通常、博物館から足を出さないオリジナル希少品。通常250〜350万円ということは知られてない。
| イギリス製”プチソネリー”クロック・ウオッチKWKS〜1781年製 |
イギリス製KWKS。鐘を打つタイプからゴング式になったばかりのものです。
表側にソネリー的な自動システムボタンレバーが2箇所ありますが、
非常に苦労して工夫された構造をしています。
後述しますが、10時のレバーでプチソネリー&サイレント設定、8時のレバーで音鳴り手動操作。
時間と音鳴らしの二つの香箱(チェーン・ピラミッド)がある。
=プチソネリー・タイプのクロックウオッチです。
今とは全然違うので、当時の”作家”的な雰囲気が味わえます。
250年前ほどで気をつけないといけないのは、多くの部品がヘタっていて、
修理調整が上手くいかねばアウトです。クロックウオッチならではです。
なにせ自動的に鳴りますから、切り替えスイッチがあっても、
心地いいので鳴らしっぱなしですから。
<本体>
・大きさ経=55mm、分厚いケース。
・銘=Robe't Attwell,London No.1855(ロバート・アトゥウェル,ロンドン.1855)
詳細は不明(調査前)、しかし調べても分かるかなぁ。
・テンプ受けの形から1760年〜の時計と直ぐに判断出来ます。約230年前。
・調べた結果、オリジナルケースのホールマークから1781年製と分かりました。
・1時間ごとに”音”が鳴る。更に●時間帯によって何故か別の時も加えて鳴る場合がある。
どういうことか意味が分からないよね。こればかりは簡単に説明のしようがないです。
1時間毎の誤作動なら故障だと理解できるが、どうして別の時間に(3時45分とかに)加わって
○回とか音数が違うのが鳴るのか?4時になれば、ちゃんと4回鳴る。不思議だ。
修理した時計師がそれには何も触れず普通にやった(といっても相当苦労した)が、
どうやら、最初からそういうものなのだと考えるのだが、ひょっとしたら飛びぬけた宝物かもしれない。
| そんなことから、どんな秘密が隠されているのか?を問いただすため、元持ち主に聞くのが一番だ。で、元オーナーのメールでは…English,striking
device with repetition for hours & 1/4hour
& 1/2 (よく分からないぞ)。 パテック本では、船員の交代時間のクロックウオッチが紹介されているが、それなのかなぁ。時々、変な場所で鳴るから故障と思ったら違うようなので、鳴らしっぱなしにしないと判断できない辛さがあります。1時間ごとに時報が鳴ると言うのだけは確認しました。持ち主がどうしてあんな表記をしたのか謎だ。偉い人なのに。 |
・時計機能のゼンマイは正しく動いているので問題はなく稼動は結構長いです。
吊り下げ1日1分以内(実計測)、平置き5分以内程度の誤差と思われます。
・時計とは別ルートであるクロック鳴り機構のゼンマイを巻きます。⇒毎時に鳴る。
・途中で音鳴り数が一致してるかどうか確認するには8時のレバーを操作。⇒その都度鳴る。
・上の作動が出来る時計から”ソネリー”と呼びます。ただのクロック・ウオッチではない。
・この時計”プチ・ソネリー”の上に”グランド・ソネリー”がある。年代の差は60年以上。
関係ないけど、プチソネリーの下に、操作が出来ないクロック・ウオッチ”のみ”がある。
グランド>プチ>クロック>ミニッツ>クオーター。
複雑時計の順序などネットで調べても殆どヒットしないよね?数ページあるぐらいか。
ミニッツリピーターやクオーターリピーターの上にこの3種があるわけだけど、
高価すぎて入手できない。解説できる人も少ないのだ。
・10時のレバーで音鳴りかサイレントか設定できます。
・チェーン引きが2個もあるという古き良き珍妙な時計には感激しましょう。
▲ウオッチ・ゼンマイを収める香箱とチェーン引きの1つ目。
この時計には超小型の自転車チェーンがバベルの塔のごとく、グルグルと渦を巻いて、
そびえ立っているのです。見えにくいけど。
▲クロック機能・ゼンマイを収める第2の香箱とチェーン引きの2つ目。見えにくいですね。
▲でかいハンマーと初期ゴング。音色には時代を感じる。
=類似。これは50年ほど後のアラーム、銘はレピン。有名時計師。
=オリジナルケースのプチソネリーだ。
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