまが揃っていないものも多いですが、
完全品は少ないですね。

実際には、わたしは机の上において使用しますので、持ち運びの際は下の写真で紹介する
ケースを利用します。



メンテナンス道具

メンテナンス道具は時計店で注文することができます。
メジャーなものでは裏ブタを開けるこじ開け(800円ぐらい)です。
種類がありますので、カタログを見ながら注文するといいですね。

時計用ドライバーセットオイルの注油機(これは高価で2万円ぐらい)、
オイルは数種類あります。お勧めはちょっと忘れました。下のドライバーの
横にあるのがそうなんです。

ルーペ(傷見)とか、ハンド・リムーバー(針はずし)もあります。
ピンセットや定規も割と使います。

右の写真の右から2つ目は腕時計用の裏ブタはずしです。

研磨のためには左の写真の真中右の白いケースに入った研磨用のものがあります。

そうそう!懐中時計好きなら「かぎセット」=写真真中の束は是非欲しいです。
カギセットで一般的に市販2万円で売られています。

右写真左の2種類のケースは普段持ち運ぶときに使っています
(私はチェーンを使わないときが多いです)。


その他懐中時計取り扱い注意

裏ブタを開けて機械を見たい!というのは当然です。
腕時計の本では殆ど見てはいけませんと書かれています。

しかし、わたしは実際に使った経験を元にしますと、開けまくっても全然大丈夫!!
機械を覗き込んだときにフケが入ったりしなければ、時々機械を見てたって
5年はOVHをしなくてもちゃんと動きつづけます。

調子が悪くなったときにOVHをすればいいので、その感覚が5年なんです。
(ちなみに昔から、現代に生き残っていると思えば寿命は簡単には
悪くならないかと思います。)

ただし!

裏ブタの開け方ですが、ポコ式というポコッて開くもの、ヒンジ式といって開閉が可能なもの
(ヒンジが付いていますからだれでも判りますね)、そしてねじ込み式があります。

ねじ込み型は裏ぶたにすべり防止の何らかの溝の縞が入っていますので、よく見ましょう。
ねじ込み式なのに強引にこじ開けてしまうと故障します。
(しかも修理代は新しく他の懐中時計を買った方が安いレベルですので、ご注意を。)

メンテをする…とかのレベルではなく、寿命がどうのこうのよりも、
自分が壊してしまう可能性の方が高いのが現実です。

机の上から15cm以上は持ち上げず、さりげない優しさを普段から配慮しましょう。
自由落下運動は、結構イタイです。

↓ねじ込み型。サイドに溝が彫ってあるのが判りますネ!



↓自分で出来るメンテ用パーツ類(ガラス、針など)海外より入手しなければ
なかなか手に入らないです。



精度がいきなり悪くなった時は、磁力の影響が筆頭にあります。
TVの側など大きな電化製品の近くには置いたりしない方が好いです。


今までは「古いものは高価だ」というワンパターンで、懐中時計は本当に高かったです。
TVの鑑定団の効果で「古いものでも高いもの、ハズレもの」という分け方が出てきました。

しかし、腕時計と比べますと懐中時計は作りが豪華なのは事実ですから、
ビジネスの時とかキャバレーとか(笑)、会話が続かないときには
役立ち度は半端ではありません。


正しく使って、友人・知人に見せて自慢し、いにしえの技術の凄さで周りを驚かせ、
楽しい懐中時計ライフをお送り下さい。




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