ブレゲ・クオーターリピーター
(約200年前のもの)
機械に銘がありません。
ダイヤルには一致したサインです。ケースにもサインはありません。
シリアルナンバーも無いので、真贋の特定は出来ません。
ダイヤルを外すと、チェーン引きのリピーター部が現れ、
大変複雑にできています。写真に撮りたかったですが、やっぱり本物かも…と
感じたほどです。(類似のものが一般にも、贋作にもブレゲ出品にもないだけに
判断が苦しいところです。)
クオーターリピーターの付いていないブレゲ贋作は沢山あります。
ブレゲといっても、いつもとてつもない技術を用いた時計を作っていたわけではありません。
マリーアントワネットが幽閉された際は、銀無垢のバージ式クオーターリピーターを
届けている史実があります。わたしは今回のようなものを手にした時は
「それかもしれない」とか思ってしまう癖があります。
そもそも当時は、リピーターというレベルで高額品なのですから
贋作にしてワザワザ価値を下げなくても…と考えてしまいます。
しかし、ブレゲ社も多くの販売済みリピーターだけを買い戻して、新たなS/Nをつけたり、
買い戻せなかったり、過去に分裂して資料も不足している事から、いくつか真贋特定が
出来ないのが発生、贋作をはびこませる原因になりました。
ただ、フランスブレゲ社(スイスブレゲ社とは別)によると贋作はブレゲ&フィル銘は
少ないそうです。
贋物でも「ロレックス」は多いけど、ロレックスの弟ブランドは少ないのが
経済事情といいますか、納得出来る事でした。
それゆえ、ブレゲ&フィル銘のものは、(真贋証明が出来なくとも)本物の可能性が高いと考えるのが
一般的と思われます。今回のものはブレゲ銘なので、最初から私も贋作?と思っていましたが。
雑談でした。
55mm程度のやや大型。
#リピーターは、頭をグッと押しこむと作動する古いタイプです。
・ケースは銀無垢です。音鳴りはばっちりOK
・時間正確。
・鳴り正確。
・ダイヤル:ブレゲ数字、金のブレゲハンド
機械:テンプの位置からシリンダーまたはビューギュル、シングルデュプレックス脱進機と
思っていますが、OVHで判明予定。一回目のOVHでは、時計士が「デテントだったよ」と
私に言いました!!オイオイ、それじゃぁ、本物じゃないか!!
でも、デテントの音とは違う気がします。
真贋不明ですが、偽であっても面白い作品です。
↓金のブレゲハンド、ブレゲ銘は筆記体の綺麗な筆跡。外見はグーです。

ゼンマイ巻きは右回転。

写真が悪いですが、結構綺麗な機械をしています。独特のテンプや
何個も在るゼンマイに注目。
気軽な開閉で2重裏ブタがしっかりと押さえられない(閉められない)のが減点部分。
内側のフタが浮いているからだと思われます。
しっかりと開閉出来ますが、コツがいります。
<会長より一言>
200年前のものですし、時計機能の減点ではないので(←これがスゴイが)、
ケースはエナメルものと違って気にならなければ思いっきり楽しめます。
普段使いも可能で嬉しく、ブレゲ銘も嬉しい。正体捜索はこれを選ぶ人に
引き継ぎますので、正体解明を楽しんで欲しい時計です。
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